ご覧いただき、ありがとうございます。熊本県美里町で、牛の繁殖農家と米や野菜の農家をしている吉岡良治です。
今回、どうしても皆様にお伝えしたいことがあり、クラウドファンディングにチャレンジしています。

この写真の牛を見てください。
昨年の9月に生まれたこの仔牛は、
生まれつき、前右足が不自由でした。
もうすぐ生後1年になりますが、
長時間立つことが難しく、横になってばかり。
同じ時期に生まれた牛に比べると、
とても小さく、これ以上大きく育つことはできません。
獣医からは
「この子は大きく育つことができないので
命を諦めた方がいいのでは?」
と言われました。
命を諦めること
すなわち、仔牛を安楽死させることです。
牛は、人の食糧となることで、
我々の収入となる、経済動物です。
大きく育つことができない牛は、
経済効率が悪く、
利益を生まない。
そのため、安楽死という決断が下されます。
これが、家畜の現実です。
しかし
私には、その選択ができませんでした。
牛は、人の命を支えるために生まれ、育てられます。
障がいがあるから。
効率が悪いから。
利益にならないから。
そんな理由だけで、その命を終わらせていいのでしょうか?


私は決めました。
子牛を、安楽死させるのではなく、
牛肉として加工し、食卓へと届けることを。
そして、
私たちが口にする食肉の裏には
このような現実があることを
一人でも多くの人に知ってもらい
「食べること」「命を継いでいくこと」について考えてほしい。
そんな思い出、このプロジェクトを立ち上げました。


みなさんが普段口にする牛肉ですが、
どのような過程を経て食卓まで届くかご存知でしょうか?
ここでは簡単にその過程ををご紹介させてください。

ひと言で農家といっても
子牛を産ませる「生産(繁殖)農家」と
「生産(繁殖)農家」に分かれています。
私は、「生産(繁殖)農家」で
母牛に受精をし、子どもを産ませ
9〜10ヶ月まで育ててから子牛を販売します。
母牛の出産は、いつでも命がけ。
出産が近づくと、いつ生まれるか
私たちも気が抜けません。
母牛たちの出産を
私たちも全力で、命がけでサポートします。
こうして繋がれた命が、私たちの食糧となるのです。
だからこそ、命をまっとうさせてあげたい。
そして、みんなにこの現実を知っていただきたいのです。
↑生まれた時から面倒を見ている牛たちは人懐こくて、可愛いんです。

私が住んでいる熊本県美里町は、
総面積の約4分の3を森林が占める典型的な中山間地域です。
↑我家の牛たちは、このようにのびのび放牧もしています。
美里町は傾斜地や小規模な水田が多いため
大型機械を入れての作業が難しく、
いまだに手作業での農作業が必要です。
私たち山間部に住む農家は
昔から野菜や米・麦などの穀類、
そして畜産などを組み合わせて
皆生計を立てています。
このような農業の方法は、日本では昔から主流でした。
山間部で農業を行うことは、山や水資源などの自然を守り
日本ならではの原風景を守ることにつながります。
今回のクラファンを通じて、
山間部で行われる農業も知っていただけたらと思っています。
リターンには、山間部ならではの豊富な湧き水や昼夜の寒暖差などが育てる
美味しい米や野菜もご用意しました。

仔牛の命を無駄にはしたくない。
という思いがある一方で、育てるには、やはり時間とお金がかかります。
体への負担を減らす飼育・体調管理・長期間のケア・加工費・冷凍、真空、配送
さらに、歩留まりの問題もあります。
それでも、私たちは、この子の命を、「意味のある命」としてまっとうさせたい。
どうぞ皆さん、力を貸してください。
普段、スーパーに並んでいるお肉。
けれどその裏には、確かに生きていた命があります。
私たちは、その命をいただいて生きています。
だからこそ、この子の命も、無駄にしたくない。
最後まで育て、感謝していただく。
それが、このプロジェクトを通じて皆さんに伝えたいことです。


支援金の使い道
皆さまからいただいた支援金は、以下に大切に使用させていただきます。
・飼育費:240,000円
・加工費(カット・真空・冷凍)180,000円
・配送・梱包費、プロジェクト運営費クラウドファンディング手数料など
スケジュール
7月末 クラファン開始
8月末 クラファン終了、牛の加工開始
9月 リターン発送
今回お届けするのは、ただのお肉ではありません。
本来であれば安楽死を余儀なくされるはずだった、仔牛が生きた証です。
私たち人間が生きるためには、たくさんの命が犠牲となっています。
だからこそ、命を繋ぎ、感謝して、ぜひぜひみなさんの血肉としてほしいと思っております。
これは、「かわいそうだから助けてください」というプロジェクトではありません。
このプロジェクトをきっかけに、“命をいただくということ”を考えるきっかけを
ひとりの農家として、その想いごと、皆さまへ届けしたいと思っております。






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