プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

◆目次

①学校に通えない子ども達の現状

②レインボールームの置かれている現状

③費用の使い道

④私がこの場所を作った理由

※この子たちが笑える場所がとても大切


◆学校に通えない子ども達の現状

この国では、子ども達には教育を受ける権利があり、大人たちには子ども達に教育を受けさせる義務があります。

それ自体はとても素晴らしいことです。

ただ、今の教育システムでは「学校法人」に通うことが「教育を受ける」とイコールの現状で、この現実の中で取りこぼされていく子ども達がいるのです。


例えば神経発達症(※1)やHSC、起立性調整障害の子ども達

私たちがこれらの症状や特性の名称から受ける印象以上に彼ら、彼女たちは繊細です。

だから、彼ら、彼女達の中には大人数が苦手な子が沢山います


1人1人の人間は生きているだけで様々な情報を発信していますが、それを丁寧に1つ1つ受け取ってしまうために、情報量が多すぎてパニックになってしまうからです。

私たちが普通に過ごせるであろう教室の風景も、この子ども達にとっては過大な情報が大音量で流れまくる場所のようになってしまうのです。

※学校への道がとても険しい坂道に感じる子どももいます


例えば、レインボールームに通う子どものある日の風景です。

大人数の子ども達がいる普通教室には通うことのできない彼女の支援学級の初日。

その日は、一日、教室にただいることが彼女の目標でした。

だから、先生からの指示はなにもないっていう約束。


でも、先生は大丈夫かな?って判断して

「これを書いてくれる?」と、指示してしまったそうです。

その一言を受け取る彼女の中では、このなんてことのない指示が「急な予定変更」と感じられてしまいます。

同時に必要以上の責任感も湧きあがります。

「書けと言われたら書かなきゃいけない。」

って。


でも、鉛筆を置く時に、音がしてしまったら怒られるかもしれない。

鉛筆を持ったままでいたい。

あ…だけど、みんな一回一回、書いたら鉛筆を置いているから、置かなきゃいけないのかも、鉛筆を持ち続けていたら怒られるのかも


このように1つの事象から受け取る情報量が圧倒的に多いのです

常に人に対して気遣い、責任感が強く、だからこそこだわりも強い神経発達症やHSPの子ども達は、普通の子ども達の1動作の間にたくさんたくさんのことを処理しないといけないのです。


だから、学校には通いにくい。

※日々の活動の一コマ

レインボールームはこういった神経発達症やHSC、起立性調整障害の子ども達、その他さまざまな理由で学校に通いずらい、そして通えない子ども達の居場所として運営しているフリースクールです。


子ども達の小さな小さな世界の中で、

「他人と同じようにできないこと」

「求めらることに応えられないこと」

つまり

「自分だけが学校に通えないこと」

は世界から自分が拒絶されていることに等しいことです。

自分がダメだから世界は自分を拒絶している。

繊細で多感な成長期にそのような環境で育つ子ども達は「絶望」を覚えてしまいます。


レインボールームでは専門家とも連携し、スタッフはそれぞれの子ども達の特徴をつかみ、そのためのコミュニケーション方法を高めてきました(※2)。

だからこそ、笑顔を失い、自傷行為を繰り返すようになってしまった子どももレインボールームで笑顔を取り戻してきています。

※ある日の活動でみんなで作ったフルーツ飴


世界はあなたを拒絶していない。

あなたはあなたのまま、ここにいてもいい。

あなたのことを私たちは必要としている。

そんなメッセージを私たちは子ども達にいつも発信し続けています。

こうした環境があるから、子ども達は自尊心を取り戻し、安心し、居場所をみつけていくのです。

安心できる居場所があるから、今日はちょっと冒険してみることができるのです。

成功体験が自尊心を培い、冒険は成長につながっていくのです。

※1.神経発達症とは一般的に普及している発達障害という言葉(私たちはさらにこの概念を進め神経発達特性や特徴だと思っています)の現時点での正式名称です。

※2.レインボールームのスタッフは全員「子供発達支援専門員」の有資格者です。また、介護福祉士、栄養士、保育士の資格取得者もいます。ボランティアスタッフとして看護師さんに参加していただき、児童精神科医の先生、放課後等デイサービス、ケアマネさん、学校との連携で活動しています。


◆レインボールームの置かれている現状

こうして続けてきたレインボールームですが、今、存続の危機に陥っています。

運営場所は私の自宅の一階を開放していたのですが、大家さんから住居以外の用途で使用されるのは困ると言われてしまいました。

ですから今は自治会館を借りたりしながらなんとか運営していますが、これが非常に負担になっています。


まず、荷物が多い。

例えば今日はみんなで肉まん作って食べようと思ったら、その調理器具や、食材を車に満載して自治会館に持って行き、降ろします。

その他にもレインボールームセットなんかもあり、それを含めると車一台が満タン状態。

その出し入れ、そして1日単位で借りる自治会館などだと、掃除も含めると1時間以上もスタッフは「フリースクール以外」の仕事をしないとレインボールームがオープンできません

場所が借りられない日はオープンできません

予定が立ちにくくなってしまう日々を今、送っています。

※この食材たちもすべて毎回持ち込まないといけません


本当はレインボールームをもっと拡大していきたかったのです。

今、34人の子ども達が通っているこの場所にはスタッフの数、そして場所の制約から受け入れを待っている子ども達、そして親御さんが何人もいます。

そのために、場所の拡張を考えていた矢先のことでした。


問題解決に向けて行政との話し合いも続けています。

議員さんにも入っていただき、少しずつ変化の兆しを感じてはいますが、基本的にフリースクールは行政の管轄外のこともあり、学校法人のような行政からの資金援助はありません。

そのため、基本的な運営費は子ども達を通わせる親御さんから頂くことになります


レインボールームのスタッフの方々はいつも子ども達に向き合い、互いに切磋琢磨し、勉強会も経てきたベテランばかりです。

※親御さんとの勉強会の様子


しかし、みなさんに見合った報酬をお渡ししようとすると、親御さんの負担が増してしまいます。

活動に共感していただいて、参加してくださっているボランティアスタッフさん達もたくさんいますが同様に報酬をお渡しすることができないのが現状です。

その上、引っ越した場合は今までかからなかった地代家賃、光熱費が発生することになります。


学校に通えない子ども達。

それぞれに難しい特徴を抱え、さらには絶望し不安定な子ども達を抱える親御さんの中には片親の方もいらっしゃいます

そうして、そういう子ども達を抱えているからこそ働くことが難しい環境にいらっしゃる場合も多いのです

その方々からいただくお金はできるだけ少なくして、家計への負担を減らしたい。

その想いと、実際の運営にかかる実費はいつも綱渡りで、引っ越し代を捻出することは非常に難しい状況です。



◆今回のクラウドファンドで調達した費用の使い道

・目標金額100万円

①引っ越し先の敷金、礼金:50万円

②引っ越し費用:10万円

③家具や運営に必要な設備:20万円

※今までは自宅の物を使っていましたが、別な場所に持っていってしまうと生活ができなくなるため、新たに購入する必要があります。

④最低限の諸経費用:10万円

※鍵交換や火災保険代など

⑤リターン用費用:10万円


・ネクストゴール300万円

①上記費用:100万円

②内装リフォーム費用:100万円

※トイレや壁紙リフォーム費用として。

③当面の家賃代金:100万円

※10か月ほどを見込んでいます。


青梅市、そして東京都でも議員さんの協力を得て、ランニングコストに充てられる支援を検討していただいています。

また、サブスクなども利用して親御さんの負担を軽減しながらも、新規の引っ越し先での運営を実現できるだけの計画を立案しています。

ネクストゴールの「③」は、それらを安定して動かすまでのつなぎ資金として考えています。


※ある日の物件探しの風景


◆私がこの場所を作った理由

最後に、私がレインボールームを作った理由を書きたいと思います。

ここまで長くなりましたが、読んでいただけたらうれしいです。


私の娘は小学校2年生くらいから不安症が強くなっていきました。

学校に行って、友達に会いたい。

でも、なぜかわからないけれど学校が怖い。

そうして、毎日1時間でも2時間でも泣いていました。

今、振り返れば環境による二次障害がはっきりと出てきたのだと思いますが、当時は娘はもちろん、私もその知識がなかったので右往左往の日々。


泣くほどつらいことをする必要はないと思って、学校に行かなくてもいいんだよと伝えても、行けないこと、行けない自分が不甲斐なく感じるのか、泣き止まない日々。

泣きじゃくる娘にこう言われました。

「ただ、普通にみんなで一緒に学校に行きたい!」

「なんで私にはそれが出来ないの!?」

「なんでママは私をこんな風に産んだの!?ママのせいだ!!」

泣きそうになりながら、その時、私は思ったのです。

この子はもう、これ以上自分を責めたら、自分が死んでしまうから、他人を責める事しか出来ない。まだ3年生なのに、自分の心が死なないように、この子は必死なんだって。

専門家の先生に診ていただき、うつ状態にいると診断され、命を絶つ可能性があると言われた時のことでした。


くよくよしている暇なんてない!

自分でもよくわからない不安に押しつぶされ、うつ状態となり、それでも必死で生きようとする娘を前に、私は学ばなければならない。

この子の状況を理解し、そしてこの子が生きたいと思える場所を作らなければならない


レインボールームはこうして始まりました。


娘のように苦しんでいる子がいることを知り、孤独な親子がいることを知り。

でも、みんなで集まることで、そして辛いことを共有し、学びあうことで乗り越えていける場所を作る。

子ども達の居場所となり、自尊心を取り戻し、成長できる場所を作る。

その想いでレインボールームを続けてきました。


最近になって、娘から言われた言葉があります。

「私は生まれ変わってもまた自分に産まれたい」

って。

「うちって平和だし、虐待されたりしないしさ、世の中には虐待されてる子も沢山いると思うし、戦争もないじゃん。 

それに私って周りの人に恵まれてるじゃん。

こんなに私の事わかってくれる友達やスタッフさんに出会える??凄いよね。

こんなに環境に恵まれてる事って絶対ないから、また絶対自分に産まれたい」


レインボールームは、子ども達がこうやって思える場所として、これからもここにありたいと。そう思っています。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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