○はじめに

私たちのプロジェクトページをご覧いただき、ありがとうございます。
原木椎茸生産量世界第2位である宮崎県の西南部に位置する人口約8,500人の高原(たかはる)町という小さな町で、約100年間にわたり「有機原木椎茸」の栽培を続けている田中椎茸の3代目代表 邊木園浩子(へきぞのひろこ)といいます。

私たち田中椎茸は、「本物を正直に!“原木椎茸”を世界中の食卓に届ける」という目標の実現に向けて日々活動しております。


○私たちの思い

10年程前から乾燥椎茸の需要が減る中で物価が高騰し、椎茸が安価で取引されているこの状況をどうにかしないといけないという思いから、6次化や販路拡大等に取り組んできました。新型コロナウイルスにより”消費の激減”に更なる追い討ちがかかる中、プロの料理人の方々にご縁をいただき、コロナ禍ではありましたが、県内各地で椎茸を使用したディナーの開催や八田シェフが講師をされている調理師専門学校や料理教室等でレクチャーやコンクールをやってきました。こうした取り組みを続ける中で、八田シェフのコーディネートにより東京の一つ星レストランで宮崎産の食材を使ったディナーを開催いただきました。そこには、都心部や関西の著名なシェフがいらっしゃり、当時の事を思い出すと今でも鳥肌が立つほどの凄いディナーでした。宮崎産の様々な食材に対しプロの目線から辛口なコメントがある中で、私たちの「原木椎茸」はお褒めの言葉を頂きました。その後八田シェフを通して、その会にご出席されていたAPGF会長の大澤様から11月に東京で開催される本場フランスから審査員も来日されるコンクールの食材ならびに受賞式ガラパーティーに私たちの「原木椎茸」を使用いただけるという大変名誉な機会をいただきました。

これは「本物を正直に!“原木椎茸”を世界中の食卓に届ける」という目標を持っている私たちにとって、人生で2度とないチャンスです!この絶好の機会にチャレンジするべく、人生初のクラウドファンディングに挑戦します!是非応援いただけると嬉しいです。

○私たちが栽培している「原木椎茸」とは

椎茸は、栽培方法の違いから、「菌床椎茸」と「原木椎茸」の2種類に分類されます。皆さんが一年中スーパー等で見かけている生椎茸は、施設内で人工的に栽培され、3〜6ヶ月という短いサイクルで収穫される「菌床椎茸」になります。一方で、私たちが栽培している「原木椎茸」は、収穫までに2年以上の長い時間と手間暇をかけて、ようやく収穫を迎えることが出来る椎茸になります。

原木椎茸が出来るまでの一連の流れ
何故私たちが収穫までに長時間を要するこの「原木椎茸」にこだわり続けているのかというと、「原木椎茸」には、私たちの信念にもあるように、「本物の美味しさ」が存在するからです。

私たちが育てている”有機原木乾椎茸”原木椎茸は、菌床椎茸と比べて、実が厚く弾力があり、味と食感が全く違います
「椎茸=山アワビ」と言われる所以を見事に表現しています。

私たちはこの「原木椎茸」の可能性を信じ活動してきた結果、
下記の実績を残すことが出来、目標の実現に向けて近づくことが出来始めました。
【これまでの実績】
・ミラノ博(イタリア)やアヌーガー(ドイツ)での商談会への出品。(2015年10月)
・椎茸部門では、宮崎県で初めて「有機JAS※1」の認証をいただく。(2018年2月)
 ※1「有機JAS」とは、農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産された食品。
・きのこ部門として、宮崎県で初めて「ひなたGAP」の認証をいただく。(2018年9月)
 ※2「ひなたGAP」とは、食品安全、労働環境、環境保全に配慮した持続的な取り組みの結果、ムリ・無駄を省き、安全で品
     質のよい農産物を生産するための「農業生産工程管理」を審査・認証する制度。
・香港へ”原木椎茸“を発送(2023年1月)。

海外での商談会の様子


こうした実績をいただけるようになるまでには、新燃岳の噴火による被害を経験するなど決して順調とは言えませんでした。

約300年ぶりとなる新燃岳の噴火の様子(2011年1月26日)この大噴火により、私たちのほだ場は、壊滅しかけました。収穫を間もなく迎えるはずの椎茸はおろか、原木も全て灰の下に埋もれ、全廃棄を迫られる事態に見舞われました。全工程に2年という時間を要する原木椎茸づくりにおいては、「絶望」という他にかない事態でした。

降灰の被害にあい廃棄した”原木椎茸”そうした中で支えとなったのは、私たちの椎茸のファンのお客様やシェフ、コーディネーターの皆さんの応援でした。この応援があったからこそ、人生をかけて挑戦する絶好の機会に巡り会うことが出来ました。


○このプロジェクトで実現したいこと
世界へ「原木椎茸」の魅力、可能性を示すことに挑戦したい!




【具体的な内容】
2011年に起きた新燃岳の大噴火により、“全廃棄”という絶望を経験した私たちですが、2023年11月に東京で開催されるフランス料理コンクールの食材に私たちの「原木椎茸」を提供することが出来るようになり、「原木椎茸」の魅力や可能性をPRする絶好の機会が訪れました!絶好の機会とは、次の2つです!

”絶好の機会”が訪れるきっかけとなった東京での「フレンチコースの晩餐会」

「原木椎茸」を活用したフランス料理



①2023年11月に一般社団法人フランスレストラン文化振興協会※(APGF)が主催する「第20回メートル・キュイジニエ・ド・フランス杯(東京)」の会場にて“原木椎茸”をPRさせていただける機会を頂戴。
※一般社団法人フランスレストラン文化振興協会(APGF)とは、国内トップのフランス料理のシェフをはじめとして、日本におけるレストラン文化の発展に取り組む食関係者や美食家が加入している協会。 

②2024年1月にフランスの現地にてプロモーションの場が企画されており、“原木椎茸”をPRならびに商談させていただける機会を頂戴。


ガラディナーの様子いずれの機会も、フランス料理界のトップシェフの方々が一堂に会する場となっているため、この場で高い評価をいただければ、原木椎茸の認知度が一気に加速することが期待できます。また、原木椎茸の輸出が促進されれば、需要と消費の拡大が期待できます。


 

○応援メッセージ


(社)フランスレストラン文化振興協会(APGF)会長 大澤晴美様ご夫妻

フランス料理にキノコは欠かせない食材です。「キノコの魔術師」と呼ばれる三つ星シェフ、レジス・マルコンさんを筆頭に、99%のフランス人シェフが必ず使用する食材です。なぜなら、キノコこそフランス人が最も大切にする「テロワール」の産物だからです。
日仏の食の交流により、「しいたけ」も知られるようになり、フランスでも栽培するようになりました。けれども残念ながらその質と味はいまいち、と言わざるを得ません。テロワールがことなるからです。日本の椎茸は世界一だと思います。その中でも宮崎県の「田中椎茸」は風味とそしてテキスチャーが独特です。また、冷凍キノコは品質が落ちる、という常識に反して、田中椎茸の有機熟成冷凍椎茸は加熱後のテキスチャーが素晴らしい!その秘密はどこにあるのか、唯一無二のテロワールと製法なのでしょう。テロワールが生み出した「田中椎茸」は日本だけではなく、世界に羽ばたいてほしい食材です。

テロワール九州 代表取締役社長
ふらんす食堂Bistorマルハチオーナーシェフ 八田淳様
田中椎茸の有機熟成冷凍椎茸は、フレッシュと異なる香りがあり加熱後の食感も素晴らしい。
生産者の顔が見れる素晴らしい椎茸です。


○お薦めリターン品の紹介

原木に育つ椎茸の様子

私たちがオススメするリターン品は、「椎茸を栽培する上で必要なホダ木のオーナー制度」になります。オーナーになられたホダ木から収穫された「原木椎茸」につきましては、4年間の間オーナー様のみにお送りさせていただきます。原木1本あたりから毎年500gほどの椎茸が収穫出来るため、4年間で合計約8kg程の「原木椎茸」が届くリターン品となっております。



○スケジュール 

2023年10月  クラウドファンディング終了
2023年11月  東京で開催されるフランス料理コンクールの授賞式後のガラディナーでの試食・PR
2023年11月    フランスへのテスト発送
2024年1月  パリでのプロモーション
2024年3月〜4月  リターン品を順次発送


○資金の使い道 

・東京で開催されるフランス料理コンクールでの協賛金ならびに展示ブース料役務費:約50万円
・フランスへの渡航費:約100万円
・原木乾椎茸を活用した出汁液の開発費:約60万円
・リターン品の発送費:約40万円
・手数料:約50万円


○最後に 

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

初代田中椎茸(下段の左から2番目)
「原木椎茸」を巡る状況は厳しく、私たちのような原木椎茸生産者には、「後継者不足」や「需要減少」といった問題が日々付き纏ってきます。東京やパリで開催される今回のフランス料理コンクールにて、「原木椎茸」の魅力や可能性を十二分にPRすることで、新たなお客様の開拓、販路拡大に繋げていきたいです!また輸出により収益を増加させることで、国内の後継者不足の問題が解消されるきっかけにもなると信じています!
皆さんの応援があってこそ、今回のプロジェクトを前に進めることが出来ます。応援のほど何卒よろしくお願い致します。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。



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