未来のためにパン屋の僕ができること。自然の力に倣った持続可能なパン作りで日本の小麦を残していくこと。自ら麦を育て、酵母を継ぎ、山から集めた薪でパンを焼く。シンプルでエネルギーに溢れ、日常に寄り添い、継承されていく美味しさを未来に繋ぐ。そのために、自然溢れる丹波の地でフランス式薪窯を作ることに決めた。

プロジェクト本文

未来のためにできること。
僕はパンから。
未来に繋げたいのは日本の小麦、そして継承される美味しさ。
エネルギーたっぷりの小麦からパンを作り薪火の力で焼き上げる。
 
感謝と今後

ご支援、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます!クラウドファンディング 公開後、わずか3日で目標金額150万円の達成、6日でのストレッチゴール200万円を達成することができました。関わっていただいている皆様のおかげです。託してくれた想いも全部まとめてパンに詰め込ませていただきます。改めまして、ほんとうに、ほんとうにありがとうございます。

大輔

リターンを追加しました!

まだ期間はかなり残っている。無くなったいるリターンもある。最後までできることを。といことでリターンを追加させていただきました!パンとコーヒーのセットです。コーヒーは小麦畑をともに耕す同志、イトーコーヒーの自家焙煎炭火焼コーヒー。パンはハレの日のパン、ブリオッシュ。素朴な素朴な田舎のブリオッシュです。華やかではないけれど、日々の食卓にほっこりする笑顔を。

 

 
初めまして!

薪窯パン屋準備中「薪火野」の中山大輔と申します。数あるプロジェクトの中からページを見てくださりありがとうございます。自分で小麦を育て薪窯を作り、その窯で日々の食卓に寄り添うパンを焼きます。種類は少ないですが安全な材料を使い、安心して子供達に食べてもらえる。そんなパンです。
単純に食べた時に美味しいのはもちろんですが、もっと意識しているのはその美味しさの先にあるものです。その先に見える本質を表現する手段が、僕にとっては薪窯のパン屋でした。

 

薪窯でパンを焼く理由

きっかけは2011年3月11日に起きた東日本大震災でした。単純にこのままではダメだと思いました。バカな僕は、なんとか世界を変えられないものかと考えました。本を読みあさりました、時には怪しげな本にも手を出しました。笑ってしまうのですが、全然ダメだったんです。世界は変えられませんでした。ならばできることを少しづつやるしかないと考え方を変えました。

そこで、とある学生プロジェクトに参加して、お世話になっていた方から小麦の種を譲っていただきました。小麦粉はよく見ますが小麦の種は初めて見ました。この小麦をどうしたら繋いでいけるのか考えた時に粉にしてパンにすればいい、天然酵母というものがある、それは一度作った種に粉と水を足し続ければ残り続ける、そうすれば最初の小麦がなくなったとしてもその小麦の意志のようなものは残るのではないか、そう思って独学でパンを焼き始めました。毎日、種に新しい粉と水を加える種継という作業を続けている自分がいました。それはお腹が空いたらご飯を食べるような自然な感覚でした。これなら続けられる。そう思ったとき、自分はパン屋になろう。そう決断しました。震災のこともあり、地球になるべく負担はかけたくない、やるならこの先も残り続ける方法でパンが焼きたかった。もう薪窯しか考えられませんでした。薪窯で焼かれたパンには焚かれた木の香りが宿ると言われます。それは決して電気やガスオーブンでは体験できない、お腹がすく、いい匂いなのです。遠赤外線で焼かれるので中の水分は保持したままパンは焼き上げられます。時間が経過してもしっとりとしているパンは明日、明後日を考えて作る薪火野のパンには最適でした。

 

 

パンを巡る旅をしました

パン屋をやる決意をして国内外様々な場所を訪れることになりました。広島にある薪窯パン屋“ドリアン”から始まり、スペイン、ポルトガル、フランス、ドイツ、デンマーク、パンが文化に根付いている国を訪れ、その土地の人と話しました。これ以上の勉強はありませんでした!天気や温度、湿度を肌に感じながらパンを食べる。やはり、これ以上の勉強はありませんでした!

その中で、スペインの巡礼路も歩いたことは面白い経験でした。スペインの東の端から西の端の大西洋が見える崖まで1000キロくらいひたすら歩くんです。天候や温度、湿度、匂い食文化がどんどん変わって行きます。もちろんパンも。すごく自然でした。自分たちが住んでいる土地でどうしたら無理をしないで美味しく楽に食事を楽しめるのかを彼らは分かっていました。これが文化に根付いているということか、そう思いました。スペインに限らず他の国も、どこでもパンはその土地の食卓に自然と寄り添っていました。この7ヵ月間は僕にとって本当に素晴らしい経験でした。

 

 

 

フランス式の薪窯とは

その名の通りフランスで主流になっている薪窯です。パンを焼く場所と薪を燃やす場所が分かれています。パンを焼く場所の下に火を焚くスペースがあり、そこで薪を燃やし“グラ”と呼ばれるパーツから火を噴き出させてパンを焼く場所を温めます。見た目はイカツいですが、非常に燃焼効率がよく、地球にも優しいです。

薪火野のパン

意識しているのは“どっしりとした美味しさ”です。趣向的な美味しさではなく深く優しく日々の食卓に寄り添うような、そんな美味しさです。使う小麦は交流のある農家さんから、麦のまま送っていただいたものを、その都度必要な量だけ石臼で挽いてパンに使います。小麦以外の材料も安全で安心して子供達に食べてもらえるものを選んでいます。薪窯の利点を最大限に生かすように、パンの大きさも一つが500g?1kgと大きいです。なので当日に食べきれるパン、というよりも、翌日、翌々日の方が美味しく食べてもらえるようにと思って作っていきます。種類も少ないのですが、明日、明後日、その先の未来を考えたら、その時に食卓にあるパンは、それほど多くの種類が無くてもいいんじゃないか、と考えています。

ここに薪窯を作りたい

ここに薪窯を作りたい!帰国し結婚して妻から一言「借りた」と連れて来られた一軒の家。そこはパン屋がやって来るのをひっそりと待っていたかのような家でした。

すぐにここに薪窯を作らせていただきたい!とお願いし、大家さんに快く了承していただきました!しかし、一つ、問題がありました。窯を作るにしても、厨房を作るにしても、そのまま使うには難しかったんです。今ある小屋の一部の壁を破り、厨房のスペースを広くする…新たに壁を何枚か作る…窯を建てる基礎を作る…窯を覆えるまで屋根を延長する…など、ある程度作り変えていくことが必要でした。そこにはやはり、資金が必要でした。「出来る範囲で最低限の設備で」と言っても、パンを生業として人を呼び発信していく以上、中途半端なものは作れない。そして何よりも、自分が気持ちよく作業できる場所で気持ちよく焼かれたパンの方が、食べる方にとっても気持ちよく、きっと美味しいパンになるんじゃないか。そう思いました。そのためにも、やはり設備投資は必要でした。

 

クラウドファンディング への思い

小屋の改築費は概算で300万円以上、窯作りで150万円以上かかる見込みです。旅から帰った時、残りの貯金は数千円でした。それでもなんとか、250万円ほどは自己資金でまかなえる目処が立ちました。しかし、それでもまだ足りません。

クラウドファンディングが世に出始めたのは、僕が学生の頃でした。個性的なメンバーが集まったプロジェクトに参加していてその中で仲間がクラウドファンディングに挑戦し、見事に資金調達に成功しました。その後、あっという間にメジャーなものへとなり僕自身も4回ほどCAMPFIREを通して支援をさせていただきました。本当に旅するような時代がやってきた。そんな風に感じていました。個人が発信し、情報にも旅をさせることができる。余計なコストをかけずに、怪しげなところにお金がいくこともなく、情熱さえあれば夢を共有して実現していける時代が来たと。クラウドファンディングは、未来のお金の使い方だと、確信しています。そして僕が挑戦するタイミングは今しかない!と。

 

お金の使い道

今回の支援金は全て薪窯の製作費に充てさせていただこうと思います。薪窯を作る場所の基礎工事、既存の屋根の延長工事費、薪窯本体の製作にかかる材料費を含めると最低150万円が必要です。ただ実際には資金の半分はリターンの材料費、送料、クラウドファンディングの手数料になります。目標金額を予算ギリギリの150万円に設定していますが、僕の中で夢へのはじめの一歩を踏み出せる本当の目標金額は200万円です。そこをストレッチゴールに設定しています。

 

 

▼開業後に目指していくこと

パンには、なるべく地元産の小麦を使っていきたいと考えています。自家製粉は余計なコストを省いて適正価格にする一つの手段です。今年から小麦の栽培を仲間と始めたので、自家栽培の小麦も少しずつ取り入れていきます。小麦を残していくための1つの手段でもありますが、土に触れていたい、もっとも尊い事に関わり続けたいからなんです。もちろんロスは出さないように販売方法を工夫していきます。あとは旅をつづけたい。やっぱり僕の原点は旅にあると思うし、旅することで成長できることが多い。そして旅で得たことを常にパンに、人に、地球に還元していく。それが少しでも未来のためになるように。

海外には、その街に共同窯があったりします。ある時間になると町の人が窯に食材を入れに来ます。窯の余熱をみんなで分け合うんです。そんな風に人が自然と集まってくる窯が丹波にもあってもいい、むしろ余熱を活用してもらいたい。窯ができれば夢も広がります。

 

 

最後に

僕は無名のパン屋です。職人としての技術も経験も知識もまだまだ未熟です。それでもここまでこれたのは本当に幸運なことで多くお方々の助けがあったからだと心から感謝しております。形にすることが恩返しだと。これからここ丹波に薪窯のパン屋ができます。焼かれるのは少数精鋭のデカくて素朴なパンたちです。最初そんなパンたちは中々手に取ってもらえないかもしれない、ましてこんな山奥まで人が来てくれるのかもわからない。でも支援していただけることで、僕はパンを焼くことができる。焼けば焼くほど窯とも仲良くなれる。パンの腕も作った分だけ上達します。作っても食べてもらえなければ意味がないんです。どれだけ頑張って窯を作っても、どれだけ素晴らしい材料を使っても、どれだけの物語を重ねても、そのパンが誰かの元に届き食べてもらえなければ誰も報われません。だから僕は発信します。僕のことを知ってもらうために。そしてパンを焼きます。僕に興味を持ってくれた方にパンを届けるために。そうして、やっとまた農家さんから小麦を送ってもらい、使うことができるんです。パンを焼くことを通して、未来にバトンを繋げていく。みなさま、よろしくお願いします!どうか僕にパンを焼かせてください。

ハレの日とケの日のリターン

今回、ご支援いただくお礼にお渡しするリターンは「ハレの日」と「ケの日」です。「ケの日」のパンはもちろん薪窯で焼かれたパンです。クラウドファンディングでしか作らないパンもあります。みなさまからのエネルギーがぎゅっと詰まっています。開業したての青少年のようなパンとの修行を重ねていったパンが届く3ヶ月に1度パンが届くリターンも作りました。移ろいゆくパンをお楽しみください。 今年から小麦の自家栽培もゆっくりと始まっており、来年収穫予定の小麦も少しだけお届けします。

また3万円以上ご支援いただいた方には「ハレの日」をお届けします。実際に窯を使ってもらう薪窯パン体験や1日薪窯を自由に使っていただいたり、朝から晩まで薪窯料理を堪能してもらってそのまま外でテントを張ってもらいキャンプしたり焚き火をしたり、薪窯フル活用の体験、薪窯完成の暁にはスペショーな宴も。もちろんリターンの種類に関係なく、全支援者の皆さまに感謝の言葉を添えてメッセージを送らせていただきます!

みなさまのご支援で、どうか僕にパンを焼かせてください!夢はそこから広がります。ご協力・応援をよろしくお願い致します!!

 

 

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