<ご挨拶>

はじめまして。松山勇樹と申します。

私は長崎県五島列島生まれ、五島在住です。「五島の伝説・昔ばなし」の筆者の孫です。ふだんは島の行事などをカメラに収める活動などをしております。


<五島列島について>

五島列島は九州の最西端にある、長崎本土から100kmほどの場所にある離島です。中通島、若松島、奈留島、久賀島、福江島など大小さまざまな島でなりたっており、美しい海、青々とした緑など豊かな自然が多く残る椿咲く島です。島には豊かな自然に育まれたバラモン凧やチャンココなどの独特の文化、風習が数多く残っております。


<このプロジェクトで実現したいこと>

民俗学者であった祖父が平成17年に出版した「五島の伝説・昔ばなし」は、島の各地に残る伝説や昔話を書き記した本になります。

祖父が各島、集落の方と協力し、何十年もかけて集めた伝説、昔話を一つの本にまとめました。

当時は島の学校に寄付したり、本を求める人に譲ったりして多くの方に文化や歴史を知ってもらうことができましたが、近年は在庫がほとんど残っておらず絶版状態です。今でも本の存在を知った方から連絡がありますが、残念ながら断っているのが現状です。

私はその現状に対して、本を増刷し若い人たちや移住してくれた方、次世代の子供たちに読んでもらいたい。そして当たり前にそこにある故郷の文化・歴史を後世に伝えたい。そう思っています。


<祖父の軌跡>

祖父は地元の役場の職員として仕事を全うしました、そのかたわら、郷土史家としての活動を行っており、五島内外で文化の講演や指導者として歴史、文化研究の礎を築いてきました。

昭和3年 誕生。幼少期、青春時代を五島で過ごす。

昭和33年 長崎大学にて社会教育主事講習を受ける。

昭和34年 講習修了

昭和35年 教育委員会に就任

昭和43年 魚津ヶ崎キャンプ村、公園設置運動をすすめ実現。昭和44年から5年間キャンプ村村長を務める。

昭和44年 ふるさと研究発表会にて皇后賞を受賞。

昭和46年 岐宿町農集電話設置運動をすすめ、感謝状をもらう。

昭和47年 岐宿町教育委員会事務局長に就任

昭和54年 岐宿町町民課長に就任

昭和61年 岐宿町総務課長に歴任


岐宿の子守歌

祖父は五島の歴史を調べるうちに、五島藩が江戸時代ごろに実施していた「三年奉公」の史実を知り、昭和42年から各地域の取材を重ね、プロの作曲家とともに補作し、民謡歌手でもあった祖父自身がレコードに声を吹きこみ一つの歌を作り上げます。

それが「岐宿の子守歌」です。

「岐宿の子守歌」は今でも五島内の民謡として多くの人が知っています。


<みなさまからご推薦いただいております>


〇一般社団法人五島市観光協会 会長 野口 喬史 様

孫の勇樹さんから、「五島の伝説・昔ばなし」復刻のお話を伺ったときに、大変嬉しく頼もしく思いました。

著者の松山勇氏は島の民俗学を牽引された方で、書籍や歌を多く残されています。

ガイドブックに載ることのない、口承伝承は島の財産で、この本は次世代への架け橋になることを信じています。

書籍復刻を実現させるためにも、皆様の温かいご支援を心よりお願い申し上げます。


〇新上五島町観光物産協会 会長 望月 秀起 様

この島は、自然との距離が近い。また、街を歩けば、神社仏閣、教会など、歴史や文化が生活に溶け込んでいます。

この島の観光は、単に景勝地や建物等を見学するのではなく、そこにある歴史や文化を知る旅が求められています。

このため、当協会では、島の自然や歴史、文化を語る観光ガイドの育成に力を注いでいます。

この本は、そうした島の歴史、文化をやさしく語りかけてくれるまさに島のスーパーガイドのようなものです。

ぜひ皆さんの手に触れて読んでいただきたい。


〇五島市教育長 村上 富憲 様

連続テレビ小説をきっかけに、長崎五島列島に伝わる河童伝説が話題になったことは皆さまのご記憶にも新しいことと思います。

それらを含む伝説や物語を読んで思うことは、小さな小さな子どもたちには、不思議な「力」が備わっていて、大事に育んでいくとそれが意外な威力を発揮して、社会や人々のために素晴らしい役割を果たすということです。

この書籍には、五島各地の伝説や昔ばなしが数多く掲載されており、自らが住む地域や歴史に興味や誇りを持っていただき、五島のむかし話を次の世代に正しく引き継ぎ、五島のこれからを考えるきっかけになることを心から願います。

ぜひ皆さまも手にとられて読んでみてください。


〇新上五島町教育委員会 教育長 山本 元之 様

新上五島町では、幼稚園から高校までの一貫したふるさと教育や、新聞を活用したNIE教育を推進しています。

ふるさとを担う人材となるべき子どもたちにとって、この本が伝える五島列島の伝説や物語は、ふるさとの歴史と文化を知るきっかけの一冊となるものと思います。

ぜひ、親子でふるさとを再認識する一冊として、お読みいただければと心から願うものであります。


<私から見た「五島の伝説・昔ばなし」>

「五島の伝説・昔ばなし」は僕の祖父が文章を、父が挿絵を描いて、叔父が写真を撮って制作した親子の合作です。

当時、僕は高校生でした。毎日学校から帰ってきたら父が挿絵のイメージを膨らませるため原稿を読んでいましたので、原稿がたくさん置かれていました。

私はその原稿を勝手に読んでいましたが、自分の故郷にこんな面白い話、驚きの歴史が残っていることに衝撃を受けました。特にガータロ(五島のカッパ)の話はユーモラスで憎めないキャラクターと妖怪の恐ろしさがマッチしていて読んでいて飽きません。

何度読み直しても面白く、新たな発見がある本です。


<資金の使い道>

本の印刷費・製本費、手数料、返礼品代など


<スケジュール>

2024年6月16日  クラウドファンディング終了
6月 印刷所と相談。印刷作業開始
7月 印刷が完了次第、順次リターン発送
7月・8月・9月 リターン発送・各学校に寄贈


<本の使い道>

五島市教育委員会、新上五島教育委員会にそれぞれ相談させていただき、

五島市、新上五島町の小・中学校、図書館に1冊ずつ寄贈することになっております。

時期については製本、納品が完了してからということで具体的な日時は決まっておりませんが、でき次第寄贈することになっております。

寄贈先

〇五島市の小学校

・福江小学校

・福江小学校椛島分校

・緑丘小学校

・奥浦小学校

・崎山小学校

・本山小学校

・大浜小学校

・岐宿小学校

・富江小学校

・盈進小学校

・玉之浦小学校

・三井楽小学校

・嵯峨島小学校

・奈留小学校

・久賀小学校


〇五島市の中学校

・福江中学校

・福江中学校椛島分校

・奥浦中学校

・崎山中学校

・翁頭中学校

・岐宿中学校

・富江中学校

・玉之浦中学校

・三井楽中学校

・嵯峨島中学校

・奈留中学校

・久賀中学校


〇新上五島町の小学校

・上郷小学校

・青方小学校

・北魚目小学校

・魚目小学校

・有川小学校

・東浦小学校

・若松東小学校

・若松中央小学校

・奈良尾小学校


〇新上五島町の中学校

・上五島中学校

・魚目中学校

・有川中学校

・若松中学校

・奈良尾中学校


〇五島市の図書館

・五島市立図書館

・奈留町公民館図書室


〇新上五島町の図書館

・中央図書館

・奈良尾図書館

・若松分館

・上五島分館

・新魚目分館

リターン、寄贈後に在庫がある場合は私が保管し、希望者に譲りたいと考えています。


<最後に>

祖父が残した五島の昔話の本は、五島に住む人だけでなくいろんな方に読んでいただきたい本です。

この本を通じて、皆さんが住む地域に興味を持っていただくきっかけになればうれしく思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

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  • 2024/06/25 22:12

    本日は、「五島の伝説・昔ばなし」に掲載されている、福江島(ふくえじま)の福江という地域に伝わる昔話です。水天宮ともいわれる大円寺川の水神社は、火消しの神として名が知れ渡っていますがカッパを祀っており、川の深渕には五島中の河童の大将が住んでいると伝えられています。享保年間、五島家の江戸屋敷(参勤...

  • 2024/06/24 22:35

    本日は「五島の伝説・昔ばなし」に載っている民話を一部紹介します。五島の中でも北に位置する中通島(なかどおり)の青方(あおかた)という地域の民話になります。青方の浅子(あさご)には神様が祀られていますが人々は俗に、この神様のことを浅子さまと尊称します。祭祀の場所は、道をへだてて川があり、その向こ...

  • 2024/06/08 22:45

    本日は、地元のお店、施設にお伺いしてチラシを置いていただくお願いをしてきました。どこの施設でも快く受け入れてくれたり、本のことを知っている方やこのプロジェクトのことを知ってくれている方にもお会いしました!予想以上に島内で広まっていることに驚きと感謝の念を覚えました。この活動が実を結ぶことを願っ...

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