


【クラウドファンディング運営主体:捌水塾について】 私たちは、令和2年7月に発生した豪雨災害後から「捌水塾」として新温泉を含む人吉・球磨地域を対象として設計・研究活動を行ってきました。 捌水塾とは、水害常襲地域における「水を捌(さば)き易い家づくりの技術」の学習活動で、「捌水(はすい)塾」と命名され、一般財団法人ハウジングアンドコミュニティ財団の2021年度住まいとコミュニティ活動助成および令和5年度前田工学記念振興財団の海外グループ助成に選ばれています。 【具体的な活動】 令和2年7月豪雨災害を受けた熊本県南部を流れる球磨川流域をフィールドとして、新温泉と築143年の木造住宅兼酒造場の再生に向けた提案を行いました。被災当事者や専門家、建築系の学生、大工や石工などの実務者も参加した学習成果は、塾生たちによる卒業制作として、昨年3月に現地での総括・公開展示を行いました。 2022年9月から現在にかけては、塾活動のフィールドを球磨川流域からトンレサップおよびメコン川流域(カンボジア)に拡大し、これらの地域を対象とした研究活動を行っています。
令和2年7月豪雨で被災した、熊本県人吉市にある築90年の公衆温泉・新温泉(国登録有形文化財)を「水災メモリアル」として人の心を豊かにする、人を育てる場へと再生す...