初めまして
数あるプロジェクトの中からご覧頂きありがとうございます。
まずは自己紹介です。
札幌の短大を卒業後、上京して商社に5年勤務しました。その後、制作会社へ転職、ディレクターとして科学館展示物等の教育コンテンツを手掛けつつ、プログラマーにあこがれ、勉強を開始。無事にプログラマー転向後、テーマパークの体験展示やスマホアプリの制作を行いました。
2016年に金沢へ移住し伝統工芸に触れる機会を得て、趣味の電子工作に漆芸の手法を用い始めました。
漆芸は奥が深く独学で学べるものではないと一念発起し、石川県挽物轆轤研修所にて漆器の素地となる木地挽きから学ぶことにしました。
2024年3月には金沢駅から徒歩7分の場所に念願の工房を開設します。
55歳の新人木地師です。ずいぶんと遅咲きになりましたが、デジタル業界で行ってきたものづくりの魂を伝統工芸の世界でも活かしつつ独自の視点でモノづくりを行っていきたいと思っています。
挽物の楽しさを伝えたい
木地挽きは目と耳と手への振動、それらすべてを通して木と対話しながら作るものです。とても難しいけれども滑らかに美しく作れた時の感動は何にも代えがたい魅力を持っています。ぜひ自身の感動を通して工芸の楽しさや木地挽きという職業について知ってもらえたら嬉しいです。
木地挽きの工房でできる挽物のちょっと変わった体験
観光と工芸の街「金沢」の駅近くの木地挽きの工房でできる工芸での感動体験のコンテンツを用意しました。
工房開設に先立って、イベントでの体験教室を行い、難しいところや楽しみつつ制作できるポイントをリサーチしました。
工房開設準備中
2023/12/12から工房化のための土間工事が始まっています。
木地挽きに使う「ろくろ」はコンクリートにアンカー止めをする必要があります。
少しでもぶれがあると、綺麗な木地を挽けないためです。
また、「ろくろ」本体も1点きりの注文販売です。注文から納品まで半年かかります。
土間工事は2023年内に終了し、2024年1月には「ろくろ」の設置確認を行い、2024年2月「ろくろ」の設置工事を行います。
リターンについて
金沢の工房にお越しいただける方には、工房での各種工芸体験プログラムや、工房見学をご用意しています。
金沢への旅行の予定がない方には、完成品や白木地をお届けします。
スケジュール
2023年12月 土間工事完了
2024年2月 ろくろ設置工事
2024年3月 金沢駅近 木地工房オープン・工房見学や工芸体験スタート
2024年5月 完成品や白木地のリターン発送スタート
日本の挽物技術は世界最高峰
日本で木地師は斜陽産業です。なので、道具も自分でつくるし、整備も自分で行います。木地を挽くのも、漆を塗るのもすべて自分ひとりです。それはとても覚えることが多くて大変なのだけど、確実に他の誰でもない自分にしか作れないものに近づける確実な手ごたえがあります。
世界でみたとき、木地挽き、woodTurningは人気のある工作です。とは言え、海外では旋盤を使います。私の学んだ山中式ろくろは旋盤より繊細な造形が可能なため、海外からの見学者が頻繁に訪れていました。
繊細は木地は海外でも人気の高いものです。
私が魅了された木地挽という職業を一人でも多くの人に伝えられたら嬉しいです。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
また本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。木や漆の乾き具合によって配送遅延のおそれがございます。
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