【なぜ、自由研究を?】
自由研究といえば、夏休みの宿題!
これまで、どんなことをしましたか?
今年は、やってみたいことがありますか・・・?
「森の自由研究フェス」は、子どもの「やってみたい。」を「やってみた!」に。
「何をすればいいかわからない…。」を、「こんなことやってみたい!」に変えるイベントです。
今年は8月11日、山の日に開催決定です!
自由研究は、自分の興味や疑問から始まります。
「なんで?」「どうなってるの?」「もっと知りたい!」という気持ち、それはこれから開花する可能性を持った「学びの種」です。
学びの種を大切にできる子どもは自分自身を大切にし、これからやってくる、
「用意された答えを見つけるのではなく答えを生み出す時代」を自分らしく生きていけると思うのです。
しかし、そもそも自分が本当に興味あることがわからない…というのは、大人でもよくある話。
学びの種って、どうやって生まれるの?
森の自由研究フェスでは、学びの種が生まれるしかけをたくさん用意します!
さあ、好奇心くすぐられる体験を、夏休み、尼崎の森で!
【なぜ、森で?】
そもそも、尼崎に、森が…?
あるんですねー!
そこは、海に面した広大な土地。
昔、製鉄工場だったところを100年かけて森にしようという計画が、10年程前から進んでいます。
今はまだまだ植林を進めている最中ですが、
一部では植えた苗が大きく育って、いろいろな生き物たちが暮らす森になっています。
尼崎は、自然が少ない場所です。
人口密度は兵庫県で一番。日常で触れる自然と言えば、公園や街路樹の木々…といったところでしょうか。
それでも、子どもは自然が大好き!
自然と触れ合っている時って、何だか心が和みますよね。大切なことは、自然が私たちに教えてくれる気がします。
宿題の自由研究が、芝生や森で遊びながらできちゃう!しかも、学ぶのが楽しくなっちゃう!
そんなイベントがあればなぁ…。
【何をするの?】
そんな想いで企画したのが、「森の自由研究フェス」。
のびのび過ごせる広い芝生に、学びを応援する大人たちが多種多様なブースを用意しています。
たとえば、自然の木々を使った工作や、押し花、身の回りのものを使った楽器作り、自然にぴったりの色が見つかる?!500色の色鉛筆を使ったお絵かき、「水の上を歩けるか?」理科実験などなど。
約30~40のブースの中から自分で好きなものを選んで体験できます。
今年は、昨年なかった飲食ブースや、自分の疑問を書いたり話したりできるブース「ギモンの木」もつくります。
刺激的な体験の中で、自分の興味に気付いたり、もっと知りたい気持ちが生まれたり…
まさに、たくさんの「学びの種」に出会えるイベントです!
【昨年の様子】
みんなで大きなお絵かきをしたり、
大きな芝生を使った理科実験をしたり、
鳥の巣箱を作ったり、
森で出会った植物や動物を主人公にして童話を作ったり。全部で約20のブースが並びました。
今年はさらにパワーアップして30から40のブースが出店予定です!
<今年は…"ギモンの木"をみんなで育てます!>
誰しもがもつ、日常の"ギモン"。
自由研究って、そういうところから生まれてくると思うんですよね。
人生はギモンの連続。
っていうか、人生は自由研究の連続だと思うんです。
「どうやったら部屋をオシャレにできるかなあ」とか
「なんでこんなところカビるん?」とか
「日本にどんくらい自動販売機ってあるんやろう」とか。
もはや、「なんで彼女できひんのやろう」とかも、
自由研究だと思うんですよね。。。!(太田の切実な叫び)
会場にきてくれるみんなにも、こういう日常のギモン、
"自由研究のタネ"を大事にしてほしいと思うんです。
そのための仕掛けが「ギモンの木」!
当日、会場に大きな掲示板を設置し、そこにみんなでそれぞれが持つ"ギモン"を
ふせんに書いてたくさん貼っていきます。
「あれってどんな風になってるんだろう」
「これについてもっと知りたい!!」
「こんな自由研究したい!」などなど。
こんな"ギモン"を、掲示板に貼っていくことで
"ギモン"の答えのヒントを誰かが添えてくれたり、
他の"ギモン"に共感できて、それが自由研究になるかもしれない。
このギモンの木は、そんな単純な仕掛けだけど、
とっても大きな可能性を秘めた木になると思っています。
会場にきてくれたみんなで
大きく大きく育てていきたいと思っています!
【なぜ、わたしたちが】
太田洋平(学習教室こかげ 代表)
尼崎で育った僕。
周りは住宅街や団地、工場ばかりで、自然に触れる体験がなかなかありませんでした。
大人になって、教育に関わるようになって、子どもたちを山や海へ連れて行くキャンプなどを企画することも多くなりました。なかなか普段触れることのない自然に触れる子どもたちの目はどれもとてもキラキラ。
みんな、走り回りたくなるんですよね。自然の中でするお絵かきや工作も、とっても楽しそう。
そんな時、「尼崎の森」に出会いました。広大な土地に、これからどんどん成長していく森。大人たちが「100年後の子どもたちのために」と、思いを込めた森づくりをしている。
”わざわざ遠くの山や海に行かなくても、ここに森があるやん。”
この”森”で、何かしたい。自然体験や理科実験ができたら。
自分たちの街の、この”森”を、みんなで楽しみ、みんなで大切な場所として思えたら・・・。
もっともっと、「学び場」も「遊び場」も、いろんな出会いで広がって行くと思うのです。
たくさんの「出会い」を生み出す一日を作りたい。
そんな思いで企画してます。
庄野菜緒(神戸学院大学4年)
大学生のとき、友達に「私はそういうのやりたいけど苦手やし、チャレンジできひん。」
と言われました。
やりたいことがあるのに、チャレンジできないのは物凄くもったいないし、
可能性を自分で小さくしていると感じました。
そんなチャレンジする事に対して抵抗がある人こそ、「やってみたい!」と大きな声で言った時に答えてくれる場所や機会があれば、一歩踏み出すきっかけになると思います。
そんな”きっかけ”の場所として、子供の頃に気になる事や、やりたい事を体験してほしいという思いで、
この森の自由研究フェスに参加しています。
増田有希(尼崎市小学校教員)
「先生、もっとやりたい!」
授業終わりのチャイムが鳴った後、駆け寄って来て、子どもが言いました。
小学校の教師をしていて、最高に嬉しい瞬間の一つです。
「どうして自然を減らして、大きな建物が増えていくの?」
「どうして、何のために、地球は生まれたの?」
子どもたちは、ふとした瞬間に素朴な疑問を口にします。
私は、そのたびに子どもたちが持つ可能性を感じ、広げてあげたい想いでいっぱいになるのに、
「家でも調べてみたらいいと思うよ。」
と言ってそのままになることがしばしば。
子どもの中に生まれた大切な疑問が、静かに消えていくのを感じ、何とかならないものかと悔しくなりました。
興味を持った瞬間が勝負だと思うのです。
「子どもの興味・関心をもっと学びにつなげてやりたい。」
この想いは、小学生の時の恩師が、私の興味あることをとことん追究できる場を与えてくれ、大きく成長させてくださったことからきています。
今度は、わたしが。
柴田 海(特別支援学校 職員)
大学時代から野外活動キャンプなど、子どもと接する機会も多かった僕。
自由研究のネタが決まらず困っている子どもって、実はそんなにたくさんいないように思います。
なぜなら、パソコンやスマホがネタを教えてくれるから。
“自由研究”と検索すると、「こんなものを作ったら、こんなことを調べたら、自由研究になるよ」と教えてくれるインターネットサイトがたくさんあることに気づきます。
でも、宿題として終わらせるためだけの自由研究はもったいない。
大切なのは、「なんで?」や「やってみたい!」という気持ちをたくさんもつことです。
この自由研究フェスで大切にしていることは、「フェスに来たら自由研究が終わる」ことではありません。
ぜひこのイベントでたくさん体験して、「なんで?」とか「やってみたい!」と心の底から感じられるような、
自由研究のタネ(種)を見つけてみてください!
【集まったお金は】
このクラウドファンディングでご支援いただいたお金は、森の自由研究フェスの運営費用、設備費用、材料費に充てさせていただきます。
【最後に ~森の自由研究フェスの可能性~】
学びの可能性が広がる瞬間は、誰にも予測できません。
でも、きっかけをつくることはできます。
日常には、きっかけがたくさん落ちていますが、自分にヒットするとは限らないし、中々気付けなかったりします。
森の自由研究フェスも、一つのきっかけに過ぎないけれど、
日常では気付きにくい自分の「好き」に気付けるしかけをたくさん作ります!
心を開放できる自然、多種多様なブース、疑問を人に聞いてもらったり、やってみたり、ふりかえったりをサポートする大人…。
たくさんの子どもたちが集い、大人も子どもも一緒になって楽しく学べるフェスを、ともにつくりませんか?
そして、尼崎の森を一緒に育て、自然の少ない尼崎に森をつくりませんか?
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