▼ご挨拶
はじめまして!
京都大学法学部に在籍中の、茂野新太(しげのあらた)と申します。
2018年10月現在、大学4年目を休学して、ミャンマーに長期滞在しています。
▼会社紹介
今回のクラウドファンディングは、2011年の民政移管後、激動するミャンマーで、メディア業を営む「ヤンゴン編集プロダクション」のプロジェクトの一環です。
私は、2018年4月から12月までミャンマーの最大都市ヤンゴンにあるこの会社にインターン生として在籍し、
将来ジャーナリスト、映像記者として世界各地を飛び回る夢を叶えるためにトレーニング中です。
普段はこのように取材をしています。
▼クラウドファンディング ご支援のお願い
私のインターン期間中の最大の目的は、ミャンマーでドキュメンタリー映画を撮ることです。
しかしながら、ドキュメンタリー映画を撮る際には、専用の機材が必要になり、また、ロケの交通費・食費も高額になります。
つきましては、この映画製作に関して、皆さまのご支援を賜りたいと願っております。
▼第一作「ウェルカム・トゥ・ツナミヴィレッジ」
今年の4月から10月にかけては、第一作の短編ドキュメンタリー「ウェルカム・トゥ・ツナミヴィレッジ」を製作しました。
本作品では、発展するヤンゴンのすぐ南に位置する貧困地域、ダラ地区で、通称「ぼったくりガイド」と呼ばれる方々を取材しました。私、茂野自身が、ヤンゴンに来て二日目にガイドに声を掛けられ、ついて行った先で得た体験をもとにしています。
予告編はこちらです。
▼今回のプロジェクトは
そして第二作目となる今回は、ミャンマー人の若者と一緒に、第二次世界大戦下のミャンマーをテーマとしたドキュメンタリー映画を製作します!
▼ミャンマーと第二次世界大戦
ミャンマーの第二次世界大戦と聞いて、どのようなイメージを描くでしょうか。
「埴生の宿」で有名な、「ビルマの竪琴」は聞いたことがあるかもしれません。
「インパール作戦」、「白骨街道」は、若い人でもあまり耳慣れないのではないでしょうか。
ミャンマーを実際に訪れるまでは、私もその程度の知識しか持ち合わせていませんでした。
しかし、この国でジャーナリストの卵としてミャンマー人に取材をするなかで、少しずつ「日本の占領時代」という言葉が目に留まるようになりました。
第二次世界大戦当時、大東亜共栄圏を唱えて東南アジア各地に侵攻した日本軍は、それまでミャンマーを支配していたイギリス軍に代わり、ミャンマーを占領しました。この、1941年から1945年の期間が日本の占領時代と呼ばれています。
▼このテーマを選んだきっかけ
私がミャンマーでインターンをしているなかで出会ったミャンマー人のお年寄りは、とても優しく接してくれました。
ですが、少し打ち解けてきて親しくなって突っ込んだ話をし始めると、ふっと現れる戦争の面影。
「日本兵が来た時は本当に恐ろしくて、窓をぴったりと閉めて、息をひそめていたよ」と話すおばあさんや、
「日本人は私の祖父をスパイの疑いで投獄したんだ」というおじさん。
「日本兵は怖かった」と幼少時を振り返るティンエーさん
21歳の私は、生まれて初めて第二次世界大戦を目の当たりにしました。
それまでの大戦は、私にとっては歴史の教科書の一節に過ぎませんでした。これは、現代の若い日本人の多くにとっても同じではないでしょうか。
しかし、ミャンマーの人々にとって、この歴史は忘れられない記憶でした。
これに気がついた時、私は一人の日本人として第二次世界大戦下のミャンマーを正面から見てみたいと思い、この撮影を決意しました。
▼プロジェクトメンバー
今回の映画は、ミャンマー人の若者との共同プロジェクトです。日本が占領していた時代の歴史を振り返り、語り継ぐ映画を撮るために、私だけではなくミャンマー人にも参加を呼びかけたところ、”De Art Films”というミャンマーの映像制作会社が、弊社ヤンゴン編集プロダクションとの共同制作を快諾してくれました。
プロジェクトメンバーをご紹介します。
出演、監督 茂野新太(21)
出演、共同監督 パインサン (20)
De Art Filmsの創設者、ミャンマー映画界をこれから支えていくであろう若手映画人の一人。
出演、共同監督 カウンゴンティン(20)
脚本家志望の学生。学生自主映画への出演も多い演技派。
▼プロジェクトの計画
私たちは、2018年10月の一カ月をかけて、ミャンマーを北から南まで巡り、第二次世界大戦を経験した人々を訪ねる計画を立てています。
ミャンマーの北の端、カチン州ミッチーナに始まり、
ミャンマー最大の激戦地と呼ばれる、ミャンマー中心部のメイッティーラへ。
そして、戦況が不利になり敗走を始めた日本兵が数多く通ったバガン。
また、ミャンマー中部のタンビュザヤでは、映画「戦場にかける橋」にも登場する泰緬鉄道の駅を訪れます。
▼資金の使い道
今回は84万円のご支援をいただければ幸いです。内訳は以下の通りになっております。
30万円:ロケ代
20万円:渡航費、ビザ代
18万円:機材代
2万円:現地生活費
14万円:本サービス利用手数料
また、リターンには、完成作品やミャンマーのお土産をご用意しております!
▼最後に
今回のプロジェクトを成功させるために、4月にミャンマーに来て以来、撮影技術の訓練・ネタ探しなど、多くの努力をしてまいりました。
集大成をしっかりと完成までもっていけるよう、皆さまの温かいご支援をお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る講演会・上映会のご報告
2020/03/26 08:29お世話になっております。元インターン生の茂野新太です。3月21日(土)と22日(日)、大阪で、私がミャンマーで監督した日本のドキュメンタリーを題材にした講演会、上映会を開いていただきました。両日とも、もったいないほどのお褒めの言葉や忌憚ないご指摘を頂きました。質疑の時間も盛り上がり、様々な意見やミャンマーの情報が行き来する刺激的な時間とすることができました。主催のビビンパの会、そしてアジア図書館の皆さまには心より御礼申し上げます。私は先日大学を卒業し、この春から東京で記者として仕事を始めます。それに伴いましてミャンマーのドキュメンタリーに関する一連の活動を区切りをつけることといたします。プロジェクトの実現にご支援いただいた皆さまへの感謝の気持ちでいっぱいです。今後ともどうぞよろしくお願い致します。写真:アジア図書館 もっと見る
大阪における上映会および講演会のご案内
2020/03/06 17:45ご支援いただいた皆さまお世話になっております。監督の茂野新太でございます。今月末に大阪で行われる「ウェルカム・トゥ・ツナミヴィレッジ」と「アンセスターズ・メモリーズ」の上映会、およびそれに先だつ講演会をご案内させていただきます。~上映会~上映会は以下の場所、日程で行います。日時: 3月22日(日) 開場 14時30分 上映 15時00分場所: 大阪市立青少年センター(ココプラザ)別館1階 ミニイベントホール JR/御堂筋線新大阪駅から徒歩10分 https://maps.app.goo.gl/r79zop1Mr3KtJi187「アンセスターズ・メモリーズ」の上映は関西初です。東京での上映にお越しいただけなかった方もぜひお越しください。~講演会~また、上映会の前日にも、ミャンマーで撮った2本の映画を題材にした講演会にお招き頂きました。詳細はこちらをご覧ください。http://www.asian-library-osaka.org/cultevent/7071/日時: 3月21日(土) 15時00分から場所: アジア図書館 最寄り駅 JR/阪急淡路駅 https://maps.app.goo.gl/6tzbiJf5ZjQcLmmPA主催:ビビンパの会なお、新型コロナウイルスの発生状況を鑑み、アルコールスプレーの用意など衛生面での対策は十全に行います。ご支援いただいた皆さまに支えられこの上映会が実現いたしました。あらためて感謝申し上げます。茂野新太 もっと見る
自主映画カフェのご案内
2019/12/08 16:24ご支援いただいた皆さまお世話になっております。このたび、ミャンマーで制作した第一作「ウェルカム・トゥ・ツナミヴィレッジ」が京都の「自主映画カフェ」で上映されることとなりましたので告知させていただきます。 日時:12月14日 20時35分(イベントは17時から)場所:Kyoto Laundry Cafe料金:入場料1000円+ワンドリンク 詳細はこちらよりご確認ください。お時間ある方は是非お越しください。 皆様のご支援に感謝申し上げます。 茂野新太 もっと見る
コメント
もっと見る