こんにちは、コーヒースタンド『PEACH COFFEE』の百崎佑です。
パートナーの天野唯と共に2022年11月から始めました。

私たちは、「まるでフルーツのようなコーヒー」をテーマに世界各地のスペシャルティコーヒーを扱い、全国の様々なコーヒーロースターと提携しながら、こだわってセレクトした旬のコーヒーをお届けしています。

また、2019年からはYOKOHAMA COFFEE FESTIVALの開催も実施し、地元である横浜にコーヒー文化を浸透させることができないかと取り組んできた背景もあります。

第一回目のYOKOHAMA COFFEE FESTIVALにて。

PEACH COFFEEはこれまで、横浜の弘明寺商店街にある『アキナイガーデン』にて、月に1度のポップアップ出店を1年ほど続けてきました。アキナイガーデンとは、設計事務所が運営する”商い暮らし”という新しいライフスタイルの実践をテーマとしたシェアショップで、地域に根ざし、地域内外の人たちから愛されてきた“場”です。

アキナイガーデンの外観。お店は商店街に面している。

2024年5月、アキナイガーデンはシェアショップ運営を終了することになったのですが、これまでできたつながりや記憶が無くなってしまうのはもったいない。この場所で出店を続けてきて、地域に顔の見える人が増えてきた私たちが、今後はこの場所を引き継ぎ、弘明寺に根を下ろした「実店舗のコーヒースタンド」をつくることを決意しました。


コーヒーは、一日が始まる朝や、仕事中の束の間の休憩、家路の帰宅中など、暮らしの身近にある存在です。
ふとしたときに立ち寄れる場所であることこそ、大きな魅力だと思っています。今まで住んでいた人たちも、引っ越してきた人も、遠方から訪れてくれた人も、誰もがこの地域で居場所を見つけられるようにしたい

何気ない日常の暮らしに寄り添う ”まちのコーヒースタンド” として、地域の中で日常的なコミュニティの一つになれたらと、アキナイガーデンの二人と共に構想を進めています。
アキナイガーデンは同じビルの2階に引っ越し、生業である建築の設計事務所を地域にひらいた形でオープンすることが決まりました。コワーキングスペースの併設や、建材サンプルや図書の共有、さらには親子で楽しめるワークショップの開催も予定しています。

その他にも、弘明寺周辺にはアーティストやクリエイターが集まるシェアハウスや、アーティストのアトリエやギャラリーがあったり、まだまだ地域に知られていない魅力的な場所が生まれてきている現状もあります。

「弘明寺にきたら、PEACH COFFEEに行けばまちのフレッシュな情報が集まっている。」

そんな場所を目指して、オフィシャルに発信されているような調べて分かる観光的情報ではなく、地域で活躍するローカルな人々の顔が見えて、彼らに出会えるような敷居の低い”まちの案内所”のような役割も担えたらと思っています。


ここで、弘明寺の紹介をさせてください!

弘明寺は横浜市の南区にある歴史と文化が息づく地域です。
721(養老5)年に開かれたと伝えられる横浜市内最古の「弘明寺」を中心に門前町として発展していきました。横浜駅から電車で15分程に位置し、市営地下鉄弘明寺駅と京急弘明寺駅に挟まれた全長312mのアーケードを有する通り「かんのん通り」には、代々続く下町風情のある商店を中心に多くのお店が連なります。

弘明寺商店街。手前にあるグレーの外壁部分が改修する店舗。

また、商店街と直行する大岡川は、地域住人にとって身近に触れられる自然であり、春には川沿いの桜を楽しむ多くの人々が花見に訪れるまちでもあります。

商店街やその周辺には、スーパーやドラッグストアやコンビニ、飲食チェーンなども充実しており、便利で住みやすい街です。
と同時に、昔から続くレストランや和菓子屋さん、本屋さんなど個人のお店が残り、人間味ある風景こそ、まちの個性になっていると感じています。
ですが近年は人手不足や経営者の高齢化などの理由から、長年愛されていたお店が惜しくも閉店する様子も見られます。弘明寺商店街ならでは個性が集まる風景が失われつつあることに、何かできないだろうかと考えたこともありました。

PEACH COFFEEは、個人店だからこそできる企画や行動力で、新しい生活文化が生まれる入り口になれたらと思っています。


小さな面積ですが、弘明寺商店街と大岡川が交差する、商店街の”おへそ”のような場所に位置しているため、川側からの入り口と、商店街側からのテイクアウト用窓口の2箇所を設け、2方向に開いた店舗になる予定です。


店内客席には、地域内外で活動するアーティストに声をかけ、ミニギャラリーも用意し、彼らが展示にチャレンジできるきっかけをつくるとともに、コーヒーを目的としないお客さんも来店するきっかけをつくれたらと考えています。


商店街と大岡川が交わる場所に位置する。

店舗改修案


現在、アキナイガーデンの2人と使い方を議論しながら設計を進めていて、2024年8月のオープンを目指しています。


今回、改修工事費用に総額315万ほどかかる見込みで、今回のクラウドファンディングの支援金はその一部にあてる想定です。


左から、PEACHCOFFEの天野、百崎、
アキナイガーデンの梅村、神永。

PEACH COFFEE 百崎 佑:
このプロジェクトを通じて、弘明寺の地域に根ざしたコーヒースタンドを目指し、
街に暮らす人々のハブとなりたいと考えています。
コーヒーを通じて、弘明寺の魅力や面白さを多くの人に届けたいです。
そして、個性豊かなスペシャルティコーヒーが毎日楽しめるコミュニティスポットを目指しています。
私たちと一緒に横浜・弘明寺の魅力を再発見し、より魅力的な街になるよう応援していただけると嬉しいです!


そして、自分が店舗を出す際にはクラウドファンディングに挑戦してみたいと考えており、今回、クラウドファンディングに挑戦いたします!
このプロジェクトは、資金集めも目的のひとつですが、より多くの方に横浜の弘明寺(ぐみょうじ)というまちを知っていただき、PEACH COFFEEを通じて個性豊かなスペシャルティコーヒーを体験していただきたいという想いが大きくあります。

ぜひ、クラウドファンディングをきっかけに店舗や街に足を運んでいただき、「美味しい!」「いいまちだね」と言っていただけたら嬉しいです。


アキナイガーデン 神永 侑子:
アキナイガーデンは、商い暮らしをやってみたいという、至極個人的な理由から始まった場所ですが、気づけばそのライフスタイルに共感する多くの人が集まり、チャレンジ精神をもったエネルギーのあるつながりが生まれていました。

シェアショップの運営を通して、個人の想いがまちを動かし得る可能性に気づき、売買だけではない、人のつながりに悦びを感じ、影響し合いながら、まちと共に進化していくようなお店のあり方に期待が膨らみました。

PEACH COFFEEは、きっとその期待を実現してくれるだろうと思っています。彼らにこの場所を引き継いでもらえることを嬉しく思うと共に、この場所からはじまる新しいストーリーを、一緒に描くべく伴走していきます。



<PEACH COFFEE>
・百崎 佑(ももざき ゆう)


肩書: PEACH COFFEE オーナー・バリスタ
一般社団法人YOKOHAMA COFFEE CULTURE 代表理事

これまでの活動内容:
高校時代にコーヒーの奥深さに魅了され、カフェ業界への関心を深める。
高校卒業後、コーヒーの専門学校に進学し、広範な飲食に関する知識を習得。
卒業後は都内のコーヒースタンドを展開するベンチャー企業でストアマネージャーとして勤務し、新規開業のサポートやトレーニングを経験。
スペシャルティコーヒー専門店でバリスタとしても活躍。
専門学校在学中の2019年に「YOKOHAMA COFFEE FESTIVAL」を立ち上げ、
地域に根ざしたイベントを創出し続け、2023年には一般社団法人YOKOHAMA COFFEE CULTUREを設立。

・天野 唯(あまの ゆい)


<アキナイガーデン>
・梅村陽一郎(うめむら よういちろう)、神永侑子(かみなが ゆうこ)


アキナイガーデン運営|AKINAI GARDEN STUIDIO 共同主宰

・これまでの活動内容
2019年から横浜の弘明寺商店街でシェアショップ『アキナイガーデン』の運営を開始。みんなの好きなことを持ち寄り、その楽しさを分かち合うような”商いを暮らし”の共有可能性を実践。生業の主軸は建築の設計事務所で、その場を使う人たちの人間性や想いが空間に滲み出るような、心が動く体験を取り込む設計を心がけて活動している。


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