はじめに・ご挨拶


株式会社Numéro Neuf  代表 崎濱カオリです。

メイキャップアーティストとしてパリ、ベルリン、ハンブルクで長年生活をして、ワインは常に共にあり人生の一部でした。そして日本に帰国後、JSAソムリエワインエキスパートを取得し、このプロジェクトを立ち上げました。

日本らしさが凝縮された「日本ワイン」をつくりたい。その根底には「日本ワインをジャパニーズウィスキーの様に国内外から認められるポジションにまで上げたい」という想いが強くあります。

そのために皆様のご助力を頂きたく、このクラウドファンディングを企画いたしました。

まずは私の想いや戦略について、お話させてください。


日本ワインへの想い
本当に美味しい"日本ワイン"をみなさんと共有したい!

海外のワインをたくさん飲んできましたが、同じ品種のワインでもその国や地域によってテロワール(自然環境要因)が違う。その事がワインの味に大きく影響します。それは海外品種のブドウを使っても、日本で作られると日本独特の味を持つワインになるということ。

だとしたら、日本の風土で、日本人の繊細さや丁寧さで作られたブドウで、日本にある酵母の発酵で作られた、日本のすべての要素がアッサンブラージュされた本当に美味しい日本ワインを飲んでみたい!と思ったのです!

皆さんも、そんな日本ワインを飲んでみたいと思いませんか?


“国産ワイン”ではなく、”日本ワイン”であること

ところで、日本ワインと国産ワインの違いをご存じでしょうか?

「日本ワイン」とは、日本で栽培されたブドウを使用し、日本で醸造されたワインのことを指します。

一方「国産ワイン」とは、海外から輸入した濃縮果汁やバルクワインを使用し、日本国内で混ぜたり水を足したりして製造したワインを指します。

2018年に制定されたワイン法により、現在それらは「国内製造ワイン」と表記することが義務付けられています。

つまり、『国産ワインは、日本のワインではない』のです。

現在、日本の市場に出回っている多くはこの国産ワインです。

その影で日本ワインの国内製造は全体の20%程度。

素晴らしい日本ワインはたくさんあるのに!!


”ラブルスカ種”に出会い、日本ワインをつくることを決意


良質な日本ワインを作ることを求め、各地のブドウ園やワイナリーを訪れている中で素晴らしい出会いをしました。日本ならではの質の高い「ラブルスカ種(生食用)のブドウ」です。

ラブルスカ種はコンコード、デラウェア、ナイアガラに代表される生食用のブドウですが、ワインにするとブドウをそのまま頬張ったかのようなフルーティーで香り高く、エレガントで、フレッシュで、繊細な味に仕上がるのです。

ヨーロッパなどのワインは、ワイン用の「ベニフィラ種」のブドウを使うのが一般的なため、ラブルスカ種のワインは市場ではあまり見かけません。

しかもラブルスカ種は「全天候型」、「病気に強い」、「害虫耐性が強い」

そしてなんと言っても日本で栽培されているラブルスカ種のクオリティは素晴らしすぎる!国内でも大変多く生産されていることも魅力。まさに日本らしい日本ワインを創り上げるのに最適な品種だと感じました!


ブドウ農家さんにも還元されるワインづくりを

日本ではラブルスカ種のブドウは明治時代から作られています。食用だけではなくワインとして作られ、ブドウ農家は拡大しました。結果、ブドウの価格は安くなり、後継者は高く売れる高級ブドウの生産に切り替えるなど、従来のラブルスカ種を生産するブドウ園は低迷を余儀なくされました。最終的には携わる方達の高齢化により廃業になるブドウ園も出てきています。

そんな中、私たちはブドウ農家さんと話をさせていただき、双方が納得のいく価格で取引させていただきます。それを良質な日本ワインとして成功させることで、ブドウ農家のみなさんが引き続きブドウを作る環境を維持できるように還元したいと思っています。私たちはブドウ農家の皆さんと良い共創関係を築き上げていけると信じています。


“缶の日本ワイン”を創り上げたい

ここまで日本ワインへの想いをお伝えしましたが、私達にはもう一つのヴィジョンがあります。

それは「日本ワインを”缶”で販売する。そして、日本発の缶ワインを国内外に広めていく」ということです。

まだほとんどの人が「ワインは、瓶でしょ?缶は美味しくない」という印象をお持ちかも知れません。ですが、私たちは、缶ワインはたくさんの可能性と魅力を秘めているということを確信しています。


①ワインは、もっと気軽に、もっと身近になる。

ワインが好きな方でも、一人の時に少しだけ飲みたいだけなのに、720mlのボトルを開けなければならないのが億劫になることはありませんか?

通常、ワインは750mlの瓶ボトルで、約グラス6~8杯分とされています。それを考えると、ワインは2人以上で開けたいものですよね。

他にも「実はコルク抜きが面倒臭い」、「瓶は重くてたくさん持ち運べない」、「瓶だとすぐ冷えない」。など、ワイン好きでもこう思っている方々が意外にも多いのです。

「瓶」を『缶』にするだけでいろいろ良い方向に変わります。250mlの缶だとグラスで約2杯分、少し飲みたい時にちょうど良い量。もう少し飲みたい時は違うワインに変えて楽しむことができます。

そして、缶は運搬の利便性にも優れるため、アウトドアやスポーツ観戦には最適です。しかも冷やし易い!

でも、缶ってやっぱり美味しくないんじゃない?と思われる方が多いのですが、近年の技術革新によりワインと缶の化学反応も抑えられて味が変わることはありません。それどころか真空状態で完全密封なので風味を保つことができて常温で置いても安定したテイスティングが得られます。

缶ワインにすることで、もうすでに身近だったワインが、もっともっと身近になると想像すると最高だと思っています!!


②SDGsの観点からも『缶』ワインにする理由。

2020年度の飲料用ガラス瓶のリサイクル率は69.0%。アルミ缶のリサイクル率(再生利用率)は94.0%でした。瓶と缶では大きな差があります。再生利用に関してはこの差が縮まることはないでしょう。

現在、国内のガラス瓶供給量も低下して、供給が減ることでガラス瓶は高騰しています。それはワインの販売価格も上がることに結びつきます。

また輸送の面からも軽量のアルミ缶は有効です。今後海外への展開も視野に入れると、重くてかさばる瓶だと輸送の燃料費も上がってしまいます。

ワインを構成する要素を社会的な視点で見た時に、私たちのワインはSDGsに則して、地球への負担を少しでも減らす持続可能なワインづくりにするべきだと考えています。


③世界規模で成長する缶ワイン市場。

世界の缶入りワインの市場規模は、2017年に2億米ドルと評価されました。

2022年には3億5,000万米ドル、2028年には7億米ドルに達すると予測されています。

また、2022年から2028年の間に最大12%のCAGRで成長するとされています。

アウトドアレジャー人気拡大に伴う携帯飲料の需要拡大や、ライフスタイルの変化でパーソナルな嗜好を優先される傾向にあることが大きな要因です。

それに伴い世界の缶ワインは良質なモノが多く、広く浸透し始めています。日本もグローバルの缶ワインと肩を並べて缶ワイン市場全体を盛り上げられるようになりたいと思います。

1958(昭和33)年、それまで瓶ビールしかなかった日本に「ビールの缶詰」として缶ビールが初登場しました。そのとき誰がここまで缶ビールが主流になると想像できたでしょうか。そして今、ワインがそうなりつつあります。


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このプロジェクトで実現したいこと

本プロジェクトで以下の2つを実現しようとしています。

・更なる日本ワインの開発/製造

・日本ワインを"缶ワイン"にする

・皆様に私たちを知ってもらい、目指す未来を共有したい

本当に美味しい日本のワインを創り上げていくために、2つのミッションを掲げています。

1つ目は日本国内の素晴らしいワイナリーそしてワイン醸造家の方々と「日本ワインをジャパニーズウイスキーの様に国内外でも認められるポジションにする事」。

そして2つ目は「ワインを"缶"で飲むという文化を日本に広めてゆくこと」。

そのために次のステップに進みたいです。


更なる日本産ワインの開発/製造

2024/2/29、Numéro Neufが初めて作った日本ワイン” Numéro trois (ヌメロ・トロワ)”のリリースイベントを開催しています。

「 Numéro Neuf (仏語:ヌメロ・ヌフ)=ナンバー9」なので、9種のワイン展開を計画しています。しかし、最初に作ったワインは「Numéro trois(仏語:ヌメロ・トロワ)」でナンバー3です。

これは出来上がるまでに様々な「3」という要素が絡みあって出来上がったワインなのでこのワイン名になりました。

今後も新しいワインが登場してくるのですが、国内のブドウ農家やワインセラーの方々と良い関係を維持し、新しいワインの開発を継続するための資金を確保していきたいと思っています!

※本プロジェクトのリターンにも設定しておりますので、是非ご賞味ください。


日本ワインを"缶ワイン"にする

リターン内容を見ていただいて分かるように、まだ瓶という形でしかワインを提供出来ない状態にあります。これは国内ではワインを缶にする設備の確保が難しいためです。

現在は自社で設備を用意し、対応していく方針で考えています。次回完成品を缶に収められるように資金の確保を進めたいです。


皆様に私たちを知ってもらい、目指す未来を共有したい

ここまで読んでいただいた方は、私が描く未来像のどこかに魅力を感じてくれたからこそ、読み進めてくれたのではないかと思います。

日本が誇るワインを、私たちが創り、広めていきます。

これをキッカケに、目指す未来を共有し、一緒に歩んで行きたい。

そのために私たちは歩みを止めずに進んでいきますので、応援・ご助力頂けますと幸いです。


資金の使い道

更なる日本産ワインの開発/製造→次のワイン生産分のブドウを確保する

2024/10に開始する仕込みに向けて、ブドウ確保の予算とします。ワイン農家やワイナリーの方へ負担をかけない適正価格で依頼出来るように予算の補填にさせていただきます。


日本ワインを"缶ワイン"にする→製造工程を確立する

国内でワインを缶にする工場や業者はいないと言っても過言ではありません。缶ワインというスタイルを提供するためには自社で製造からパッケージングまで実行する可能性が高く、そのための資金が必要です。具体的な製造工程については頂いた資金の金額により、可能な対応方法を検討いたします。


皆様に私たちを知ってもらい、目指す未来を共有したい→試飲会や食事会イベントの開催

皆様と一緒にワインを愉しみ、語り合う場を設けていきたいと考えております。リターンに招待券も設定しておりますので、Numéro Neufの目指す未来に共感いただけたのであれば、是非ご参加頂きたく存じます。


リターンについて

大きく分けて、以下3つを入れさせていただきました。

①Numéro trois(最初のワイン)

②イベントへの招待権

③応援

①のNuméro troisは限定2999本の製造となっておりますので、お早めに購入頂けますと幸いです。

※本プロジェクトで購入していただいた方へ優先的に販売する方針です。


リターン概要

Numéro trois1本 3,500円(梱包料・送料を含む)

Numéro trois5本+応援 25,000円(梱包料・送料を含む)

Numéro trois10本+応援 50,000円(梱包料・送料を含む)

次回新作優先招待 10,000円(2024/12頃を想定)

ディナー会のプレミアム招待券 30,000円(12名迄、6/2、最寄り駅:新富町駅 )

カオリがワインを教える試飲会のプレミアム招待券 50,000円(10名迄、5月頃、都内予定)

応援① 1,000円

応援② 5,000円

応援③ 25,000円

応援④ 50,000円

応援⑤ 100,000円


今後のスケジュール

最後に

私達は日本ワインで世界を目指す!世界で最も優れた「食の都市」日本。ミシュランの星を獲得したレストランが、一番多い国が日本です。そして世界の中でも日本人シェフはトップクラスです。自由な発想と丁寧な技術、出汁、醤油、ゆず、梅、umami.. 日本の要素を取り入れられたフランス料理。そんな独創性のある料理の前菜には缶の日本ワインが最高のマリアージュになる。

私たちが作る日本ワインは前菜や魚介、野菜料理にピッタリはまります。食文化に革命が起こったように、ワイン文化も変える事ができると思っています。

そして日本では缶ワインのパイオニアになる。飲みきりサイズ!で無駄のない多様性に優れた缶ワイン。

まずは近い未来、アメリカである缶ワインのデザインコンペでの最優秀賞を目指します!!!

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 仕入れ費/設備費/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

  • 2024/04/09 11:49

    ご支援頂いた皆様へこんにちはNuméro Neufの崎濱カオリです。ただ今、2024年の葡萄を買う為に農家さんを尋ねて、山形にいます。初日は晴天で気温も暖かく畑を回るには最高の日でした。そして、Numéro 3の原料にもなっているシャインマスカット農家さんにご挨拶と次の葡萄を買うお話しをしてき...

  • 2024/04/02 12:02

    今回のクラファンは初めてでもあったので、やはり友人知人家族。。有難い事ですが、知っている人たちからご支援をいただき、ここまで達成いたしました。愛されてると実感しつつも、これからの課題はそこをベースに、まだ知らない人たちに興味をもたせられるか?が次のフェーズに入っていく、そのためのクラファンだと...

  • 2024/04/01 14:03

    皆様、急に暖かい日がやってきました。やっと冬が終わり春が来たんだと実感!中目黒川の桜も3分咲き。Numero3とのマリアージュがピッタリの季節がやってきました。そして今回、ご支援やメッセージをいただいた99人(ご縁のある数字?会社名ナンバー9)の皆様!本当にありがとうございました。只今、返礼品...

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