日本古来の妖怪を現代に甦らせ、日本発の新たなハロウィン文化として百鬼夜行を定着させることがこのプロジェクトの目的です。
ここ数年、ハロウィンには六本木には仮装した人々が大勢集まるよ うになり、昨年大盛り上がりの渋谷の様子は「現代の百鬼夜行」と称されました。
(画像出所:渋谷新聞 http://shibuyajournal.tokyo/halloween_zeebra.html/)
百鬼夜行とは平安時代より多くの日本の物語に登場する伝説で、鬼や妖怪が群れ歩く様を表しています。貴族が百鬼夜行に遭遇して姿を消したり、徳の高いお坊様が百鬼夜行を追い払うといったお話が 残されている他、様々な絵画も制作されました。
河鍋暁斎「百鬼夜行図屏風」
(出所:Japaaanマガジン http://mag.japaaan.com/step/28384)
ハロウィンが日本に輸入されるよりもずっと昔から、日本のモンスタ ー「妖怪」は日本の大地を闊歩していたのです。
私たちは、伝統の「百鬼夜行」を日本のハロウィンとして百鬼夜行 を現代に蘇らせたいと考えています。夜の渋谷の街に鬼や妖怪が闊 歩する様を実現したい。
その第一歩として、ハロウィン間近の10月15日に妖怪をモチー フとしたイベントを開催したいと考えています。
会場は、ハロウィンの時期最も盛り上がる街、渋谷のT2SHIBUYAを予定しています。
(T2SHIBUYA http://t2-shibuya.c om/club/)
イベント当日は、妖怪の絵を多数描かれている平良志季先生
(http://tirshiki0330.wixsite.com/ tirshiki)オリジナルの面を参加してくださった全員に配布し、妖怪に成り切っていただきます。また会場はプロジェクションマッピングによって、妖怪に囲まれた空間を表現します。
妖怪に囲まれた中で、妖怪として音楽乗って楽しむイベントです。
(『美術の窓』で次に来る新人として取り上げられた日本画家、平良先生の作品。どんなお面を制作するかは今後発表していきます)
〈資金の使途〉
平良先生オリジナルのお面の制作資金、お面の印刷、会場の演出の ための映像制作に資金を使わせていただきたいと考えて居ります。
〈最後に〉
現代の妖怪文化を作る活動に共感してくださる方、アート作品を用 いてイベントを行うことに興味がある方、ハロウィンに楽しめるイ ベントを探している方、何卒ご支援お願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る百鬼夜行NIGHT無事開催できました
2016/10/16 14:32皆様のご支援のお陰で、昨日百鬼夜行NIGHTを無事開催することができました。ありがとうございました。 平良先生の絵で飾られた会場VJ 妖怪の仮面をつけて踊るダンサー 和風の仮装に3つ目女のお面 妖怪の面をつけてのミスコン 皆様ありがとうございました! 田中絵梨 もっと見る
【ご支援ありがとうございます】記号を纏う強さについて
2016/09/22 13:49【ご支援ありがとうございます】記号を纏う強さについて プロジェクト開始から、4名の方にご支援をいただくことができました。 ご支援くださった皆さまありがとうございました。 イベントに向けた準備も着々と整っております。 お面の図案が完成したり。 (上記3つになりました。印刷が完了したらまた着用の上ご報告します。) 会場内のVJ制作が着々と進んでいたり。 (こちらは日を改めてご報告致します。) また、ZAKZAKの記事にも取り上げていただくことができました。ありがとうございます。 http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20160915/enn1609151140002-n1.htm この記事で使われていた写真が、私が紫野レイと言う芸名で芸能活動をしていた時の写真であり、 昔のことを思い出すに至りました。 当時私はグラビアアイドルでした。 と言ってもグラビアアイドルも正直自称というところで、実際はただの大学院生でしかありませんでした。 私はただ普通にアルバイトに行き、修士論文を書き、大学に通っていました。有名になったわけでもなく、街で誰かに気づかれたこともありませんでした。 ですが、「グラビアアイドル」という一つの記号を纏うことは、私の行動を全く変えました。 真冬で水着で人前に立つようなこと(寒い)を「まあ、そんなものだろう」と受け入れていましたし、ブログに載せるために毎日自撮りをしていました。ただの大学院生がすれば異常であることを、それが仕事だからと当たり前にこなしていました。引退した今では考えられないことです。 記号を纏うことはそれほどまでに強く、人を変えます。 私がこの百鬼夜行NIGHT(https://camp-fire.jp/projects/view/10561)のプロジェクトで達成したかったことは、勿論ハロウィンに妖怪を用いて仮装することを一般化し、新しい文化を創造することです。 しかし、もう一つ裏に隠れた目的として、仮面を被ることで自己を解放した参加者を見てみたいという欲求があります。 皆が同じお面を被ることで、「妖怪」という記号を纏うことで、普段の自分とは全く違うものに変わると考えています。 面を被った貴方を、誰が貴方であると認識できるでしょうか。鬼の面の下で、普段営業マンである、SEである、看護師である・・・貴方を誰が想像できるでしょうか。 その時人は、普段の自分から解放されるのではないでしょうか。 いつもは臆病でも、妖怪になり切ることで弾けることができるかもしれません。 私は、普段ハロウィンパーティーに参加したくても、怖くてできないような方こそ、百鬼夜行NIGHTで自分を解放して欲しいと思います。 「妖怪」という記号を纏って、普段の自分とは違う自分になりませんか。 ※トップ画像はZAK the Queen2013の際の写真出所:http://www.zakzak.co.jp/gravure/queen/photos/20131025/qen1310251530000-p7.htm もっと見る
百鬼夜行NIGHTにご協力いただいている平良志季先生からコメントをいただきました。
2016/09/17 11:10百鬼夜行NIGHTの為にお面を描いてくださった日本画家の平良先生からコメントをいただきました。 「私の制作の根本は、現在の西洋化している日本で衣食住において日本の要素がどんどん少なくなってきていると感じ、日本の良い所を少しでも受け継ぐ手助けになれたらという気持ちがありました。 そんな中、今回このような企画にお誘いいただけた事、心からありがたく思っております。 西洋の文化を日本古来の妖怪を使い融合する事でまた新しくも懐かしく、日本の良さを再認識できるイベントにするべく盛り上げる事が出来たらと思います。」 もっと見る
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