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ダム決壊の濁流に飲み込まれたカンボジアの村で、緊急支援を行います!

豊かな自然に囲まれて自給自足の生活を送るカンボジアの「幸せな村」チョンボック。2018年10月20日記録的な豪雨により、村の上流にあるダムが決壊。濁流が村を襲いました。村民のライフラインである、田んぼ、水道インフラ、灌漑水路などが壊滅。村人と一緒に破壊されたインフラを修復し「幸せな村」を取り戻します

現在の支援総額

932,001

93%

目標金額は1,000,000円

支援者数

70

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/10/29に募集を開始し、 70人の支援により 932,001円の資金を集め、 2018/11/08に募集を終了しました

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ダム決壊の濁流に飲み込まれたカンボジアの村で、緊急支援を行います!

現在の支援総額

932,001

93%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数70

このプロジェクトは、2018/10/29に募集を開始し、 70人の支援により 932,001円の資金を集め、 2018/11/08に募集を終了しました

豊かな自然に囲まれて自給自足の生活を送るカンボジアの「幸せな村」チョンボック。2018年10月20日記録的な豪雨により、村の上流にあるダムが決壊。濁流が村を襲いました。村民のライフラインである、田んぼ、水道インフラ、灌漑水路などが壊滅。村人と一緒に破壊されたインフラを修復し「幸せな村」を取り戻します

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▼はじめに

皆さんこんにちは。カンボジア在住の渡邉大貴です。

カンボジアの手付かずの自然、昔ながらの素朴な生活、温かい人々が大好きで、カンボジアに移住して4年になります。

カンボジアでは、キリロム国立公園でエコリゾートや工科大学の立ち上げに携わったのち

※エコリゾートのツアーガイドチームと。ガイドの全員がチョンボック村出身でした

現在はカンボジア政府とともにThink!Think!というアプリ教材をカンボジアの公立小学校に導入する案件を行っています。

今回は以前関わったキリロム国立公園の麓に位置するチョンボック村の支援をみなさまにお願いしたくこのページを作成しました。

▼チョンボック村とは

首都プノンペンから車で2時間半、避暑地として有名なキリロム国立公園の麓に位置し、1260ヘクタールの土地に約760世帯2500人が暮らしています。

ほとんどの家庭は農業で生計を立てており、月の家庭収入は、わずか1万円以下。豊かな田んぼや畑、多くの家畜に囲まれながら、家を建てる時や米の収穫時は村人全員で協力して行うなどし、ほぼ自給自足な暮らしを営んでいます。

昔から自然豊かな場所でしたが、1970年代の内戦で、ポルポト派のゲリラ活動の拠点となり、多くの地雷が埋められたりするなど、村は荒廃し、村人は離散。内戦が落ち着いて村が平和を取り戻したのは1990年代になってから。

2003年からは海外の支援を受けて、地域密着型エコツーリズムを開始。落差40mを誇る「チョンボックの滝」ツアーを中心に、ホームステイや、伝統文化体験を提供しています。

季節ごとに取れる収穫物を中心に食し、家畜の糞を、田畑の肥料や、調理用のガスに利用したり、滝の水を水道パイプで各家庭にひき生活用水に回すなど、住民たちはとても持続的な暮らしを送っていて

地域密着型エコツーリズムの好例として、カンボジア国内外から注目されていて、私もよく友人らと共に遊びに行っています。

広大な自然以外に何もないけれども、現代を生きる私たちが忘れてしまった別の何かを持っているような、行くたびにとても心が満たされ、心から幸せを感じられる、まさに「幸せな村」です。

▼ダム決壊。濁流が村を。

そんな幸せな暮らしを送っていた村を悲劇が襲います。

2018年10月20日午前10時。

記録的な豪雨により、チョンボックの滝上流にあるダムが決壊します。

決壊したダムの水はチョンボックの滝へ押し寄せ、美しかった滝を破壊

さらに滝を経由して大量の水は渓谷の緑を削り取っていき

村人の大事な田んぼを30ヘクタールに及び破壊します

収穫を1ヶ月後に控えて豊かに実っていた稲は壊滅

 

美しい田んぼが広がっていたまさにその場所に、新しい川ができていました。

さらに村の橋や道路もダメージを受けました。

また、滝から各家庭に引いていた水道パイプ、灌漑水路、チョンボックの滝へつながるトレッキングルートなども壊滅です。

▼住民の現状

「内戦時代の被害に比べれば、大したことないさ、ハハ」と語る村民ですが、被った被害は甚大です。

幸いにも死者はいませんでしたが、田んぼに飼っていた多くの牛が死亡し、収穫を直前に控えた田んぼは壊滅、水道も使えなくなってしまいました。

現在、チョンボック村、全760世帯で水道が使えないため、全村人は貯めた雨水で生活をしのいでいます。

また760世帯中、約50世帯で田畑が壊滅し、収入の目処がなくなり、自分たちで食べる用の米や野菜もなくなってしまいました。田畑には大量の土砂が流れ込み、再度収穫ができるまで何年かかるか分からない状態です。

滝から引いていた田畑用の灌漑水路も壊滅し、田んぼだった場所に新しい川ができ、水の流れが大きく変わってしまいました。来年からの稲作に向けて、灌漑施設も整備し直す必要があります。

これらの修復作業を行うにあたり、資材の調達、重機の調達などで莫大な時間と費用がかかります。

しかしこの事件は現地でもメディアに取り上げられず、政府からの支援もなく、10月29日現在、海外の他団体からの支援も届いていません。

月の家庭収入が1万円以下の村人たちだけで、破壊されたライフラインを修復するのは不可能です。

※電力供給も不安定。「内戦の被害に比べれば大したことないわ」と気丈に振る舞う村の女性。しかし収入源の田んぼは全て壊滅。今後の生活の糧の目処は。。。

 
▼資金の使い道

皆様からいただいた資金を元に、チョンボック村の人々と実際に修復作業に当たります。

 

①水道インフラの修復 

対象;村の全760世帯

カンボジアは11月下旬から半年間雨の降らない乾季に突入します。現在雨水で生活をしのいでいる村人ですが、乾季に突入するとその雨水さえなくなってしまいます。乾季に突入する前に、なんとか水道を修復します。

村長を中心に村人と一緒になって滝から760世帯各家庭に水道パイプをつなぎ直します。

※滝を利用して2007年に作られた水道パイプ。

※現在は濁流で跡形もありません。

※災害前まで実際に使用されていた水道パイプ。再度滝からつなぎ直します。

 

 

②破壊された田んぼの整備 

対象:田んぼの被害を受けた約50世帯

流れ込んだ土砂を除去し、来年以降、再度稲作ができる状態に戻します。ショベルカーなど重機が必要でコストが莫大にかかる可能性があります。

 

※震災の前後、全く同じ場所の田んぼ。水の流れが変わり、もはや川と化している。

 

③収入がなくなった家庭への米の配布。 

対象:田んぼの被害を受けた約50世帯 (買取先は他の710世帯)

田んぼが壊滅した50世帯に当分の生活用の米を配布します。被害を受けなかった村の他の710世帯の中から米を買い取り、そのお米を被害を受けた50世帯に配布。710世帯に支払ったお金は村の中で循環し、村の復興に役立ちます。

※11月中旬からちょうど収穫シーズン

 

④チョンボックの滝トレッキングルートの整備 

対象:村のエコツーリズムコミュニティ

落差40mを誇る滝のトレッキングツアーは村の大事な持続的収入源です。破壊されたトレッキングルートを整備しなおします。

 

※震災前のトレッキングコースと、震災後。

①を最優先事項として、資金を使わせていただき、②から④に関しては①が完了した後に余剰資金を鑑み村人と相談しながら、使わせていただきます。

 

10月29日時点で村の幹部と話した限り、だいたい以下の費用が必要とのことです。

①水道パイプ 70万円

②田んぼの修復 100万円〜 

全てを修復しようとすると、ショベルカーなど重機による長期的作業が必要で、多額の費用が必要です。

③米の配布 50万円〜 

収入の目処がなくなった50世帯は、一旦、数ヶ月分の生活用として、1万円相当のお米が必要です。

④トレッキングコースの修復 20万円

 

いきなり全額を集めるのは困難なので、まず、緊急性の高い①を中心に100万円を目標金額に設定します。

 

▼リターンについて

3,000円

起案者からの修復活動報告メール

 

5,000円

起案者からの修復活動報告メール

村民からの動画

 

10,000円

起案者からの修復活動報告メール

村民からのお礼の動画

村に設置する修復記念碑への名前刻印(小サイズ)

 

30,000円

起案者からの修復活動報告メール

村民からのお礼の動画

支援記念碑への名前刻印(中サイズ)

 

50,000円

起案者からの修復活動報告メール

村民からのお礼の動画

支援記念碑への名前刻印(大サイズ)

 

100,000円

起案者からの修復活動報告メール

村民からのお礼の動画

支援記念碑への名前刻印(特大サイズ)

チョンボック村収穫祭、修復完了祝い、もしくは特別ツアーにご招待

(日程要調整、チョンボック村までの往復移動代は実費になります)

 

400,000円

起案者からの修復活動報告メール

村民からのお礼の動画

支援記念碑への名前刻印(特大サイズ)

チョンボック村収穫祭、修復完了祝い、もしくは特別ツアーにご招待

(日程要調整、チョンボック村までの往復移動代は実費になります)

修復した水道への命名権と、その特別記念碑の設置。

 

※1万円以上支援いただいたリターンの記念碑のイメージ

 

▼最後に

村のインフラが破壊され村人は今日も不安な日々を送っています。

メディアにも取り上げられれず、政府や外部からの支援はなく、皆さんの支援なくして、幸せな村は取り戻せません。

また修復作業にあたってはチョンボック村のコミュニティリーダーMr.Mom(写真右)とコミュニティコーディネーターMr.Thy(写真左)を主体に、そこに渡邉を中心とした支援チームも加わり、共同で行います。

 

 

美しい自然と村民の幸せな笑顔を取り戻すために、ぜひ皆さまのお力を貸してください。ご協力お願いいたします。

 

 

 

※チョンボック村オフィシャルHP(英語)

https://chambok.org

 

※環境省によるチョンボック村の紹介

http://www.env.go.jp/nature/shinrin/fpp/communityforestry/index9.html

最新の活動報告

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  • 活動終了報告

    2020/06/08 18:30

    支援者の皆様活動終了の報告が大変遅くなってしまい申し訳ございません。プロジェクトを進めるにあたり、私と村民との間に入ってくれていたチョンボック村の現地コーディネーターが、水道が普及した直後に、新しい仕事を始めるとのことで、引越してしまい、村民との遠隔でのコミュニケーションが困難になってしまいました。水道はひと段落して、あとは記念碑の設立だけというところでしたが、私も頻繁に村に通えないなかで、新しい担当者たちと遠隔でやり取りしても、一切現場は進まず、気づけばここまで経過してしまいました。遅くなったことお詫び申し上げます。さて、写真のように記念碑が完成しました。(現在も記念碑を設置する土台や枠の作成をお願いしているのですが、一向に進みません。。。。)(こちらもミススペル、名前抜けが発生しております。申し訳ございません。)まだ記念碑土台が完成しておりませんが、水道インフラの修復(水道パイプと貯水池の修復)、記念碑の完成、村民の生活も元に戻ったことを持って、プロジェクトの終了とさせていただきたいと思います。以下の動画のように、水道インフラも復旧し、元の日常が戻りました。https://youtu.be/q4_zSovty4Aーー今回の復興プロジェクトでは、当ページ以外からの支援も合わせて。100万円近くが集まりました。内訳として、以下のように使用させていただきました。①流された水道パイプの修復。約45万円②貯水池の再建(乾季でも貯水して、各家庭に安定して水を送るため) 約60万円③記念碑 3万円ーー支援者の皆様本当にありがとうございました。カンボジア、コンポンスプー州チョンボック村近くにいらっしゃることがありましたら、ぜひ村をご案内させてください。皆様の支援のおかげで取り戻した満面の笑みで村民が迎えてくれることでしょう。ご支援本当にありがとうございました。 もっと見る

  • チョンボック村を支援してくださる皆様いつもありがとうございます。この度、貯水池(貯水ダム)の建設が完了しました。これで滝から流れてくる水をキープして、乾季でも安定的に各家庭に届けられるようになります。建設予定地に資材を運び(詳しくは以前の活動報告参照)枠組みを作りこの枠組みにセメントを流し込みますセメント固まったこんな感じで作業を続けること3週間、とうとう貯水池の完成!!!この貯水池から、11月に修復した水道パイプと合わせて、年間を通して安定的に各家庭に生活用水が届けられるようになりました。(乾季終盤などで滝の水量が少ない時もこの貯水池から生活用水を安定供給できます)現場作業を毎日頑張ってくれた村の人と。これで村人たちも生活用水に心配することなく、暮らせるようになりました。今回の貯水池建設で皆さんから頂いた支援金はほぼ底をつきましたが、田んぼの復旧や、滝周辺の整備などなどまだまだ村は課題山積みです。今後はカンボジアの人の手で自主的に復興していってほしいと思います。また来月改めてプロジェクト全体の活動報告させていただきます。 もっと見る

  • チョンボック村の復興にとても嬉しいニュースが飛び込んできました。カンボジアの首相のご子息であり、国会議員、教育青年担当議院長であるフンマニ氏がチョンボック村を訪れて、国家としての復興支援に最善を尽くすと表明していただきました。ちなみにフンマニ氏、カンボジアでは、特に若い世代を含めて、ものすごく人気で影響力のある議員さんです1982年生まれ、36歳ながら、カンボジア教育青年担当議院長をつとめFacebookには11万フォローワー。彼の投稿には1万近いイイネがついたりします。フンマニ氏FBより。そんなフンマニ氏が2019年2月10日チョンボック村を訪問。村から滝まで1時間ほどの遊歩道をこの炎天下の中スーツで歩かれ、被害状況を確認。その後、国家としての復興支援に最善を尽くすと表明していただきました。今まで村の復興作業にカンボジアの公的予算がつかず、このキャンプファイヤーで集めた支援金が最大の予算として活動しておりました。しかし真に復興を進めるには、ダム再建、流れの変わった川の修復、滝の修復、灌漑水路の修復などなど、おそらく数千万円以上の予算と専門家の力が必要だと感じていました。私のプロジェクトでできることは、予算的にも技術的にも人員的にも、村人に生活用水を届けるシステムを修復すること。それだけで精一杯でした。しかし、今回、カンボジアで非常に影響力を持つフンマニ氏に支援を表明したいただくことで、今後は大掛かりな復興が始まる事が予想されます。私たちのプロジェクトでは最優先課題の生活用水を日本パワーで修復し、それ以降のところはカンボジアの力でカンボジアの人々によって修復されていく。それが実現すればものすごく理想的なかたちです。我々の支援もカンボジア国家による本格支援が始まるまでの橋渡しとして、意義があったものになります。ぜひ、そのように今後村が復興していってくれたらなと願います。 もっと見る

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