
4月30日まで実施したクラウドファンドに協力してきたちゃんちき堂のてつと言います。4月30日まで実施した移転費用捻出のためのクラウドファンドでは、その拡散、そして支援のためにたくさんのみなさんのお力をお借りすることになりました。おかげで、無事に1st goalを達成し、レインボールームは新しい場所でのスタート切っています。先日、お邪魔した時には、そこでフリマが開催されており、部屋のあちこちには子ども達が作った作品が並べられていて、そこに次々と来場者があり。無事に活動が継続されていることを実感して帰ってきました。このレインボールームに月次支援できる仕組みがようやく完成しましたので、お知らせとなります。詳しくはこちらhttps://syncable.biz/associate/rainbowroomSyncableという非営利団体向けの寄付金集めのプラットフォームを利用して、月々1,000円~10,000円の支援を行うことができる仕組みとなっています。場合によっては、Syncableへの手数料を寄付者側が支払うことによって、全額を寄付することもできます。クラウドファンド中にも何度か書いてきましたが、フリースクールの置かれた環境はまだまだ厳しいままデス。理想な形を書き進めていけば、フリースクールに通いたいと望む子ども達、そしてご家族が必要なだけ通わせることができることだと思います。しかし、現実には義務教育の学校法人ではないフリースクールは、毎回、どうしても月謝に頼らざる負えません。精神的に不安定な子どもを抱える家族の中には、その子を抱え一人で奮闘している方も多くいます。子ども達を通わすことができれば、親御さんは働きに出て、給与だったり売上だったりを上げて生活をしていくことができる。しかし、実際には毎日通わせることができないために、働くことがままならない。そういったマイナスのスパイラルに陥っていることも多いのが現状です。そうした現状に対し、東京都からの補助が始まりました。今までよりも負担なく通わせることができるようになりましたが、それでも、まだ理想の状態とはいえないのデス。さらに受け入れるフリースクール側も問題を抱えています。レインボールームでも、今、通っているすべての子ども達が希望通りに通う状況を作るためにはキャパが不足しています。義務教育の学校に通える子ども達と違い、レインボールームに通い始めた子ども達、そして調子を崩した子ども達、要注意の子ども達には専属でスタッフがついて見守る必要があります。慣れてきて、みんなと一緒に過ごせる状況になったとしても、5人の子ども達に3人のスタッフがついて、見守り、そして関わっていくことが必要だそうです。そのスタッフたちにも経験と継続的な学習が求められ、一人ひとりがプロフェッショナルであることを求められます。しかし、多くのボランティアスタッフに支えられ、中心のメンバーも決して満足な対価を得ているわけではありません。フリースクールの運営は、その中心の運営側とそれを助けるスタッフの多大な善意と使命感に頼って運営されているからこそ、キャパの拡大に大きな壁があります。こちらも東京都と青梅市からの支援が10月から始まるそうです。今までに比べれば格段の進歩が見込まれる。。。けれど、それは理想へ向かっての第一歩といえる状況です。この状況に対する支援の輪を広げていく必要があるのデス。クラウドファンドでご協力をいただけた通り、レインボールームをはじめとした多くのフリースクール。そしてそこに居場所を求める子ども達への支援の輪が広く、そしてその意思を持つ方が無理ない範囲で支援することにより、彼ら、彼女たちの環境。そして、関わる大人たちの環境を改善することができます。社会課題は、フリースクールだけに関わるものではありません。もっと、直接的に命の危険にさらされた子ども達がいることもぼく達は知っています。ガザで行われている無差別な暴力のように。この国のあちこちにも復興の途上の場所があります。未だ仮設住宅に入ることもできず、水さえ十分に得ることができない環境で避難を続ける方がいます。格差の拡大を埋める努力も行われています。すべての人がすべての社会課題に真摯に向き合うことはできません。もちろんのことデス。多くの社会課題の中で、少しだけでも余裕のある誰かが、その1つにできる範囲で向き合い続けることで、解決されることがあるのかもしれません。少しだけ、進行を遅らせることができるのかもしれません。誰かの哀しみを少しだけ止めることができるのかもしれません。その1つとして、レインボールームの活動にご興味をもっていただけたら。。。そう願っていこの仕組みをスタートさせていただきます。