長崎県諫早市飯盛町下釜出身の九州男児、下釜隆徳(しもがまたかのり)と申します。33歳のパン職人歴は13年、パン職人YouTuber歴4年のパン職人です。高校生から食品学を学び、卒業から今までパンで飯を食べてきました。
YouTubeチャンネル『シモガマパン教室』はこちら


中学生の頃に「お菓子・パン作りって理科の実験みたいで面白い!」と、食品の世界に身を投じることを決意。
当時地元の農業高校に新設された食品科学科へ進学。
3年間食品学を学び、その後、大阪の辻製菓専門学校に入学。
学校近くのパン屋さんにアルバイトで通い、生活費を稼ぎながら1年間パンと製菓の基礎知識・技術を磨き、製菓衛生師の資格を取得しました。

卒業後は地元の長崎県で様々なパン屋・お菓子屋さんの製造・販売経験を積み、約10年間のキャリアを築きます。
その後、愛知・三重周辺でYouTubeを活用しながら、3年間かけてパン職人として様々な活動を展開しました。
活動内容は『日本のパン文化のレベルを上げる』をテーマに、YouTube動画での講義、技術の解説、リアルでのパン教室などです。
パン屋さんで働きながら感じていた『日本のパン屋さんの問題点』を解決するためには、個人ではなく文化として全体の意識を押し上げるのが最善だと考え、色々と暗中模索していた時期でした。(今もしていますが…)

チャンエンルの地道な継続と視聴者様のおかげで、現在YouTubeチャンネル登録者数1万人にもうすぐ届くところです。
動画数が660本以上、時間内一杯に喋り続けていますので、サッとチャンネルを見ていただくだけでも、自分のパン職人としての人となりを知っていただけると思いますので、ご興味ある方は是非こちらをご覧ください。


2023年の8月。地域活性化事業を行っている知人に誘われるまま三重県津市から四万十町へ移住。
四万十町での新たな生活と挑戦に向けて動き出しました。


四万十町、特に私が住む窪川地区では現在パン屋さんがほぼ無い状態です。
目的も決めずに裸一貫、勢いで四万十町に飛び込んできたパン職人が「地域に貢献できる活動はなんだろう?」と考えれば『パンを作る事』となるのは自然な流れ。
移住してから2カ月程、様々な場所に行き色々な人と話して繋がった結果『シモガマBAKERY』の開店を決意するのに時間はかかりませんでした。


自身にしか出来ない『社会に貢献できる活動は何か?』について一人で悶々と模索していた中での転機です、多くの期待と情熱を込めています。
これから美味しさと温かさに満ちたパンを提供し、地域の皆様に喜んでいただけるような事業展開をモットーに頑張ってまいりますので、四万十町で、このクラウドファンディングで、夢に向かって一歩踏み出す支援を賜わりたく、心よりお願い申し上げます。

皆様とともに、美味しいパンとともに。素晴らしいコミュニティを作っていく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。



このクラウドファンディング実現させたい夢は、地域社会に喜びと美味しさを実現する新しいパン屋を創り上げることです。 
私が思い描くのは、『自分が作りたいパンを作るパン屋』ではなく、『地域が欲するパンを作るパン屋』です。
そしてパン屋のない四万十町に、新たなパンの香りと温かさが広がる光景です。

今回の資金を活用して、パン屋を始めるための設備を整え、特に子供たちや高齢者の方に美味しいパンを提供したいと考えています。、 、笑顔あふれる場所を作ることが目標です。

なので、自分が今まで積み上げてきた技術と知識を活かし、『柔らかく食べやすい栄養価の高いパン』や『本格的で味わい深い高度なパン』等々、出来うる限り細かいニーズに対応していきたいと思っています。


現在すでに高校の放課後に売店で販売させて頂いたり、高齢者施設の食事用にとお話頂いたりしております。
今回のプロジェクトが成功した暁には、即座に地域の食糧供給事業としてさらなる発展を遂げることが可能な状態です。
なので、ご支援を頂き配送システム(販売車の購入等)も整える事が出来れば、さらに素早く多くのパンを作り供給させる事が出来ます。


また、設備やプロセスの効率化を取り組むことで、より多くの人々に美味しいパンを提供できるよう努めてまいります。
そして、残った時間や余裕を利用して、食育活動やパン教室など、地域社会に貢献できる機会を作り、提供することも考えています。自身のテーマである『日本のパン文化のレベルを上げる』にも繋がる部分です。
ただの食品製造業者としてではなく、地元の人々がこのパン屋が「あってよかった」と感じ、喜んでいただけるような仕事を心がけていきます。

この夢を実現するためには、皆さんの温かいご支援が必要でございます。
この挑戦の成功は、地域と皆様の協力とサポートがあってこそ成り立つものです。どうぞよろしくお願いいたします。



『パン屋さんなんてどこでも出せるのに、どうして四万十町なのか?』
ここに関しては、ぶっちゃけた話で言うと『面白そうだから』とか『成り行き』です、とかのフワッとした理由に聞こえる内容になってしまうのですが、真面目に言うと『四万十町は経済的にも文化的にもポテンシャルが高い土地』だと感じているからです。
この土地でパン屋を始めるのは、始まりにすぎません。
今回の事業を基盤として、四万十町の仲間と共に地域活性のイベント・事業に取り組んでいきます。
既にパン屋以外にも多数の事業を進めている所です。

話を戻して『なぜパン屋さんを出すのか?』について話しましょう。
四万十町は日本三大清流の一つ四万十川が流れる、自然豊かな恵みに満ちた土地です。
美味しい食材や、地域に根差した歴史ある料理が沢山あります。
しかし、、『パン屋さん』は何故かない(厳密には少ない)のです。。


「パン屋さんがないんだよ…」四万十町に来てから、何度幾人から聞いたかわからない台詞です。


実際は個人で小規模でやられている方や、昔ながらの昭和の匂い残るパン屋さんがいらっしゃるのですが、「今風のパン屋さんが欲しい」であったり、「作っている量が少ない、或いは、営業日が少ない」等の声がありました。
実際、試しにレンタルの厨房施設を借り、パンを作って販売してみると予想以上の反響があり、町の人達がどれほど美味しく多様なパンを求めているのかを実感しました。

それらの事から『パンを作って売る』という事業は、自分にとっての主のテーマとも、四万十町に来た意義ともズレていない合理的な選択だと思っています。


町に生徒数60名程の一つの高校があります。
そこにパンを持っていけばあっという間に、100個以上用意しているパンが完売してしまい、初日の日は買えずに泣き出してしまう生徒さんもいました。

実際に話を聞いてみると
「こんなパン食べたことないです!」
(町にパン屋が無く、スーパーやコンビニにある市販のパンしか食べる機会が無いためかもしれません)
と、心底美味しいと喜んでくれているのが伝わってきます。

窪川地区では人口1万人程の町ですが、少なくともその3割は60歳以上の高齢者の方々です。パンに限らず、あらゆる分野で『作り手』が不足しているのです。



『パン屋を始める』と言えば、町の人は大抵が大げさとも思える程に喜んでくれますし、期待を感じます。
「もっと多くのパンを多くの町の人に届けたい」と思うのは、自然な流れでしょう。


しかし、ここで障害になってくるのが『設備投資』という壁です。
パンを大量に焼くためにはそれなりの『ベーカリー機器』と呼ばれる機械類が必要になってきます。あまりイメージが沸きづらいかもしれませんが、実は手作業のみでパンを作ろうとした場合『食パン一本』作ることさえ重労働。
仮に家庭用の設備だけで食パンを10本焼こうとすると、疲労困憊で24時間付きっきりになって、やっと作ることが出来る。といった感じです。
技術とか効率化とかそういう次元の話ではなく、分かりやすい話『専用の設備が無いとパンは大量に作れない』のです。物理的に不可能なのです。

実際に四万十町に来てから現在までに、町の厨房施設を借りて無理やり作ったりしていましたが、1日12時間以上作業しても作れる量はせいぜい売上5万円程度。
客単価は1000円程度なので、1人が2人分買っていたとしても100人分…とても足りません。。

これを週に3日間の販売で試しに2週間行いましたが、圧倒的に時間が足りません。
準備も含めると1人で週6労働のほぼ睡眠時間以外働いてる状態でようやく成立するレベルです。続くわけがありません。。
(わかっていての実験と周知の為の製造販売ではあったのですがね…)

その経験から、改めて『ベーカリー機器』の必要性を実感しました。
窪川地区、並びに四万十町にパンをいきわたらせるには、設備を整えて製造量を増やすしかないのです。

因みに最低限必要な機械としては
・オーブン
・ドゥ―コンディショナー(ホイロでも可)
・ミキサー(業務用の30クォート以上を回せる物)
この3種の神器的な3つの機械。


現在、公共施設の厨房を借りて手作りパンを製造し、学校などへの持ち込みや、役場のホールを借りての対面移動販売を行っていますが、明らかに持続していくのは難しい上に製造量もかなり限られてきます。

さらに、公共施設からお貸りしていた厨房施設も、運営方針や保健所さんからの製造許可の問題で、現在製造に制限がかかっている状態です。


なので、よりスムーズな活動展開を目指し『自分の工房を持つことが大事』と考え、1月末の店舗オープンを目標に場所の借り上げと内装の準備を進めています。


※改装時期やOPENの日にち、場所はチラシ製作当時の情報です。変更する場合があります。

新しい工房では、ミキサー、ドゥ―コンディショナー、オーブンなど、パン屋の3種の神器とも呼べる業務用の機械を導入する予定です。これに加えて、鉄板やパン型などの周辺機材を整え、製造効率を高めます。
これにより、より多くの美味しいパンを窪川及び四万十町の人々に提供できることが期待できます。

現在は、懇意にしていただいている企業の社長さんに、稼働を休止している老人ホームの厨房を貸していただけるということで、保健所さんとも相談しながら、今後他方面に展開できるように許可申請と内装工事を進めています。この工房の構築と新たな機械の導入には、資金面での支援が必要です。 

今回のクラウドファンディングで皆様にご協力をいただければ、より迅速で効率的なパン製造が可能となり、そのまま地域への貢献と繋がります。
窪川及び四万十町のコミュニティに美味しいパンと一緒に幸せを届けるため、ぜひとも温かいご支援をお待ちいたしております。




リターン品は『シモガマBAKERY・パン教室』のグッズや商品、シモガマ自身の製パン技術・知識、パン屋経験からくる全ての物をご用意させて頂いております。

皆様のご支援に、お礼と感謝の気持ちとして十分にお応え出来る物をお選びいただければ幸いです。


※今回のリターンはクラウドファンディングの目的が『開業直後の設備投資への援助』という性質上、『ご支援を頂く』というのをメインにしております。
『前売り券』や『限定品の販売』ということではなく、あくまでも『感謝の気持ち』からの『返礼品』であることをご理解、ご納得いただければ幸いです。


12月中旬 製造所 物件契約完了
12月下旬 内装工事・機材見積
1月上旬 内装工事開始
1月下旬 保健所営業許可 取得  
1月下旬 機材搬入完了・試作開始  
2月上旬 クラウドファンディング終了・工房稼働開始
3月上旬 リターン品発送開始


総額:200万円目標

設備費:約100万円⇒オーブン・ドゥ―コンディショナー・ミキサーの導入を考えています。
工事費:約30万円⇒水回り・換気扇・エアコン等の工事費用に充てます
その他パン製造機器:約16万円⇒鉄板や型等の最低限の機器を揃えます
手数料(17%+税):54万円

私は『パン屋さんがやりたい』わけではありません。あくまでも『四万十町でパン屋を開きたい』のです。必要とされている場所で、必要とされている物を作りたい。それだけです。

知人に誘われるまま、町興しのために裸一貫四万十町に移住してきました。他の場所では意味がありません。ここで頑張っていきたいのです。皆様、ご支援の程。よろしくお願いいたします。


<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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