2024.02.14更新 [・目標金額を更新・新規リターンA,B3を追加・応援メッセージを追加(3)]
2024.02.22更新 [応援メッセージを追加(4)]


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◆ご挨拶◆

ご覧いただきありがとうございます。私は大阪を拠点にライブペインティング/壁画制作を行うフルタイムアーティストのhitch-ヒッチ-です。これまで15年間にわたって国内外で作品を描いてきました

 私のビジョンは美しい「壁画」の普及です。海外では壁画=ミューラルと呼ばれ、新たなアートフォームであり壁面を舞台とした文化です。土地の風土を取り入れながら街と共存する壁画は、新たな時代の大衆芸術であると信じています。

これまで壁画制作を通じて、たくさんの人と関わりながら楽しく創作活動を続けてきました。 (詳細な過去実績は最後にまとめてあります)



◆企画のご説明◆

2020年より「羽衣伝説」として知られる物語をテーマとした壁画を描くという企画を進めています。竹取物語の原型とも謂われるこの物語は世界的な広がりを持ち、日本では北海道から沖縄までそれぞれの土地のお話として伝承されてきたようです。

今回のクラウドファンディングのゴールは、物語の残る主要ヶ所のうち【大阪・京都の2箇所にて壁画を描く費用を捻出すること】です。既に【壁面の確保や行政の承認、実施スケジュールは調整済み】です。

たくさんの人が楽しさを共有できるアート「壁画」を生かして、世界中を彩るポジティブな企画に、是非お力をお貸しください。


[テーマ|羽衣伝説について]

自身の創作活動における大きなテーマとして捉えています。

同様の物語はアジア・ヨーロッパ・北米・南米の広範囲に伝わっており、世界では「白鳥処女説話/SWAN MAIDEN」系として知られています。若い男女の物語ですが、世界各地に合わせた形で展開が改変(ローカライズ)され、その土地に残る伝承として伝えられてきました。

それはさながら「伝言ゲームのエラー」のようで、人類が不確かながらコミュニケーションを希求する現れ・足跡としての面白みを感じています。

そのバリエーションをそれぞれの土地に壁画として残すことで、新たな角度からグローバルに各地の繋がりを可視化することが狙いです。

[羽衣伝説 wikipedia]


[参考|過去の事例]

①滋賀県 余呉

HAGOROMO MURALSは2020年に実費で制作したこの作品からスタートしました。余呉は羽衣伝説が残る最古の土地の1つとして知られています。物語の伝承に興味を持ったことをきっかけに、恩人を通じて壁面の所有者に許可・ご協力をいただいた上で、地域の方と交流を行いながら制作を行いました。資金は個人でローンチした購入支援型のウェブストア[UMWLT]でご協力いただいた売上を利用しました。


②CYC (Color Your Community)

主宰するアーティストユニットWHOLE9名義で、今回同様にクラウドファンディングを行いました。
2020年に公開し、199%の資金調達(151人の方々のご支援により2,192,000円)を達成し、2022年に東京と大阪の2箇所での制作を完遂した実績があります。



◆今回の実施スケジュール◆


① [大阪 高石市] 3/19 - 3/31制作予定
南海電気鉄道の高師浜線リニューアル運行に合わせて、2箇所で壁画を描きます。古くは沿岸部の美しさから景勝地として栄え、三大名松のひとつに“羽衣の松”がありました。


② [京都 京丹後] 4/12 - 4/26制作予定
日本最古の羽衣伝説として丹後国風土記に記録が残り、当地では多くの人に知られるところです。海も山も自然が近くにあり、豊かな文化や暖かな街の方々のおかげで実現しました。



◆企画の動機◆

①今回の企画が自分にとって重要な物で、自費での継続実施が困難だからです。
当初は2020年に個人でローンチした購入支援型のウェブストア[UMWLT]の資金を利用した実施予定でしたが、残金の不足によりクラウドファンディングで広く周知することとしました。
その分、ご支援者に楽しんでもらえるように、プロセスを公開し、ご支援を壁画という形に還元し、2箇所の壁画の完遂を一緒に体感してもらえれば嬉しいです。

②もう少し踏み込んだ理由としては、美しく自由な壁画の普及が頭にあります。
商材のPRや指定されたテーマといった、クライアント主導で課題解決のための壁画ではなく、作家自身が設定したテーマを元にした、自己表現としての美しく自由な壁画を増やす一助になりたいのです。

これは課題解決のための壁画を否定する物ではありません。
私の過去10年以上にわたるフルタイムアーティストとしての実績は、多くの企業やエージェント、サポーターに恵まれた結果であり、それを誇りに思っています。
それらに加え、アーティスト主導の壁画を発表する機会が増えることは(それは私たちが歌手や漫画家の心情を昇華させた作品に感動するように)、壁画がより多様で豊かなアートフォームとなる為に重要だと信じるようになりました。

また、自己表現を最優先させて地域を無視した作品作りを行う趣旨でもありません。コミュニティとの結束と承認は大前提です。その上でクラウドファンディングを通じた資金による実施を行うことで、自由な壁画の1つの形になれればと考えています。地域性を生かしたテーマによる作家の自由な表現が、おこがましくも街のためにもなれば、繋がりを持って下さった地域の方にも顔向けができると信じています。



◆資金の用途◆

*募集方式について|本プロジェクトはAll-in方式で実施します. 目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届けします



◆壁画の効果◆

壁画(ミューラル)は近年国内においても認知を伸ばしてきた新たなアートフォームであり、まちづくりや企業活動にも活かされてきました。巨大な壁面がゼロから描かれていく様は圧巻で、日常を塗り替えるライブ感があります。完成後も長く残り、地域を見守り、人を呼ぶ効果があります。
参照|私がこれまで参加してきた壁画プロジェクトの記事リンク
TokyoDex × 経済産業省プロジェクト by WHOLE9
NOMAL × 明治 ザ・チョコレート by WHOLE9



◆応援メッセージ◆

これまでの活動で関わりのある方々に当企画への応援メッセージを頂きました。メッセージは随時追加いたします!

[追加2]
[追加3]

[追加4]



◆Q&A◆

当プロジェクトへの質問をコメントまでお寄せください。随時お答えしていきます。

Q. なぜ大阪/京都の2箇所なのか
実現性の高さから、ひとまず国内数箇所に絞ったアプローチを2023年の春から始め、メールや現地視察のやりとりを進める中で両箇所の窓口ご担当者様との関係性を築いて参りました。2箇所の実施で資金が不足した為クラウドファンディングを実施しましたが、その他のエリアについても資金と許可が得られれば展開を目指しています。


Q. 集めた資金を制作地2箇所に均等に分配できるのか
出来かねます。壁面の大きさや状態・実施環境・作業日数などの違いにより、偏りが生まれます。ご支援いただける方のアクセスのご都合はありますが、どうかどちらの壁画も楽んで見守っていただけると幸いです。


Q. なぜ個人の創作活動を支援しないといけない?
おっしゃる通りであり、一方的なお願いだと理解しています。私の作品や私を応援するお気持ちでご支援いただけると幸いです。
お仕事ではない壁画制作は、出資者がいない為大きな制作コストがかかります。私が体験した限り、台湾と豪州では美観や観光誘致を目的として行政から壁画に対して予算が割かれます。こういった体制が無い国内で、美しい壁画を増やしていく段階の1つにクラウドファンディングがあると感じています。


Q. なぜ美しい壁画を増やしたいのか
幼い頃からストリートアートに触れ、その中でもミューラル(壁画)カルチャーに強く惹かれてきました。巨大なスケールで立ち現れる壁画は、絵画と異なり身をもって体感できる点が魅力の1つです。これまで15年以上にわたり創作を続けてきましたが、国内のアーティストの多くが今でも十分な機会が得られていないと感じています。
もちろん公共空間に描かれ多くの人の目に触れる壁画には、責任が伴うと実感しています。「美しい壁画」を目指すことは、そのための責任であると思っています。「美しさ」は主観であり、壁画の受け入れ先の判断になりますが、その壁画がその土地性を代弁し、彩りを加えることに美しさや魅力を感じてくれる土地と協力して進めていこうと考えています。


Q. テーマ(昔話を土地に壁画として描くこと)の意味は?
昨今の壁画文化が普及していく中で、作家性・芸術性の高い新規的なアプローチで作品を残したいというビジョンがあります。
壁画と絵画の違いとして、作品に土地性(風土や環境)を加えることで、絵を体感して楽しむことが出来ます。
今回のテーマにおいては、原典が1つの同じ昔話が様々な土地に「自分たちの土地の話」として伝播した事実に作家として興味があり、人類が不確かながらコミュニケーションを希求する姿を様々な土地で立ち現せたいのです。多様な人間への讃歌や救いになることを私自身が願っています。



◆最後に◆

かつて2020年に発表した壁画制作プロジェクトCYCはコロナ禍における地域創生を第一目的とした壁画制作企画でした。今すべきなのかというジレンマを抱えての決行は、結果として多くの方との出会いやご協力を得て終結いたしました。
アートには即時的な生活の支えとしての力はありません。過去起きた災禍の度に無力感を覚えます。
ただいつか、ふと見上げた景色の中に巨大で美しい作品が覗くことが、その人の気分を爽やかに変えてみせられたら、いち作家としてはそれ以上を望むものはありません。CYCより4年経ち、より自信を持って今回の取り組みを発表させていただきました。

-hitch-ヒッチ-



◆プロフィール◆

hitch-ヒッチ-

京都出身、兵庫育ち、大阪拠点のペインター。
リアリスティックな人物・動植物といった有機的モチーフを組み合わせたスタイルで、これまで巨大な壁画から小さなキャンバス作品で制作を続けてきた。コミッションワークとしては著名ミュージシャンのアートワークや、国内外の企業への作品提供・壁画制作を行う。

@hitch_w9 | whole9.jp


[過去実績一部(*主宰団体WHOLE9として)]

 ・ライブペインティング
AdidasJapan*/AmazonJapan*/HeinekenJapan*/MINIJapan*/PerrierJapan*/ UniversalMusicJapan*/XFlag(Ex mixi)*/RadioCrazy(FM802)*/ 
・壁画
EmpireEntUS*/GoogleJapan*/IndeedJapan*/IbisJapan*/PullmanJapan*/PnG Japan*/SPINNS* 
・その他コミッションワーク
CHROME Industry* / EDWIN Japan*/集英社/ディスクユニオン



◆リターンについて◆

この機会にしか手に入らない特別なオリジナルグッズや作品の数々、ライブペインティング/壁画制作など、様々なものをご用意しました。お気に入りを見つけてください!
*詳細はリターンページよりご確認ください
*リターン金額には上乗せも可能です. このプロジェクトに深く賛同いただける方はお願いいたします
*リターン品は追加する...かもしれません!




プロジェクトご協賛|日本ワグナー・スプレーテック株式会社 / 株式会社タカラ塗料
京丹後協力団体|京丹後市 / 京丹後市商工会 / 京丹後市観光公社 / 丹後リビングラボ
高石市協力団体|高石市役所 / 南海電気鉄道株式会社


  • 2024/04/25 10:22

    去る4月1日、大阪での2枚の壁画制作が完了いたしました。—————HAGOROMOMURALS#2 IN OSAKA2024.04.19-27at 高師浜駅高架H3m×W6m 5days——————————HAGOROMOMURALS#2 IN OSAKA2024.04.19-27at 伽羅橋...

  • 2024/04/25 09:57

    前回の投稿から1つきと少し。ようやく当初の目標である、大阪・京都での壁画制作を完遂いたしました!ほんっとこの一ヶ月短かったです。朝日と共に目覚め、夕暮れとともに筆を置く、あとは寝るだけ、というシンプルな一ヶ月でした。今後の活動報告では、その①振り返りと②今後の展開、そして③リターンについて、ま...

  • 2024/03/17 09:00

    明日からとうとう制作です!クラファン終了からの2週間、各所との調整に費やしてきました。(行政とのやりとり、施工会社とのやりとり、地域住民の方々とのやりとり、協力会社とのやりとり、制作スタッフとのやりとり、リターン品の制作に発注、梱包、塗料・用具の発注、ラフスケッチの推敲、それと愛憎混じりの確定...

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