自己紹介

■「トト.ライティング」について
https://toto-writing.com/

「トト.ライティング」は、暮らしと生活文化をテーマに、人と人とのかかわりの中で、幸せのヒントを見つけることを目的に活動する場。
宮城県仙台市で、2017年よりサロン、仕事場、カフェ、サイトなど、人・技術・情報の集まる場の提供と運営をしてきました。

■代表者・扇かおりと「扇家」代表の扇(オオギ)かおりです。

本業はライター、編集者です。デザイン、撮影などのスキルがあるパートナーや友人たちと仕事をしながら、多様な仲間とともに活動もしてきました。「扇家」は、2009年からシェアハウスのように暮らしてきました。
長女が小学校になる頃から「協働生活」がはじまり、病や障害、不登校など、家族の中で起こる様々な困難を乗り越えるために、父・母・親・子など固定的な役割ではないところで協力して暮らすようになりました。
主力で頑張ってくれた子どもたち2人は成人、社会人になりました。


活動実績

■これまでの歩み
‐2017年~自由参加のカフェやサロン‐

BookCafé、コーチングCaféから始まり、子どもの権利条約を学ぶCafé、出入り自由なOPENサロンなど、会員などは募らない形で、参加者の自由なふるまいを楽しみながら実施してきました。

‐研究・実験活動で社会に小さな働きかけ‐
コロナ禍に入り、暮らしについて具体的に考えるようになり、地域新聞「やまやましんぶん」の発行や、「子どもの権利、子ども条約について考える研究」を行ったり、仲間の活動に事務局として参加したりなど、社会への小さなアクションも試してみました。
‐場を開き、活動してみて‐
集う人達と学び合い、活動してみても、自分も、仲間も、困難な状況を変えることは難しかった。
自分たちの未来、地域の未来を考えた時、このまま暮らしていくことは不安であると感じるようになり、助け合いながら暮らす場、新しい家族づくりをためしてみたいと思うようになりました。


■ユネスコ認証プログラム「ガイアエデュケーション」に参加
2023年は、4月から半年間、持続可能な社会づくりについて学ぶ「ガイアエデュケーション」に参加しました。
ガイアエデュケーションは「ユネスコ認証」を受けたプログラムです。
http://gaia.gen-jp.org/

‐多様な暮らし、持続可能な社会を体験-
日本各地から集まった15人で6カ月間学びました。
「200名の家族」が暮らすアズワン鈴鹿コミュニティをメイン会場に、ゲストと共に自然と一体になる暮らしを実現するご夫婦、森の再生活動や700名での助け合いなどグループで活動しながら関わりあう人達、35名が共に暮らすシェアハウスなどに出会い、「持続可能な社会とは」について考えました。
この学びから多くのヒントをいただき、自分が今できること、「センスハウス」をどうしていきたいかについて、考えることができました。
‐ガイアエデュケーションの仲間とイベントをおこないます‐

【イベント】
私たちが見た・感じた新しい社会のあり方+これからを生きる私たちと若者のキャリア
2023年11月23日(祝)…シェア会(オンラインあり)
2023年11月26日(日)…座談会
  いずれも 10:30~12:00
2023年11月23日(祝)~26日(日)…若者のキャリアカウンセリング(日程は相談の上)
<話題提供、カウンセリング>
和山文子さん(キャリアカウンセラー)
及川千春さん(事業家、舞台衣装家)
八重樫信子さん(「想創SO!」代表、複業家)
・お申込みは、プロジェクト主催者の扇までお問合せ、またはトト.ライティングのサイトをご確認下さい。
・本プロジェクトへの支援について考える場としてもご活用いただければ幸いです。


解決したい社会課題

■顕在化してきたみんなの困難
絶えない争い、人と人、家族と家族の分断、ひとりひとりの孤独…。コロナ禍でみんなの困難が顕在化したと感じています。
特に気になるのは子どもたち。大人社会の困難のしわ寄せを子どもたちがきっと引き受けてくれている。
<資料①> 令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について「児童生徒の自殺の状況」 (2023年10月4日 文部科学省初等中等教育局児童生徒課)より
https://www.mext.go.jp/content/20231004-mxt_jidou01-100002753_1.pdf


行政や自分が暮らす地域に対する信頼も大きく揺らいでいます。2022年に個人的に行った「子どもの権利、子ども条約について考える研究」のアンケート調査では、仙台市民からの厳しい意見が多く寄せられました。
<資料②>「仙台市に子ども条例は必要?ということについて考える冊子」(2023年3月子ども・子育てに関する条例の調査研究室)より
https://toto-writing.com/wp-content/uploads/2023/04/e57f9efcae0f4f6cbca0dafe4c1b95e5.pdf


自分達を含め、地域の誰もが安心できる方法がきっとあるはずと思い探し続けてきましたが、その答えは今の社会の中に見つけることは難しかった。
誰もが困難を抱えていて、それを簡単に変えられないのだとしたら「困りごとを抱える当事者同士が助け合うのが最短の道ではないか」と考えるようになりました。


この課題に向き合う背景

■今の社会の姿
・子育て
・PTA、子ども会、町内会の活動
・不登校家庭との交流
・家族の看護、介護
・ベビーシッター
・地域新聞の取材、発行
・子どもの権利、子ども条約の研究  …など
仕事をしながら様々な経験や活動をするうちに社会を俯瞰してみるようになり、「今の社会に何がおこっているか」を探究するようになりました。
わが家の困難は特別なものではかった。
社会を俯瞰して見えてきたのは、出会う人達の中に「顕在化していない困難」があるということ。
「助けて」が言えない、「がまん」が当たり前になっている今の社会の姿がくっきりと見えるようになりました。

■アズワン鈴鹿コミュニティを知りたどり着いた仮説
https://www.youtube.com/watch?v=ISw34Ud99Ek

(アズワン鈴鹿コミュニティ紹介動画)
コロナ禍で困難が顕在化し、暮らしについてより深く考えるようになりました。情報を探す中で2020年に見つけたのが「アズワン鈴鹿コミュニティ」。約200名が家族として暮らすコミュニティです。ご縁が繋がって2022年に見学に行き、その後アズワンセミナー、ガイアエデュケーションでくり返し通い、多くの学びを頂きました。
実際に見たアズワン鈴鹿コミュニティは「こちらが普通の社会ではないのか」という印象。私たちが今暮らしている社会の方が“異常”であり、「普通と異常が入れ替わっている」という仮説にたどり着きました。


このプロジェクトで実現したいこと

■「普通の暮らし」を取り戻す手がかりを見つける
助け合う暮らし、シェアし合う暮らし、お金を介さないで成り立つ暮らしは本来当たり前の暮らしなのだろうと感じています。
扇家と、この活動に参加してくれる人々が、それぞれの知恵を持ち寄り、対話をしながら、新しい家族のあり方を模索する。「解決」には遠く及ばないかもしれませんが、地域の人々から興味を持ってもらえるような活動を目指していきます。

■形としてはハウスシェア
「センスハウス」は店舗だったスペースを併設する一軒家ではじめます。代表の扇の自宅として使ってきた建物です。ただ一緒に暮らすことからはじめて、小さくて新しい文化をつくることを目指します。
「境は必要なく、私たちはもともとひとつという思い」があり、役割を固定せず「新しい家族のかたち」をつくっていけたらと考えています。2023年11月より友人、知人とのお泊り会などで暮らしを試すことから小さくはじめていく予定です。

‐「境は必要ない」「もともとひとつ」の背景にある思い‐
病、障害、不登校…家族の中に色々な出来事がありました。その時感じたのは「支援する側、される側の境はいらない」「みんな同じ地域、国、星に暮らしている」ということでした。歓迎し合って生きていけたらと思っています。


リターンについて
【応援コース①】ありがとうメール
2000円 (制限なし)
【応援コース②】ありがとうメール+ミニレポート
5000円 (制限なし)
【応援コース③】ありがとうメール+プロジェクトレポート
10000円 (制限なし)
【応援コース④】ありがとうメール+プロジェクトレポート+α
30000円 (制限なし)
【応援コース⑤】ありがとうメール+リクエストレポート…その他
50000円 (制限なし)
【応援・参加コース①】ありがとうメール+暮らしを語る現地見学会
5000円 (20名)
【応援・参加コース②】ありがとうメール+暮らしを語るごはん会(個人)
5000円 (10名) ※ごはん代別途
【応援・参加コース③】ありがとうメール+暮らしを語るごはん会(ご家族)
5000円 (3組) ※ごはん代別途
※ごはん会は代表扇かおりが子どもの頃からお世話になっている「宅配弁当・菜々草」さんとのコラボレーション。郷土料理などのオードブルをお願いする予定です(ごはん代は別途になります)。

‐プロジェクトレポート‐
本プロジェクト、イベント、見学会やごはん会などについてまとめたレポートを作成します。

‐暮らしを語る現地見学会とごはん会‐
お申込み頂いた方とメールやお電話などでご相談の上、個別に開催します。

スケジュール
2023年10月~ お試し運営のための準備
2023年11月6日 準備続けつつ、お試し運営開始(知人、友人とのごはん会、お泊り会など)
2023年11月23日~26日 <イベント>「私たちが見た・感じた新しい社会のあり方+これからを生きる私たちと若者のキャリア」シェア会、座談会、キャリアカウンセリング
2023年11月末 本プロジェクト募集締め切り
2023年12月中頃 リターンお届け/ありがとうメール
2024年1月~2024年2月頃 リターンお届け/暮らしを語る現地見学会とごはん会(ありがとうメールお届け後、ご相談の上で日程を決めます)
2024年1~3月 クリーニング、洗面台設置、ミニキッチンづくり、雨漏り修繕など
2024年2月末頃 リターンお届け/プロジェクトレポート、リクエストレポートなど


資金の使い道

ガイアエデュケーション参加費用(お借りした基金の返済);100,000円
クリーニング;50,000円
雨漏り修繕;50,000円
洗面台設置;70,000円
エアコン取付;15,000円
物干し台増設;25,000円
2段ベッド購入(2台);50,000円
給湯室をミニキッチンにするための費用(主にDIYの予定);26,500円
専門家への相談費用(コンサルティングなど);20,000円
CAMPFIREへの手数料(手数料12%+決済手数料5%、別途消費税);60,000円+25,000円=85,000円(税込93,500円)


最後に

時代が大きく変化する中で、経済的、物理的に困難を抱える自分と家族が生きる道として発想した「センスハウス」。
シェアハウスやコミュニティなど、今ある言葉では括れない、新しい形になっていくのではないかと想像しています。また、それ自体が願いかもしれません。これまでの社会で経験した違和感を越えて、新しい未来をつくりたいという思いがどこかにあるのだと感じます。
誰もが分かる形になるまでに少し時間が必要かもしれませんが、ゆっくり丁寧に紡いでいくことを大切にしたいと思っています。どうかご理解いただき、ご支援、そしてご参加いただければ幸いです。

どうかよろしくお願いいたします。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/04/17 14:54

    11月にプロジェクトを行ってから半年がたちます。年度末の繁忙期に入ってしまい、報告がなかなかできませんでした…大変失礼いたしました(^^;活動報告と合わせて、今辿り着いている思いをお伝えしたいなーと思い、レポートを書かせて頂きます。「センスハウス合宿会1月の部」はレポートしておりましたので、ご...

  • 2024/01/27 13:20

    2024年最初の活動として「合宿会」を企画しました。プロジェクト関連イベントをおこなった際に「合宿をしよう」という声があり、希望のあった少人数に声掛けをして実施したという流れでした。希望者のご家族、仲間を数名加えて、大人11名。 希望のプログラムを選んで参加して頂き、泊まる、泊まらないもそれぞ...

  • 2023/12/26 22:53

    クラウドファンディング、プロジェクトが終了して間もなくひと月。2023年も残すところわずかとなり、この一年を振り返っていました。アズワン鈴鹿コミュニティ、ガイアエデュケーションに通い、たくさんの人がお泊りやごはん会を体験してくれて、みんなでイベントもやりました。 クラウドファンディングは、CA...

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