民藝麦わらの店 晨〜あした〜三代目 辻 享子です。弥生 3月 に入りましたね。花粉症持ちの三代目には暖かくも厳しい季節がやってきました。修善寺麦わら細工では材料となる麦わらの畑で、2月に麦ふみが行われました。なぜ麦を踏むの?麦を踏む理由には大きく2つあります。1つは霜柱で浮き上がってしまう根をしっかり地中に固定するため。2つ目は踏むことで"分けつ"(枝分かれ)して沢山収穫できるようになる。寒さの厳しい中、お日様の恵みを一身に受け、踏まれる事で、なお強く育つ。倒れても光を目指して空に向かってスクッと伸びていく麦のしなやかさと強さを併せ持った生き様は、人としてある自分にも多くの学びを与えてくれます。現在はこんなにフサフサな大麦になっています。今年は、発芽にバラツキがあり、収穫量が心配でしたが、何故か3月に入り急に目を覚ましたエリアがあり、収穫はいつもより多くなるかな?と期待が膨らんできました!↑↑↑現在の麦畑の様子。青々ときれいでしょう!収穫までにまだまだ作業がありますので、沢山美しい麦が収穫できるように頑張ります!ちなみに、次の作業は、追肥と土寄せ。追肥は麦の成長を見てしたりしなかったりですが、土寄せはしっかり行います。3月末ころかな。その頃にはもっとフサフサになってきます。春の訪れにワクワクしながらも、三寒四温、毎日の寒暖差、1日の中での寒暖差。急上昇急降下のこの季節、陽気病みしやすい時期ですが、1日1日を噛みしめながら楽しく過ごして参りましょう。麦も元気なら、当然 草も元気!草も取りすぎると土が剥き出しになって乾きやすいので頃合が難しい?難しいようで、いつも適当 です。 (^^)何事も良い頃合を見分けていくのも楽しいものです。◆クラウドファンディング返礼品の発送状況◆返礼品のお届けは、残すところ、名刺入れ数名さまと、3月納品予定のひょうたん、吊るしむぎまりとなっております。それ以外の返礼品でまだお手元に届いていないという方がいらっしゃいましたらお声かけください。民藝麦わらの店 晨 三代目 辻󠄀 享子
皆さま こんにちは修善寺麦わら細工 晨 三代目の辻󠄀です。クラウドファンディングが終了してからあっという間に東京個展の開催日が近づいて参りました! いよいよ今週末!皆様のご支援や応援のおかげさまで沢山の作品を持って行くことができます!本当にありがとうございます。◆修善寺麦わら細工 東京個展【再興 Rerise 麦わら細工 】・11/17(金)〜19(日) 12時〜19時 (19日は17時まで)・場所 : Territory Gallery 151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-23-6 サンビューハイツ北参道101号室お誘い合わせの上、ぜひ個展会場にも遊びにきていただけると嬉しいです!展示内容・編み細工各種 (菱形編み・螺旋編み・真田編み等々・張り細工各種 ・初代 辻 晨吾作品・川端龍子下絵の張り細工・藍染め麦わら作品・鬼平犯科帳出演作品と同じ鳩全日程終日在廊致しますので、気軽にお声かけください!特大麦わら龍と兎侍も会場でお待ちしております!急に寒くなってきましたので皆さんお身体に気をつけてお過ごしください。三代目 辻 享子
沢山のご支援、そして、拡散のご協力をありがとうございました!!9月18日にスタートしたプロジェクトが、昨夜23:59をもちまして、無事に終了いました!目標金額65万は5日で達成という快挙!皆さんからのご支援に今までの活動が報われ震える思いでした。残りの期間でネクストゴール200% 130万を目指し再スタートを切り、最終結果は194% 1,265,000円!ネクストゴールの目標達成にはあと少しのとこでしたが、本当に最終日の追い上げの力でここまでご支援を頂くことができ、本当に感謝の一言では足りないくらい、有難い気持ちでいっぱいです。本当に1ヶ月間修善寺麦わら細工に寄り添ってくださりありがとうございました!!さて、ここからが私達のスタート!!まさに、再興 Rerise です!目指す東京個展へ向けて、準備、制作を進めて参ります!またその先には、麦わら細工の人気度アップ!認知度アップ!を目指し活動して参りますので、引き続き応援よろしくお願いいたします!!民藝麦わらの店 晨 三代目 辻󠄀 享子修善寺麦わら細工 東京個展【再興 Rerise 麦わら細工】◆日時 2023.11/17(金)〜19(日)12:00~19:00(最終日は17:00まで)◆会場 Territory Gallery 151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷1-23-6 サンビューハイツ北参道101号室ぜひ足を運んで頂けましたら幸いです。
プロジェクトもあと35時間となりました。毎日、クラウドファンディングのデイリーレポートを確認しているのですが、毎日、100人以上の方がプロジェクトページをご覧頂いてて(ただポチリとしているだけかもしれませんが)それでも、画像や見出しを見て興味を持って下さってワンアクションを起こしてくださっていることにはとても嬉しさを感じる反面、それだけの方が覗いても、ご支援にはほぼたどり着かない現実があります。現実は厳しいですね〜。でも、麦わら細工は執念があるのです。執念というと聞こえが悪いですが、麦わら細工自体が生き残りたいという強い波動を持っていると私は思っています。それは何故か。 修善寺麦わら細工の張り細工は、父が戦争から無事に戻った事で、途絶えることなく受け継がれました。(活動報告5参照) ◆それでは、大森細工は?こちらも蜘蛛の糸1本で繋がったようなもので、今から遡ること役25.6年前、本家本元の東京大森の方で、1人黙々と大森細工を制作していた職人さんが、自身の作品を手に修善寺の工房を訪ねて来られました。「この技術を受け継いで欲しい」それが職人さんとの最初で最後の会話でした。修善寺を訪れて間もなく他界。寸でのところで、大森の技術のバトンを受け取ることに。しかし、当時は張り細工の注文が多く忙しくしている中で、教えてもらった編みが不明になり、再度思い出すために作品を解いて解明し現在に至ります。東京の職人さんが何故、うちを訪ねて来られたのかは今となっては二代目(母)も思い出せないようです。修善寺で麦わら細工が今なお進化を遂げているのは、日本の技術が人から人へ伝わり、編みも張りも両方の素晴らしさを取り入れ、気候変動の中で、いつ麦の種をまくのか、いつ追肥をするのが良いか、さて麦を刈るにはもう少し様子を見ようかなど、畑から材料、そして技術、作品という一連への思いが半端ないからだと思ってます。1から1へかろうじて繋がっているそして、未だ途絶えることなく執念深くその存在を主張したいという麦わら細工の思いに私も同じく執念を持って信念を持って取組んでいます。今回のクラウドファンディングの目的である個展開催は、その麦わら細工たちが、また江戸の頃に注目を集めた頃のように、活気を取り戻す第1歩として、人気の始まりの江戸(東京)を開催地として選びました。ネクストゴールまではあと34%。34時間で辿り着けるかは分かりませんが、最後までこのチャンスを大切に取り組みたいと思います。引き続き最後までよろしくお願いいたします!民藝麦わらの店 晨 三代目 辻󠄀 享子写真は麦わら細工の張り細工(桐箱)です。左から、今年、35年前、約70年前、約100年前の作品。人の手油が作品を育てると言われる箱への張り細工。飴色に変かしつつも、艶は失われないのが麦わらの特徴。麦わらって強くて美しいんです。