ページをご覧になっていただきありがとうございます。「綾日伯文化交流実行委員会」プロジェクト代表の奥誠司(写真右)です。

当プロジェクトは40年以上前、結婚を機に日本に移住した野崎rosa里美（のざきローザさとみ）の故郷であるブラジルに、日本文化である雛人形と共に出向き、日伯文化交流イベントを現地3箇所にて開催するために起案しました。

今回の雛山イベントを実現させ、それがきっかけとなり両国の文化交流が発展していき、ひいては日伯の青少年文化交流として継続的な事業となることを願っています。

日本の若者がブラジルへ。そしてブラジルの若者が日本へ。

ブラジルの休暇時期の2月末にブラジルの青年が綾町へ、雛山づくりのために来日して交流。

そして8月の日本の夏休みに、日本の青年がブラジルへわたり「雛山づくり」を通して両国の絆を深めてほしいと考えています。

ブラジル・日本それぞれの子供が地球の反対側にいる人にまで想いを寄せられるような視野を広げていただきたい、そんな未来を実現するためのプロジェクトです！

リターンには綾町の魅力を体験できる様なものをはじめとして、日伯交流に直接関われるようなものもご用意しました。

ぜひ、ご支援のほどよろしくお願い致します。

まずは今回のプロジェクトのきっかけ「ブラジルへの里帰り」についてご説明させてください。

ブラジルで育った日系2世の野崎rosa里美が、ブラジルの農業研修で出会った青年と結婚し日本へ移住。

野崎はその後、宮崎にて子供を出産。子育ての際に使用していた「雛人形」が必要なくなり、そのお雛様が「雛山祭り」の会場である綾町へ納められました。

そして「綾雛山まつり」は、綾町で毎年開催される伝統行事。

綾町内にて今年で第24回を迎えた綾雛山まつりは綾町の商店街を中心に大規模に雛祭りを開催しています。

綾雛山まつりの歴史は江戸時代にまで遡ります。

当時、国政からの指示により全国的に森を開拓し、植林の指示が出ていたところを綾町は拒否。

その後、自然を守り切った歴史を持つ「エコパーク」として認定されました。

この歴史から自然に対する敬意を払うため、そして節句の日に山の神様に見守ってもらう厄払いの儀式として、奥山を模した台に雛山を飾るようになりました。

綾町の雛山祭り実行委員長のもとで展示していた野崎の雛人形を故郷のブラジルへ帰国させたい。

そして本年8月24日に実施される「ブラジル宮崎県人会75周年記念式典」の会場にて展示を行うことで日伯文化交流の懸け橋にすることが今回の目的です。

本年のブラジル宮崎県人会75周年記念式典はブラジルのサンパウロ市（ブラジル日本文化福祉協会）にて開催されます。

記念式典が行われる8月24日を皮切りに以下の3箇所にて雛山を展示する予定です。

8月24日　サンパウロ州サンパウロ市「ブラジル日本文化福祉協会」

サンパウロ州の中心街セントロに位置する。ブラジル日系社会の中心的存在。

ブラジル日系社会の中心的機関として、ブラジル社会において日本文化の継承と普及を促進すると共に、日本においてはブラジル文化の紹介と普及に務め、その目的を持った他団体の事業を奨励し支援する場です。

8月31日　エスピリトサント州イビラス市「禅光寺」

世界最大35mの大仏があるイビラス禅光寺。州都ヴィトリアから約30km。人口12,000人。今年はお寺の創立50周年に当たる。その創立50周年の式典にて雛山を展示。

式典はリオデジャネイロ総領事館も協力。地元州知事やリオ総領事も出席し挨拶する予定で、その際に綾町の雛山についても紹介されます。

9月1日　サンパウロ州モジダスクルーゼス市「市制464周年」

州都サンパウロ市から北東に45km。人口約45万人。日系人の多い町でサッカー選手のネイマールの出身地。

実行委員の野崎里美の出身地であり、里帰りの祝いを市の誕生日に市役所入り口に雛山を展示して頂きます。

宮崎ブラジル県人会70周年式典時

今回で75年を迎えるブラジル宮崎県人会、こちらに今回の綾日伯文化交流実行委員会三人で参加いたします。

今回、野崎、小野、そして私の3人でブラジルに訪問して実現したいのは以下の3つ。

ブラジルの宮崎県人会のお祝い

宮崎県人会ブラジル現地での交流会

ブラジルで高い社会的地位を築いている日系人。私たちの祖先がブラジルで流した苦労と汗、その歴史が現在の75周年という時を刻んでいます。

この式典で日本の伝統文化の「雛山」を展示することで、高齢になって日本に行けなくなっている方々に、日本を身近で感じて頂きたい。

そして宮崎を語り合っていただきたい。ブラジルの皆さんの歴史に感謝の心を届けたいと思っています！

次世代への引き継ぎ

私自身、ブラジルで大きく成長させて頂きました。

赴任地はサンパウロではなく、エスピリトサント州ヴィトリア市であったが、ブラジルの日系人はどこも素晴らしい日系社会を築いていた。

そして、その日系の方々と活動することで日本を俯瞰してみることができ、日本の素晴らしさを本当に気づかせて頂いたのもブラジル日系社会の存在から。

感謝してもしきれないほどです。

今回の訪問を機に、次世代へと日伯交流のバトンをつないでいきたいと考えています。

特に実行委員メンバーの小野さんは海外経験も豊富で、広い視野と行動力で新しい世界を作ってくれることと期待しています！

小野さんへ繋いだバトンはまた小野さんから次の世代へ。そうやってブラジルと日本の歴史をこれからも紡いでいってほしいと思っています。

綾町とブラジルの若者交流

そしてなにより重要なのがブラジルと日本の子供達の交流機会です。

今回雛山を展示する予定のイビラス禅光寺の研道師は慈善事業を行っており、貧しい地域の方々に陶芸教室を通して人格形成の場を作っています。

研道師やヴィトリア日系協会とともに、貧しくても優秀で心の清らかな青少年たちにチャンスを与えたい。

そして綾町でも受け入れ態勢を整え、チャンスにチャレンジしていく行動力ある若者づくりに貢献していきたい。

綾の雛山をブラジルにて展示することは、この先のブラジルと綾町との交流を加速するためのきっかけとなるのです。

小野・野崎を含めた私たち三人の渡航を、ぜひご支援のほどよろしくお願い致します！

・ブラジル渡航費　往復　50〜60万円×3人分　180万円前後　　

・ブラジル滞在費　1週間〜10日　1日1万円×3人　30万円前後　　

・雛人形輸送費　往復60万円前後

・現地費用　10〜30万円/3箇所　30〜90万円　

・その他返礼品原価/CAMPFIRE手数料

＊現状ブラジルでの現地スタッフは有志でボランティアの方が参加してくださる予定ですが、日本から伺う立場としてしっかり報酬をお渡ししたいと思っております

＜スケジュール＞
5月31日：クラウドファンディング終了
6月中旬までに：渡航スケジュール確定、チケット確定
8月2１日出発～9月３日まで：ブラジル滞在（3名、帰りは別便）
8月24日サンパウロ州サンパウロ市（ブラジル宮崎県人会75周年式典）
8月31日エスピリトサント州イビラス市（禅光寺創立50周年式典）
9月1日　サンパウロ州モジダスクルーゼス市（市政○○年）

ここまでプロジェクトをご覧になっていただき本当にありがとうございます。

最後に私「奥誠司」より、今回のプロジェクトに対する想いの部分についてお話しさせてください。

ブラジルへの恩返しとは、私（奥誠司）自身が実行委員メンバーとともにブラジルの日系社会に「雛人形」を届け、「雛山」を作ることで、これまでブラジルにてお世話になったご恩を、日伯文化交流と日本語の普及という形で貢献することです。
私自身、以前ブラジルでJICA派遣の日本語教師として3年間勤務。野球部監督及び和太鼓指導で日系社会にお世話になり大きな恩を感じています。

仏心寺（現禅光寺）にて30年以上前に撮影。左：横笛奏者の福原一間氏。中央：大樹和尚。

その後もブラジルとの交流を続けて参りましたが、今回の「雛山」文化交流を通して、両国の絆をより深めることで恩返しをしていきたいと思っています。

そしてさらにその後、今回の交流を通して関わってくださった方々と共に、両国の青少年交流の場を「雛山づくり」を通して作っていきたい。

日本の方にはブラジルに興味を持つ若者に、異国文化を肌で感じてもらい、日系社会の存在理解とともに現地で「雛山づくり」を手伝うことで日本語普及に貢献してもらうなど、この雛山プロジェクトをきっかけに両国にとっての機会を作り出していきたいと思っています。

ブラジルの方には、日本での滞在期間中、綾町の雛山祭りに参加するとともに、実際に雛山を作ってもらい、日本文化を肌で感じる体験をしてもらう。

特に、社会的に恵まれていないが、意欲のある有志の青年にチャンスを与えられたらと考えています。

野崎の里帰りを通じた雛山の実現、「雛山づくり」を通した日伯文化交流の芽生え、そして育てて頂いたブラジルへの恩返しの想いに、ぜひご支援のほどよろしくお願い致します。

綾日伯文化交流実行委員会