チョンボック村を支援いただいた皆様、また、この記事をご覧の皆様
チョンボック村への緊急支援金をいただきありがとうございます。
いただいた支援金をもとに行った、水道パイプの修復作業が、先日完了いたしました。
もともとチョンボックの滝からPVCパイプをつないで各家庭まで届けていた水道が、濁流で流されてしまったので、再度パイプを購入し、つなぎ直す作業を11月上旬から約1ヶ月間行いました。
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11月上旬に市街地にて、水道パイプを購入し、村へ届け
村の被害を知って、日本からカンボジアへ飛んできた、中学生の飯島帆乃花さんが中心となって、村人や、村を訪れていたツーリストと作業を行ってくれました。
PVCパイプをのこぎりで切り、焚き火を用いて溶接するという、なんともワイルドな方法で、パイプを滝から各家庭に繋いで行きます。
たくさんの村人や、たまたま訪れていた欧米人のツーリストたちと、にぎやかに復興作業は進みました。
災害後、最寄りの市街地へ毎日、生活用水を買いに行かなくてはならなかった生活から、
無事に各家庭で水道が使える生活に戻りました。
災害直後は涙を見せていた村人にもだいぶ笑顔が戻りました。
持ち前の明るさで、陽気に過ごしている村人ですが、
・破壊された田んぼの復旧
・貯水池の再建
・ダムの再建
などなど、いまだ復興作業が必要であることに変わりありません。
いつもこの時期になると、あちこちでお米の収穫祭のようなものを見かけるのですが、今年は見かけず、
村人に「今年は収穫祭見ないね」と聞いたところ、「収穫するお米がないから。。。」と寂しそうに答えていたのが印象的でした。
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今回の水道パイプ修復には皆様からいただいた支援金のうち45万円程度を使わせていただきました。
滝やダムの水量が減るのを待ち、12月末もしくは1月上旬から、 残りの資金を用いて、貯水池やダムの再建に取り掛かる予定です。
日本はちょうど年末年始でしょうか。もしお時間ある方がいらっしゃれば、ぜひ村に訪れてみてください。
村人と共に、ご支援への、感謝を込めて。