■自己紹介

こんにちは。

藤田 政博(ふじた・まさひろ)です。


私は現在、

関西大学 社会学部 教授として、


「司法の世界に社会心理学を応用する」をテーマに
25年ほど研究し、学生の指導にあたっています。


これまでの研究生活で、
英語で書いたものも含めて専門書や論文を出版し、
国内外で学会発表を90回以上してきました。

国際学会での発表国際研究会での報告


また、学会の副理事長をしています。


幸いにして、英語の専門書や学会発表に対して
学会賞を頂くこともできました。

英語での単独著作


アジア犯罪学会・賞の盾

日本法社会学会・賞状



学術ときくと、
多くの人にはちょっと遠い世界、
身近なものではないと感じる人もいるかもしれません。


私の研究分野とテーマをすごくカンタンにいうと、

分野は法律、社会のルール。
テーマのバイアス、これは認知のゆがみです。


認知とは、見たり聞いたりして
ひとや周囲の様子を理解すること。
これは生きていく上で欠かせません。


そのときに、私たち人間は、
バイアス(=認知のゆがみ)が
生じるようにできています。


そして、司法(法律・ルール)も
社会になくてはならないもの。


この2つを研究することで、
社会が正しく運営されるようにしている。
それが私の活動です。


ただ、普通の大学教授より
ちょっと私は変わっていると思います。


そもそも、法律の研究の道を歩みながら
心理学の大学院に入り直して研究修行を1から
やり直す人はほとんどいません。

そして、その両方を掛け合わせた研究を
していこうという人も多くはありません。


また、大学の研究室にこもって
論文を読んだり書いたりばかりしているわけではありません。


法律家の団体にお邪魔して
新しい制度を作るプロジェクトの
お手伝いもしました。

プロジェクト成果報告の論文


学術の世界の中では、
学術的な純粋さが重視されます。
そういう世界からみると、わりと変わり者です。


それでもこういうことをするのは、
学問と実社会を横断するような
研究者こそ、本当に価値あるものを作れる
という考えを持っているからです。


そして、その活動の一つとして、
一般書の著者という顔も持っています。

専門書は同じ分野の研究者に向けた本ですが、
一般書は、世の中に広く知識を伝える本です。


25年の研究と教育の成果をもとに、
これまで2冊の一般書を出しました。


そして、今回新しく生まれるのが
一般書の中でもビジネス書、
『リーダーのための【最新】認知バイアスの科学』になります。



さて、変わり者的な大学教授と名乗った私ですが、
本の出版にあわせてクラウドファンディングをやる教授も、
かなり珍しいと思います (笑)


クラウドファンディングとはいっても

「私が本を出版したいから、
みなさんの力を貸してください!」

という企画ではありません



このクラウドファンディングのテーマは

「藤田政博バイアスラボ」です。

字が傾いているのは「認知の傾き」を表しています…




これまでご縁を頂いた皆様、
また、今回知って下さった皆様と一緒に、
今回の出版をお祝いし、
楽しい時間を過ごして頂ければという企画です。


もちろん、実践的な学びや知識のインプットができる

リターンもたくさん用意しています。


このページに来て下さったあなたが
ご覧になるだけでも楽しい気持ちになって、
思わず参加したくなるようなイベントがたくさんある場所。

それが、「藤田政博バイアスラボ」


ぜひ、楽しみながら
ご覧いただければと思います。




今回、三冊目の一般書出版とお伝えしましたが、

ここに至るまでどんな経過をたどったのか?


藤田政博とはどんな人なのか?

について、お話しさせてください。


私は高校生の頃から、
「社会のルール」について興味があり
将来はその知識を使って専門家になり、
本や書籍を出したいという希望を持っていました。


ルールと言えば法律だろうと思い、
大学進学では法学部を選択。
勉強に邁進して順調に「社会のルール」を知っていきます。


ただ、知れば知るほど、
1つの疑問が自分の中に生まれました。



法律学は
人の意思や行動を扱う学問なのに、
人の心の動きを客観的に捉える方法がない


誰もが、疑問を持っていないのです。
同時に私は 歯がゆさと焦りを感じていました。


そこで、法学部にいながら
心理学の本を、むさぼるように読み始めます。
それでも、なかなか解決策は見つけられませんでした。


そんな中、
いつまでも親に頼って学生を続けるのも難しく申し訳ない感じになってきて、
就職するか勉強を続けるか選択の時期は近づいてきます。


そのときに、1冊の本と出会います。
アン・ウィルソン・シェフの『嗜癖(しへき)する社会』。


誠信書房サイトより引用
https://www.seishinshobo.co.jp/book/b88019.html


嗜癖(しへき)
この耳なれない言葉との出会いが
その後の一生を変えるとは思っていませんでした。


嗜癖(しへき)とは、
自分を失うほど何かに依存してしまう症状。
それが社会的に生み出されるものであると書いてある本でした。


個人の問題は社会の問題とつながっていることを理解し、
「社会のルール」を扱う、社会心理学にも出会います。


私が進むべきなのは
社会心理学であると道が定まりました。


社会心理学の研究室に進むことになりましたが、
社会心理学の知識も、研究のスキルもほぼ皆無。


その状態から、

・大学院の入試

・実験室に詰めて研究スキルの修得


これまでほぼしていなかった統計の勉強など、
全く違う勉強に目が回りそうになりました。


研究者を目指していましたが、
大学院で修行しても
将来研究者になれる保証はありません。


別の言い方をすると、
食べていけるかどうかも分からない状態でした。


知識も実績もスキルも十分でなく、
将来の見通しも真っ暗というプレッシャー。


そのときでも、
法律と社会心理学を結びたいという
気持ちはなぜかずっとありました。


先が見えなくても確信にしたがい、
博士課程に進みます。


博士課程では、
法律と心理学を繋ぐ分野で活躍されている日本国内外の先達と出会い、
指導を受けることができ、5年かかりましたが博士論文をまとめることができました。


ありがたいことに
博士課程で生活費と研究費をいただけるようになり、経済的にも一息つけました。
そのお陰もあり、博士論文を初めての研究書として出版することもできました。


ここまできくと、順調なように聞こえますが、、、


博士論文をまとめた後、
研究者としての安定した職に就く機会が
なかなか巡ってこずに苦労した時期もあります。


けれども、自分の道を信じた中で
35歳になって書籍を出すという高校生の時の希望が叶いました。


博士論文を書籍化し
有斐閣から出版


その後は大学運営、授業、学生指導、
そのほかの仕事はこれまで以上にハードで、
着任直後にめまいを起こして一度ダウンしてしまったり、
病気や事故に遭ったりなどのアクシデントもありましたが、

そのような中でも同僚や研究者仲間、家族親戚、
これまでご縁を頂いた方々に支えられて職務を継続できました。


研究者ネットワークの広がりと共に、
学会の理事や副理事長、学会誌の副編集長などの
お役目を頂くこともできています。




このような活動を15年以上続けたとき、

「認知バイアス」の一般向け書籍を出さないかというお誘いをいただきました。


これは長年の研究を共にしてきた先生からのご紹介で
チャンスを頂くことができました。


私が授業で扱ってきたのは社会心理学。
その中には「認知バイアス」の話はたくさん入っています。


繰り返しになりますが、
「認知バイアス」とは認知のゆがみ。


私たちの日常でもそして、司法の場面でも存在し、
認知バイアスによる判断の誤りの問題は、司法でも指摘されていました。


折しも、
社会的に認知バイアスへの関心が高まってきたこともあり、
認知バイアスの最初の一般書を出したのが2021年。


認知バイアスに社会の注目が集まり始めたときに
その本が無事出たことで、バイアスの解説などの依頼が来るようになりました。


プレジデント2023年11月17日号 p.52








プレジデント2023-11-17号
https://presidentstore.jp/category/MAGAZINE01/012321.html より引用

現代ビジネスより引用
https://gendai.media/articles/-/84687




そして今回、バイアスについて、
よりビジネスの現場にいる方々に
役立てて頂ける書籍ができました。


この本では、バイアスの説明だけでなく、
ここ数年に起こり、日本を震撼させた事件の分析を
バイアスという観点から行いました。 


・ビジネスの現場にも役立つ事例

・教養としても読むだけで面白い内容

・リーダーとして知っておくべき、認知バイアスの落とし穴

を難しい言葉ではなく、日常話す言葉に近い言葉で表現しました。



バイアスとは何かという概要を知るだけでなく、
バイアスというコンセプトを使って
世の中をどう切っていくかの視点を提供することまで踏み込んでいます。


この1冊の出版に至るまで、つまり、
18歳のころから、今の活動ができるまでには
たくさんの方に助けられてきました。
とてもありがたいことです。


そうした感謝の循環も含め、
ただただ本を出すだけではなく、
みなさんと再会したり、喜んでいただけるようなイベントや学びを
リターンとして用意しました。


それが今回の開催趣旨になります。


ここまでの長いお話を読んでくださって本当にありがとうございます。
あなたにここまでお付き合いいただけただけで、とても嬉しく思います。





このクラウドファンディングのテーマは

「藤田政博バイアスラボ」です。




今回のリターンの多くは
「つなぐ・結ぶ」がキーワードになっています。


今回のクラウドファンディングのプロジェクトでは、
ラボの活動と縁ある方々を結ぶ、ということをコンセプトに、
共に活動できる、を感じられるリターンをご用意しました。


例えば今回のサイン本というリターンも、感謝の心を込め、
縁ある方々とのご縁を確認するというリターンです。




また、藤田との食事会もそのような考えに基づいています。

単に、藤田が美味しい物を食べるのが好きであるという

だけではありません。


食事というのは、
身体を養うだけではなく、こころを養います。

そして、人と人とを繋ぎます。


食事会を通じて、そのような風を感じて頂ければ幸いです。


そのようなラボの活動の中で、いつもたいへんなのが

どのようにしてその費用をまかなうかです。


ラボの成果として出るものは、新たな知識であり、
公表方法は、学会発表や論文です。


論文で示された知識は、
人類の共通財産として、使うたびに使用料を払わなくとも、誰でも使用できます。


しかし、その知識の生産には、膨大な労力と費用がかかっています。
つまり、製品として一般の商業ベースでいう水準の対価を得られない、
しかし、生産にはお金がかかる、それが知識です。


それは、知識という財が、公共財的な性質を持つことから来ています。
放っておくと、知識は、過小供給になる財なのです。


知識の過小供給を防ぎ、人類全てに貢献すること。

それは、研究活動を経済的に支えることでもできます。


ラボの活動に本当にかかわってみたい、しかし、
時間もないし研究もしたことがない、という方であっても、
資金という側面からラボの活動にかかわって頂けるのです。


そして、そのご縁を通じて、心理学を通じてどのように

正義を実現していくのか?という問題への答えを

一緒に作っていければと思います。




Q1:決済方法は何がありますか?


A1:各種クレジットカード、銀行振込(Pay-easy払い)、コンビニ払い、キャリア決済等がご使用になれます。詳しくはCAMPFIREヘルプページからご確認ください。


※ リターンの価格は消費税、送料込みとなっています


※ リターンに伴う支援者さま自身の交通費・宿泊費などに関しては、支援者さまのご負担となります。リターンにプロジェクトオーナーの交通費・宿泊費が別途かかる場合は、リターン内容に記載しております。




Q2:リターン品の到着日の指定はできますか?


A2:誠に恐れ入りますが、到着日の指定は出来かねますのでご了承ください。




Q3:間違ったリターンを選んでしまいました。キャンセル出来ますか?


A3:原則キャンセルはお受けすることが出来ませんので予めご了承ください。




Q4:一人で複数回支援することは可能ですか?


A4:同一の方による複数のご支援は可能です。支援画面にて支援金額を変更する「上乗せ支援」も可能です。




Q5:海外からの支援は可能ですか?


A5:書籍発送等「日本国内のみ」のリターンは、大変申し訳ございませんが、ご支援頂くことができません。

※ オンラインでご提供するリターンはご支援可能です。

※日本国内開催のイベントにご自身が直接お越しいただくリターンは、お選び頂けます。




・本プロジェクトはAll-in方式で実施します。


目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。設定したゴール以上支援額が集まった場合、次のストレッチゴール(目標金額)を設定させていただく予定です。




一般には問題は与えられるもので、
解答は探すものと捉えられているかもしれません。


しかし、ラボでの活動は研究です。
研究とは、誰かが出した答えを探してくることではありません。


ネットで情報を検索して整理することは、
研究の前提となりますがそれ自体は研究ではありません。


本当の研究は、

世界中で誰も答えたことがなかった問題をつくり、
そして答えもまた自分たちで作っていくという

とてもエキサイティングなプロセスです。


是非、リターンを通じてご支援頂くなかから、
エキサイティングな雰囲気を感じて頂ければ幸いです。


一般書の発刊を通じて、心理学の知識や研究技能が
社会のお役に立てることを知りました。


引き続きそのような面でもお役に立つ機会が
ありましたら幸いです。


クラウドファンディング終了までの期間、ぜひ、あたたかく見届けてください。


藤田 政博



このクラウドファンディングで集まった資金は、
リターンのご用意にかかる経費として使用させて
いただき、残額をラボの勝つ研究活動の経費と
してありがたく使用させていただきます。


このクラウドファンディングは、

出版社・秀和システム様のご賛同を

得て実施させて頂いています。



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