ハーブ専門会社「ヴィーナース」より椿の美容オイル誕生!
このたび、「メディカルハーブの専門店・ヴィーナース」より、オーガニックなオイルシリーズをリリース。
第一弾として佐賀県の離島、加唐島で採油された「椿油」を100%使用した美容オイルを製品化したくクラウドファンディングに挑戦します。

商品は、「加唐島産の良質椿オイル原料使用」「プッシュタイプのボトルでボディオイルをメインとした製品」「持っていて、使っていて気持ちが上がる商品デザイン」を前提として製品化します。


私たち人間に必要な三大栄養素の一つ「脂質」は、脂肪酸でできています。
「脂肪酸」は身体を構成する細胞膜の材料にもなるので、身体に重要な栄養素です。
また、脂質のうちの「植物油」は、健康と美容に役立つ必須脂肪酸が豊富に含まれます。
そして椿オイルは、オレイン酸含有率がオリーブオイルよりも豊富です。
オレイン酸は、健康面では血中コレステロールを正常に保つ効果が認められ、美容面では皮膚や髪に浸透率が良く、潤いや保湿に欠かせない脂肪酸です。

植物油は植物の種子や果実を絞ることで作られますが、採油量を増やすために「加熱して採油する方法」や「薬品を使って採油する方法」で作られたり、植物油独自の香りや色を「科学的に取り除いて製品化する」ことが多く行われています。
大量に生産し安価な製品を送り出すためには、経済の市場原理として仕方のないことかもしれません。
しかし、健康と美容に本当に必要なものは、天然でオーガニックな植物油であることは言うまでもありません。

佐賀県の北端の島「加唐島」の皆さんの手で、丁寧に絞られた貴重な椿オイルをご紹介します。

日本書紀に「椿の島」と記されるほど、天然の椿が生い茂る自然豊かな加唐島産の椿油と出会ったのは、長崎県唐津市呼子町の朝市でした。
日本三大朝市と言われる呼子の朝市で、ある店の商品棚に大量に陳列されていた椿オイル。
これだけ陳列していることに何か訳があるのではと興味を惹いたことがきっかけになりました。
お店の方から、加唐島で採油していることや、新しい産業にしたいという熱意を教えていただき、さっそく購入し会社スタッフと試してみたところ、その使用感に感動したのが始まりです。
そして、ぜひ加唐島の椿油を当社で「美容オイル」として商品化したいと思い立ち今に至ります。

熱を加えて採油せず(非加熱製法)、化学薬品を一切使用せず、加唐島産のカメリア・ジャポニカ種の種子のみを絞り、使う人たちのために心を込めて作られた本物の椿オイルをお届けします。


●商品について

商品名:ヴィーナース・ツバキオイル(マルチオイル)
容量:50ml
初期販売先:ネット通販(アマゾン、Yahooショッピング、楽天市場、aupayマーケット、ヴィーナース公式サイトなど)
商品の特徴:非加熱(コールドプレス)、他の椿やサザンカの油を混ぜない、加唐島のヤブツバキのみを使用した安心安全のツバキオイルで潤いを!
油脂成分:85%オレイン酸(オレイン酸トリグリセリド)含有
想定小売価格:2,800円(税込)~3,800円(税込)

●椿油が出来るまで

ツバキ油の製造は、加唐島にある椿の実を集めるところから始まります。
集められた椿の実は一か所に集められ、10日から2週間程度干します。
その後、椿の実を採油機により絞っていきます。
ここで熱を加えながら採油すると多くの量が取れるのですが、ここ加唐島のツバキ油はコールドプレス(非加熱)による採油を行います。
採油量は少ないですが、そうすることで椿の実が持つ成分が損なわれることなく採油されていきます。
採油は50トンの圧力をかけて絞っていきます。
絞られたツバキ油は沈殿させた後、フィルターで3回ろ過をしていきます。
そうしてできた椿油はヴィーナースで化粧品グレードとして製品化していきます。
12月~1月頃に咲く椿、それが実をつけ、採取され一つの商品ができあがるまで1年位の時間を要することになります。





●資金の使い道について

今回のクラウドファンディングで集まった資金は以下のものに使わせて頂きます。
・加唐島産椿油原料(非加熱コールドプレス)
・製品加工製造費(化粧瓶、キャップ、ラベル等原材料費、原料充填費)

●クラウドファンディング達成後の事について

この製品がクラウドファンディングで希望金額を達成した先のお話をさせていただきたいと思います。
資金を集めた後、この椿油事業を継続させていくことが目標となります。
そのためには販売先の拡大が重要と考えております。
最初の販売方法であるネット販売の他、店頭での販売を経て将来的に海外での販売展開も視野に入れております。

本商品が販売されればされるほど、原料を供給して頂いております加唐島の椿油関係者に資金が回るようになります。
先日加唐島に渡った際に生産者の方に伺ったお話の一つに猪(いのしし)害獣被害をお聞きいたしました。
離島である加唐島に泳いで渡ったいのししが繁殖し、大変な数に増えて島の作物を荒らす、猪に住民の住まいも脅かされるようになっているということでした。
釣り人や観光客が訪れる加唐島では安全のため猟銃は使われず、もっぱら箱ワナによる駆除を行っているとのことですが捕獲量より繁殖数のほうが上回り、被害がより増えているとのことです。
椿の実も落ちているものを食べてしまう、木の根を食べようと土を掘り起こして土地を毀損してしまうという話も伺いました。
この話は加唐島に起こっている問題の一つでありますが、本商品が売れることで猪捕獲のため、また島のために使われる資金増えればと願う次第です。

画像は加唐島の島北部にある道で、両サイドには椿の木が立ち並びます。
ずっと続く椿の道の先に、これからも椿が咲き誇るカメリアの道として存続されることを願うばかりです。

●返礼品の詳細について

ヴィーナース・ツバキオイル
本プロジェクトのツバキオイルを返礼品としてお付けいたします。
※金額により本数は異なります。

オレンジフラワー
名称:ヴィーナース オレンジフラワー
サイズ、形状及び重量:30g(ホール)
保存方法:高温多湿を避け、乾燥した冷暗所で保管してください。
賞味期限:2026年5月31日
原産国:イラン

カモミールティー
名称:ヴィーナース ジャーマンカモミールティー
サイズ、形状及び重量:90g(1.5g×60ティーバッグ)
保存方法:高温多湿を避け、乾燥した冷暗所で保管してください。
賞味期限:2026年10月31日
原産国:クロアチア

ネトルティー
名称:ヴィーナース ネトルティー
サイズ、形状及び重量:90g(1.5g×60ティーバッグ)
保存方法:高温多湿を避け、乾燥した冷暗所で保管してください。
賞味期限:2026年11月30日
原産国:ミャンマー

国産えごま油
名称:ヴィーナース 国産えごま油
サイズ、形状及び重量:100g
保存方法:高温多湿を避け、乾燥した冷暗所で保管してください。
賞味期限:2025年1月31日
原産国:日本(富山県産)

●加唐島について

今回のクラウドファンディングプロジェクトの原料であるツバキ油の原産地、「加唐島」についてご紹介したいと思います。

佐賀県の自然と歴史が融合する美しい島、加唐島。
佐賀県最北端に位置し人口は90人程、面積は約2.83平方キロメートで島を一周するとおよそ14.6キロメートルくらいの大きさの島となります。

日本3大朝市の一つ、透き通った烏賊(いか)で有名な呼子(よぶこ)町から定期船で17分ほど北に向かった島で主な産業は漁業、ブリやさわら、ひらまさ、そしてイカが取れるとのことでした。

加唐島の主な特徴をあげるとすると3つあり、①猫の島、②百済の25代国王である武寧王(ぶねいおう)が生まれた地、③島中央部から北に広がる「ヤブツバキ」の群生地です。

①猫について
船で加唐島に渡るとまず最初に猫の歓迎を受けます。
とても人懐っこく何匹も寄ってくる様はまさに猫の島。
どの猫も人を信じて寄ってくるため猫好きにはたまらない島といえるでしょう。
島の方に聞くと犬は島にいないとのことで、猫にとってはまさに天国のような島といえるかもしれません。
※猫ちゃんたちはこちらに向いていたのですが写真を撮った瞬間に違うものに興味を持ってしまったみたいです(笑)

②百済王の誕生地

西暦500年頃、朝鮮半島のあるひとつの国に百済という国がありました。
その百済の第25代国王である武寧王(ぶねいおう)が生まれた地が加唐島という話があります。
この話は日本の歴史書である日本書紀にも記載され誕生した場所には石碑が設けられています。

そのせいか馴染みある韓国への親しみを込めて加唐島の港では、日韓交流の証として韓国語であるハングルの文字で歓迎を謳っています。
百済王が島の方々からも愛されていることがわかります。

西暦500年というと日本中央政権による飛鳥時代よりも古い時代の話となります。
そのような話を聞くと島の歴史にも興味が沸いてきますね。

③椿について

南北縦長に広がる加唐島の中央部から最北端までヤブツバキの自生地が広がります。
ここの椿の素晴らしいところは「天然にして無農薬の椿」というところでもあります。
例えば無農薬栽培をしていても隣地が農薬や化学肥料を使っていたらその成分が栽培しているものに移ってしまいそれらの成分が検査をすると出てしまうことがあります。
しかしここ加唐島ではそういった悪影響を与えるような要素がなく、それがこの島で作られる原料の魅力でもあります。
天然で無農薬、化学肥料無添加のヤブツバキからとれる上質な椿油。
加熱することがないコールドプレスの椿油によるマルチオイルは「これ、絶対いいやつだ!」という商品です。


●ヴィーナースの今までの活動

ハーブ専門店ヴィーナースを運営しております有限会社サンドラは2005年東京都葛飾区にて創業致しました。
2024年で創業19周年となります。
創業当初は衣類や雑貨などの商品を中心に扱っておりましたが、その後取り扱い商品が増えサプリメントや健康食品なども取り扱うようになっていきました。
健康食品やサプリメントの製造販売する兼ね合いでハーブの原料を取り扱うようになり現在に至ります。(※現在ではハーブが中心の取扱商品となります)

ハーブ商品や健康についてのお問い合わせに応えるべく、執筆活動(小学館雑誌サライ、その他各種週刊誌、情報誌など)や商品企画に関してのコンサルタント事業も行っております。
今後はこれらハーブ関連事業に加えクラウドファンディングプロジェクトで行う油脂製品の製造販売事業を行っていく予定です。

●ハーブ商品販売について

現在販売しておりますハーブの取扱種類は50種類ほど。
ティーバッグ加工を中心とした製品化を行い、多くのお客様にご愛飲頂いております。
商品販売に関しては「日本全国のハーブを欲しい方へ迅速に商品をお届けする」をモットーとして商品販売を行っております。
売れ筋商品とは、カモミールティーやミントティー、ネトルティーなど。
その他健康茶としては、サラシア茶やハブ茶(ケツメイシ茶)、熊笹茶、韃靼そば茶、クロモジ茶など。
茶製品はそれらにとどまらず、抹茶関連製品の輸出なども行っております。

●ハーブ啓蒙活動について

ハーブを販売するものとしてハーブに関する正しい知識をお伝えし身近にハーブを使って欲しいという願いから東京千代田区秋葉原にてハーブスクール「ヴィーナース メディカルハーブラボ」を運営しております。
そこでは以下のような使い方をお伝えしております。

・ハーブをハーブティーとして飲む。(飲用)
・ハーブを育ててみる。(園芸)
・ハーブを装飾用にクラフトしてみる。(工作)
・ハーブを料理に活かしてみる。(調理)
・ハーブの勉強をして資格を取ってみる。(学問)

ハーブの資格というものもあり、特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会(JAMHA)の認定校としてハーブについての検定講座、及び資格講座を設けております。
以下ハーブの検定、資格をご紹介致します。

「メディカルハーブ検定」
手に入りやすい15種類のハーブを題材に、メディカルハーブの安全性、有用性、使い方などハーブを楽しむために知っておきたい基礎知識を身につける検定。

「ハーブ&ライフ検定」
キッチンやベランダでも育てられるものや、身近で手に入りやすいハーブとスパイス56種類の基本的な知識とともに、リビング、バスルームなど暮らしの中での役立て方、さらにはハーブ・スパイスを使った料理のレシピや育て方などを学ぶ検定。

「ハーバルセラピスト」
ハーバルセラピストは、科学的、体系的な知識に基づいて30種類のメディカルハーブと12種類の精油の有用性を深く理解し、季節や体調の変化に応じた健やかでホリスティックなライフスタイルを提案できる専門家を養成します。

「シニアハーバルセラピスト」
ハーバルセラピストで学んだ30種類のメディカルハーブの成分や作用、安全性や有用性をさらに深く学びます。
ストレスや生活習慣から生じる、様々なケースに応じた「植物療法」の実践を目指す、メディカルハーブの専門家を養成します。

「ハーバルプラクティショナー」
ハーバルプラクティショナーは、植物療法で汎用される40種類のメディカルハーブの成分や作用、さらに安全性や有用性を「植物化学」の視点から深く理解し、ハーブの化学の専門家を目指します。

「ホリスティックハーバルプラクティショナー」
ホリスティックハーバルプラクティショナーは、ハーブの知識だけでなく、基礎医学をベースにさまざまな代替医療の概要を理解し、肉体的・精神的な健康だけでなく、スピリチュアルな視点からも健康を提案できるメディカルハーブを中心としたホリスティックな専門家を養成します。

「日本のハーブセラピスト」
日本のハーブセラピストは、日本の長い歴史の中で、日常生活や行事などで使用されてきたハーブに関する歴史的、科学的な知識を身につけます。
30種類の日本のメディカルハーブと、生活圏や山野などで見かけることのある16種類の日本の有毒植物を詳しく学びます。

これらの資格以外にも様々なハーブの楽しみ方がありますが、ハーブを生活に取り入れたいという方に活用法をお伝えする、そんなスクールでありたいと思っております。

ハーブを取り扱う事で心がけていることは、①学名を確認しての原料調達、②農薬検査を行う、③お求めやすい価格の3つです。
これらはハーブを取り扱う際に決めた基準で、「お客様に安心安全をお届けする」という視点で製品化を行っております。
この考え方は今回のプロジェクトで使用する椿油製品に関しても同様で、原料は加唐島の椿油原料、化粧瓶及びプッシュポンプも国産製品使用、商品加工会社も国内企業とオール日本産にこだわって製品化致します。

髪や身体に塗布する椿油だからこそ安心安全に使って頂きたいと考えております。


NHKのテレビ番組【趣味の園芸 やさいの時間】でおなじみの【木村正典講師】より応援メッセージを頂きましたのでご紹介いたします。
応援メッセージでのご意見も伺いながら地球環境に関して社会還元に努めていきたいと思います。
木村先生、ありがとうございます。

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近年、地球規模での気候変動や生物多様性喪失が問題視され、国際的にもESG投資やSDGsへの取り組みが推進されています。私たちの日常生活も環境問題を抜きに暮らせない時代になっており、脱プラスチックやエシカル消費、5R(Refuse、Reduce、Reuse、Repair、Recycle)によってごみを減らすなど、身近にできることから、自然環境に寄り添った、生態系の一員としてのエコロジカルな暮らしが求められています。
また、石油化学物質を多用してきた反省から、それらに頼り過ぎない、自然とつながるナチュラル思考のスローライフへのシフトも進んでおり、ハーブを利用して自然とつながり、地球環境を回復するエコロジカルなハーバルライフが求められています。

ハーブには香り成分や薬用成分、辛味成分、色素などの有効成分(二次代謝産物)があり、私たちはその有効成分の恩恵を受けるために利用しています。
そのような成分は、植物にとっては病害虫や紫外線から身を守ったり、訪花昆虫や天敵を誘引したりするなど、まわりの生き物とつながって豊かな生態系を構築するためのコミュニケーション物質であり、ハーブは病害虫を含めた環境適応力の高いものが多く見られます。
そのハーブを利用することで、自然とのつながりを体得し、健康維持や豊かな暮らしと社会づくりを実現することができます。

ツバキ(Camellia japonica L.)は、日本原産で、観賞はもとより、日本酒の醸造や紫根染めの媒染剤に欠かせない木灰原料となるほか、材木を工芸品に、花を食用に、葉・花・果実を薬用に、種子を圧搾して得られるツバキオイル(椿油)を食用油や機械油、整髪料、養毛剤、あかりの燃料などにと、古くからさまざまに利用されてきた日本の伝統的なハーブです。
このうち、ツバキオイルにはオレイン酸を85%程度と、オリーブオイルの75%を上回る量が含まれ、肌刺激が少なく、悪玉のLDLコレステロールを減少させることなどが知られています。
ツバキオイルは今では生産量が激減してなかなか手の届かない高級品となったことから、一般には、サザンカなどの近縁種のオイルが混ぜられたり、中国などの海外産ツバキオイルが混ぜられたりしています。
近年では、ツバキオイルはマイナーであり、一般には、ホホバオイルやマカダミアナッツオイル、オリーブオイル、アボカドオイルなどの輸入オイルがほとんどを占めています。

佐賀県唐津市の加唐島は、『日本書紀』に「椿の島」と記されている、歴史のあるヤブツバキ(ツバキの自生種)の自生地です。
また、ツバキオイルの製造方法も、脱脂・脱臭・脱色を行わない、搾ったそのままのオイルということで、化学物質を使用しない極めてナチュラルでエコロジカルなオイルです。
このような歴史ある自然製法の国産オイルを使うということは、国内のオイル産業振興に貢献するだけでなく、輸入品に比べて輸送に伴う二酸化炭素排出を抑えられることから、地球環境にも貢献できる、地球にも人にも優しい暮らしを送ることに結びつくと言えるでしょう。

まずは、この貴重な優れたオイルの生産を軌道に乗せ、多くの人に使っていただくことが大切です。
このような地域や活動を応援することが、地球環境を回復するとともに、豊かな社会を作ることになり、さらに私たちが健康でエコロジカルなハーバルライフを送ることにつながります。
今回のクラウドファンディングでは、当面の設備資金のみならず、その後の島のサステイナブルでエコロジカルな環境と暮らしをも視野に入れて計画されています。
是非、多くの方にご協力いただいて、このような離島における地域振興や地球環境に貢献する事業の成功事例になることを願っています。

木村正典博士(農学)
日本メディカルハーブ協会理事・事務局長
NHK趣味の園芸やさいの時間講師
元東京農業大学准教授

今回のプロジェクトを行うヴィーナースでは、国産のハーブや健康茶の元となる原料を調達して製品化し皆さまの元にお届けしております。
ヴィーナースではハーブティー生産を続けるために必要な課題として、SDGS(持続可能な開発目標)が重要だと考えています。
例えば、マルベリーリーフ(桑の葉)というハーブティーがあります。
この桑の葉茶は、古くは鎌倉時代に栄西という高僧が健康に良いと本に残すほどの歴史がある健康茶です。
明治時代には桑の葉が絹(シルク)の生産に使われる蚕(かいこ)の餌として広く栽培されてきましたが、現在では絹糸の生産量の低下とともに桑の木を必要としない状況になっています。
また生産者の高齢化により原料である桑の葉の採集が難しくなっているという声を聞くこともあります。
つまり今のままでは未来に向けて持続的に桑の生産ができなくなる不安があるのです。
ヴィーナースではこれらの生産者からの年間収穫量を事前に伝え、現地の方々に収穫の仕事を依頼することで桑の葉製造者への支援を行っております。
同様に今回の椿オイルに関しても、今回のプロジェクトで生産された加唐島産椿オイルを日本や世界に流通させることで今後も椿油の採油事業が継続できる未来を思い描いております。

SDGS、持続可能な開発目標として本プロジェクトでは以下のものを対象としております。
8働きがいも経済成長も
9産業と技術革新の基盤をつくろう
12つくる責任つかう責任
15陸の豊かさも守ろう

椿油(カメリアオイル)を使って現在行われている産業を守り、次世代へつないでいく。
このプロジェクトを達成し、多くの人に愛される商品になることを願っています。

ハーブティー専門会社ヴィーナースではハーブを身近に、そしてメディカルに活用することを提唱しております。
ハーブ製品の製造販売の他、ハーブガーデンの管理運営、メディアに向けてハーブに関する情報提供も行っております。
ハーブ製品以外にもコーヒー飲料、紅茶飲料、緑茶製品、食塩などの販売、加工、輸出も行っており、今回新規事業としてクラウドファンディングのプロジェクトにより油脂製品の製造販売を手掛けることとなりました。

イブニングプリムローズ(メマツヨイグサ)の花

この花はヴィーナースの代表が「オイル(油)」というものに興味・関心を持った花となります。
このメマツヨイグサの種子を絞ったのが「イブニングプリムローズオイル」です。
上記でご紹介したハーブ資格講座の中で学ぶハーブの一つでもあり、希少なオメガ6系脂肪酸(γ-リノレン酸、リノール酸)を豊富に含む美容や健康に良いオイル、しかし酸化しやすいため取り扱いが難しく高価なオイルです。
空き地などで普通に咲いているこの小さい花から貴重なオイルが採れるのです。
この花の種はゴマ粒よりも小さく、いったいこんな小さな種からどうやって油を絞るんだろう?という疑問から採油に興味を持ち、色々な種子の油を絞るようになりました。


自作の油絞り機とクルミを絞った様子

画像は手作りした圧搾機です。
植物油を得るには種子に圧力をかけて絞るということで機械工作のプレス機を入手して圧搾を試してみました。
こうして絞られた植物油を舐めてみると市販品にはない美味しさに感動。
さらにその油をドレッシングの油分として使ってみると自然と笑顔があふれてしまうような味が広がります。
こうして天然オイルの味を知ってしまった事で「オイル好きの私」が生まれました。

色々な油を搾っていくと市販のオイルと自分で絞ったオイルでは、風味が異なる事に気づきます。
調べてみると、採油量を増やすために「加熱して採油する方法」や「薬品を使って採油する方法」で作られたり、植物油独自の香りや色を「科学的に取り除いて製品化する」といったキーワードを目にすることになります。
身体に取り入れるものは自分で選ぶことができるのであれば、ハーブと同じく真正な作り方で作られたものを必要とする人に製品化しよう、という思いで油脂製品の製造販売を事業として着手することとなりました。

油について考えることから生まれたカメリア美容オイル。
本プロジェクトで作られた真正な椿油(カメリア美容オイル)が皆様のお手元に届き、愛されることを願っております。

●最後に

木偏(キヘン)に春と書いて【椿】となります。この漢字には、つばきの美しさと春の訪れとの深い結びつきを美しく表現していますと思われます。
それは椿が早春の優雅で爽やかな気配を保ち、自然と調和して美しく咲き誇る様子です。

椿が咲く早春、12月から1月。
島にいる鳥であるメジロやヒヨドリといった鳥が椿の花粉を運び受粉します。
この時期に咲く代表的な赤い花である椿。
厳しい寒さの中、花粉を運んでもらうために一生懸命に咲いています。
椿という木の頑張りが忍ばれます。

椿は春に咲く花として知られ、その花弁の美しさと儚さはまさに季節の移ろいを感じさせます。
この言葉の奥には椿の花が春の訪れを告げ、木立が生気にあふれ、新しい命が芽生える様子が描かれているようです。
椿の花びらは風にそよぐ、その儚く美しく咲きほこるその姿は、人々の心に深い感動を呼び起こします。
椿が咲くと、まるで自然が自らの美を讃え、季節の喜びを分かち合っているかのようです。
単なる花々の美しさだけでなく、自然との調和や季節の喜びを感じさせ、椿の存在がまさに春の魅力そのものであることを感じさせてくれる、それが椿(つばき)なのかもしれません。

今年の椿の花の時期は終わってしまいました。
もし今後見ることが叶うなら今年の最後12月頃にお住まいの街なかで咲く椿の花をご覧ください。
寒い中頑張って咲いている椿にちょっとした応援の気持ちが芽生えるかもしれませんよ。

●募集方式について

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください