モノ創りの原点にかえる。旅するブランドpahix旅好きカメラマンが作る旅アート本

サンプル本をカラーで作る事は諦め、ダミー本（白黒）でコピー紙に印刷した物でレイアウトを確認させてくれと提案した。量産に入る前、不安を残して進めない為に頼み込んだ。前回の敗因も明確になり、彼らの信頼を取り戻し、気持ちよく仕事を進めてもらえるようにとつとめた。インドのジャッキーチェンと言われてる人の物まねをしたり、ヒンディーで単語を言ってみたり、帰る前には毎回3回社長の長ーーーい名前を唱えてみたり、笑いの絶えない現場のムードが出来上がって来た。 ダミー本の修正にこれまた時間が取られる。「できました！」と持ってこられるが、違うデータを貼付けられていたりする。。。。すぐに修正すると言うので着いて行くと、彼らの失態が明らかになった。この印刷会社にはPCマスターと呼ばれているデザイン関連のアプリケーションに地検の深いグラフィックデザイナーだ。彼は私の修正データを、正確にあるべきページに貼付けてくれてることが判明した。問題は製本過程にあった。。。「Sorry sorry my fault」を何ページ分聞いた事か。いくら正確なデータを渡しても永遠に出来上がらなかった原因が判明。しかしこれで量産に進める〜１８日も費やしてしまった。。。量産も製本時には目を光らせて見張ります。

人任せでは仕事は進みませんね。たとえヒンディーしか話せない社長さんでも、顔と顔を合わせ、相手の目を見て自分のやりたい事を伝える。前回の過ちはここだな。基本が厳かになってた。

インドに着き三日が経ちました。長期滞在の場合、宿探しが最重要になってきます。wifi環境、キッチン、お湯が出るシャワー、立地、出費を減らすため印刷会社から歩ける範囲内で探したり、ようやく住処が確定。プロジェクト再始動いたします。以前購入したインドの携帯に新しいSIMcardを210ルピー（４０４円）で購入。これで働く環境が整ったので印刷会社に挨拶に行きました。ヒンディーとイスラム、彼らの暦上での２、３月の休日や祭りを確認。sample本を再度制作して頂き量産に入ります。情報を共有できるよう、信頼を築けるよう、毎日足を運びます！

帰国し早くも２ヶ月が経過しようとしています。本来ならば10/14-の展示会にてこのプロジェクトで制作させて頂きましたアート本のお披露目会となる予定でした。 その後インド・ジャイプルの印刷工場とやり取りをしているのですが現状での量産体制に入る事が非常に厳しく、2015年の2〜3月に再度渡印する事を決意致しました。 年内にプロジェクトをコンプリートさせ、ご支援して下さった方、また展示会にて本をオーダーして下さった方にお届けできる事を願っておりましたが、待たせる結果となり申し訳なく思っておりますが今しばらく温かく見守って頂けたら幸いです。 このようにインドでクリエーションする事へチャレンジしたという経験を映像や写真を通し、また土産話と共にトークショートして場を設けて頂ける運びにもなっております。こちらも本が日本に届いてからの話になりますが活動報告を通し、皆様にお知らせさせて頂きます。 もうゴールはそこにあるのに辿り着けないもどかしさとに日々悩まされていましたが体制を立て直し再度挑んで参ります。 再びあの地へ足を踏み入れる事に今は恐怖すら感じておりますが、それでもインドが大好きです。なんですかね〜この魅力.... 先日、「私の写真を見てインドに行ってみたくなった」とのメッセージを頂き感激致しました。ふとした時、「何の為に。何やってるんだろう。。。インドで」と弱気になる瞬間がありますが今は深く考えず、目の前の課題を一つ一つ潰して突き進んでまいります。   原田    

一週間、たくさんの方にお会いし、私達の活動、またジャイプルでのプロダクトを皆様にお見せする機会を持てたことに感謝致します。この出会いがまた新たな発展、繋がるりになる事を楽しみに今後も精進して参りますので今後ともpahi,原田共々よろしくお願い致します。 原田