StockBaseは、「もったいない」という言葉が無い社会を目指して、企業が抱える災害備蓄食やノベルティ・売れ残り在庫などを廃棄する前に、子ども食堂やNPO法人等の必要な団体へ届ける「寄贈先マッチングプラットフォーム」を開発・運営しています。
企業は、従業員や帰宅困難者のために災害備蓄食を保有していますが、「廃棄の方が安くて楽」という理由から、廃棄を選択することも多々あります。そこで、企業の寄贈行為を効率的かつ効果的に実施するための事業、それがStockBaseです。これまで約300トンの食料を有効活用してきました。企業の「もったいない」を誰かの「ありがとう」に変える、それが企業向けの物品活用プラットフォームです。詳細:https://www.stockbase.co.jp/

そんな私たちは、今回新たに「もったいない」を減らす挑戦をします。
それが、ごちそうStock「よこすかべジカレー」プロジェクトです。

日本では、収穫された野菜の約18%が出荷されていないことをご存知ですか?

発災後の避難所生活で栄養が不足しすぎていることをご存知ですか?

「備蓄食は美味しくない」という人が3人に2人ということをご存知ですか?

私たちは、この3つの問いを掛け合わせて、価値を生み出したい。その想いでこのプロジェクトを立ち上げました。

昨今、”規格外野菜”や”余剰野菜”という言葉を耳にすることが増えたのではないでしょうか。
農林水産省の作況調査によると、令和4年の秋冬野菜の約18%が、収穫後に出荷されていないことが分かっています。国内では毎年多くの農産物が、形や色、食感などを理由に廃棄され、社会問題となっています。

私たちが今回注目したのが、神奈川県横須賀市の「よこすか野菜」です。年間約1,700トンが出荷されていないというデータが出ています。三方を海に囲まれている横須賀で、温暖な気候と農家さんの愛情に育まれた野菜や果物が廃棄されているのは、とても「もったいない…」。

農家さんにもヒアリングしたところ、「どうしても規格外のものは一定数でてきてしまうので、味は変わらないのになと思いつつ出荷できない。」「余剰の野菜はもったいないので、何か加工してみようかと思ったこともあったが、人も時間も設備もないので断念した。」という声もありました。


厚生労働省(2012)によると、東日本大震災後の避難所調査において、
★全体的に野菜の量が少ない
★おにぎりや菓子パンなど穀物が多すぎる

という結果が出ています。
防災食品市場は、防災意識の向上に伴って年々拡大していますが、その殆どが"炭水化物"である状況は変わっていません。

2011年に発生した東日本大震災時、宮城県沿岸部の女川町の避難所で、震災翌日から7週間にわたり行われた食事調査の結果、栄養素の摂取量が大幅に不足していることが分かりました。ビタミンやミネラル、タンパク質や食物繊維は災害時には特に不足しがちです。

備蓄食は美味しくないと思う人は、3人に2人いることが分かりました。(弊社調べ)
長期保存食でも美味しいものを作ろうとするメーカーの努力がある一方で、積極的に備蓄食を食べる方はあまり見かけません。実際に、企業の担当者が社内で備蓄食を配布しても「持って帰ってもらえなかった」「無理やり渡して処理した」という声を多く聞きます。
企業の保有する備蓄食を活用するプラットフォームを運用しているので、これまで多くの備蓄食を知り食べてきました。もちろん美味しいものもありますが、長持ちさせるためにアルコール臭がするパンや、常温で食べるとあまり美味しいとは言えないレトルト食品など、備蓄食の中には色々なものがあります。
「備蓄食ね!美味しいよね!食べたい!」という人はそれほど多くないのではないでしょうか。
災害時に食べるからこそ、美味しくて活力になるものを備えてほしい。
幸い災害が無ければ、誰かが食べるということを考えてほしい。そう感じています。

「規格外野菜の問題」「備蓄食の課題」この2つの社会課題を、ごちそうStock~よこすかべジカレー~の開発・販売で解決!

神奈川県横須賀市のブランド野菜「よこすか野菜の”もったいない”」を使用して、レトルトカレーを開発しました。

今回は、よこすか野菜の「バターナッツかぼちゃ」「だいこん」「にんじん」を使用し、グルテンフリーのレトルトカレーを作ります。




◇「よこすか野菜の廃棄」を無くしたい
廃棄されてしまっていた野菜も、このプロジェクトによって
災害時には誰かの「安心」になり、通常時でも誰かの「美味しい」になる。
2つの役割を担い、社会に価値を生み出します。

◇「消費を考えた備蓄が当たり前」な社会を創りたい
企業や自治体に話を伺うと、備蓄をする際に「コスト」だけを基準に食品を選定していることが多くあります。
「誰かが食べる」ということを想像して選定すれば、食べやすさ・美味しさなど、コスト以外にも検討すべき基準があるはずです。災害時には従業員や帰宅困難者の方々が食べ、期限が迫ったら寄贈や社内配布によって、誰かが必ず食べる。誰かが必ず消費することを考えた備蓄をするべきだと感じています。
企業や自治体など備蓄食を大量に保有する機関が、そのような意識を持てば、防災食品業界も大きく変化するのではないかと考えています。
長期保存という日本の技術があるからこそ、より出口をイメージしなければ、備蓄食のロスがゼロになることは無く、美味しくないものを備蓄する→誰にも喜ばれない、負のループが続くと思います。
災害時には誰かの活力になり、通常時は誰かの日常になる。そのような考えを広げていきたいです。

全国のご当地「ごちそうStock」ができるかも…!
本プロジェクトを通して、横須賀市だけでなく日本各地の食材を使った備蓄食を作り、
規格外の特産物×備蓄食で社会に新たな価値を創りたいです。
食品の「もったいない」を減らせるだけではなく、災害時には地域住民の「安心・栄養」に、平常時には誰かの「美味しい」になる。「備蓄食」が地産地消で循環していく社会も夢ではありません。

今回プロジェクトが成功し、より大きく生産できれば、さらに長期保存のものを販売できます。
まずは横須賀市で特産物を活用した備蓄食のロールモデルをつくりたいと考えています。

今回は、【寄贈プラン】を実施いたします。
寄贈する分につきましては、購入者の皆さまにご負担いただきますが、フードバンクや子ども食堂などの食支援団体に興味・関心を持っていただける、そんな機会を提供させていただきます。
最初に記載した通り、StockBaseは企業向けの物品活用プラットフォームを運営しているので、全国の支援団体と繋がりがございます。そこで今回は、47都道府県から配送地域を指定して寄贈できるプランをご用意いたしました。※1

「故郷である○○県の困っている方々のために届けたい!」
「思い入れのある○○県の方々に美味しいものを届けたい!」

そんな想いを実現できる機会となっております。
寄贈いただいた皆様には、活用状況をお伝えし、支援先の声をお届けいたします。
ぜひ、皆様のお力添えをいただけますと幸いです。

※1:配送地域指定は、20食以上寄贈できるプランのみ有効です。地域指定しない or 20食未満の寄贈プランを購入いただいた場合には、対象地域を「全国」としてプラットフォームに掲載し、必要な団体さまにお届けいたします。

皆さんの「美味しい」には、「もったいない」を無くす大きな力があります!「もったいない」を備蓄食にアップサイクルする、この挑戦に共感してくださった方が1人でも増えたら、これほど嬉しいことはありません。
この社会から、「もったいない」という言葉をなくすのが、StockBaseの究極の目標です。まだ使えるものを捨てることって、もったいないと感じますよね。もし、まだ使える全てのものを別の形で使えるようにしていくスキームができれば、この社会から「もったいない」という言葉自体がなくなっていくと思うんです。そんな社会を目指しています。

StockBaseの立ち上げとこれから▽
https://well-living-lab.life/interview/yoshimi_seki.html

スケジュール

11月~:商品開発
12月20日~:クラウドファンディング開始(2024年1月末まで)
1月中旬:商品完成2月上旬~:リターン順次発送・寄贈開始※2月20日までには寄贈完了予定。

資金の使い道

商品開発費・寄贈にかかる費用



---よこすかべジカレーについて---
名称:カレー
原材料名:野菜(たまねぎ、バターナッツかぼちゃ、にんじん、だいこん)(国産)、カレールウ(でん粉、パーム油・なたね油混合油脂、砂糖、食塩、その他)、豚肉、植物油脂、チャツネ、バター、リンゴピューレ、砂糖、牛脂、おろしにんにく、おろし生姜、トマトペースト、カレー粉、食塩、はちみつ、こしょう/増粘剤(加工デンプン)、カラメル色素、酸味料、乳化剤、香料、(一部に乳成分、牛肉、大豆、豚肉、りんごを含む)
殺菌方法:気密性容器に密封し、加圧加熱殺菌
内容量:180g
保存方法:直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
含有アレルギー(28品目中):乳、牛肉、大豆、豚肉、りんご

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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