2017/02/04 02:23
参加者の方々・・・お疲れ様でした!

箕面という街だったらの、開催のわずか4日前の告知で
あったにも関わらず、10名ほどのご参加をいただきました
また、平日の昼間だったけど、集まっていただいたのは
感謝感謝です

箕面というのは大阪の北、北摂という地で
大手企業などのマーケッティング・テストが盛んな地域です
それだけ社会の風に敏感で身の処し方もスマートな処という
事だと思います

世界一のスーパーマーケット、カルフールが日本初上陸の
際に選んだ地です

 

セミナーでなくミーティングを行いました

マスコミのように一方的に情報を垂れ流す・・・とか
上から目線でものを教えるというのは本来は嫌いな
性分なので情報交換会というミーティングを行いました

だから、少人数でお互いの自己紹介からミーティングは
始まりました

参加者の中に、福島からの避難者も1人混じってられ
ました・・・また、他の1人は、学生の時から関西に
下宿され、そのまま関西に住み着かれた方でしたが
親戚の多くが福島県民だという方も居られました

自著執筆の綿密な取材の時からわかってましたが
福島の地域性というのは元の会津藩で縦横の関係が
優れて綿密で互いの心の距離が程よくまとまりの良い
地域です

ところが福島から離れた人たちは意外と自分や友人
以外の福島県人の様子を知りません。ネットでよく
福島在住者だ~ということで福島のことは何でも
よく知ってるのだ~と恫喝紛いの人々が多いですが
あれは真っ赤な偽者ということになります
本当に福島在住者であっても他の福島県人のこと
とか福島全体のことなど普通は知らなくて当たり前
なのです

 

福島は日本の鏡

<福島は日本の鏡>
これは自著「福島の真実」 (クリックすると
ダウンロード版が即購入できます)のキャッチ
フレーズのひとつとして使用して7年になりますが
殆ど拡散されてませんね

日本社会では福島の原発事故問題といえば
すぐにチェルノブイリと比べる健康被害の情報ばかり
ですが筆者の主張は、自著出版の折から歴史的犯罪の
人権蹂躙です

元会津藩の素晴らしく人間関係が築かれた理想郷の
ような地域で様々な人間関係が弾圧され、切断され
矛盾だらけの種々様々な抑圧で人々は苦しみ散り散り
に分断されたままです

まるで今日の日本社会そのものじゃないですか?
首都圏では孤独死が増え続け、今日では高齢者の
孤独死だけじゃなく若者の孤独死が社会問題化を
始める勢いだと言います

原因は、急速に進行する人間関係の病的な希薄化
疎遠化と放射能被ばくによる突然死の顕著化です

福島の街を社会を豊かな人間関係と自然との共生
状態に復活させたとき、他の日本社会にも日本人
らしい優しい社会が、そして安全で希望のある
社会が復活すると思います

 

人々の孤立化とは情報の断絶化でもある

福島からの避難者は御多分に漏れず地元に残った
親戚家族とは未だに絶縁のままだという
電話ひとつすることもなく手紙の1通も書くことが
ないといっていた

残った人々からすれば去った者は裏切り者になる

だったら、残った者たちは昔のように潤滑な
人間関係の中で生活しているのか?といえば
答えはNonである

ある日、突然、事故が発生した
大丈夫なのか、危険なのか?
どのように対処すればいいのか・・・
最初から情報が錯綜し、県庁や市役所に駆け込めば
大丈夫だの繰り返し、学校でも大丈夫だ・・・
東大の放射能の権威者がつぎつぎと訪れて
大丈夫だというがネットから危険だ、すぐに
避難しろと悲痛な叫びが響く

そして緘口令が曳かれ始める
政府官僚から県庁、そして市役所、町議会へと
中央行政から地域大企業へ、そして下請け取引業者へ
2011年6月には福島県のマスコミに緘口令が
流れ、10月初めには地域の小規模小売店にまで
及んだ。この頃から街で放射能汚染や被ばくの話
は極度に自主規制されるようになっている

権力、経済力による汚い支配は、人々の穏健な
人間関係を容赦なく引き裂く。人々はわが身可愛さ
家族や親せきを守るため、世間体のため本音と建て前
がそれぞれに精神状態を追い込み始める

まるで戦時中の様な無言の圧力と連帯感という
異様な空気に包まれていく
補償金はすでに一巡しているだろうが
初期の頃、人々は隠した
・・・が噂が飛び、あの家は補償金をもらったと
石が投げられたのも事実

このような状態で必要情報が十分に交換できる
わけなどない

 

孫は心配だけど子には逆らえない

不思議に今日、放射能汚染や被ばく情報に熱心
なのは高齢者が多い
第一線を離れているから情報の入手や交換が
容易という点が大きいと思う

そして、どこでも聞くのが
高齢者は現状をよく知っている
そして当然に反対もしている

ところが孫が首都圏にいる
もちろん子たちに注意を促す・・・が
聞き入れてくれる余地などない

それどころか、これ以上話すと相手にされなく
なるようで何も言えない。孫の健康が気になるが
運命と諦めるしか手はない。お手上げ状態