こんにちは!
たまに旅するBeer*Pizza職人
Markと妻・みさきです。

私たちは上士幌町で
咲色というピッツェリアを営業しながら
《Campanile》という名の
小さなビール醸造所の開業を目指し
日々、ビールの研究をしています。


このコンセプトが今回のプロジェクトの
出発点でありゴールでもあります。
長文ではありますが、ぜひ一読ください。
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《上士幌町》
どこまでも続くあおい空。
大雪山系の荘厳で雄大な自然。
深く、鮮やかに巡る季節。
ひとたび上士幌に訪れれば
きっと誰しもが虜になる美しい町

日本では、少子高齢化による人口減少により
あと数十年でたくさんの町村が
消失すると言われています。

私たちが住む上士幌町もその対策として
10年前からふるさと納税を活用し
子育て支援と、少子化対策、そして
移住の促進、関係人口の増加に
力を入れてきました。

その結果、一時は人口減少に歯止めがかかり
2018年には5000人まで人口が回復しましたが
その後は緩やかに人口は減少傾向で
今では4800人を割り込み
10年前の水準を下回っています。

上士幌町は今、岐路に立っていると思います。

私たちは、たまに旅に出て
最終的に、この上士幌町に運命的に出会い
たくさんの方の力添えとご縁をいただき
上士幌町から、返しても返しきれないほど
たくさんのものをもらってきました。
そして、一生をここで過ごすことを決めました。

だからこそ、私たちは岐路に立つ上士幌町が
100年先も200年先も
美しく、あたたかい町として続くように
何かできることはないかと
思案し、模索しました。

その結果として私たちが考えたことが
「上士幌町にクラフトビールの文化を」
ということでした。


私たちが各所を旅をして感じたことは
「文化」が「歴史」を創り、それが愛され
町は美しく持続していくということです。
例えば、日本の京都のように
イタリアのローマのように。
そして、それらの町では
食文化も例外なく豊かです。

実際に私たちは
イタリアや、ベルギー、ニュージーランドなどで
酔うためにだけに、ビールを飲むのではなく
心豊かな暮らしに、そっと寄り添う
ビールの文化を肌で感じて来ました。

ニュージーランド/Lake Hāwea
湖畔のビアパブに老若男女が集い
皆が幸せそうに、穏やかな時間を味わう姿。
忘れられない旅の思い出の一つ。

その国に住む人ですら聞いたこともない
上士幌よりも小さな町に
こんなにも笑顔とあたたかさが溢れている。
そこに、当たり前のようにビールがある。
それは、この上なく幸せな時間でした。

だからこそ、
自分たちの大好きな「食」そして「ビール」で

という想いに辿り着いたのです。
それが、私たちの一つの答えでした。

上士幌町には、私たちと同じように
上士幌町が大好きで「上士幌町のために」と願い
志を持つ人がたくさんいます。

実際に、プレイヤーとして
形にしようと行動している人もいますが
夢に向かって
一歩踏み出せない人もいます。

先ほども述べましたが
上士幌町が100年後も美しく
あたたかい上士幌町であるためには
「文化を築くこと」が大切だと
私たちは信じています。

そして、文化は
単一の何かによって育つのではなく
ルネッサンスのように
多種多様な創造的な取り組みが
折り重なって、影響しあって
育っていくものだと思います。

だからこそ、よりたくさんの人が
100年先を想い、手を取り合って
行動を起こし、夢を叶えていくことで
多様な文化が花開く美しい上士幌町を
創っていけるのではないかと思います。

そのために考えたことが
=上士幌 FanD Beer=でした。


《FanD》とは【Fan】= ファン と
【Dream】= 夢 を掛け合わせた造語で
ファンドと読みます。
また、クラウドファンディングと同じ
ファンドの意味も込められています。

《FanD》には上士幌町のファンや
これから上士幌町のファンになる方が
クラフトビールを買うことで
その売り上げの1パーセントを
上士幌町で夢を追う人に寄付できる
仕組みを創りたいという
想いが込められています。

これまで、私たち自身が
たくさん人からもらってきたからこそ
このプロジェクトが軌道に乗った時は
私たちが応援する側になりたいと想っています。


前述の通り
世界ではあちこちに小さな醸造所があり
その一つ一つが本当においしく
文化として根付いている場所に溢れています。

ニュージーランドやチリでは
小さな町村にもビール文化が
根付いている。

南米では水よりもビールが安いことも。
しかしながらクオリティーは高い。
チリで飲んだゴールデンエールは
今も印象に強く残っている。

ビール大国ベルギーや
料理とのペアリングが抜群なイタリア
マイクロブリュアリーがあちこちにある
ニュージーランドやチリ、アルゼンチン
熱帯性の気候に合わせた
軽やかなビールが多い台湾やタイなど
世界各国でビールを飲み
その文化を肌で感じた私たちだからこそ
本当に美味しいビールにこだわります。

ビール大国ベルギーでは
明るいうちからカフェテリアで皆が
ビールを愉しむ。

もちろん、ただ美味しいだけでなく
上士幌町素材を活かした
ビール作りにこだわります。

まずは、
上士幌町産の小麦やとうもろこしなど
町内産の素材を積極的に使用します。

ゆくゆくは
上士幌町産のホップの生産を拡大して
全国的にも珍しい町内産ホップ
100%のビールを目指します。

自家栽培で収穫したホップ。
十勝の気候はホップの栽培に適している。


私たちの目標は
クラフトビールを作って売ることではなく
上士幌町が100年後も美しく
あたたかい上士幌町をつくることです。

100年後、世界がどうなっているか
想像もつかないし
たとえエゴであったとしても
愛する上士幌が
ずっとずっと
美しくあたたかくあってほしいです。

そして、100年先
私たちはもちろんこの世にはいません。
私たちだけで成し得ることではありません。

もちろん、資金面でもご支援いただきたいのも
事実ですが
この想いに共感してくれる
仲間や上士幌のファンが必要です。


だからこそ
あえてクラウドファンディングという形で
広くご支援を募る形を選びました。


現在、製品化に向けて
日夜研鑽しているのは
ゴールデンエールとベルジャンホワイト。
そして、それを元に作る
低アルコール/ノンアルコールビール。

狐空《こくう》

食事に合わせやすく
Markが一番好きなゴールデンエール


狐雪《こゆき》

華やかで誰もが飲みやすい
ベルジャンホワイト


またこれからのスケジュールとして

・2023年10月から 今回のプロジェクトとしての試作品制作

・2024年6月 低アルコール飲料 《上士幌 FanD Beer Freedam》製品化

・2024年秋 小規模ビール工房建設

・2025年春 酒造免許取得

・2025年6月 クラフトビール 《上士幌 FanD Beer》製品化

・2025年秋 町内にビール工房建設

・2026年6月分より売上の1パーセントを 寄付する仕組みをつくる

・2026年冬 寄付者の選考

・2027年以降 毎年FanD Beerとして寄付を継続



現在、私たちは
ごく少量の低アルコールビールを生産し
上士幌町内イベントなどで
限定的に販売しています。

今回、酒造免許を取得できる
年間約18000本販売できる規模まで
拡大するための設備投資と

上士幌町産ホップの増産
販路拡大、上士幌町のFan獲得のため

クラウドファンディングを
立ち上げることを決意しました。


いただいた資金に関して全て
ビール工房の建設の資金へ
充てさせていただきます。

ビール工房は最初は150万円ほどの
小さな工房からスタートし
ゆくゆくは500万円規模の工房へと
改装したいと考えています。


醸造所の名前:
Campanile《カンパニーレ》

Campanileとは、イタリア語で
鐘楼(大きな鐘のある塔)のことです。
イタリアでは各町に必ずと言っていいほど
鐘楼があります。
それは100人程度の村であっても。

何百年も前からその村にあり続け
その村の象徴である鐘楼。
転じて、Campanileは
《郷土愛》の意味を持つ様になりました。

上士幌を想い、文化をつくり
高らかにその鐘の音を鳴らし続けたい。
そんな想いを込めて
醸造所、ブランド名を
《Campanile》としました。

私たち上士幌町を愛する人たちの
想いが鳴り響く限り
きっと上士幌町はずっとずっと
美しく、あたたかい町で
あり続けてくれると信じています。

どうか、あなたにも
この鐘の音が届きますように。

私たちの想いに耳を傾けてくださり
ありがとうございました。


<リターンについて>
リターンのノンアルコール飲料の購入・飲用
は20歳以上の者を対象としています。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し
リターンをお届けします。



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