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児童養護施設等の職員不足を解消するマッチングサイトをつくりたい!

虐待や貧困、様々な理由で親と暮らせない子どもたちが育つ児童養護施設。子どもたちの親代わりである職員の不足が大きな問題となっています。この問題を解決するため、児童養護施設等と就職希望者を繋ぐマッチングサイト(WEBサイト)を、施設職員さんと協力して開設します。

現在の支援総額

3,016,000

150%

目標金額は2,000,000円

支援者数

269

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/12/08に募集を開始し、 269人の支援により 3,016,000円の資金を集め、 2019/01/31に募集を終了しました

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現在の支援総額

3,016,000

150%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数269

このプロジェクトは、2018/12/08に募集を開始し、 269人の支援により 3,016,000円の資金を集め、 2019/01/31に募集を終了しました

虐待や貧困、様々な理由で親と暮らせない子どもたちが育つ児童養護施設。子どもたちの親代わりである職員の不足が大きな問題となっています。この問題を解決するため、児童養護施設等と就職希望者を繋ぐマッチングサイト(WEBサイト)を、施設職員さんと協力して開設します。

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皆様からのご支援のおかげで200万円達成しました!WEBサイトへ掲載する施設拡大のため、ここからさらなるチャレンジとして300万円を目指します!

12月31日(月)17:00の時点で167名の方からご支援いただき、無事目標金額である200万円を達成することができました。本当にありがとうございます!!

皆様からのご支援と応援の言葉に、スタッフ一同本当に励まされています。今回のWEBサイトを価値あるものにして多くの方へ届けられるようにしなければならないという思いが、より一層強くなりました。

当初の目標金額を達成することはできましたが、1月31日(木)まで挑戦を続けていきます。
セカンドゴールとして、300万円の達成を目指します。

プラスされる100万円で
・児童養護施設だけでなく、乳児院や自立援助ホームなど様々な施設形態の取材&掲載の拡大
・都内の施設だけでなく、他県の施設への取材&掲載の拡大
を実施していきます。

職員不足は施設形態やエリアを問わず課題となっています。

皆さまのご支援により、この課題を解決できる施設を増やすことが出来ます。
どうか引き続きの応援よろしくお願いいたします!

(2019/1/3 追記)



はじめまして。
NPO法人チャイボラの大山と申します。

チャイボラは、児童養護施設をはじめとした社会的養護※1)の施設に関心があったり就職を考えている人と施設を繋ぐことをメインとして活動している団体です。

児童養護施設と聞いて、みなさんはどんなイメージをされるでしょうか?

施設で働いている方や施設出身の方が身近にいないとイメージしづらいかもしれません。

私も前職についていた3年前までは、なんとなくしかイメージできず、実状は全くと言っていいほど知りませんでした。

児童養護施設とは、約2~18歳の、保護者と生活することが困難な子どもたちが暮らす施設で、全国で約600施設あり、約3万人の子どもたちが生活しています。

現在、その施設の多くが職員不足という課題を抱えています。その一方で、施設で働くことに関心を持った人が施設の情報を得ることができず、なかなか施設への就職に繋がらないという現状があります。

一般的に職員を募集するには、求人サイト等を利用しますが、マッチングや掲載で多額の費用がかかります。しかし社会的養護の施設は、国や自治体からのお金で成り立っており、職員の募集のために費用を割くことが難しい状況にあります。また各施設情報がまとまっておらず、施設の良さを発信するマンパワーが足りていないため、なかなか就職希望者に情報が届いていません。

この課題を解決するため、施設に関心を持った方が施設に繋がれるよう、施設見学会や就職説明会等の情報が集約されたWEBサイトを、施設の職員さんと協力して開設します。

このWEBサイトを開設し運用(記事取材・作成、運営・管理)するには、年間数百万円単位でお金が必要になります。そのスタート資金として、今回200万円を集めたいと考えています。

 ※1)社会的養護:保護者のいない児童、被虐待児など家庭環境上養護を必要とする児童などに対し、公的な責任として、社会的に養護を行うこと。里親や、児童養護施設など複数の養護形態があります。


「欲しいのはモノじゃない。人なの・・・」

これは児童養護施設で働いていた知人の言葉です。

3年前、株式会社ベネッセコーポレーションで働いていた私は、破棄される教材を寄付できないかと思い、施設で働いている知人に問い合わせました。

しかし必要としているのは物ではなく、働く職員でした。

正直、当然喜ばれると思っていた私は彼女から聞く全ての話に衝撃を受けました。児童虐待、そんな子どもや親を取り巻く環境、彼らを支える施設の実状。同じ子どもや子育てに関わる仕事についているにも関わらず全く知らずにいたことに愕然とし、「今すぐ出来ることから動かないと」という衝動にかられました。

すぐに辞表を出し、ベネッセコーポレーションを退職。児童養護施設職員を目指して夜間で保育士の専門学校に通い、日中は施設でアルバイトを始めました。

この保育士専門学校への入学が、チャイボラ誕生の大きなきっかけとなりました。   

入学当初、クラスメイト36名中、児童養護施設の存在を知っている学生は私を含めてわずか4名でした。しかし、学校の授業を受ける過程で11名の学生が児童養護施設を始めとした社会的養護の施設で働くことに関心を持ちました。

彼らはまず、ネットで都内の施設の見学会や学習会、ボランティア、アルバイトを検索しました。しかし、情報がまとまっていないことで、いつどこの施設が何を開催していて求人を出しているのかを把握することが難しい状況にありました。

また、なんとか施設情報を探し出しても具体的な見学会等の催し物がないと、自ら電話をして見学を申し込むのはとても勇気がいることで、なかなか踏み切れずにいました。そうこうしているうちに、多くのクラスメイトが一度も施設に足を踏み入れることなく他の業界へと進んでいきました・・・。

 このような現状を目の当たりにし、クラスメイトと共に任意団体チャイボラを立ち上げました。

施設は人財を求めているのに、実際には興味を持った人が施設と繋がることができない。このギャップを埋めたかったのです。

 


▼児童養護施設ってどんなところ?

児童養護施設とは、様々な理由から保護者と生活することが難しい子どもたちが暮らす家です。

基本的には、ここでご飯を食べ、お風呂に入り、寝て、学校や幼稚園に通っています。全国に約2~18歳までの、約3万人の子どもたちがここで生活していて、入所理由の半数以上が虐待です。虐待と聞くと、殴る蹴るなどをイメージされる方もいますが、育児放棄や、言葉の暴力、性的な暴行も虐待に含まれます。しかし、虐待をしてしまったからと言って、保護者が子どもを憎んでいるとは限りません。

施設の職員は、子どもたちを養育するだけでなく、こういった保護者の支援も行いながら、関係機関と連携を取り合い子どもたちの自立をサポートしています。

ある職員さんは、施設での仕事のやりがいについて、このように話してくれました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

高校生のころ、先輩が児童養護施設に実習に行った時、子どもたちは明るく元気だったけど、「俺はどうせ自分の好きな仕事に就けない、大学にも行けない」とぼそっと言ったみたいなんです。この話を聞いて、「人生の楽しさを伝えたい!」と思ったんです。子どもの成長を見られるのは、幼稚園は3年、小学校は6年。でもここは、子どもたちの成長をずっと長くみられます。毎日が同じことの繰り返しではない、同じ瞬間はない。子どもたちは毎日違うんです!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このように子どもたち一人ひとりと向き合い大切に育てることで、成人した後も、時折施設へ遊びに来るそうです。

なぜならここは子どもたちが育った家だから。多くの子どもたちの人生に関わる児童養護施設職員の仕事に、とてつもないやりがいを私は感じました。

 
▼大切に育てられることの重要性

人は、大切にされることで、初めて「自分は大切な存在なのだ」と思えるようになります。そう思えると、そんな自分を大切にしてくれる人も大切と思えます。こうして心の安全基地ができることで、挑戦意欲が生まれていきます。

施設には、大切に育てられる経験が少ない子どもも入所してきます。そんな子どもたち一人ひとりが大切に育てられる環境を作るためには、職員の十分な確保と定着は重要な課題です。


▼児童養護施設における人財不足の現状

現在、多くの児童養護施設が人財不足という課題を抱えています。

人財確保が比較的できている施設ですら、時間帯によっては職員1人で8名の子どもを見ているところも多く、20名程の子どもを1人で見ている施設も少なくありません。

もちろん、全ての施設に当てはまることではありませんが、このような状況ですと、職員にどんなに想いやパワーがあっても出来る事に限界があることもあります。


▼このプロジェクトで実現したいこと

スマホで就活や情報収集をする時代です。

冒頭でも述べたように、施設の多くが情報を発信することに予算やマンパワーを割くことが難しい状況にあります。

「人を欲しているのに、求職者に情報が届かない」

こうした状況を打破するため、様々な施設の見学会等の情報が紹介され、応募が出来るWEBサイトを作成、運営します。

▼▼▼掲載予定のコンテンツ▼▼▼
・各施設の見学会、就職セミナー等のイベント情報
・各施設からのお知らせ(仕事の流れ、施設内イベントレポート、卒園生の声など)
・職員さんインタビュー
・施設訪問レポート
・就職に関するQ&A
・社会的養護に関する記事
・全国の社会的養護施設一覧

▼▼▼特徴的な機能▼▼▼
・イベント参加者管理機能
・イベント参加者の会員登録機能(会員登録いただくと各施設の情報が自動的に転送されます)
・会員へのメルマガによる社会的養護に関する情報配信


上記のような内容をチャイボラなら、代表をはじめ、元職員など社会的養護に精通したメンバーがいることで、個人情報やセンシティブな内容に考慮し配信することができます。

また、WEBサイトの情報を多くの方へ届けるために、インターネット上での拡散はもちろんのこと、イベントの開催や学校への訪問も職員さんと協力して行い、広めていきます。こうすることで、就職を考えている方は確実に施設に繋ぎ、関心のある方はより深く社会的養護の施設について知ってもらい就職に繋がるような流れを作っていきたいと考えています。


▼社会的養護の施設からのメッセージ

東京都をはじめとした多くの施設から応援をいただいており、社会的養護の施設と協力してWEBサイト制作は進めます。職員の方からのメッセージを一部ご紹介します。

児童養護施設職員(7年目)

児童養護施設には様々な子どもたちが家族と離れて生活しています。将来に対して前向きになれない子も少なくありません。子どもたちに必要なのは安心安全が保障された生活環境に加えて、どんなことがあっても人生を笑って生きる、個性豊かな大人たちです。いろいろな大人たちとの関わりによって子どもは育っていきます。現状は、そう言った大人たちが足りないのです。もしWEBサイトを見て、施設で働きたい熱意ある大人がたくさん集まってくれるかもしれないと思うととても心強いです。施設にいる子どもたちがこれからの未来を力強く歩んでいけるように、たくさんの大人たちが手を取り合うことのできる場所が必要です。よろしくお願いします。


児童養護施設職員(5年目)

職業を訊かれた時、「児童養護施設で働いている」と返すと、「えー大変だね、すごいね、辛くない?」「保育園みたいなところでしょ?」と言われることがしばしばあります。もちろん、大変なこともありますが、それ以上にやりがいもたくさんあるのです。私の感じている最近のやりがいは、『子どもの日々成長している姿を一番近くで感じられること』です。私が出勤した途端、「○○できるようになったよ!」と披露してくれた時、幼児が1人でお風呂に入れるようになった時、どうだった?(どんな気持ちだった?)と尋ねても、「ふつう!」と言っていたのに、「嬉しい」「楽しい」「つらい」などと具体的な感情を表現できるようになった時などに、微笑ましく、嬉しい気持ちになり、ほっこりします。最後に、子どもたちは毎日一生懸命です。良くないところは自然と目に入りますが、頑張ってることは見ようとしないと見逃しがちです。子どもたちの頑張ってるところ、良いところを一緒に探しましょうー。


自立援助ホーム職員(5年目)

家庭での虐待は、子ども自身も周囲も気づかず、高校生年齢になってから発見されるケースもあります。そのような子どもたちが中学校卒業後、どのように過ごしているのか、皆さんは考えたことがありますか?「自立援助ホーム」は、様々な事情で家庭で過ごすことのできない15~20歳の子どもたちが、自分で働きながら資金を貯め、社会性を学びながら自立の準備をしていく場所であり、児童福祉における「最後の砦」です。私たちは、子どもたちの自立をお手伝いさせていただく仕事をしています。生活や仕事の中で出来る事が増え、自信をつけていく子どもたちの姿を見るのは、とても嬉しいものです。学校だけに捉われない生き方を伝えられることも、私は非常に面白いと思っています。しかし、知名度の低さから就職先として目に留めていただけず、人手不足が悩みでもあります。WEBサイトから、より多くの人に児童養護の世界や仕事を知っていただけると嬉しいです。


▼資金の使い道

WEBサイト制作、記事取材・作成、運営・管理を行うためには、年間数百万円単位でお金が必要になります。

WEBサイトシステム開発費:500,000円 

ドメイン、サーバーレンタル費:30,000円

運営・管理・記事更新のための人件費:1,800,000円

取材にかかる交通費:100,000円

合計2,430,000円

今回クラウドファンディングでは、200万円を目標金額としたいと思います。

▼最後に

昨今、施設を出た後の子どもへのサポート(アフターケア)への注目が高まっています。1人でも多くの方に社会的養護の実状を正しく知ってもらい、支援してもらうことはとてもありがたいことです。

しかし、その子どもたちを日々支えている「職員」へのサポートはあまりに手薄に感じます。施設を出た後に自立して生きていけるかは、日々の施設での生活(インケア)にかかっています。

そのインケアの内容も質も、継続性も全て職員によって変わってきます。

チャイボラは、日々子どもたちとその親と社会に向き合い支援し続ける職員のケアが充実するように人財不足を解消し、最終的に子どもたちの自立に還元していきたいと思っています。

ご支援ご協力を賜われたら大変嬉しいです。

宜しくお願いいたします。

NPO法人チャイボラ一同

最新の活動報告

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  • 269名の方から3,016,000円のご支援をいただき、無事セカンドゴールの300万円を達成しました!!!!!約2ヵ月間、ご支援・協力くださった皆様本当に本当にありがとうございました!これでスタート地点に立てました。ここからが始まりです。どうかこれからもよろしくお願いします!また個別に、御礼のご連絡もさせていただきます。メンバー一同、心より感謝申し上げます。NPO法人 チャイボラメンバー一同 もっと見る

  • パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 常務の榊原 洋さんから応援メッセージをいただきました。榊原さんとは、ベネッセの退職者が集まる会でお会いしました。その会で私は社会的養護の現状とチャイボラの活動について発表させていただきました。そこでは7分という短い発表時間だったので、なかなか伝えきることが難しく、皆さんに少しでも関心を持ってもらえたらという想いで話しをしました。発表後に榊原さんとお話しする中で「今日初めて知る内容だった。もっと現状やチャイボラの活動について教えてもらいたい。」と言ってくださり、知ろうとしてくださったことがとても嬉しかったです。私もかなり暑苦しい人間だとは思いますが、榊原さんもものすごく熱く、人の想いを大切にされる方です。私が発信し、そこで関心を持ってくださったかたがまた発信をする。こうして、1人でも多くの方に社会的養護の現状を正しく知ってもらう機会を増やしていきたいです。 もっと見る

  • こんにちは!チャイボラ メンバーの大山 暢(みつる)です。皆さまクラウドファンディングへのご支援本当にありがとうございます!日々、多くの方からのあたたかいお言葉に励まされています。本日は僕の想いをお話ししたいと思います。僕は大学卒業後、製造業の営業マンとして働きながら小学生を対象としたサッカースクールのコーチをしていました。そこでは、先週できなかったプレーが今週はできるようになっているなど、ビックリする速さで成長していく子ども達のコーチでいられる事に充実感を感じていました。そんな時、チャイボラの代表である姉から社会的養護の現状や子どもたちに関する話を聞きました。様々な理由で、おうちの人と一緒に生活できない子ども達が何万人もいるなんて、、、居ても立っても居られなくなり、一念発起して会社を辞めてチャイボラのメンバーになりました。チャイボラの今のメインの活動は「社会的養護の施設に職員を増やすこと」です。次の段階としては、職員さんがより長く働ける環境づくりをサポートし、子ども達の明るい未来に繋げていきたいと考えています。皆さまからいただいたご支援で、その未来に1日でも早く到達できるよう頑張ります。 もっと見る

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