サツマイモのドメーヌ蒸溜所への道 

第1幕・再起のオリジナルデザイン決定!

詳細は活動報告からご覧ください。


うまい酒を造りたい!その思いが原点です

 私は鹿児島でドメーヌのスピリッツ蒸留所を立ち上げる挑戦をしている農業醸造家の八木健太郎です。


 醸造家自ら原料栽培から醸造までを行う生産者のことを、フランス語で「ドメーヌ」と呼びます。


 前職の焼酎蔵では、社長兼製造責任者を務めながら自ら現場に立ち、原料栽培の農業と醸造を並行する「農醸一体の造り」を、実現不可能と言われていた中で体現してきました。鹿児島県・垂水市の豊かな自然の恵みをしっかりと五感で感じられるよう、まずは土を耕し、芋・米を造り、日焼けで真っ黒くなりながら、収穫から醸造、さらに出来上がった焼酎の商品企画をし、酒屋さんへ向けて販売するところまで一貫して行う日々でした。

 長年掛けて自らの手で独自構築してきたその手法や哲学が酒質に年々現れ、世界的にも注目され評価されてきた矢先、突然、人生をかけて臨んでいた焼酎造りに携わることができなくなりました。


このプロジェクトで実現したいこと

 できれば地元の鹿児島で、人生をかけて構築してきた「農醸一体」の続きを実行できるドメーヌの蒸留所を立ち上げ、自社栽培サツマイモを原料としたオリジナルスピリッツを製造することを計画しています。そのためには、原材料であるサツマイモの栽培を蒸留所建設より先行しなければなりません。しかし、困っていることは、1月から始まった苗栽培から9月の収穫まで経費はかかるが売上の確保ができない点です。その期間の農業維持のため、クラウドファンディング第1幕・再起で「サツマイモ栽培応援(農業)」を実施し、蒸留所の立ち上げに備えたいと考えています。


再び奇跡の一滴をお届けしたい

 この20年間、毎日毎日焼酎のことを考え、尽きぬ想いに「どんなお酒を作ったら良いか?」という問いかけがしばしば寝言にも出ていたようです。

 人生の多くの時間を割いて導き出し、命をかけて実現してきた究極の「農醸一体」のドメーヌのお酒造りへの思いは、焼酎蔵を離れた今でも私に染み付いていて、消えることはありません。


「もう一度健太郎の造った酒が飲みたい。」

皆様からいただくたくさんの声。

自分が酒造業界から去ってもすぐに忘れられるだろうと思っていました。もう地元は離れて、どこかで違う仕事をしていく選択もありましたが、思いもよらない身に余る応援の声に励まされ、再び酒造りを…という思いは日に日に強くなりました。

焼酎ファンの中には私の造った酒を「奇跡の一滴」と呼んでくださる方がいらっしゃいます。

蒸留所の建設と酒造免許の許可取得は、険しい道のりになるのは重々承知しています。しかし、皆様の期待を受け、力の限り、残りの人生をかけて、究極の酒造りへの再起を図っていこうと決心しています。そして再び「奇跡の一滴」と呼ばれるお酒をお届けしたいと思っています。

私は、究極の酒造りのために立ち上がります。

しかし、現実に立ちはだかる金銭的な壁に、一人ではどうすることもできません。様々なことを熟考した末、今回、クラウドファンディングでこれまでの自分の姿勢やこれからの想いに共感いただく形で皆様にご協力をお願いすることが、微力な自分に合った資金調達方法だという結論に至りました。どうかお力をお貸しください。


これまでの活動と準備状況

2008年〜2014年

 私は前職で20代の頃、身ひとつで海外販路開拓に取り組んでいた時期がありました。そこでは焼酎はまったく見向きもされず、ワインなどの農業に起点するお酒が人気を博していました。それを見て、酒造りの上での農業の大事さを感じ、自社で使用するサツマイモを全量自社栽培することを決心しました。

2009年〜2019年

「寿司屋が毎日漁に出るようなもの」

酒造をしながらの農業はそのくらい難しいと揶揄されました。

10年掛けて試行錯誤しながら自社栽培化を独自に実現し、醸造する酒質に合った農作物の生産ができるまでに技術を習得しました。そして、これもまた不可能と言われていた、酒造会社で「農業法人」の認可を取得することができ、唯一無二の焼酎蔵となりました。それだけたくさんのサツマイモを栽培し長年に渡り農業を維持継続してきた結果でした。また、焼酎ブームが去った昨今、今一度、焼酎の価値を底上げできると確信していました。


 農業から芋焼酎造りを行う中で気付いたことがありました。

 サツマイモとブドウの共通性です。

 通常、穀類で造られることが多いアルコールですが、芋焼酎とワインは生の作物を使うのです。穀類は水分含有量が15%前後なのに対して、サツマイモとブドウは75%前後と高い水分含有量なのです。これにより、収穫後の劣化も早いという特徴も共通しています。つまり、自社でサツマイモを栽培し、最適な時期に使用することが酒質に大きく影響を与えるのです。

 そのことに気付いてから、自社農業と醸造を完全にロスタイムなくスケジューリングする体制を構築し、最も劣化のない「当日収穫・当日仕込み」を実現しました。その結果、公式のコンクールで多数の賞を受賞させていただきました。


 さらに、芋と米だけを使う焼酎元来の姿を崩さずして、革新的な焼酎ができないかと考え込んでいたところ、デザートワインならぬデザートのように甘い芋を使った焼酎もできないかと着想しました。

 4年間研究を重ねた結果、特許製法の2種の芋焼酎も醸造し商品化しました。こちらは、収穫後の生芋を2ヶ月以上糖化熟成させ糖度50度以上にしてそれを仕込みに使用するというものです。芋内部で生成された芋の蜜により、β-ダマセノンが一般的な焼酎より8倍多く生成され、とても甘く蜜の味わいを有する芋焼酎が出来上がります。この製法により、ワインの本場フランスはもとより世界各国からトップソムリエが視察に来られ、感銘を受けていただくほど、造りは元より、哲学的にも育っていました。


2019年〜2023年

 サツマイモの栽培が安定増産してきたタイミングで、焼酎のもう1つの原料である米の自社栽培も開始しました。4年間かけて仕込みに使用する麹米の30%(約8トン)を自社米にすることができ、これにより、日本初の全原材料自社栽培の「ドメーヌ焼酎」を4銘柄商品化することができました。

 麹米は、前職の蔵の地下水と同じ流域沿いで栽培することで、仕込み水との親和性も図り、またその背景も大事に商品化を進めてきました。

2023年9月〜12月

 この度、順調にビジョンを具現化していた道を失いましたが、これまで付き合いのあった農家さんなどにサツマイモを分けていただきながら焼き芋を販売して生計を維持しています。


2024年

 自分自身で蒸留所を立ち上げて、その続きを実現しようと再び立ち上がっています。これまで独自に試行錯誤を重ね、高品質なサツマイモを育てるためのノウハウを習得しました。やはり農業は自分から切っても切り離せない存在です。できるだけ早いうちに、自分が栽培したサツマイモを再びお酒にすることを目標にしています。

 ご協力の申し出があり、サツマイモを育てるための苗床をお借りすることができました。今年の秋に収穫しお酒にする予定のサツマイモの苗は、もう準備を終わらせておかないといけない時期です。

 また、実現まで予想不能な険しい「蒸留所建設・許認可」までの道のりを、家族や自分に着いてきてくれたメンバーと歩むために、焼き芋や焼き芋ジェラートなどの加工食品も研究して販売し、全員の息が途絶えることのないよう頑張ります。

 6次産業ならではの、農作物を余すことなく使い切り、おいしい商品を提供できる準備は整っています。


リターンについて

 蜜滴焼き芋(みつてきやきいも)とは、八木健太郎が自ら栽培したサツマイモを生芋で3ヶ月糖化熟成させ、最適に温度変化させながら遠赤外線釜でジックリ焼くことで、トロリとした甘みとコクの旨味を有する焼き芋です。


芋蜜滴るこの焼き芋をふんだんに使うことで、ジェラートへの精製糖の添加を抑えられ、自然の甘みと滑らかな食感が調和したオリジナルの極上の「蜜滴焼き芋ジェラート」が完成しました。


 

 第1幕・再起では、「蜜滴焼き芋ジェラート」をはじめとした、限定のリターンをご用意しました。支援を通してドメーヌ蒸溜所への夢を、共に伴走していただけますと光栄です。






応援者の声

 皆様の応援、感謝しかございません。すべてご紹介できなくて心苦しいですが、他にもたくさんの激励のお電話やメッセージをいただいています。粉骨砕身、夢の実現にまい進します。


●東京都 世界トップフレンチレストラン NARISAWA

オーナーシェフ 成澤由浩 様

 僕と健太郎君との出会いは2014年。日本の伝統文化、貴重な食文化を盛り込んだN A R I S A W Aの初の料理著書『S A T O Y A M A』の撮影で訪れた時でした。彼のその時から現在に至るこの10年間の進化は素晴らしく、彼が作り上げる焼酎の味はもちろん、そのすべての素材に対するこだわりは時間の経過とともにますます本質的になり、焼酎というジャンルを超えて世界に誇る素晴らしい作品となっていきました。その背景には想像を超えるような情熱と日々の努力の積み重ねがあることをひしひしと感じます。

 今、世界ではワインをはじめ、その他のアルコール飲料、日本酒も含め、レストランも、食に関するものすべてにおいて、その素材のバックグランドが非常に重要で不可欠とされています。健太郎君はそれをしっかりとクリアする真実の素材づくりから自身で行ない、丹精込めて唯一無二の焼酎を作り出します。

 正直、健太郎君の焼酎に出会うまでは焼酎というものを飲む習慣はありませんでした。ところが今ではすべてのシーンで健太郎君の焼酎を楽しむことになっています。そして、僕が紹介した日本をはじめ世界中の食のトッププロ達も彼の作り出す作品に夢中です。

 僕は一日も早く次の彼の作品が出来上がることを願っている最も熱烈なファンのひとりです。

 この度、健太郎君が非常に厳しい逆境をなんとか乗り越え、自らの志を貫いて真実の農業とともにお酒造りの再開を目指していると聞いて、僕は全面的に協力したいと思っています。健太郎君の造る焼酎のファンのひとりとして、そして正しい未来の日本の食を一緒に盛り上げていく仲間として、この新たなる出発に心からのエールを送ります。


●東京都 ワインジャーナリスト

浮田泰幸 様

八木健太郎さんが造る、ずば抜けて品質の高い焼酎と、農作業から手がけるドメーヌ・スタイルの酒造りは、疑いなく日本が世界に誇るべき「食の文化財」です。彼の歩みが滞ることなく、さらに前進・向上することができるよう、声援を送りたいと思います。


●鹿児島県酒造メーカー 小正醸造株式会社

代表取締役 小正倫久 様

 同業で同い年の健太郎くん。焼酎業界の宝である健太郎くん。クラフトマンシップを絶やさない健太郎くん。社員さんを大切にし、地域を大切にし、周りを大切にする、そんな素敵な男「八木 健太郎」。私だけではなく私の会社のメンバーみんなが思っていること。それは応援したいという気持ち。行動力と実行力にワクワクを感じながら、今までの感謝も含めて全力でサポートしていきたい。


●東京都飲食店 ごち惣家

代表取締役 布施知浩 様

飲食業に就いた18年前に八木健太郎さんとご縁を頂き、それ以来、私自身毎年毎年蔵を訪ね、彼の思い描く、理想の「蒸留所」や「畑」そして「お酒」の話を聞いてきました。どんな困難があっても、彼は周囲の予想を大きく上回るスピード感で、蔵のお酒をアップグレードし続けました。鹿児島県外から様々なお誘いがあっても、「今週は芋の苗床をつくるので。」や、「畑仕事があるので。」など、県外には出ず、蔵を守り続けていた姿勢は、多くの同業蔵元や酒屋さん、そして焼酎ファンには知られた話です。そんな彼が造るお酒を、18年間、私自身お店で扱ってきました。彼が造るお酒により多くのお客様が、焼酎のファンになっている姿を目の前で見てきました。彼の、ふくよかで上質なお芋と、お酒を造る実力は過去の実績から折り紙付き。自身で納得するまでお芋を育て、そして誰もが美味しいというお酒を造る情熱を是非、ここにいる皆さんで応援したいです!蒸留所設立までは長い道のりだと聞いておりますが、彼は必ずやってくれます。彼の新しいお酒を皆さんで飲みましょう。皆さんどうぞ宜しくお願い致します。


●東京都酒販店 ㈱味ノマチダヤ

専務取締役 鶴見高寛 様

 八木さんが農業を推し進める度に年々酒質が向上していくのを感じていて、毎年ワクワクしながら焼酎の到着を待っていました。美味し過ぎて脳天からつま先まで雷で打たれたような衝撃を受けたのは後にも先にも彼のお酒を飲んだ時だけです。私は東京で酒屋をやっていますのでファーストバッチが発売になったら必ず仕入れます。みんな待っていますよ!頑張って下さい。楽しみにしています。


●鹿児島県酒造メーカー ㈲中村酒造場

取締役杜氏 中村慎弥 様

 同じ芋焼酎の造り手としてこれまで切磋琢磨してきた八木健太郎氏の新たな挑戦。これまで培ってきた『農醸一体』『ドメーヌ』という革新的でありながら王道を貫く技術を、次は“蒸留酒”という新たなステージでどう表現されるのか、ワクワクが止まりません。


●鹿児島県酒造メーカー ㈲大山甚七商店

代表取締役社長 大山陽平 様

 健太郎さんとは同じ焼酎蔵元として一時休蔵を経験、平成16年蔵復活、当蔵と同じ経験も多く勝手ながら凄く親近感を持っておりました。健太郎さんは私より一足早く蔵に戻り独自性を出し現場第一主義で焼酎を造っておりました。大先輩で手法は違えど「思いはひとつ、うまい焼酎を造る事」という健太郎さんの言葉が自分にも重り、負けてられないという闘志と大きな刺激を受けておりました。そんな健太郎さんとまたこの同じ時代で一緒にうまいお酒を造り切磋琢磨し鹿児島の蒸溜酒文化をつくって行きたいと心から思います。「再び健太郎さんの奇跡の一滴を」その第一歩心より応援致しております。


●鹿児島県酒販店 善八酒店

代表 川井田学 様

 私は地元・垂水で酒屋を営んでおり、健太郎さんの何事にも真摯な姿をずっと拝見してきました。 朝早くから夜遅くまで農作物に向き合い、真っ黒に日焼けした姿が印象的な努力家です。 健太郎さんと共に従事していた蔵人達が次のチャレンジに賛同し、行動を共にしていることが彼の人柄を表していると思います。 究極の蒸留酒に向かって、『農業醸造家』 八木健太郎は、さらに羽ばたきます。皆様も一緒に応援しましょう!


●大阪府酒販店 かどや酒店

代表 角本稔 様

 八木健太郎氏がこれから創り出す世界観が楽しみで仕方がありません。 誰もやってこなかったジャンルにチャレンジしていく姿は本当に頼もしく、高い志を持ち続ける八木健太郎氏を人として、とても誇りに思います。 大きな苦難を乗り越え、輝くステージに向かっていく彼に私は大声でエールを送りたい! ワクワクする事にチャレンジしようとする人のところにはそれを面白いと思う人が集まってくる。まさしく私がそのひとりでございます!


●大阪府飲食店 海鮮料理と酒 いくひさ

代表 小林義則 様

 健太郎さんとお話する度に、理想の酒造りへ向けいつも新しい事へチャレンジし、難しい道でもどんどん有言実行していく姿は時に眩しく、しかしそれ以上の大きな刺激を受けてきました。そんな健太郎さんの造るお酒を開封する時はいつもワクワクしていました。そんなワクワクをこれから待てる事が楽しみで仕方ありません。簡単な道のりでは無いと思いますが、健太郎さんの造るお酒を待っている皆さんと共に応援しています。


実施スケジュール計画

プロジェクトの実施スケジュールの計画は以下の通りです。

2024年

2月: 先行するサツマイモ栽培のためのクラウドファンディング実施

3-5月: サツマイモの苗切り&植付け開始

6-7月:栽培管理

8-10月: 収穫

9月~翌1月:蒸留所建設着工・竣工予定及びスピリッツ製造免許申請予定

2025年

春頃:1stバッヂ記念ボトル発売予定


資金の使い道
  1. 1stゴール 50万円

  2. ◉バイオ苗(親株)の購入費 1000株 50万円


  3. ネクストゴール 500万円

  4. 1stゴールを達成できたら、農機類初期投資、栽培資材等運転資金、蜜滴焼き芋ジェラート機械設備の500万円をネクストゴールに設定して挑戦します。

  5. ◉最低限の農機類の初期投資

  6. 中古トラクター2台、畝立て機、中古肥料散布機、中古軽トラ 250万円


  7. ◉栽培資材等運転資金

  8. 肥料、マルチ等購入費及び運転資金 100万円


  9. ◉蜜滴®︎焼き芋ジェラートの機械設備

  10. ジェラートマシン購入一部充当  150万円




  1. *ジェラートの機械設備について

    • スピリッツ蒸留所で使用する芋の量はピッタリ定量を使います。自社栽培すれば、おのずと余剰芋が出てしまいます。その分を蜜滴焼き芋ジェラートに加工してフードロスを防ぐと共に、波乱に満ちるだろう蒸留所建設まで、基盤事業としてやっていこうと決心しています。


  • 蜜滴®︎は、ケンファーム(株)の知財です。


農業醸造家「八木健太郎」とは


鹿児島県垂水市出身の41歳

垂水市立垂水小学校・中学校卒。

池田学園池田高校卒。

岡山理科大学農学部生物化学科

3学年時に父が再興した家業の焼酎蔵を手伝うために中退。

2005年4月 家業の酒造会社に入社

立ち上がったばかりの会社の酒造りはもちろん、事務全般や、社内業務全般、蔵内作業をしながら、全国の地酒専門店へ営業を行い、作ったお酒を大事に売ることの教えを受けながら業界を知り、特約酒販店制度に切り替える。

2008年 鹿児島大学農学研究科生物資源化学科焼酎製造学研究室に社会人入学

その後、20年間、浮かぶ明確なビジョンの元、粉骨砕身で家業の仕事に打ち込み、様々な実績を上げ、業績に貢献してきました。

農業と醸造の新しい関係性も研究し、現場の酒造りに落とし込んでいました。

現場では、書ききれぬほどの功労と実績があります。

以下、ご参照ください。

2008年 同社専務取締役に就任

2009年 鹿児島大学と共同研究(焼酎蔵版ISO、HACCAPの策定)

     海外の販路開拓

2010年 鹿児島大学農学研究科生物資源化学科焼酎製造学研究室卒業(修士課程修了)

2014年 鹿児島大学と共同研究(芋の蒸し温度帯による酒質変化)

2016年 糖度50度のサツマイモを醸す、芋焼酎Moonシリーズを立ち上げ

2018年   芋の当日収穫・当日仕込製法を確立

            酒造本体で農業法人の認可取得をリード

2019年 鹿児島大学焼酎マイスター講座の講師着任

    同社代表取締役社長に就任

    麹米、大麦の自社栽培を主導、米・麦の扱い方と仕込み方法を主導

    鹿児島大学にて学生向け農業経営講演

    鹿児島大学焼酎学シンポジウムにて講師

    芋焼酎の製造方法に関する2つの特許取得(芋焼酎つるし八千代伝、Crio)

2020年 発明くふう展鹿児島県知事賞受賞(代表八木健太郎)

    全原材料自社栽培品ドメーヌ芋焼酎の商品化

2021年 鹿児島県本格焼酎鑑評会「総裁賞代表受賞」(杜氏八木健太郎)

    フランスクラマスター「プラチナ賞」受賞(杜氏八木健太郎)

    九州地方発明表彰「九州経済産業局長賞」受賞(代表八木健太郎)

2022年 鹿児島県本格焼酎鑑評会「総裁賞代表受賞」(杜氏八木健太郎)

    フランスクラマスター2銘柄「プラチナ賞」受賞(杜氏八木健太郎)

    日本醸造協会講演にて講師

    酒造業共通使用可能な受発注アプリの先駆的開発(KDS様と共同開発)

    鹿児島大学イノベーションセンターにて講演

2023年  マイスターズクラブ講演にて講師

    鹿屋税務署職員向け研修で講演

            九州技術研究会総会にて講演

          「デジ博KAGOSHIMA2023」業務のDX化について鹿児島銀行・KDS主催にて講演




最後に

 これまでの焼酎と仕事に対する努力と情熱をお分かりいただけたかと思います。

 それがリセットされた今、

 私には未来の興奮と期待に満ちた冒険が待っています。今こそ、「八木健太郎」の真髄が試される時です。まさに人生を賭けた一大プロジェクトのスタートです。


 製造するお酒の構想や製法は、複数銘柄を既に描いています。あっと驚く、とてもワクワクするオリジナルスピリッツを製造したいと考えています。これまでの私の農業技術、焼酎醸造技術の粋を結集し、自由な発想の元、閃いていっている銘柄たちです。既にラベルデザインや商品名も浮かんでいます。夢であるドメーヌの蒸留所の立ち上げに向け、一歩ずつ直実に進んでいます。


 現在勉強して興味を駆り立てられているものが、ハイブリッド式銅釜蒸留機です。熱の加え方や投入する原材料、またその独特の形状による酒質の緻密な変化を楽しむことができます。蒸留所で蒸留操作をしている自分を想像するだけでワクワクが止まりません。「ここをこうしたらこうなるんじゃないか」、尽きぬ想像が夢を実現する原動力になっていっています。


「ただただ旨い酒を造りたい。」

 その思いは、この今の状況でも心から消える日は1日たりともありません。支えてくださる方々へのご恩返しは、私には酒造りしかありません。

 そして、鹿児島県や垂水市に貢献できるようなオリジナルのスピリッツを造りたいと考えています。実現したら、応援してくださった皆様と造ったお酒で乾杯したいと心から思います。


そのために、ドメーヌの原点となる農業に邁進します。

 これからも新しいアイディアと挑戦を重ね、理念「世の中にワクワクを届けて、携わる人たちの幸せを造る」のもと、お客様に驚きと美味しさをお届けできるよう、夢と情熱を持ち続けます。お楽しみにしていてください。


担当より

八木の努力と情熱と才能は、時に厳しくありましたが一緒に働く私たちを成長させ、魅了するものでした。

応援してくださる方々のご支援により、八木健太郎が造る奇跡の一滴を再び瓶詰めすることができます。

ぜひ、私たちのプロジェクトにご参加いただき、農業醸造家「八木健太郎」が醸す唯一無二のオリジナルスピリッツの誕生を応援してください。

まずは、主原料を作る「農業応援」からのスタートです。蒸留所建設までどのようなドラマが巻き起こるか分かりませんが、皆さまのお力添えの元、最大限の努力をしてまいります。長文をご拝読いただき、誠にありがとうございました。


【起案者情報】

ケンファーム(株)

鹿児島県垂水市本町48-2

Email:kenfarm.yk@gmail.com

担当:八木智佳代

代表・八木健太郎が設立した会社です。



  • 2024/02/24 20:06

    蜜滴やきいもジェラートの資料です。皆様のご協力ご支援のもと、旅館様、ホテル様、飲食店様にてオンメニューのお話しをいただいています。誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。手前味噌ですが、品質はご期待ください。現在、スピリッツを加えたジェラートも開発しています。スピリッツを加えるとさら...

  • 2024/02/23 13:43

    蜜滴やきいもジェラートの発売がいよいよ近づいてきました。糖度50の蜜滴やきいもと、農場直送の高品質ミルクをふんだんに使用し、芋の甘さゆえ上白糖は一切使用せず、きび砂糖を少量使用しています。自然の甘さと旨みに舌が震えること間違いなしです。

  • 2024/02/23 08:12

    1月からサツマイモの苗栽培がスタートしています。厳密な温度管理が必要で、毎日数回ビニールハウスの温度調整に行きます。バイオ苗だから高い、、、。サツマイモ栽培は4月頭からいよいよスタートです。農業は大きな初期費用が掛かるため、皆様のご支援に感謝しかございません。クラファンが無ければ資金不足で農業...

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