〈なるほどびっくり夢の企画が始まります!〉
はじめまして。
東風組(kochi gumi)制作の千葉瑠依子と申します。
昨年より仙台在住のアーティストを中心に、
舞台の共同創作 および 上演をおこなう
国際的なプロジェクトを進めております。
このたびは数あるプロジェクトの中から
私たちのページに目をとめてくださって、
本当にありがとうございます。
この秋、東風組は
世界9か国と日本各地から
東北へダンサーを招いて、
おもに岩手県の山村・西和賀で、
1か月半あまり舞台の創作合宿を致します。
公演は東京と仙台で。すでに劇場も決定しています。
東京では先進的な劇場として知られる
両国シアターχにて、劇場提携公演をおこないます。
仙台では東日本大震災以降に作られた劇場
仙台市宮城野区文化センターにて。
東風組HP/公演情報はこちらです。
http://www.emergent-dance-park.com/
◎東京公演
【日時】
10月14日 (金) 13:30 公開稽古 (通しリハーサル)
19:30 プレビュー公演 (ゲネプロ)
10月15日 (土) 14:30 / 18:30 本公演
10月16日 (日) 13:00 / 16:30 本公演
【会場】東京・両国 シアターΧ
◎宮城公演
【日時】
10月27日 (木) 19:30 本公演
10月28日 (金) 19:30 本公演
10月29日 (土) 14:30 本公演
【会場】仙台市 宮城野区文化センター パトナシアター
構想・演出を担当する飯田茂実は
1998年よりマルチ・アーティストとして活動し、
海外21か国に招かれて世界各地で、
舞台芸術の共同創作を指揮してきました。
近年は大勢の多国籍メンバーによる大作を
海外諸国で次つぎと発表、
新作は上演地で次のように絶賛されてきました。
「すべての出演者の魅力をMAXまで引き出し
高品質の舞台作品にまとめあげる
飯田茂実の手腕はほとんど神業といえる」
「もっとも幸福で奇跡的なパフォーマンス体験」
「かつてこの都市で観た最高の舞台」
飯田茂実の普遍的かつ独自なスタイルは
長期間にわたって地元のアーティストたちに影響を与え続け、
その多岐にわたる活動は何人かの学者によって
世界各地の学会で学術的な研究対象にもなっています。
海外からの出演ダンサーも皆、創作リーダー飯田の手腕を
全面的に信頼して来日してくれます。
〈プロジェクトのはじまりと目標〉
東風組の主なメンバーは、2011年6月に舞台作品
『春風のなか、ちいさな街』を共同創作しています。
飯田茂実の構想・演出で
被災した若者たちの体験を扱った
このドキュメンタリー・ダンス・シアターは
震災直後に東北4県を巡って上演し
各地でこのうえない御好評を頂くことができました。
http://nonotobira.typepad.jp/iida2011/お客様からの声.html
このとき余震が続くなかで行った全力の創作、
復旧していく町並みを目にしながら
メンバー全員の持ちだしで行った公演ツアーの経験は、
東北を拠点に活動する我々にとって
大きな学びとなり誇りとなり、
現在も東北発信の舞台活動を続けるうえでの
たしかな原動力となっております。
あれから5年間 東風組メンバーは、
それぞれに、舞台の活動を、深め、ひろげ、
東北以外の都市や海外での 舞台経験に恵まれました。
また保育所・児童館・学校などの施設や
地区のお祭りなどに赴き、舞台人として地元社会へ、
文化による復興の一助をしてまいりました。
震災から復興していく過程で、
私たちは地域の切実な課題を目の当たりにしてきました。
時代の変わり目となるような大きな課題です。
こうした課題には まず身ずから率先して
自覚と覚悟をもって取り組むしかなく、
しかも大勢でチカラを合わせて取り組むしかない。
地元の課題は、日本の課題と、また世界的な課題と、
ひとつながりに連動しているように感じております。
それぞれの暮らしと直結している日常の課題でもあり
生命・人類の存続に関わる大きな課題でもあります。
演出の飯田茂実も国際的な活動を展開するなか
年に何度か東北を訪れては地元アーティストと交友し
あれからの、この、同じ想いを共有してきました。
この5年間、様々なことを話し合うなかで私たちは
世界中からアーティスト仲間を招いて東北で作品を創り、
胸にひめてきた想いを
世界中の仲間たちと、
そして日本の・地元のお客様と
広く分かち合おうと考えるようになりました。
こうした想いから生まれてきた東風組。
最初の目標が
この国際共同創作による舞台公演です。
東北の豊かな自然環境のなかで、
国も文化も世代も異なるメンバーが
チカラを合わせ チカラを尽くして創作をおこなう。
これまでどんな哀しみのなかでも
わくわく楽しい夢を失うことなく
粘りづよく目標を実現させてきた私たち。
すでに(9月8日現在)海外からの出演ダンサーが
続々と日本に到着して 創作合宿が始まっています。
世界の東・日本のさらに東北から
世界最前列の舞台芸術作品を生みだし
地球規模の末広がりな つながりを
新しく豊かな風を 生みだすことが、
私たち東風組の大きな目標です。
私たちは誰のために舞台を創るのか?
今回の出演者みんな、この問いへの答えを
あらかじめ大切に分かち合ってきました。
それぞれの胸のうちで想い描けるかぎり
すべての人に向けて私たちは舞台を創ります。
これからの新しい時代に向けて いま
お互いに大切なことを確かめ合える舞台。
いらしてくださったお客様みんなに心をひらいて
ともに感動を分かちあえる公演を目指します。
海外メンバーは皆これまでに世界各地を旅して
多様な文化で暮らす人たちと親しんできました。
特定の小さな文化だけでだけ通用するようなこと
内輪の趣味みたいなことは出来ません。
私たちはどんな時代の人たちとも、
どんな地域の人たちとも、
どんな仕事をしている人たちとも、
どんな年齢の人たちとも、
いきいきしみじみ想いあふれる喜ばしい仕方で
大切なことを分かち合える舞台を目指しています。
飯田茂実と共に海外で舞台を創ってきた
今回の出演メンバーは体験によって知っています。
舞台芸術では、本当にこのようなことが出来るんです。
〈来日するダンサー〉
出演者のうちここでは 3名だけ御紹介いたします。
ボヤマ・ダー・プリューデンス Boyama Dah Prudence
マルチ・アーティストのボヤマ・ダーは
アフリカ・サバンナのシャマン文化のなかで生まれ育ち
アフリカ音楽の第一人者である父親に伝統音楽を学びました。
近年、世界的に認められてヨーロッパでも活動するようになった
ブルキナファソを代表する伝統音楽家でありダンサーです。
飯田とはソウル・フレンド。ふたりの音楽デュオは絶品です。
サラー・イシャ Sarah Ysha
サラ・イシャは母国ブラジルで歌姫として活躍しつつ
様々な分野のダンスを習得した天才肌のダンサーです。
ちかごろは世界各地に活動の場を広げています。
タイ王国で飯田のダンス公演を観て、弟子入りを志願。
「弟子なんて要らないから一緒に舞台つくろう」
とスカウトされて今回の出演が決まりました。
アンジェロ・アウレリオ Angelo Aurerio
アンジェロはフィリピンで活躍する演出家・ダンサー・俳優。
少数民族のダンスや音楽にも通じている人気者。
母国で最優秀主演男優賞にノミネートされたこともあります。
この3年ほどは、飯田の海外活動で演出助手としても活躍。
昨年スラムの子供たちと創ったHip&Rapな舞台は大成功。
先月まではなんと刑務所の服役囚と舞台を創っていました。
これからも出演者の情報を
投稿欄で少しずつ御紹介させて頂きますので
どうかお楽しみに御覧ください。
〈資金の使い道〉
次のような経費はすべて
お客さんからの劇場チケット収入と
仙台市市民文化事業団から頂いている
60万円の助成金で補う予定です。
・劇場の使用料・機材費
・上演スタッフへの謝礼金
(照明・音響・DJ・舞台監督・記録撮影など)
・舞台美術費+舞台衣装費
・機材・美術などの運送費
・ チラシ印刷費・郵送費など広報費用
ただいま補いきれずにいる予算は
主に次のようになっております。
・海外メンバーの渡航費(往復)130万円
・出演者とスタッフの国内移動費
(岩手県~東京2往復半ほか)110万円
・出演者とスタッフの滞在費
(東北2か所の合宿先+東京・仙台)90万円
・出演者とスタッフの飲食費+入浴費 120万円
・出演者への御礼2ヶ月 300万円
・・・・・ 合計750万円
食費と入浴費をだいぶ切りつめて、
出演者のギャラを出世払いにさせてもらっても
ただいま400万円ほど足りていない状態です。
〈創作する舞台の内容〉
旅・出会い・人交わり・祭りなどをテーマとした
地球家族の物語になりそうです。
はっきりとしたセリフは さほど多くありません。
不思議なダンスが続出します。
いわゆるダンスっぽくないダンス
身振り手振りみたいなダンスもたくさん出てきます。
ダンサーさんたちが演じ・踊り・歌うのは、
自分自身のこれまでの体験、
自分自身がこれまでに演じてきた役割。
そしてこれから世界で果たしていくことになる役割。
あらわれてくるのはきっと、
私たちの日ごとの暮らしと結びついた、
こころある、素直な、ささやかな世界。
美術も照明もつつましく、出演者たちもあまり
テクニックをひけらかすようなことはしません。
出演者とスタッフそれぞれの人柄と実感を大切に、
踊りも、歌も、音楽も、
しみじみ・いきいき・のびのび・きらきらとした
手作りの世界を生みだします。
おかしく たのしく ちょっと怖い。
誰でも身に覚えのあるような
ありふれた感情に充ちみちた、
不思議な等身大の世界が展開していくことでしょう。
東北から、そして日本から、
まだ誰も観たことがないようなタイプの
新しい舞台芸術が生まれてくる予感がしています。
お子さんにも、
人生の大先輩たちにも、
ひとり落ち込んでいた方にも、
恋しているカップルさんにも、
どんな国のどんな文化で育った方にも、
安心して楽しんで頂ける舞台になるかと思います。
公演当日どうか楽しみに観にいらしてください。
ご支援を思い立ってくださった方には、
振込のための記入に5分ほどの
お手間を頂くことになるかと思います。
細かなことで お手数かけてすみません。
どうかよろしくお願い致します。
最新の活動報告
もっと見る〈奇跡の種〉
2016/11/08 00:56『東風ふくなか、ちいさな星』全公演と関連企画が終了しました。1年あまり想い描いてきたように多くの人にとって忘れがたい末広がりな出来事となったようです。 終演後多くの方がたから「奇跡」という言葉を幾たびとなく聞かせてもらいました。関連企画も含め、まさに奇跡みたいな出来事でした。 舞台づくりは祭りの支度と同じく晴やかで華やかな雰囲気なりに地道で地味な職人仕事にあふれています。お客さんのこころを想いつつほんのわずかな立ち位置やタイミングを数えきれないほど何度もシュミレーションし、何人もで繰り返し身につけたり。 世界中だれにとっても大切なことありふれていてかけがえのない大切なことをこころから たしかに分かち合えるように。メンバーたちは上演のさなかにも細かな工夫を積み重ねてきました。 そうして目立たないところで多くの方がたがこのプロジェクトをそっと見守り支えてくださっていました。 日本中あちこちから海幸山幸を送ってくださった方がた。海外メンバーのお世話をしてくださった方たち。合宿の場所を支度してくださった方がた。創作合宿を支え見守ってくださった西和賀の方がた。舞台のうえには登場しない舞台スタッフの方たち。 周りの方がたに公演のお知らせをしてくださった方がた。たくさんのチラシを折り込み配って歩いてくださった方がた。公演を楽しみにしてくださったひとりひとりのお客がた。出演者たちを遠くから応援し見守ってくれた家族や友人。成功を祈って こころある御支援をしてくださった方がた。 出演者・スタッフ・お手伝いの方がたから「この公演に関われて本当に誇らしかった」と別れぎわに聞かせて頂くことができました。チカラをあわせた皆がこの先ずっと誇りにできるような公演だったようです。 「この世界とは」「この自分とは」それぞれ別べつに抱いていた想いが、『東風ふくなか、ちいさな星』というひとつの出来事のなかで束ねられひとつの方へ向かってあわさった。 ばらばらなままに揃ってひとつの方へ向かっていった想いはそれぞれの ちいさな こだわりそれぞれに切実な名病みを 包み込みながらゆったり広くて晴れやかだったようです。 それぞれに身ずから進んでチカラを尽くしチカラをあわせることが出来た。このプロジェクトの、表面はともかく内実は、誰かが中心というわけでもなく、ひとりひとり それぞれの広くて晴れやかな想いが中心にあったのだと思います。無数の想いが結びつきあい網目となってこの時代の何かを広く掬いとる大きな網が生まれた。皆が願い・皆で生みだした出来事だったと思います。 共にこの公演を育ててくださった方がた蔭に陽に公演を支えてくださった多くの方がたに東風組一同あらためて感謝いたします。 このたび東風組が生みだし育てたことはこれから種となって世界中に散らばり広がっていきます。帰国の前日にボヤマダさんが言っていたように「10年20年さき、いまの子たちが大きくなった頃小さな種から大きく育った樹たちは たくさんの果物をおいしく実らせて次世代を養いさらにたくさんの種を広げていく」ことでしょう。 …………………………………………………………. 〈お客さんからの声〉 小学生から80代の方がたまで、様々な職種の方がたが公演を観にいらしてくださいました。それぞれのジャンルで日本を代表するアーティストの方がたが公演を観にいらしてくださいました。繰り返し観にきてくださった方がたもいました。 こんなに感動した舞台は初めてだった、すべてが素晴らしかった、これまでの人生で最高の公演だった、これからの人生を変えられてしまう体験だった、そうしたお言葉も含め、メンバー全員かつて経験したことのないような素晴らしいリアクションを頂きました。 この星を、この命を、このさき大切にしていこうと思った、という感想をたくさん頂きました。 言葉は通じなくても想いが通じた、という感想をたくさん頂きました。 きれいだった、美しかった、という感想もたくさん頂きました。 そんな お客さん方の感想を聞いて涙ぐんでいるメンバーもいました。創作のあいだ上演のあいだにはたいへんなことも色いろあったんです。 このうえない感動のお言葉と賛辞を頂けましたこと、これからの大きな励みとさせて頂きます。 ……………………………………………… 〈東風ふくなか〉 夢みたいな創作合宿のあいだ出演者それぞれに地元での仕事を休み、家族やお子さんたちと遠くはなれていました。芸術監督も制作統括係は、この公演のために半年の期間限定で仙台へ引っ越してきていました。 お互いにスケジュールを調整してこのようなメンバーが結集したこと自体が奇跡みたいな出来事なので次回の公演はいつになるかわかりません。 このたびのプロジェクトでは覚悟のうえで家を一軒買えるくらいの赤字を出しています。次にいつか持ち出しの自主企画を出来るかどうか今のところは不明です。 そして東風組の次の流れはすでに始まっているようです! 仙台公演のあとでは早速!「ちゃんと予算を組んで東風組メンバー全員を招待して劇場でこの作品を再演してもらおう!」という動きが某所にて生まれています!!! 春には東京と仙台それぞれの最終公演の記録映像が出来あがります。このような作品が世界あちこちの舞台芸術フェスティバルから放っておかれるわけにもいかないでしょう。 世界を代表する演劇祭、アヴィニョン国際舞台芸術祭へ招聘されるかもという2年後の話を始め、イスタンブールやアンカラでの招待公演の話もすでに動き始めています。 極東の国の さらに東から起こった東風はこれからも このちいさな星を経めぐるようにして絶えず吹きつづけていくことになりそうです。 ときにはそよそよ ときにはぴゅーぴゅーこの時代の最前列にいる人たちこころある人たちの掲げる旗を晴やかに はためかせていくことになりそうです。 『東風ふくなか、ちいさな星』またいつの日か この國でそして海外での再演を今のうちから どうぞ お楽しみに! もっと見る
〈劇場へ〉
2016/10/13 01:26私たちは今日これから劇場へ向かいます。 これまでは創作メンバー。 これからは上演メンバー。 『東風ふくなか、ちいさな星』 ここまでに どんな作品になっているのか? 時代を超えて、国を超えて、 きっとどなたにも楽しんで頂ける 素晴らしい舞台になっていると思います。 人の一生・人類の経てきた道筋・自分たちの現在。 私たちにとって大切なことすべてを シンボリカルに包摂するような作品になっている、 海外メンバーはそんなふうに言ってくれます。 みんなで創りあげた作品の内容、 みんなそれぞれに、大好きとのことです。 世界9ヶ国から集まったメンバーが すべてのチカラを併せて手作りした 空前絶後の不思議な現象・稀なる出来事。 ゆるくて、どこか、なつかしい舞台。 宝石みたいにきらめきながら 朝露みたいにありふれていている それぞれの想いあふれる歌と踊り。 東京公演・仙台公演とも どうかお誘い合わせて お楽しみに観にいらしてください。 もっと見る
〈みたからをひらく〉
2016/10/11 23:04このたびの公演の出演者たちは みんな、昔から日本で受け継がれてきた心身術みくさのみたから を身につけています。 みくさのみたから、通称 みたから。みたからをひらく、などといいます。かつて誰もがしていたような ありふれたことです。 日本の国体がいったんなくなってしまってからもう70年あまり経っていますし、いったんは耳なれなくなった呼名かもしれません。 このたびの舞台を演出した私・飯田茂実は祖母から伝えられた「みくさのみたから」を舞台の共同創作に久しく応用してきました。 大昔から日本の民衆文化を支え続けてきた原動力。どんな活動にも応用できる極めつけの元気術。身につけておけば もう整体や鍼灸を受けなくて済む。 などなど、色んなふうに紹介されながら今みくさのみたからは世界中に広まっています。世界的な無形文化財みたいに思われているようです。 耳なれない呼び名を怪しむ方もおられるでしょうが、あっけないくらい たやすい心身技術というだけで宗教とか思想なんかとは何の関わりもありません。 お味噌汁とか ぬか漬けなんかと同じくなくなってしまったら なんとも もったいない日ごとの暮らしのなかでの心地よい習慣です。 ひと日・ふた日で たやすく身につけられます。目安があるだけで固定した形も決まりもないので、それぞれに それぞれの仕方で楽しめます。 ちかごろは身につけている方たちも増えてきてその氣になったら日本各地で、世界各地で色んな方たちから伝えてもらうことができます。 身につけて永らく楽しんできた者としてみたからの効き目の素晴らしさはよく知っています。成程びっくり、万人向けです。できれば誰にでも薦めたい。 けれども。あんまり強く薦めると怪しまれてしまう。当世風のややこしい勘違いをしてしまう人もいる。いつしか最後の後継者、みたいな私の立場は微妙でした。 この宝を呼名もろとも どうしても末々まで残す必要がある。最後のひとりが途絶えさせてしまっては人類にとっての損失。かといって宗教うんぬんと勘違いされるのは すごく怖い。 そうした個人的な ああだこうだを乗り越え、「勘違いがあっても まあやむをえない」と思いきって最終的にカミングアウトしたのは3.11を経験したからです。 あれから、すごい緊急感覚で、緊急の芸術活動として、氣が触れたみたいに みたからを伝え続けてきました。到らないところだらけで いろんなウッカリもありました。 いま数えきれない多くの人たちがどうにか日ごとにみたからをひらきながら暮らすようになりました。このまま世界中で次の世代へ引き継がれていく様子です。 みたからを身につけると生き心地がどうなるのか、これからは色んな方たちが示していってくれると思います。私もひとまずほっとして肩の荷がおりた心地です。 みくさのみたから。みたからをひらく。なんとなく氣にとめていただけたらそしていつの日か身につけてもらえたらと思います。 たやすく身につけられて日ごとにたのしめますから。ほんとうに。 …………………………………………. 綾うつし絵は去年の日本各地での みたから諸國めぐりの集いから。 どの綾うつし絵にも出演者が写っています。 まさか自分が世界中のダンサーたちと 一緒に暮らして ひとつの舞台を創るとは それぞれに思ってもみなかった頃のこと。 1年あまり公演支度で休んでいた諸國めぐりの旅。 氣ごころの知れた仲間たちと ふたたび旅が始まります。 https://www.facebook.com/events/656440544482665/ もっと見る
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