2019/01/17 17:04
飛田さんに昨晩電話をしてもつながらない。今日早朝ようやく連絡が付、黄綬褒章の叙勲をお聞きしました。
漆の栽培に心血を注ぎ朝日が昇ると漆の山に出掛け、日が暮れてもまだ自宅には戻らない。
漆についてはこの人に勝てない。漆畑の草取り 、畑の開墾、若木の植え付け等、漆の話になると、枚挙に暇がない、
御年80歳を数えるが、だだ漆を掻きとる事ばかりではない、漆の質の向上に情熱を燃やしている。
雨上がりには漆を掻かない、水分で漆の質が低下する、漆を使い指物の仕事を生業とする小生等にはすぐには分からないが、乾き加減塗り易さなど手に取ると違いが分かる。
飛田祐造翁が口癖に漆の品質にこだわりわが子の様に漆の心が『カブレ』ている,
『歌舞伎者』黄綬褒章叙勲心より御祝申し上げます。
日頃のひたむきな姿がようやく檜舞台に上がり,後進の育成にご尽力ください。