おはようございます。
24日千代田、25日・26日大阪国際会議場、27日奈良県にて講演をしてまいりました。
特に25日・26日には実際に虐待対応に関わる現場の皆様にお会いでき、本プロジェクトについて様々なご意見を頂きました。またご支援いただているパトロンの皆様にもご挨拶することができました。
写真は、NPO法人MCサポートセンターみっくみえさんのブースを一部お借りしました。
こちらは、拡大した部分。モバイルプロジェクターを持っていき、これまでの活動報告や現場でどのように使えるかについて説明させて頂きました。
かなり多くの方々にブースによって頂き、当NPOメンバーの伊角・先光と共に説明をしてきました。以下は、高岡が説明しているところです。
実際に、児童相談所、検察、医療機関、保健センターや市区町村で子育て支援から虐待対応に関わっている方、保育園や学校の先生方など、多くの方から「現場でこれがあれば、すごい助かる!」「子どもの安全を考える上で本当にこういうの求めてた!」というお声を聞くことができ、このプロジェクトの方向性は間違ってないんだ、と思いました。
特に傷アザの画像解析については、現場ではなかなか判断しにくく、場合によっては重篤な虐待による傷アザも、軽微な傷アザで事故だろうと見逃されてしまうことがあるので、現場の方から「AIが横に付いて現場でアシストしてくれるのはすごい助かる!!」と期待をして頂きました。
また、虐待対応現場で人が異動すると、一から新人研修、連携体制を構築しなければいけないという全国で起こっている問題について、「データの蓄積は必要だけど、これなら確かにその問題を解決できる!頑張って」と児童相談所や検察、医療機関でまさに虐待問題に関わっている方々に言って頂いたのがとても嬉しかったです。
一方で、まだ虐待対応現場ではリスクを統計値で把握していくことに慣れていない(ここはとても重要な問題です)ので、AI導入だけでなく、現場の組織管理や研修会などで、少しずつより科学的根拠を現場の意思決定に活用する意識改革やそのための連携が大切というご意見を頂きました。導入には時間と誠実な対応が必要と感じておりましたので、改めてその意識が必要と感じました。
またAIはデータがないと精緻化できないので、データ収集についても、個人情報やセキュリティ問題について各行政と詳細を詰めながら、今後丁寧にプロジェクトを進めていこうと思いました。
あと、縁あって朝日新聞の記者さんから、このプロジェクトについて取材を受けました。まだ記事になるかはわからないということですが、少しでもこのプロジェクトについて知って頂く機会になったらいいなと思います。
これまで直接現場の方々からフィードバックを頂くことがなかなかなかったので、「このプロジェクトはどう思われてるのかな・・・?」と思ったのですが、今回とても温かなご支援や肯定的なご意見、建設的なご意見を数多く頂くことができ、お話して良かったと感じております。
これもいつも応援いただいております皆様のおかげです。ありがとうございます。
引き続き頑張ります!
今日も良い一日になりますように!