【ご挨拶】

みなさま初めまして!「かじほのか」と申します。
名前だけ見ると女性のようにも見えますが、それなりの年齢の男性(おっさん)です。

普段は海蒼 絵葉書館(しーそー えはがきかん)という屋号で、妻のはるかと共に2人で撮影した写真を木・アクリル・キャンバス等の素材と合わせて雑貨類を制作し、ハンドメイドイベントやWEBにて販売しています。
作品は全て自分たちでデザイン、データ作成を行い、デジタル工作機等を使用して制作をおこなっております。

そしてこのたび2024年4月に札幌市南区にレンタル工房+レンタルスペースをオープンします。
そこでは地域のクリエイターやアーティスト、一般の方々にも新たな創造の場を提供したいと考えています。

【このプロジェクトで実現したいこと】

札幌市南区に2024年4月オープン予定のレンタル工房+レンタルスペース「KIKAIの家」
より多くの方々に知って頂きそしてご利用いただくため、クラウドファンディングを立ち上げることとなりました。

この場所は、ものづくりをする人だけではなく、広く多種多様な方々が集い創造活動や交流を楽しめる場として活用していただきたいと考えています。
おかげさまで、場所の確保・内装工事は順調に進んでおり、大型機材の搬入も完了。
現時点では4月中にはオープン出来る予定です。
しかしやはり大型機材に大きな金額がかかるため、まだまだ不足している機材・設備・環境等があります。
また、このような事業で一番大切なのは「継続」です。

そこで皆様には、よりよい環境でのスタートと、「KIKAIの家」の進化・継続に向けてのご支援を賜りたいと考えております。

このプロジェクトでのご支援につきましては、以下のことに使わせて頂きます。

・機材費(追加もしくは上位機種への変更、オプション、消耗品)
・設備費
・広告宣伝費、人件費等の運営費の一部


【「KIKAIの家」を作ろうと思った経緯】

私自身がレーザー加工機やUVプリンターまた木工用ツール等を使い、デジタル・アナログ両方の技術で作品を制作しております。
その際、札幌市内や近隣のファブ施設・レンタル工房を利用しております。

自分の工房を作るというのは私の一つの夢でした。
ただ夢と言っても若い頃からあったわけではなく、この世界に身を置いてもうすぐ10年。
海蒼 絵葉書館という屋号の通り、ポストカードとA4サイズの写真から始まりました。
その後、雑貨を作るようになると今度は色々な機械や工房を借りて作っていました。

そして、きっかけとなったのは…やはりコロナ禍です。

コロナ禍の中で最初の緊急事態宣言時には、各工房…特に自治体が運営していたものは全部シャットダウンになりました(私が主に利用している2つの工房も自治体運営のものでした)。
そして、物販のイベント・催事もなくなりました。
だたイベントがなくてもウェブショップは動かせます。
ウェブショップで作品が売れていくと在庫がなくなりますが、工房が動かないので作れなくなります。
民間だと緊急事態宣言から蔓延防止になるところで経営者の判断で営業再開ということもあったと思いますが、自治体運営のところはマンボウが出れば使用停止…その繰り返しの中で身動きが取れなくなりました。

そこで「なんとかして自分の工房を持てないか」と考えたのが始まりです。

そもそも北海道最大都市の札幌市ですら、私が使いたいデジタル工作機を借りられるのはレーザー加工機で1件のみ。
そしてUVプリンターに関しては片道50kmほどのfablab栗山を利用しています。
(現在は主にfablab栗山で機材をお借りし、札幌芸術の森にある木工房と併用しています)
圧倒的に数が足りません。
その後、作家として活動する仲間たちやファブ施設・レンタル工房を使っている方々とお話をしていくなかで、「こんな工房があったらなぁ…」という思いを持つようになります。
その一つは「デジタル工作機 → 手作業を1つの場所で完結出来ないか」ということ。
もう一つは「敷居が高いと感じる部分をもっと下げて、誰でも気軽に体験できるようにしたいです。

そこでKIKAIの家ではデジタル工作機がある部屋と、主に木や樹脂の切削等の作業が出来る部屋を作りました。
またスタートアップでの不安を減らすため、利用時におこるちょっとした躓きやトラブル等可能な限りサポート出来る体制にしていきます。
「どんなことができるの?」「こういうものを作ってみたい」ということの実現へのお手伝いもさせて頂きます。
利用料金に関してはある程度安価で提供出来るように調整しております(発表までは今暫くおまちください)。

老若男女問わず使って欲しいのはもちろんですが、私としてはこれからを担う若い人世代の人たち(小学生くらいからウエルカム)にたくさん使って頂きたいのです。

ベテランさんたちだけではなく、これからクリエイターを目指したい人、ちょっと始めてみたいがどうしたらいいだろうと言う人。
あるいは機械を使って何ができるんだろう、作家業みたいなもので食べていくにはどうしたらいいんだろう、というような話も出来る。
色んな人がちょっと集って今や未来についてワイワイと話したり、お茶だけ飲みに来ましたでもいいような感じにできるようになっていければ…と考えています。

海蒼 絵葉書館…一世一代の大勝負ではないですが…とても感慨深いものがあります。
始めるのは主にお金の問題になりますが、いろいろと条件が整えば始められないことはありません。
そしてこれまでお世話になっている方々に「工房つくります」とご挨拶に行きました。
そこで話が出てくるのは「始めるのは何とか頑張っても、続けるのが本当に大変だよね…」という話しです。
実店舗を持ってそれを運営する大変さというのは私も重々わかってます。
初めて就職した会社の研修で「お客様に対して一番罪なのは会社がなくなってしまうことだ。私たちから買いたいのにそれを叶えることが出来なくなる。だから継続し続けることが一番大切なのだ。」と教わりました。
今でもその通りだと思っています。
なので続けていくための努力をオープン後はしていくことになります。
まずはオープンに向けて、全力で取り組んでおります。

こちらは「作ります!」っていうのを発表したときに作った動画です。
お時間ある時にぜひご覧いただければと思います。


【「KIKAIの家」って何が出来るの?】

レンタル工房+レンタルスペース「KIKAIの家」は、ものづくりのプロだけでなく、初心者や趣味の範囲でものづくりを楽しむ方々も気軽に利用できる環境を整えることに力を注いでいます。

【2024/03/25追記】各機材・スペースの利用料金を掲載しました。
こちらの活動報告「KIKAIの家 利用料金が決定しました!」も合わせてご覧ください。

「あったらいいな」「オンリーワンを作りたい」イメージを形にできるデジタル工作機
・レーザー加工機・UVプリンター・3Dプリンター・卓上CNC

「よりよく仕上げる」「手仕事が好き」に使える電動工具やハンドツール
・インパクトドライバー・スライド丸鋸・トリマー・糸のこ盤・サンダー・ボール盤等
・ノコギリ・トンカチ・ドライバー等 ※普段使い慣れたご自分の道具を持ち込むことも可能です。

デジタル工作機に関しては、既にレーザー加工機とUVプリンターが搬入されております。
このあと3Dプリンター・卓上CNCが順次搬入される予定となっております。

レーザー加工機:3,080円/2h UVプリンタ:3,080円/2h レーザー・UVセット:4,950円/2h
3Dプリンター(FDM(熱溶解積層)方式) 330~880円/1時間

「研磨や切削が出来る」「自分の道具も使える」工作室
作業台は築数十年の古民家から引き上げた年代物のテーブルを修繕して再利用しています。
基本的な電動工具類は順次揃えていきます。
もちろんご自身でお使いの道具を持ち込んでの作業も大丈夫です。
下の写真は元々和室だった部屋ですが、工作室として作業が出来るように内装を変更しました。
オープンに向けて私がここで色々と作業をしながら「KIKAIの家」をつくっております。
工作室:1,430円/1日


「気軽に使える」「自由度の高い」フリースペース
約10畳程度の部屋をフリースペースとして用意しました。
工作体験や各種講習会、またサークルでの集会やライブ配信、展示会、撮影等々…皆様のアイディアで多様に使って頂けます。
部屋としてのご利用が無い時はデジタル工作機がある部屋のテーブルと共に「軽作業スペース」としてご利用になれます。

フリールーム 1時間:1,100円 3時間:2,750円 6時間:4,950円 終日(9時間):7,150円

冷暖房・電源・Wi-Fiが利用可能な軽作業スペース
PCでの作業はもちろん、粉塵や異臭、大きな音が出ない作業が行えるスペースです。
(なので何もデジタル工作機や工作室で電動工具を使わなくても…)
例えば「ちょっと電子工作」「プラモデル作り」「学校の宿題を冷暖房が効いた部屋で…」といった気軽な使い方も出来ます。

軽作業スペース:550円/1日


KIKAIの家のコンセプトは【「ひと、もの、こと」をつくる家】。
様々なことに利用できる場所を目指しております。

【2024/03/25追記】
「KIKAIの家」それぞれの利用料金を決定しました。

そして未来に向けて、KIKAIの家が出来ることも徐々に増やしていきます。

「KIKAIの家」はぜひ若い人たちに使って欲しいと書きましたが、もちろん様々な方々に使って頂きたいと思っています。
その中ではベテランの方々から(子供も含めた)若い人たちへの継承というのも出来たらいいなと考えています。

例えばもう引退した大工さんや職人さんから、子供たちがノコギリやトンカチの使い方を教わって1から何かを作る。
工作キットのように準備されたものではなく、自分で寸法を測って自分で切る。自分で組立てる。
そこに今の技術を使ってレーザー加工機で模様を刻んだり、3Dプリンタで飾りを作ったり。
それを今度は子供たちがノコギリを教えてくれた大先輩に教える。
そうすることで地域の人たちが繋がっていけるような…そんなことも出来る場所にしたいとも思っています。

また「機械を使ったのってハンドメイドじゃないよね」という偏見もなくしたいのです。
例えば私自身が作っている雑貨はデジタル工作機なしでは作ることはできません。
そもそも私…ノコギリでも丸鋸でも木をまっすぐに切ることが出来ないくらい不器用です。
問題は「何を使って作っているのか」ではなく「誰が考え誰が作っているのか」です。
「これは使っちゃダメ」なんていう道具はありません。

その他まだまだ頭の中でいろんな案が渦を巻いています。
すぐに全部出来るとは思っていません。
まずはとにかく「KIKAIの家」を知っていただき、来ていただき、使っていただき、とにかく継続につなげることが第一。

「KIKAIの家」には色んな可能性が秘められています。
きっと私もまだまだ気付いていないもの・ことが沢山あるはずです。

「KIKAIの家」はみんなと育っていく…そんな場所にしたいと思っています。


【「KIKAIの家」ってどういう意味?】

この施設の名称は本当に悩んで悩んで…でもある時パッと降りてきたのです。

「KIKAI」はそのまま「きかい」と読みます。
これはデジタル工作機や電動や手で扱う工具等の「機械」「器械」
そして人間同士の出逢いや新しいことの学び、ここでなら新しいことが出来る等の「機会」
この2つが大きな意味となります。
その他にも本筋にそぐわなくても解釈を変えれば何かしら意味をもつ「きかい」という言葉がいくつかあります。

また「家」というのはまだ仮称のころから使っていたのですが、私が妙に気に入ってしまいました。
実際に一軒家を使っているので、見た目もまさに「家」です。
「ここに来ると落ち着く」「なんとなく寄ってみた」そんな場所になって欲しいという思いも「家」に乗せています。


【リターンについて】

ご支援いただいた方々には、KIKAIの家での特典など、特別なリターンをご用意しております。
私たちの活動をサポートしていただいた方々には、心から感謝申し上げます。

【今後のスケジュールについて】

「KIKAIの家」のオープンは2024年4月下旬を予定しております。

日々の状況は下記のSNSで発信しております。ぜひフォローをお願いします。

X:@KIKAI_no_ie
Instagram:@kikai_no_ie
YouTube:@seAsOw

現在オープンに向けての準備は順調に進んでおり、施設の整備や設備の導入、イベントの企画など、様々な取り組みを行っています。
また準備中のKIKAIの家は基本的に開放しているので、私が中で作業している時は自由に見に来て頂いて構いません。
3月下旬からは実際にデジタル工作機が動いている状況をお見せできるようにする予定です。

充実した設備と環境を整え、継続して新しい可能性を広げていくためのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

コンセプトにご共感をいただけましたら、ぜひ一緒に「家」を育てて下さい。
皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。

  • 2024/04/28 09:00

    去る2024年4月27日(土)無事に「KIKAIの家」が正式オープンを迎えました!応援してくださっている皆様、資材等を提供してくださった皆様、手続やHP作成に協力頂いている皆様、そして家族…たくさんの方への感謝の気持ちでいっぱいです。本日4月28日(日)からはオープンイベントである無料ワークシ...

  • 2024/04/26 19:57

    4月27日~5月6日の期間のワークショップイベントについてお知らせいたしましたが、今回は並行して行われる説明会等についてお知らせいたします。※KIKAIの家には駐車場がありません。お車でご来場の方は近隣の駐車場をご利用ください。また周辺は静かな住宅地になっております。路上駐車等は絶対におやめく...

  • 2024/04/22 16:48

    現在4月27日(土)のオープンに向けて準備中ですが、オープンを記念して4月27日~5月6日の期間のイベントやお得な情報をお届けしたいと思います。※KIKAIの家には駐車場がありません。お車でご来場の方は近隣の駐車場をご利用ください。また周辺は静かな住宅地になっております。路上駐車等は絶対におや...

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