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早稲田祭×演劇博物館×野外演劇!

二日間で10万人を超える来場者数を誇る早稲田祭。その早稲田祭で「早稲田演劇」を多くの人に広めるために、アジアで唯一の演劇博物館「早稲田大学坪内博士記念演劇博物館」と連携をして「野外演劇」を行います。早稲田大学の文化である「早稲田演劇」をより多くの人に興味を持ってもらうため公演を行います。

現在の支援総額

13,000

7%

目標金額は180,000円

支援者数

3

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/10/05に募集を開始し、 3人の支援により 13,000円の資金を集め、 2018/11/02に募集を終了しました

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早稲田祭×演劇博物館×野外演劇!

現在の支援総額

13,000

7%達成

終了

目標金額180,000

支援者数3

このプロジェクトは、2018/10/05に募集を開始し、 3人の支援により 13,000円の資金を集め、 2018/11/02に募集を終了しました

二日間で10万人を超える来場者数を誇る早稲田祭。その早稲田祭で「早稲田演劇」を多くの人に広めるために、アジアで唯一の演劇博物館「早稲田大学坪内博士記念演劇博物館」と連携をして「野外演劇」を行います。早稲田大学の文化である「早稲田演劇」をより多くの人に興味を持ってもらうため公演を行います。

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▼はじめに

はじめまして。野外演劇集団『enpou(読み:あんぷう)』代表・演出で、早稲田大学2年の竹内遼(写真右)と申します。

私たちは早稲田祭で野外演劇を行うべく、今年5月に早稲田の学生を中心に結成された野外演劇専門の学生団体です。

この度、enpouの旗揚げ公演として、早稲田祭(11/3,4)で野外演劇を上演することが決定いたしました。

「早稲田祭の場で野外演劇を行いたい」そう思ってから多くの友人、先輩や後輩に声をかけ、力を借りながらなんとか上演ができるというところまでたどり着きました。

しかしながら、結成後まだ間もなく、公演に必要な衣装や小道具、その他運営費が不足しております、年に一度しかないこの「挑戦」のため、四年という短い期間の中で努力する学生たちのため、皆様のご支援をいただけないでしょうか?

▼なぜ早稲田祭で行うのか

早稲田祭は早稲田文化と学生の情熱が一堂に会する文化の祭典です。昨年、一来場者として参加した私はその熱量に感銘を受けました。ダンスサークルのパフォーマンス、著名人による講演、工夫の凝らされた模擬店の数々、そしてそれらを企画・運営する学生たちこそ、まさしく早稲田文化そのものであると感じました。

しかしその中で、「早稲田演劇」があまり注目されていないのかもしれない。そう感じる私がいました。早稲田にはどらま館があり、演劇博物館があり、そして多くの劇団とそこの所属するたくさんの演劇学生がいます。私自身、早稲田の劇団に所属しておりました。そしてその熱量はどこの大学にも負けないものだと、自信を持って言えます。この「早稲田演劇」が学生文化の発信の場である早稲田祭でもっと活発化してほしい。そう思い、今回の企画を行うことを決意いたしました。

当然、ただ目立てば良いというものではないと思います。そして私が「早稲田演劇」を代表しているかのような口ぶりにも聞こえてしまうかもしれません。もちろんそうではありません。ただ「早稲田演劇」に関わる者の一端として、少しでも多くの方に「早稲田演劇」を知ってもらうきっかけになればと思い、立ち上がった所存です。

▼演劇博物館で野外演劇を

今回、私たちは野外演劇という形態を取ることにしました。それはよりたくさんの人に気軽に演劇に触れて欲しい。その手段として外で行うことが良いと考えました。

また、今回ステージとして演劇博物館の舞台を使用します。

エリザベス朝時代のイギリスの劇場「フォーチュン座」を模して設計された演劇博物館正面舞台では、演劇上演やリーディング公演など行われており、今回早稲田祭でこの舞台を活かしたいと思いました。劇場でありながらどらま館とは違い、野外でありながら早稲田祭特設野外ステージとも違う、演劇博物館舞台の魅力を来場者の皆様にも知っていただきたいと思います。

今回、本企画を行うにあたり、特別に演劇博物館より許可をいただき、開催に至ることができました。早稲田祭で早稲田の学生が中心となって演劇博物館舞台で企画が行われることは(おそらく)初めてのものとなり、制作陣一同実現に向けて奔走しております。

▼“初”企画実現に向けて

「学生が主体となり、早稲田祭で演劇博物館舞台を使って野外演劇」はおそらくですが初めての挑戦となります。初めて故に、多くの困難があり、何度も企画が頓挫しそうになる場面がありました。繰り返しになりますが、協力いただけた多くの方々のおかげでなんとか上演するための場所、時間、メンバーを確保することができました。

 

今回、この初企画が成功すれば、今後多くの学生演劇が早稲田祭で活発化するのではないかと考えております。私たちの願いとしては、本企画が来年以降も継続し、私たち以外の劇団や学生が本企画を利用してほしいと思っております。

そのために、最後の詰めとしてどうしても企画の運営費用18万円が必要となっております。野外演劇という形態をとる以上、チケット代などの収入が見込めません。どうか私たちにお力をお貸しください。

▼公演情報

作品名:『並行 ロミオとジュリエット』

日程:11/3(土)

    午前の部 10:20〜   午後の部 15:20〜

   11/4(日)

    午前の部 10:00〜   午後の部 13:30〜

   公演時間は45分を予定しています。

会場:早稲田大学演劇博物館正面舞台および前スペース

チケット料金:無料

【脚本・演出】 竹内遼

〈来歴〉

1998年5月24日

早稲田大学教育学部在学 サテライト東京所属 劇団金子団員

高校3年生のとき、Ploject             アスペック『レス』で初舞台をふむ。

その後、同団体に二作品に出演。また、演出 西川信廣『コリオレーナス』でオーフィディアスを熱演。

『Neo Oz』では演出助手を行い、2018年9月16/17日に劇団金子『信じる。』で演出・脚本・出演を行う。

【原作】 W.シェイクスピア『ロミオとジュリエット』

【プロデュース】新宅司

【あらすじ】

ヴェローナを二分する名家、モンタギュー家とキャピュレット家。彼らの争いは市民を巻き込みながら、長らく続いていた。そんなヴェローナである男女が恋に落ちる。モンタギュー家のロミオとキャピュレット家のジュリエットである。許されざる恋を社会は許さなかった。

一方、早稲田祭で露店出店を予定している、フットサルサークルLet Rise。この団体もまた次期サークル長候補の二年生二人の勢力で二分されていた。サークルという社会の運営を正確に行いたい神保、サークルという社会を楽しみたい巻島。どこにでもあるサークルという社会でのいざこざの中、一年生の上尾とじゅりなはうんざりしていた。

この二つの舞台が並行的に動きながら、交差的に行きかう時、新たな社会が生まれる。

【SNS】 Twitter:https://twitter.com/enpou3

               Facebook:https://www.facebook.com/enpouwaseda/

▼資金の使い道

目標金額:18万円

・衣装費

・小道具費

・運営費

・稽古場費

演劇にはお金がかかり、駆け出しの僕たちに経済的な余裕はありません。今回、皆様のお力をお借りして、1年に1度しかない早稲田祭での初公演を実現させたいと思います。旗揚げ公演の費用として15万円が必要です。どうか皆様、応援よろしくお願いします!

▼リターンについて

¥3000

①直筆のお礼のお手紙

 後日、脚本・演出の竹内から直筆のお礼の手紙をお送りさせていただきます。

②エンディングにクレジット読み上げ

 劇の最後に役者より支援者様のお名前を読み上げさせていただきます。*お断り可能です。

③役者と写真撮影

 公演終了後、役者との写真撮影を行います。

¥5000

①直筆のお礼のお手紙

②エンディングにクレジット読み上げ

③役者と写真撮影

④メンバーグッズのパーカーのプレゼント

 当日、メンバーも着用するパーカーと同じ商品をプレゼントさせていただきます。

⑤台本のコピー

 脚本・演出である竹内の書き込み入り台本のコピーをお渡しさせていただきます。

¥10000(1)

①直筆のお礼のお手紙

②エンディングにクレジット読み上げ

③役者と写真撮影

④メンバーグッズのパーカーのプレゼント

⑤台本のコピー

⑥公演映像データをプレゼント

 メールやギガファイル便にてお送りさせていただきます。

¥10000(2)

①直筆のお礼のお手紙

②エンディングにクレジット読み上げ

③役者と写真撮影

④メンバーグッズのパーカーのプレゼント

⑤台本のコピー

⑦キャンパスツアー

 当日、メンバーによるキャンパスツアーを実施させていただきます。

¥15000

①直筆のお礼のお手紙

②エンディングにクレジット読み上げ

③役者と写真撮影

④メンバーグッズのパーカーのプレゼント

⑤台本のコピー

⑥公演映像データをプレゼント

⑧手作り写真集プレゼント

 役者による手作り写真集のプレゼント

¥30000

①直筆のお礼のお手紙

②エンディングにクレジット読み上げ

③役者と写真撮影

④メンバーグッズのパーカーのプレゼント

⑤台本のコピー

⑧手作り写真集プレゼント

⑨公演映像+ドキュメンタリー映像のプレゼント

 公演映像+ドキュメンタリー映像をお送りさせていただきます。

¥50000

①直筆のお礼のお手紙

②エンディングにクレジット読み上げ

③役者と写真撮影

④メンバーグッズのパーカーのプレゼント

⑤台本のコピー

⑧手作り写真集プレゼント

⑨公演映像+ドキュメンタリー映像のプレゼント

⑩打ち上げへの参加(11月4日 19時から 高田馬場)

▼最後に

この企画を是非とも成功させたいです!!!皆様のご支援よろしくお願いいたします!!

最新の活動報告

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  • 最後の稽古!

    2018/11/02 08:51

    おはようございます! 昨日、代々木公園にて最後の稽古を行いました。 最後の稽古稽古ということもあり、全員がいい作品を本番でお客様に見せようと、いつも以上に集中して行いました。 5月に企画をスタートし、この企画を実現させるために、役者集めや運営からの承認を得ることなど、たくさんの大きな壁がありました。 しかし、一つ一つ乗り越えていき ついに、明日本番を迎えることができました。 当日の公演時間は下記の通りとなっております。11/3(土)午前の部 10:20〜   午後の部 15:20〜11/4(日)午前の部 10:00〜   午後の部 13:30〜 絶対に観て後悔することがない作品を一丸となって作ってまいりました。 皆様のご来場をお待ちしております。 もっと見る

  • こんにちは。 早稲田祭野外演劇企画enpou主催「並行 ロミオとジュリエット」にて役者を務めている金森悠介と申します。 今回は、enpou代表の竹内遼と総合制作の新宅司による特別対談の後編です! 「前編をまだ見ていないよ!」という方はぜひこちらからご覧ください。 ▶︎前編はこちら:https://camp-fire.jp/projects/100467/activities/65412 インタビュイー竹内遼(enpou代表/脚本演出、写真左)、新宅司(enpou 総合制作プロデューサー、写真右) インタビュアー金森悠介(「家のカギ」所属/enpou 出演役者) ---------- 思うようにうまくいかない、役者集めと企画進行。ーー脚本が固まってからは、どんなことが大変だったのかな?新宅『作品の内容は固まったけど、実際の役者集めとか大変だったよね。竹内自身が「信じる」って言う舞台をやっていたから、あんまりこっちにガッツリとは、のめり込むこともできなくて。僕もバンドをやっていたり、わりかしハードなカメラマンのアルバイトをやっていたり、内定者インターンに参加していたりと結構大変だった。夏休みの間は、二人ともすごいハードだったんだよね。』 ーーなるほどねぇ。実際さ、人集めって結構難しいじゃん。 新宅 『まぁ、竹内の人望のおかげだよね。』 竹内『えー(笑)』 新宅『人数がここまで増えたのは 、劇研(早稲田演劇研究会)がやっぱり大きくて。竹内も劇研を辞めた身とはいえ、1年生の間でも結構知られていたおかげで、こちら側から声をかけた時はスムーズだったよね。』   竹内『もちろんそれだけではなくて、僕たちはがっつり企画書を用意して、脚本も用意して。この企画に参加する気があるなら、 「脚本もお渡しします」という状態にした。そこでちゃんとしてる人なんだなぁと思ってもらえるようにしたんです。』 ーー僕も最初、竹内と新宅と打ち合わせした時、「この人たちしっかりしているなぁ」って印象持ったもん。新宅『実際、どうでした?』 ーー二人が良いコンビだなっていう印象を持った。竹内が熱血派で、新宅が理論派みたいな(笑)。 どんな企画をやるのかも正直分からないし、自分が今までに挑戦したことがないような分野の演劇ということで不安は多少はあった。でも、二人がしっかりしていたからこそ、「まあ、やるかぁ」というノリになれたね。 新宅『他の人にも、そこが受けたんだろうね。何だか、むずかゆい話だね(笑) 他の役者は「コリオレイナス」で共演した役者とか、その知り合いを呼んできてもらったり。 たとえば、すぎま(役者:杉本茉由)とか。』   ーー彼、良いよね。初めての役者だと思わない。良い味を出している。 竹内・新宅 『全然初めてだと思わないよね!』 竹内『すぎまは、良い役者だって二人で会議しているときに都度、言ってます(笑)』 新宅『夏休みの間、役者集めが進まないし、企画もなかなか進まなかった。ちょっとヤバイなあという焦燥感もあって。そんな状況の中、竹内の友達、通称「竹内軍団」が、竹内の友達であるというただそれだけの理由で、制作面ですごく協力してくれるようになって。俺からすると全く知らない2年生だから、感謝はしつつも不安はすごいあるみたいな…笑』   竹内(竹内、この間、一人大笑い。)   ・・・竹内軍団の話が8分程。止むを得ず『割愛!!!』   プロ意識の高い竹内と、それを裏で支える新宅の存在 ーー竹内軍団の話は一旦置いておいて(笑)。今の役者とかの印象を聞いても良いかな?竹内『印象かぁ。印象とはまた違う話にはなるんですが。演出家・脚本家として、自分たち二人が持つプロ意識と同じレベルまで、それぞれのバックグラウンドがある役者たちを、どれくらいあげられるかというところが勝負でして。 演出面においても、意図があることをしっかり伝えたり、役者からの質問などには真摯に向き合ったり、そういうことを強く意識していて。経験してない人に対してはもちろん、経験の多い方にも平等に、役者 対 演出家として、臆せずしっかり演出をつけるようにしていました。 そうすると、「あのレベルの人でも言われるんだから自分も頑張ろう!」とモチベーションも高くなっていているように感じた。』 新宅『演出をつける上で案外苦労したのは、 ちょっと経験のある人たち。初心者の方の方が喰らいついてくれる節があって。』 竹内『そうねえ。そもそも、役者個人のやるべきことって相当あると思っていて。僕なんかは、稽古前に2時間くらい喫茶店でどんな芝居をしようかと考えていて、稽古ではそれを見せるようにしている。でも、これはある意味プロ意識の問題なのかもなとも思っていて。僕の真意としては、そこまで必要なんだよと、そこまで求めてるんだよということを、今回の役者の方々に提示しなきゃいけないというのはありましたね。』 新宅『「enpou」はサークルでもないし、お金を払っている集団という訳でもないので、モチベーションの管理などが少し難しくて。竹内はもともとプロ意識が凄い高いけど、役者の中にはプロを目指しているわけではないという方も、勿論いて。 お金以外でどう、やる気を持ってもらうのかというのも一つの挑戦で。 Twitterでは、「Let Rise」(今回の舞台で出て来るサークル名)っていう一見ふざけたことをやっているけれど。それも一つの広報戦略で、かつみんなのモチベーションアップに繫れば良いと思っていることをみんなに感じてもらいたくて。』 竹内『新宅ら、制作陣営側にとても感謝していることがあって。それは、役に集中できる環境を整えてくれているところ。演出面だったり、小道具だったりと。今回すごく、役者にとってはやりやすい企画だなと。』   新宅『僕が制作面で整えることによって、みんなにはこれが面白い企画なんだなと思ってもらいたい。それが一番大事だなと思っている。ワークショップをやったり、「Let Rise」的なことをやったり。それをやることによって、みんなが面白いなと思ってくれたら、それがまた役者にとって一個のモチベーションになるわけじゃないですか。もう一個意識していることがあって。竹内レベルのプロ意識に持っていくために、竹内がしっかり強く演出をつけたら、 その後に僕が、強く演出をつけられた役者のメンタルなどをカバーするようにもしている。二人で実はバランスをとっていたりするんです。 』 ーー改めて、良いコンビだねえ。 新宅『本来、制作陣営の人が演出に口出しをするべきではないと思うんだけど、竹内がそれを許可してくれていて。僕も気づいたことは、自分が言うようにして。竹内と分担しながらやっていた。 』 ーー新宅にも演出を許可していたと言うことだけど、それは何か理由がある?竹内『ピクサーとかって複数人で脚本を書くらしいんですよ。ピクサーっていう最高のエンターテイメントを作っている人たちですら、複数人で脚本や演出に関わるのだから、僕一人がやるより、新宅にも演出に入ってもらうことは重要だなと思っていて。素人の人の意見も重要だと思っているし、経験している人たちの意見も重要だし。自分は才能がないと思っているから、いろんな人の意見を聞くことを意識している。』   舞台の推しポイント! ーー最後に、観にに来てくれるであろうお客様に向けて、推しのポイントをそれぞれ一言ずつお願いします! 竹内『疾走感。切れ味のある疾走感ですね。』 新宅『構造そのもの。二つの舞台って言う、視界の広がり方。視覚的な面白さがあるので、それを「体験」しに来て欲しいです!』 ーーお忙しい中、ありがとうございました!インタビューはこれにて終了です! ----------   イチ役者としても、主宰の二人がどんな思いでこの企画に臨んでいるのかと言うことを知れて、大変有意義な時間となりました。 さて、本番間近となりました。早稲田祭、今年もかなり盛り上がることでしょう。僕たちは、早稲田大学演劇博物館前という伝統ある場所にて野外演劇「並行 ロミオとジュリエット」を上演させていだだきます。 皆様のご来場を心よりお待ちしております!それでは、最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました!! ---------- ◉日程・11/3(土)   午前の部 10:20〜   午後の部 15:20〜 ・11/4(日)   午前の部 10:00〜   午後の部 13:30〜 ※公演時間は約30分強を予定しています。 ◉会場 早稲田大学演劇博物館正面舞台および前スペース ◉チケット料金 無料 ◉出演者 佐藤才哉 宮部大駿(早稲田大学演劇研究会所属)小崎実希子白詩佳金森悠介(「家のカギ」所属)西村創 中野寛太久保井美呼(S&D所属)山口海香(早稲田大学演劇研究会所属)絹川鈴(早稲田大学演劇研究会所属)杉本茉由北原葵(早稲田大学演劇研究会所属)石澤直(seiren musical project所属)佐野芹奈(早稲田大学演劇研究会所属)瀬川花乃子(劇団木霊所属) もっと見る

  • こんにちは。 早稲田祭野外演劇企画「enpou主催 並行ロミオとジュリエット」にて役者を務めている金森悠介と申します。 ------- 現役早大生の舞台役者である竹内遼と、企画サークル「リンクス」元代表の新宅司がタッグを組み、野外演劇に初挑戦。 舞台は早稲田大学構内にある格式高い建物「早稲田演劇博物館」、通称エンパクである。一見、異色に見える彼ら二人がなぜ、タッグを組むことになったのか、そしてなぜ「enpou」を立ち上げ「並行 ロミオとジュリエット」という演目を上演するに至ったのか。 イチ役者である私は、純粋な興味本位として彼らに突然、「インタビューをしても良いだろうか」と申し出た。 本記事では、前編・後編の2回にわたり、竹内、新宅の二人へのインタビュー内容をお届けする。畑違いの二人の出会い、企画を通すまでの泥臭さ、彼ら二人が考える課題感とは。 早稲田祭野外演劇企画「enpou」第一回公演「並行 ロミオとジュリエット」に少しでも興味のある方、全然興味ない方、はたまた、偶然エンパクの前を通り掛かるであろうお客さんにも読んでいただきたい。 インタビュイー竹内遼(enpou代表/脚本演出、写真左)、新宅司(enpou 総合制作プロデューサー、写真右) インタビュアー金森悠介(「家のカギ」所属/enpou 出演役者) ---------- シェイクスピア劇『コリオレイナス』で共演。性格の相反する二人が意気投合するまで ーーenpouの稽古をこれまでやってきて、どんな心境かな?竹内本番2週間くらい前になり、ようやく全容が見えてきましたね。新宅と2人で最初作っていた時のイメージ像が想像通りになってきたという感じ。 そして、「この舞台、すごいものを作ってるなぁ」という高揚感みたいなのが、稽古をしている中で出てきて。それはとても良い手応えだなと。 新宅最初は不安だった部分が大きかったよね。早稲田祭で、演劇をやる、しかも演劇博物館(以下、エンパク)を使うという。2人で1から企画を作るということも実は初めてだし。 ーー二人は、今回が初めましてなんだっけ? 新宅いや、竹内とは今年1月に行ったシェイクスピア劇『コリオレイナス』という舞台で一緒に役者をやっていて。俺は元々役者というよりかは、所属していたリンクスという企画サークルでプロデューサーというか、代表として企画や組織を作るという立場だった 。その経験を竹内が買ってくれて「早稲田祭でイベントをやりたいと思っているんだけど新宅やらないか?」と誘ってくれた。タッグを組んだのはこれが初めてだから、その不安は凄かったねぇ。 ーー初めて会った時、お互いの第一印象はどうだった?新宅誇張なしで、竹内はめちゃめちゃうるさかった(笑) オーディションの時もそうだったし稽古の時も。 竹内騒いでいたんじゃないですよ(笑) 芝居がうるさかったんです。 僕はプロとしてやっているから、西川さん(文学座で演出家を務める西川信廣さん)という人に目をつけて頂きたいなと。ということは、この舞台を良いものにしないといけない。経験者が少ない現場の中で、どうやったら周りのモチベーションを上げることができるか、それが役者としてどう出来るかを考えた結果、まずは仲良くなることだなと。みんなが初めの頃周りの様子を伺っている時に、俺は本音を話しまくって自己開示をしたんです。 そうしたら周りの役者も安心して、自分を出してくれるようになった。 ーー意図してうるさくしていたんだね。竹内から見て新宅の印象は? 竹内大人ぶっているという感じ。腹立つなぁと思っていた(笑) ーー信頼をするようになったきっかけは、何があったのかな? 竹内僕自身が役者としての悩みを持っていた時、稽古後に毎回飲み会に行っていたんです。それに新宅は毎回来てくれていて、知見のある新宅は親身に相談に乗ってくれた。 新宅参加率高いのが俺と竹内だったんだよね。飲み会もそうだし準備とか諸々。 一緒にいる時間が長く、お互いに『コリオレイナス』という舞台にものすごく力を入れていたから、信頼し合うことができたんだと思う。 竹内本番も含めて良い舞台だったと思っていて。カーテンコールがラスト2回あったんですよ。(カーテンコールが終わったら普通)1回ハケきるじゃないですか。そしたら、ハケた後も拍手が続いていて、やばい戻れ戻れみたいな。(笑) 全ステージ、満席ですごく反響がありました。 ーーなんで、そんなに良い舞台になったんだろうね。 新宅もちろん演出家の西川さんの力あってこそというのもあるんだけど、それだけでもないなと。例えば、竹内は技量も高く、みんなのこともどんどん引っ張っていて。それを見て、俺も役者としての経験は浅かったけど頑張ろうと本気になれたし、それだけじゃなくて(自分が得意とする)制作面でできることは色々やった。小屋入り中、集合より早くに来て楽屋を片付けたり、小道具準備したりね。そうしたことが、結果的に座組の一体感を産んだのかもしれない。 ーーなるほどねえ。今のenpouのメンバーで、『コリオレイナス』で一緒だった人とかいるの? 新宅瀬川(劇団木霊・瀬川花乃子)とか、久保井(S&D所属・久保井美呼)とか、中野寛太とか。制作でいうと、金井さん(プロデューサー補佐・金井ゆりか)と、山辺さん(アートワーク・山辺美帆)も。 ーー瀬川もなんだ。あの子、良いよね。声がめちゃくちゃ好き。 竹内瀬川良いっすよね。僕も彼女の声、めっちゃ好き。   早稲田祭野外演劇企画「enpou」の立ち上げ経緯 新宅まぁ、こんな感じのメンバーで『コリオレイナス』はやっていたんだよね。あれがお遊び程度で終わっていたら、こうはならなかったと思う。あの舞台がすごく良かったから、またやりたいよねという風になった。来年も、『コリオレイナス』の第三回公演の予定があるんだけど、その代表は俺がやる予定で。 それまでは暇だから、「何かないかなぁ」と思っていたら竹内から5月くらいに「早稲田祭で、演劇博物館(エンパク)の前で演劇がやりたい」とLINEで連絡が来た。 いやぁ、LINE 見た瞬間に、「これはできないだろ。面倒臭いことになる。」と思った。というのも、イベント事に関しては知識があるから、これはすごく面倒臭い作業があるだろうと見た瞬間にわかった。でも、ひとまずは竹内と話をすることにして。 それで、(enpouの参加者で、『コリオレイナス』にも参加していた)久保井の家で3人で話をすることに。「これをやれば、早稲田祭にてエンパクの前で演劇を上演することができるであろう」と思えるように、事前資料を3日で用意した。その上で「面倒臭いことになるだろうけど、やる?」と3人で話をした。結局やる方向で決まって、いろんな方法を活用してエンパク前のストリート部分を確保した。 ーー新宅の実行力、半端じゃないな...。 竹内その後は、エンパクの担当者の方に直接会いに行って交渉しに行こうと。「企画書とかありますか?」と聞かれたから、「あ!あります。明日の朝までに送ります!」と言ったんです。まだ何もなかったんだけど。 その日は徹夜して、僕は脚本を1から書いて、一方で新宅は企画書を1から書いた(笑)。 新宅役者20人の予定とか書いていたけど、その時はまだ誰も集まっていなかったんだよね。 本当にただ希望だけ並べて書いて出したんだけど、そのやる気に結構好印象をもらえて。その後もまぁ結構問題はあって(笑)。当然早稲田祭の運営とかとも色々と手続きは必要で、長い期間と労力をかけてなんとか正式な許可をとることができた。実のところそれも結構最近のことなんだよね。 ーーなるほどねぇ。作品内容はどうして、今の形になったのかな??竹内脚本は何回も書き直しました。 新宅最初は、衣装とかで面白くしようとしていて。白塗りとか、和メイクにして歌舞伎っぽくやろうとしていたんだよね。 竹内坪内逍遥が書いた『ロミオとジュリエット』の訳が、歌舞伎を感じたからね。視覚的に面白く表現する方が良いかなと当初は思っていたんだけど、自分としてもどこか納得のいかない部分もあって。 それで、早稲田祭で、エンパクを舞台にして『ロミオとジュリエット』をやる意味は何だろうと、もう一度考えてみることにしたんです。その中で気づいたのが、「早稲田祭の中で、演劇サークルの知名度は圧倒的に低い、特に広報面が弱い」ということ。 ここで少しでも演劇というものに興味を持ってもらえたら、 早稲田小劇場どらま館とかにも足を運んでもらえるんじゃないかと思ったんです。 ーー早稲田に「演劇」をもっと広めるために、その一歩として野外演劇をやりたいと思ったんだね。 竹内そうですね。(新宅に向かって)何で、今のサークルの話との二重構造ってことになったんだっけ? 新宅エンパクの舞台と、その前のストリートという二つの場所があることに対して、ちゃんと考えた。そこで、エンパクの舞台と、ストリートの前で別の話をやろうと。 竹内あ、思い出したわ。早稲田祭運営実行委員会(通称 運スタ)とかと 、演劇サークルって、分断がすごいなと感じていて。演劇サークル自体も閉鎖的だし。もっと自由なはずなのに、それっておかしくないかと。そういうことに僕らが不満を持っているから、舞台を二重構造にして、コミュニティ自体の分断を視覚的に表現しないかという経緯があったんです。 新宅それに加えて、一人二役という構造。これが、野外演劇でもお客さんに伝わるシンプルな面白さとして、担保できるんじゃないかと思った。それが決まってから、思い描いているものが全て表現できるとなり、企画がどんどん動き出して。竹内が思い描いているコミュニティからの脱却、コミュニティの崩壊とかのアイデアも全部うわっと出てきた。 竹内それが『ロミオとジュリエット』のモンタギュー家とキャピュレット家の対立というものに左右されてしまった「ロミオ」と「ジュリエット」という、「コミュニティ」に重きをおいた新しい解釈をできるのではと思った。愛とか死ぬではない、別の解釈を提示できたんじゃないかと思っている。 新宅あの時の興奮は凄まじいものだった。そこから脚本もどんどん走り出して。 まぁ、ここからがまた大変だったんだけどね(笑)   (【後編】に続く) ---------- ◉日程・11/3(土)   午前の部 10:20〜   午後の部 15:20〜 ・11/4(日)   午前の部 10:00〜   午後の部 13:30〜 ※公演時間は約30分強を予定しています。 ◉会場 早稲田大学演劇博物館正面舞台および前スペース ◉チケット料金 無料 ◉出演者 佐藤才哉 宮部大駿(早稲田大学演劇研究会所属)小崎実希子白詩佳金森悠介(「家のカギ」所属)西村創 中野寛太久保井美呼(S&D所属)山口海香(早稲田大学演劇研究会所属)絹川鈴(早稲田大学演劇研究会所属)杉本茉由北原葵(早稲田大学演劇研究会所属)石澤直(seiren musical project所属)佐野芹奈(早稲田大学演劇研究会所属)瀬川花乃子(劇団木霊所属)     もっと見る

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