ワッショイ!ワッショイ!

過疎化が進む長野県伊那市長谷の中尾集落に、新しい活気と息吹をもたらすため、私達the rice farmが立ち上がりました。南アルプスの美しい雪解け水が真っ先に流れ込む美しい棚田があるこの集落で、伝統と斬新さを融合させ、誰もが参加でき盛り上がれる、新しいお祭りを企画しています。

その名も『棚田まつり』

立場や状況が異なる様々な人がいれど、その日一日は無礼講で参加者も地域も一丸となる日。そんな特別な時間と空間を作り、まさに「ワッショイ!ワッショイ!」という掛け声のように、この中尾集落を盛り上げたい。そんな想いで、このプロジェクトを立ち上げました。

農林水産省「つなぐ棚田遺産 中尾の棚田」2022年に選定されました。


棚田まつりは、ただのお祭りではありません。

これまで地域を支えてくれていた先達の取組を模倣するだけではなく、現在地域で活躍している若者が主体となり知恵を絞り、そして地域全体を巻き込んで過疎化という大きな課題に立ち向かうための、完全オリジナルの一大プロジェクトです。また同時に、このチャレンジは全国各地で似たような過疎化の課題に直面している同志達に、「勝負はこれからだ」という狼煙をあげる意味をもつとも思っています。

祭を軸とした一つの地域モデルをキッカケに、全国各地で様々な「ワッショイ!」「ワッショイ!」の声が生まれ、日本の地方が次々と盛り上がっていくことを夢見ています。


ワッショイ!ワッショイ!

改めまして、皆さんこんにちは。
2017年から長野県伊那市長谷で輸出用の米作りを行ってきたthe rice farmです。

始めた当初はメンバー2人、水田4枚、収穫量300kgの小ぢんまりとした活動でしたが、海外市場に特化したビジネスモデルにより年々事業規模を拡大、8年目となる今年はメンバー15名、水田120枚、収穫量20t規模のチームになりました。短期間でこのような成長を遂げられたのは、まさに地域の方々の「ワッショイ!ワッショイ!」という後押しがあったからに他なりません。

the rice farmメンバー 地元長谷出身×移住者が融合。クレイジー米作り&むらづくり集団

他方で、the rice farmの活動舞台である中尾集落については、年々高齢化や過疎化の課題が深刻になる様を目の当たりにしてきました。かつての賑わいは消え、子供が一人もおらず、神輿も倉庫の中でホコリをかぶっている限界集落では、「ワッショイ!ワッショイ」という掛け声はおろか、子供の声すら聞くことがないのです。

「米作りだけしていても、集落が廃れたら結局は米作りも出来なくなる」という危機感から、2022年から“むらづくり事業部”を立ち上げ、集落の空き家の再生、農作業イベントの実施、農泊事業、飲食店の誘致などの地域活性化の取組を行ってきました。そのことで、それまで知られていなかった中尾集落の認知が高まり、事業展開により雇用が生まれ、人の出入りは多くなりつつあります。しかしまだ、その活気の高まりは不十分だと感じたとき、欠けているものは“まつり”なのではないかと思い当たりました。

田植えイベントには首都圏、関西方面と農ある暮らし、田舎暮らしを求めて多くの方が参加。


地域のおばあちゃん講師をお迎えし子ども達に「郷土食」体験を通じて「食育」にも力を入れています。


春に中尾にオープンした極上のジビエ&山菜料理が味わえる「食堂 野山」ジビエ料理人 長谷部晃氏との本格コラボがスタート!


ワッショイ!ワッショイ!

かつて地域の中心であった棚田は、田植えの時期には学校が田植休みとなり、地域社会全体が協力し、作業をし、憩い、豊作を祈る場所でした。

今回の棚田祭では、この地域共同体の象徴である棚田で、古くから伝わる「虫送り」という行事を再現します。この行事では、田んぼの周りに火を灯し、病害虫を追い払うとともに、地域の結束を固めるのです。

我々は、この「虫送り」の文化を素晴らしいと感じ、設立当初の2019年に中尾集落で第1回棚田祭を行っています。メンバーも規模も少ないthe rice farm創世記だったので、軽トラを舞台に仕立ててオカリナを演奏したり、棚田の周りに火を灯したり、というささやかなお祭りでしたが、集落の方には「とても綺麗だった」「楽しかった」と喜んで頂けました。そして同時に、こんな声も頂きました。

 「田んぼの周りに火のともったこの綺麗な風景を、孫にも見せたかったよ。」

2019年に開催した棚田まつりのライトアップ。

2019年以来の棚田まつり2024の挑戦がスタートします。地域の真ん中にいるのは「子ども」

それから、コロナ禍もあって第2回棚田祭を開催することもなく、5年の月日が過ぎようとしています。ようやく社会情勢も落ち着き、地域との信頼やチームとしてのパワーもしっかりとつけた今なら、かつてとは比べ物にならないビッグな祭が開催できるはずだ、と私達は確信しています。


ワッショイ!ワッショイ!

活気あるそんな掛け声が似合うまつり芸能集団“田楽座”と、私たちは今回強力なタッグを組んでいます。田楽座は、1964年に信州伊那谷で誕生したパフォーマンス集団で、日本各地の祭や年中行事で受け継がれてきた太鼓、唄、踊り、獅子舞などの民俗芸能を取り入れたパフォーマンスを展開しています。

5月に開催された田植え×田楽座の豊作祈願イベントには地域内外から50人超の参加者が集まった。

田楽座は、the rice farmと同様に伊那の山あい、標高800mの地で共同生活を送りながら日々稽古を重ねており、全国の祭や舞台で活躍しています。半世紀以上の歴史をもつ田楽座ですが、舞台に立つメンバーは若く、そのエネルギーと情熱で観客を魅了し続けています。

the rice farmと田楽座は、ここ数年お互いのイベントに参加し合ったり、飲み会をしたりする関係なのですが、結論から言うと“異様にウマが合う”のです笑。ノリというか、雰囲気というか。それは、どちらの集団も「田」を背景に、若いメンバーが楽しく活動しているという共通点があるからなのかもしれません。とにもかくにも、the rice farmと無性にウマが合い、そして祭の経験値がすこぶる高い田楽座とがコラボをすれば、その化学反応は爆弾級です。我々は同じ夢を見る同志として、今回の棚田まつりで参加者の皆様に“活気”をお見せします。

今の時代に残したい風景がある。未来の子ども達に日本の古き良き伝統文化を。


ワッショイ!ワッショイ!

神輿を盛り上げていくにはこの掛け声が不可欠なように、棚田まつりの実現には、皆様のご支援が不可欠です。私たちがクラウドファンディングで設定した目標金額は1,500,000円。この資金は、祭の基盤を形成する各種イベントの設営や、安全管理、参加アーティストへの謝礼、更には地元の事業者が出店する出店の準備費用に充てられます。


■イベント設営費用:ステージの建設、装飾、照明設備等、祭を華やかに彩るための基本設備

■安全管理費用:来場者と参加者の安全を確保するたえの警備員配置や医療スタッフの待機

■アーティスト謝礼:音楽家、ダンサー、地元の伝統芸能を披露するアーティストへの謝礼

■出店運営費用:ブースのレンタルと運営

■広告宣伝費用:オリジナルTシャツの作製、チラシの作製

私達はこれらの資金を効果的に活用し、棚田まつりを地域全体にとって記憶に残るイベントにすることを約束します。
ご支援頂ける方々には、感謝の印として、以下のリターンをご用意しています。

●1組限定 独占プラン ジビエと山菜の極み 
ジビエ料理人 長谷部晃  ジビエ&山菜フルコース +創業者 出口友洋&農学博士 細谷啓太の夜会+古民家ひがし宿泊 1組2名

●農学博士の自然栽培稲作動画+オンライン相談+Wakka Times Vol.1&2  1組4名まで

●棚田まつりPV動画エンディングロール+棚田まつり限定『ワッショイ!』Tシャツ お名前入れ(スポンサー名)限定10名

●8月24日 田楽座棚田まつり公演 松席+the rice farm パーカー

●8月24日 田楽座棚田まつり公演 竹席+ the rice farmロンT

●棚田まつり限定『ワッショイ』Tシャツ お名前入り(スポンサー名) 限定20名

●カミアカリ玄米甘酒300ml(1ケース24本)

●幻の玄米 カミアカリ1kg 限定10個

皆様の温かい支援(ワッショイ!)が、棚田まつりの成功を実現するための鍵となります。
是非、このプロジェクトへの参加をお願い致します!


棚田の風景は、私達の祖先が何世代にも渡って守ってきた自然の宝です。

棚田まつりの成功は、その価値ある風景を保存するだけではなく、その棚田を出発点として地域社会に新たな活力をもたらす鍵になると私たちは信じています。そしてこのチャレンジを一地域の小イベントとして終わらせるだけではなく、全国各地で過疎化という課題に取り組んでいる同志達へ、「地方の挑戦はこれからだ」という大きな狼煙にしていくには、皆様の支援を源に、より大きなお祭りに昇華していくことが不可欠です。

この壮大なチャレンジにあなたも一緒に加わり、棚田まつりを支える一員となって頂ければ幸いです。「地方の挑戦はこれからだ」という熱い波を、是非一緒に作りましょう!皆さまからの熱い「ワッショイ!ワッショイ!」を、心よりお待ちしております。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2024/06/27 19:00

    ワッショイ!ワッショイ!今、ジビエ料理店として最も熱いお店をご存じでしょうか。その名も、昼は「食堂野山」、夜は「山肴野蔌」と2つの顔をもつ、ジビエ料理人長谷部晃さんが営む料理店です。そのお店は、棚田まつりが開催される長野県伊那市長谷中尾で、3月にプレオープンしたばかり。大きな宣伝を行っていない...

  • 2024/06/24 19:00

    ワッショイ!ワッショイ!長野日報の一面に掲載される等、大きく報道して頂いた棚田まつり2024。色んな方に知って頂くことが増えれば、良くも悪くも色んな感想をもつ方も増えてきます。ポジティブなご意見(ほとんどはポジティブです)、ネガティブなご意見(ほんの少しです笑)を様々拝聴しながら、「そんな見方...

  • 2024/06/22 19:00

    ワッショイ!ワッショイ!長谷に伝わる郷土民謡「ざんざ節」は、江戸時代に全国各地で流行した民謡で、長谷で先祖代々歌い継がれてきた伝統文化です。2019年、the rice farmが棚田祭を行った際(今おもうと、よくあの少人数と繁忙期の中で開いたなと思います)、地元で受け継がれてきた伝統に力をお...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください