2014/07/27 12:55
東京での開催が一か月半後に迫ってきたので、両会場の展示レイアウトを考えてみました。レイアウト図面はこちらです:
http://hanafusa.info/docs/Iheren/LayoutRev1.pdf
AutoCADで図面が引けるようになって、こんな時に便利です。アルジェリアの高速道路建設の通訳をしていたとき、暇な時間に覚えました。現地ではテニスコートやBBQガーデンの設計に役立ちました。
正確な図面を引こうと思うと、会場の細かいところまで調査します。漫然と見た時には気が付かなかった問題点が浮かび上がってきます。また、正確なレイアウト図面を作っておくことで、搬入作業が大幅に短縮できるのではないかとも思っています。
さて、展示レイアウトですが、東京のタイムドーム明石は狭いので壁画実写と模写は真ん中で90度曲がります。しかし、実写と模写が並ぶため、行きつ戻りつしながら観ていただけます。ストーリー展開も分かり易く、狭さのハンデはありますが、良いレイアウトと感じています。
一方京都文博は、スペースが2倍以上で、8.4mの壁画をひとつの壁面に展示することができます。そこで、90度に隣り合う壁面に模写と実写を展示する考えだったのですが、非常口の表示灯などがあってできません。結局11mの空間を挟んで対面に展示せざるを得ません。これだけ離れてしまうと「行きつ戻りつ」しながら鑑賞していただくことは難しいかなと感じています。イントロ(風景写真など)がないまま唐突に模写からスタートするのもストーリー展開に難があります。これをどのように克服するか考えなければなりません。