自己紹介

みなさま、はじめまして。私は匿名翻訳チームを立ち上げた主催者Aです。

Passages Through Genocideというガザの作家の日記やエッセーを掲載するウェブサイトの運営元に許可を取り、
日本版プロジェクト『Gaza Passages』を立ち上げました。
この『Gaza Passages』という名前の由来は「Passages Through Genocide」というサイトから採りました。
「Passages Through Genocide」というウェブサイトはオンライン上の集団で、主にガザや世界各国に住むパレスチナ人によって、ガザで何が起きているのかを世界に知らせようと立ち上げられたものです。


「この活動を行う翻訳家や校正者、編集者などは全員が匿名で活動すること」というのが本部からの活動の条件ですので、
みなさまには大変失礼ですが、主催者Aと名乗らせて頂きます。

『Passage』とは、虐殺への歴史的過程・2023年10月前後の過程を示す悲劇的な言葉として受け止めることもできますが、
日本に居ながらガザの今を知るための道筋=連絡通路でもあり、それは逆に希望の通路でもある、と意味づけられると考えています。

現在このプロジェクトには私を含め8名の協力者がいます。

お伝えできる限りでお話すると、メンバーは現役翻訳家、勉強中の翻訳家の卵、主婦、文学をこよなく愛し校正を手伝っている者、アラビア語に秀でた者、文芸の分野で活躍している者などで構成されたチームで、全員ボランティアで活動しております。


このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトの目的は、

Passages Through Genocideというサイト上にあるガザの作家、ジャーナリスト、詩人、医師の
日記やエッセーを日本語に訳して本にまとめ、

2024年5月19日(日)の文学フリマ東京38で販売し、その売上を寄付することです。
寄付先は本部を通じてUntoldPalestineの写真家へ寄付いたします。また1万円以下の売上については円安のため送金手数料を考慮し、JVCに寄付したいと思います。

さらに本だけでなく、ガザの写真家が撮影したガザの日常を映した美しい絵葉書セットと、

Gaza Passagesオリジナルのシールも販売します。

そのために、皆様に印刷代などの初期費用をご支援いただきたく、Campfireを立ち上げました。

以下、「Passages Through Genocide」に掲載されている日記の一部を紹介いたします。

ーージャーナリストのヌール・スウェルキさんの日記からの抜粋ーー

"私には、いつこの戦争が終わり、いつ家に帰ることができるのか見当もつかない。私は我が家を愛しているし、ガザを愛している。私が長年こう言い続けていることを人々は笑う。旅行へ行って帰国するたび、国境を超えるときには目に涙が浮かぶ。ガザが恋しかったからだ。変わっているね。ガザの何がそんなに好きなんだと人は言う。移住するべきだと。でも私は計り知れないほどガザを愛している。今は自分の魂が欠けてしまったように感じている。

我が家が恋しい。ガザ、あなたが恋しい💔"


ーー児童文学作家ビーサン・ナティールさんの日記よりーー

”祖父は大事な自分の子孫に難民状態を引き継がせることになるとは知らなかったので、彼は帰郷への希望の窓の間で悲しみ暮らした。私に希望以外の財産を残さなかった。窓すらもね。この町のすべての窓は粉々にされてしまったの、おじいちゃん。窓は暗殺されたのよ。”

”無傷で死にたい、抱きしめられるくらい温かい身体で”


プロジェクト立ち上げの背景

主催者Aは去年、このPassages Through Genocideというウェブサイトを読んで日本語版が無いことが気になっていました。
このウェブサイトには現地で命の危機に晒され続けている人の日記やエッセーが掲載されています。

このウェブサイトの存在を知りつつも、子育てなどに忙しくしていましたが、
ガザの状況は悪化するばかりでした。
X(旧Twitter)などでガザの状況をただ見ているだけの私は何者なのか?

何もしないことはジェノサイドに加担しているのと同じではないのかと考えるに至りました。

色々と考えあぐねた結果、私にはこのウェブサイト上のコンテンツを本にして販売し、
売上を寄付することならできるのではないか、と思ったのです。

運の良いことに志を同じくする仲間が見つかり、ウェブ掲載&書籍化するプロジェクトが始動しました。


現在の準備状況

現在は翻訳や校正を協力して進めており、基本的には英語からの重訳になります。アラビア語を大学で専攻した者が校正をしておりますので、アラビア語の原文と比較し、英語訳との間にズレがあるものや地名・名前などのチェックをしております。

アラビア語の原文は2023年10月7日~2023年12月中に書かれたものです。

既に公開された日本語訳はこちらこちらのリンクからご覧いただけます。
4月中に翻訳文が3つ上がる予定ですので、そちらもチェックしていただければと思います。
トップページをスクロールしていただくと「日本語」の選択肢のある作家が何人かいます。そちらが私どもが翻訳した文章です。
新しく翻訳がUPされる際にはX(旧Twitter)とinstagramnoteでも告知しています。

またサイトの運営元の協力を得て、UntoldPalestineというinstagramのアカウントから
ステキな写真の使用許可を取ってもらいました。
文学フリマ東京38の当日に、本と絵葉書セット2種類(1セット5枚)とシール1枚を販売します。

現在、絵葉書は納品済みで、仕分け作業に入っています。


リターンについて

ご支援一点(2000円)につき、本一冊・絵葉書1セット(5枚)・シール1枚です。

スマートレターで発送いたします。

本にはまだウェブ上で公開されていない日記が1作品と、翻訳者と校正者の感想が巻末に収録されます。


スケジュール

2024年

3月末  シール、絵葉書の試し刷り・3作品の翻訳〆切、校正・ウェブサイトにアップ

4月初旬 絵葉書・シールの発注

4月中旬 翻訳3作品の翻訳・校正〆切、ウェブサイトにアップ

4月下旬 原稿の最終〆切、本の試し刷り

5月初旬 絵葉書の包装

5月19日(日)文学フリマ東京38の当日 本・絵葉書・シール販売

6月3日以降 リターンの発送


資金の使い道

ご支援金の使用用途と内訳

・印刷費

①本:A6 横書きでおよそ120~140ページほど 約4万5000円

②絵葉書2000枚:1セット5枚×100を2種類 約3万8千円

③シール200枚: 1万300円

・文学フリマ東京38出店費(1ブース、椅子2つ):7,300円

・その他 (手数料17%+税) 

合計12万7700円

ご支援いただいた資金を元に、本・絵葉書・シールを印刷、東京文学フリーマーケット38に出展いたします。


寄付は東京文学フリーマーケット38の売上を計算してからになりますので、6月~7月を予定しています。

随時、皆さまにはこちらのプロジェクトの進捗状況をお知らせいたします。


最後に

ガザで起こっていることに目を向けて欲しいという思いがあります。ニュースだけでは分からない、
その場にいる方々の状況や心情を感じて欲しいと思って日本語に訳しています。
10月7日以降の爆撃で殺害されてしまった作家の方の日記もあります。

この本や絵葉書を売ることで少しでもお金を集めることができたら、
絵葉書の写真を撮られた写真家の方に還元して役立ててもらいたいと考えています。
ガザの人々に一円でも多く寄付し、これだけの人が日本で本を受け取り読んでいると伝えたいです。

クラウドファンディングもこういったプロジェクトを立ち上げるのも初めての経験ですが、
協力を申し出てくれた仲間と一緒に成功させたいと思います。

少しでもご興味を持って下さった方は、どうかご協力いただけますようお願い申し上げます。

ガザ・パッセージ プロジェクト主催者A


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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