「リュックを背負ったまま出し入れ出来ない!それがイヤ!!」
…最初、この方は一体何を不満に思ってらっしゃるんだろう?
と、口金リュックの良し悪しをリサーチしている最中に疑問に感じたのがこのお声。
調べていく内に、この点でお悩みの方がとても多かったことに驚かされました。
店長は、リュックから物を出し入れする際は、必ず一度肩から降ろしてました。
今となっては面倒だと思いますが、それまではそれが当たり前だったからです。
ある日、町中を歩いていますと、女子高校生が背負ったままの状態でリュックの前ポケット
(ここのポケットは、背負った状態だと完全に死角となる真後ろ側に位置します)
から、器用に小物の出し入れをしている姿を目の当たりにしました。
衝撃が走りました!
女子高生って器用なんだなあ…ではなく、なんて横着な子供なんだ!でもなく。
こういう使い方をする人が存在することにです。
この日を境に、店長の認識がガラリと変わりました。
リュックの上げ下ろしが面倒な人もいるだろうけど、それが自由にできない人もいる。
例えば、小さいお子さんを連れたお母さんは、子供と手をつないで歩いているから。
だから、リュックを背負ったままお財布の出し入れが出来たり、
スマホの出し入れが出来たら便利だろうな~~~。
…という願望があることを知りました。
この願望、自分で思いついたわけではなく、リュックを背負ったまま小物の出し入れをする人を
実際に、自分の目で見てしまったからこそ、そういったお悩み・お困りの声に反応出来たのです。
そこで、改良口金リュックでは、背面に2つのファスナーポケットを取り付けました。
右利きの人は背負った状態で左側に来るポケットは開けづらいのですが、
今までの口金リュックでは背負って左側にしかポケットが付いていなかったため、非常に使いづらかった。
(コンパクトなポケットが付いているタイプもあります)
背負って右側だけだと、今度は左利きの人が使いづらくなってしまう。
そのため、どちらが利き腕でも問題ないよう、2つ付けました。
ファスナーの開ける方向も従来と真逆にしました。
下から上に上げて開ける。
上から下に下げて閉める。
これで腕の可動範囲を最小にして、出し入れする小物のサイズに応じて
必要な分だけ開け閉めすれば、カンタンに出し入れできるように設計しました。
(従来の口金リュックで同じように出し入れしようとすると店長は腕が攣ってしまいます)
実はサンプルの第二段階までは、左右両方のポケットが独立式で、
口金内部とつながっていなかったのですが、これも使い勝手を上げるために、
第三段階から背負って右側は独立、左側は貫通式に仕様変更もしました。
この改良口金リュックで最もこだわった部分。
それこそが、背面ファスナーダブルポケットなのです。
スムーズな出し入れには、肩紐の長さ調整も欠かせませんので、こちらもこだわりました。
リュックの上げ下ろし不要で、小物の出し入れが出来ることは、
リュック使いの方にとって実はとても重要な要素なのかもしれませんね。