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高知初のスタートアップ支援施設”Kochi Startup BASE”を設立!

2018年12月3日、高知市内にスタートアップ支援を目的とした”Kochi Startup BASE”がオープン。新規事業創造セミナーや起業家育成プログラムのほか、多種多様なセミナーやワークショップの開催、コワーキングスペースやイベントスペースの提供を通じて高知県の活性化を目指します。

現在の支援総額

225,500

28%

目標金額は800,000円

支援者数

17

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/12/11に募集を開始し、 17人の支援により 225,500円の資金を集め、 2019/01/31に募集を終了しました

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高知初のスタートアップ支援施設”Kochi Startup BASE”を設立!

現在の支援総額

225,500

28%達成

終了

目標金額800,000

支援者数17

このプロジェクトは、2018/12/11に募集を開始し、 17人の支援により 225,500円の資金を集め、 2019/01/31に募集を終了しました

2018年12月3日、高知市内にスタートアップ支援を目的とした”Kochi Startup BASE”がオープン。新規事業創造セミナーや起業家育成プログラムのほか、多種多様なセミナーやワークショップの開催、コワーキングスペースやイベントスペースの提供を通じて高知県の活性化を目指します。

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こうちマイプロジェクト道場は、一人ひとりの本当にやりたいことを対話とアクションを重ねながら進める学び合いの場です。


今回は、自分らしい生き方で全国各地で挑戦を続けているゲストを迎え、彼らのストーリーを共有しながら、参加者一人ひとりの想いを掘り起こしていきます。


講師は、嶋崎裕也さん(アースエイド代表取締役)。

嶋崎 裕也 氏(アースエイド代表取締役)

2004年に自動車メーカーのマツダ入社。シャシー開発、低燃費エンジン開発、開発統括業務などに携わった後、2009年に退社。

6次産業立ち上げの為の農業技術開発や食品加工技術開発、加工場建設や限界集落の情報インフラ整備等を4年掛けて実施し、2013年アースエイドを創業。株式会社アースエイド 代表取締役社長に就任。

「価値を創造してこそ、企業の経営」 高知県須崎市の祖母が食べさせてくれた葉ニンニクのぬたに衝撃を感じ、県外では知られていないこの味を全国、海外へ売ろうと起業する。現在は日本綜合医学会評議員として健康相談や講演活動を通じて「食の本質」を伝えることに注力し、ガン・糖尿病の生活習慣病や精神疾患の削減で事実上破綻している医療費問題に貢献することを人生の目標としている。 


コーディネーターは、須藤順(高知大学地域協働学部 講師)。

須藤順(高知大学地域協働学部 講師)

高知大学地域協働学部講師。博士(経営経済学)、社会福祉士。専門は、社会的企業/社会起業家、コミュニティデザイン、ソーシャルイノベーション、コミュニティビジネス/ソーシャルビジネス等。四万十町など高知県内外で起業家育成や新事業創出支援に取り組んでいる。2018年、中小企業庁・創業機運醸成賞受賞「マイプロジェクト手法を活用した学生向けの起業・新規事業開発支援」。


まずは、コーディネーターの須藤さんから、「マイプロジェクト」という手法について簡単に説明がありました。



次に、ゲスト講師の嶋崎さんからキーノートスピーチをしていただきました。



約1時間程度のキーノートスピーチに参加者は熱心に聞き入りました。


少年時代から車が大好きだった嶋崎さん。7歳のころに「車の開発者になる!」と決意し、中学、高校、大学まで、常に「自動車メーカーで働くためにはどうしたらよいか」を考えて行動してきました。例えば、高校生の時には、内申点を上げるためにボランティア部を立ち上げたり、本格的な操縦体験マシンを自ら開発して運転免許取得前に自宅で車の運転を練習したり、大学から50km圏内に3か所のサーキットがあるという理由から進学する大学を決めたり、枚挙にいとまのないくらいの筋金入りでした。

大学に入ると、自動車部に所属し、自動車の安全講習会を自主開催したりもしました。その結果、入社したかったマツダから採用を勝ち取りました。

しかし、入社1年目、7歳の時に決めた夢「車の開発者になる!」は実現しませんでした。開発部門ではなく、企画部門へ配属されたのです。人事部は、嶋崎さんの想いをわかってくれてはいたものの、「まず、2年はその部署で学ぶように」とのこと。諦めて業務に従事していたものの、すぐにでも車の開発者になりたい嶋崎さん。社内でのコネを最大限駆使し、ごねまくり、2年目からは開発部門への移動を勝ち取りました。

このように全力で夢を達成したプロセスから、「目標を達成に導くストーリーの立て方や考え方は、同じだ!」と気が付いたことがのちのち、起業するときにも考え方のベースとして大いに役に立ったと言います。

感動的なおいしさの「ぬた」との出会いがあり、大手自動車メーカーからぬたを作るべく起業しました。最初は、葉ニンニクを仕入れて、生産販売をする会社の予定でしたが、高知県全土を走り回って結果、安定して高品質の葉ニンニクを生産している農家はないことがわかりました。素材がなければ作ればいい、まったく知見のない農業へ参入したのは、そんな理由からでした。試行錯誤を経て、完全にオーガニックで高栄養な葉ニンニクの生産、そして、念願であったぬたの通年大量生産に成功しました。全く分野違いの、農業、食品加工業に参入したものの、いままでの経験に無駄なものはなく、全てがつながって生きてきたとお話をしてくださいました。例えば、農業機械を手入れするためには、中学校時代から続けてきたオタク的な車のパーツいじりや高校・大学で深めてきた工学的な知見、車の開発者としてかかわってきた実践がそのまま応用できたのです。


最後に、嶋崎さんは、起業をバスに例えてお話をしてくださいました。


―「あなたが経営者でバスの運転手です。目標とする山頂まで行きたくて、乗っているメンバーもいます。しかし、燃料は5リットルしかないことがわかっています。経営者としてのあなたは、出発しますか、しませんか?」


嶋崎さんの答えは「それでも、出発するのが起業」。燃料(=お金)がなくても、まずは走ってみる。燃料が尽きたら、自分たちで押したらいい。走っていれば、支援してくれる方々が集まってきて、応援してくれます。応援してもらえるように頑張っていくことの大切さ、そして、ジャパネットたかたの高田社長やホンダ創業者本田宗一郎の言葉を引用しながら、自分の想いを見つめて、生きていくことについて語っていただきました。



次に、休憩を経て、マイプロジェクトme編を参加者同士で共有しあいました。


一番印象的だったのは、嶋崎さんのラストメッセージです。自らの生き方を振り返って、「人に与えられるもっとも価値のあるものは自分自身」であり、「夢そのものが人生を切り裂いて作っていく」とお話をしてくださいました。


この日は初回だったこともあり、2グループに分かれ、自己紹介も含めて、グループ内でマイプロジェクトme編を共有しあいました。


最後に、須藤さんから「こうちマイプロジェクト道場」が安心安全な場として運営していくためのルールについて説明がありました。参加者一人一人がチェックアウトをして、会は終了しました。


総括

今回のイベントでは、こうちマイプロジェクト道場1期1回目ということで、参加者同士もはじめましての方々が多く、皆さん最初は緊張した面持ちでした。

しかし、嶋崎さんのスピーチや対話を経て、どのグループも和やか雰囲気でお互いの話に耳を傾けあうことができたようでした。参加者からは、「その言葉の奥に何があるのかを意識しながら話を聞いた、思ったよりも疲れた」「自分のことを語ることで自分が忘れていたことを思いだした」といった感想も出ていました。2回目以降が楽しみです。

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