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(2023/10/12 内容更新)
宙漆プロジェクトは、2023年9月22日にスペースバルーンの打上げに成功し、成層圏にて地球光を反射する漆造形作品の映像を撮影することができました!

サポートメンバーになってくださった皆さま、日々温かい声援をおくってくださった皆さま、心より感謝申し上げます。

しかし、宙漆プロジェクトはこれで終わりではありません。今後は撮れた映像と取得したデータを活用した映像作品の制作や、論文の執筆、展示・ワークショップ等を行い、漆という素材の秘めた力や工学と芸術が共同することの面白さを発信し、領域を超えた宇宙の魅力を探求していきたいと思っております。

そして、目標額の150万円に向けてクラウドファンディングは現在も継続しております。
ご支援は、今回の愛媛県への交通費や宿泊費への補填、今後の展示活動に活用させていただきたいと考えています。これらの費用は、現時点ではメンバーの自己負担で賄うことになっています。その分の予算も応援いただけると、より一層、今後の展示や広報などに集中することができます。
さらなる応援をいただけますと、大変嬉しいです!
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はじめに・ご挨拶

はじめまして、宙漆(そらうるし)プロジェクトと申します。
プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。

宙漆プロジェクトは芸術と工学を学ぶ学生が、分野、大学の垣根を超えて宇宙を目指すプロジェクトです。
スペースバルーンを用いて漆造形作品を宇宙の入口と呼ばれる高度約 30 kmの成層圏へと輸送し、漆造形作品が地球の光で照らされた様子を撮影することによって地上では想像できない景色を創り出すことを目標に始動しました。

私達は2023年9月にえひめ南予成層圏気球実験に参加し、スペースバルーンの放球、映像、作品、機体の回収に成功しました。

今後は撮影できた映像と取得したデータを活用して、映像作品の制作、学会発表と論文の執筆、展示・ワークショップ等を行い、漆と伝統工芸の魅力や、工学と芸術が共同することの面白さを発信していきます。

宙漆プロジェクト‐WEBサイト


プロジェクトについて

私たちは、宇宙の入り口にあたる成層圏(高度約30km)まで上昇可能なスペースバルーンを用いて、青い地球の光で独特の艶を持つ漆造形作品が照らされる様子を撮影します。そして、発起人である川瀬を中心に、メンバーの想いとこれからの宇宙開発への期待を、映像や作品を通じて発信することを目標にしています。

本プロジェクトは昨年度9月に一度打上げを実施したものの、残念ながら映像回収に失敗してしまいました。今年はリベンジに燃えるメンバーの想いを乗せた2度目の挑戦となります。


プロジェクト立ち上げの背景

このプロジェクトの発起人の川瀬は幼少期、宇宙物理学者ホーキング博士の書いた児童書に宇宙を魅せられ、宇宙工学の扉を開きました。しかし、宇宙工学による探究の道を歩む一方で、心の奥底で抱く宇宙への憧れは完全には満たされませんでした。川瀬にとって宇宙とは未知であり美しく、そして静かで、包み込むように広大であり、理解を超えてそこにあってほしいのです。宇宙の未知を探究対象として扱うだけではなく未知であるままに味わいたいという思いを胸に、触れられない領域へと触れるべく、彼は芸術の門戸を叩きました。

その想いに賛同した美術学部と工学部の学生が集まり、各分野で学んでいる知識を持ち寄って、作品制作から機体開発までを分野横断的に行っています。


実験報告

宙漆プロジェクト最大のミッションである、スペースバルーンの打上げは9月20日、えひめ南予共同気球実験にて行われました。

実験当日、カメラの画角を入念にチェックし、「3・2・1」の掛け声のもと、スペースバルーンは成層圏に向かって放球されました。そして、スペースバルーンは高度約30kmまで到達し、宙に浮かぶ漆造形作品の映像の撮影に成功しました!

低温低圧環境下でもカメラや電装系統が機能し続けるように開発された機体は、その役割を果たし、作品を無事に成層圏まで運んだあと、私たちの元にその映像を届けてくれました。そして、漆の塗膜を撫でるように地球の光が映ることをイメージして造形された漆造形作品には、青く光る地球と太陽が映り込み、地上ではみられない美しい姿が実現しました。撮影された映像をダイジェストにまとめたので是非ご覧ください。


これまでの活動

2022年5月 宙漆プロジェクト発足
2022年8月 ESPEC株式会社にて低温・低圧試験
2022年9月 えひめ南予共同気球実験に参加(第一回打上げ)
2022年9月 えひめ宇宙フェスinなんよ 漆の研ぎ出しワークショップを実施
2022年9月 Fab Meetup Kyoto vol.50で登壇(FabCafe Kyoto, 京都市)
2022年11月 JAXA大気球シンポジウムにて発表・論文出版
2023年5月 京都大学にて行われた研究会で登壇(京都市)      
2023年5月 名古屋大学Idea Stoaにてトークイベント「宙漆プロジェクト〜宇宙工学と芸術の可能性とは〜」開催
2023年6月 Fab Meetup Kyoto vol.58(FabCafe Kyoto, 京都市)
2023年8月 京都市立芸術大学公開特別授業<イブニング・テラス>第4回「芸術と科学が出会う時」に登壇
2023年9月 東海ラジオ「OH! MY CHANNEL!」に出演
2023年9月 京都新聞朝刊、京都新聞デジタルメディア「THE KYOTO」に掲載
2023年9月 えひめ南予共同気球実験に参加(第二回打上げ)映像・作品・機体の回収に成功
2023年9月 えひめ宇宙フェスinなんよ 漆の研ぎ出しワークショップを実施
2023年10月 京都市立芸術大学学長訪門


今後のスケジュール

2023年
10月20日 FabCafeNagoya にてMeetUpイベントを開催
10月21日 クラウドファンディング終了
10月23, 24日 JAXA大気球シンポジウムにて成果発表(JAXA相模原キャンパス)
11月 報告会イベント(新京芸)

2024年
2月 作品展示(京都市立芸術大学作品展)    
2月 京都大学宇宙総合学研究ユニットシンポジウムにて成果発表・展示(京都大学)
3月 日本天文学会春季年会(東京大学)
3月下旬 リターン発送開始


リターンについて

ご支援の方法として、価格別の五種類のオプションと、支援額に応じた様々なリターンを用意させていただいております。各支援額のリターンは以下の通りです。
※リターンの個数はそれぞれ一つです。

シードプラン(3,000円)

  1.報告書

ステムプラン(5,000円)

  1. 報告書 
  2. ステッカー

リーフプラン(10,000円)

  1. 報告書 
  2. ステッカー
  3. 報告会イベントへの招待
  4.漆作品をモチーフにしたキーホルダー

フラワープラン(50,000円)

  1. 報告書 
  2. ステッカー
  3. 報告会イベントへの招待
  5.簡易漆塗りを施した作品の模型

ムーンプラン(100,000円)

  1. 報告書 
  2. ステッカー
  3. 報告会イベントへの招待
  4.漆作品をモチーフにしたキーホルダー
  5.簡易漆塗りを施した作品の模型
  6.プロジェクトメンバーとの交流会


各リターン品紹介

1.報告書

プロジェクトのこれまでの活動に関してや、プロジェクトの成果、今後の活動などについてまとめた報告書です。作品や機体の制作秘話や各メンバーがプロジェクトにかける思いなども掲載予定です。

2.ステッカー

宙漆プロジェクトオリジナルのステッカーです。ノートパソコン、スマートホン、冷蔵庫など、お好きなところに貼ってお楽しみください。大きさは約5~10㎝。

※画像はイメージです。大きさ形状などは指定できません。



3.報告会イベント

京都市立芸術大学の新校舎にて開催予定の宙漆プロジェクト成果報告会へご招待させていただきます。
メンバーと直接話したり、気になることをご質問いただくことも可能です。
開催日時などは後日決定次第ご連絡差し上げます。

※複数名での参加も可能です。事前にご相談ください。
※開催は一回の予定です。参加されなかった場合は権利は失効します。


4.漆作品をモチーフにしたキーホルダー

成層圏へ旅立った漆作品の3Dスキャンデータを元に作成したミニキーホルダーです。実際の作品の形を是非ご自身の手で体感ください。
作品形状部の大きさは約4㎝。

※画像はイメージです。色などが変更になる場合があります。色を指定することはできません。


5.簡易漆塗りの作品の模型(約1/3サイズ)

実際の漆作品の3Dスキャンデータを元に作成した芯材に、簡易的な漆塗りを施した作品の約1/3サイズ模型です。作品のコンセプトが凝縮された形状や漆の美しい光沢を堪能できます。
模型部分の大きさは約6㎝。

※画像はイメージです。


6.プロジェクトメンバーとの交流会

Zoomなどオンラインにはなりますがメンバーから直接の報告とサポートのお礼を伝えさせて下さい。
開催日時などは直接ご相談させていただきます。
※開催は原則2024年度中まで一回とさせていただきます。


※いずれのリターンも支援者様の判断により、辞退することも可能です。


資金の使い道

最後に

最後までご覧いただきありがとうございます。

宙漆プロジェクトは未知に溢れた宇宙への憧れを芸術作品として表現し、宇宙を真に感じたいと願ったことから始まり、そんな思いに共感したメンバーが集まり活動しています。

チームで議論しながら一つのものを作り上げることは簡単なことではありません。学ぶ分野や住んでいる場所も違えば尚更です。けれども、協力してプロジェクトを行う中で、初めて実現できることが沢山存在します。そして何より分野を超えた交流は今まで知り得なかった領域へと興味を広げるきっかけになっていると感じています。

「メンバーの技術とアイデアを合わせ、自分たちの手で宇宙に挑戦したい」
「自分が宇宙に行きたいという思いを作品に込めたい」
「分野の垣根を超えることで、個人制作では得られない新しいプロセスを体験したい」
「漆のイメージを新鮮なものに変えたい」

芸術と工学が融合する宙漆プロジェクトは、私たち個人の成長にとっても大きな一歩であるとともに、宇宙での表現活動への第一歩です。私達の手がけた作品がより多くの人のもとへ届き、私達が惹かれた宇宙と漆の魅力を発信していければと思っております。

応援の程、よろしくお願いします。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください