私たちのアプリをぜひ活用してもらいたい人たちがいます。
それは、100件を超える虐待ケースを担当する、児童相談所の職員の人たちです。
AIと過去のデータを活用することで“今、何をすべきか?”“何を優先すべきか?”の迷いを限界まで少なくする事ができます。
例えば、12歳のヨウタくんの場合を見ていきましょう
―11月20日、午前10:00―
児童相談所には、毎日のように虐待の通告(虐待の疑いがある子どもがいることを知らせる)があります。
児童福祉司のスズキさんは働き始めて2年目ですが多くの虐待事例を担当しています。この日も、電話が鳴りました。
例えば、“子どもにキズやアザがあるか?”“子どもが保護してほしい(家に帰りたくない)と言っているか?”“どれくらい子どもを見ていないのか?”など、危険性の予測に不可欠な情報を聞き取っていきます。
そうすると、これまでに集められた虐待のデータから、“現在の危険率”予測が行われます。
AIを活用することにより、リアルタイムで“今どれくらいその子が危険に晒されているのか”が、数字でわかるのです。
ヨウタくんの物語第2回は、11月29日更新予定です。