▼はじめにご挨拶
霜焼組は2013年に組長である新鋭クリエイター霜焼きトマトの呼びかけに応じて7名のアーティストで結成されたアーティスト集団です。
これまでの年に1度、計4回の展示会が行われ、メンバーが霜焼組に招待したいアーティストと直接交渉し、人数を増やしてきました(名付けて「ネズミ講方式」)。
現在の構成メンバーは16名で年齢が20代から40代と幅広く、表現形態も絵画、インスタレーション、音楽、映像などなど。活動領域も美術に限定せず、インサイダー、アウトサイダー関係なしの集団です。
霜焼組が行うグループ展は一般的なグループ展とは大きく異なる点があります。
それは「展示会ごとに組長がルールを設定する」点です。
メンバーはそのルールに則り、新作を1年かけて作品を制作し、展示会で発表しています。
このルールがあることで「集団としてのまとまり」を、アーティストには「作品制作の負荷」を、鑑賞者には「1つの見方」を提示します。鑑賞者は「この人はルールをこう捉えたんだ」という観点があるだけで、作品や作家を理解しやすくなり、「自分だったらこのルールだとこうしたいな」と自分自身に関連づけて鑑賞することも可能となります。
ルールという足枷があることは作家たちにとっては負担でもあります。しかし、足枷や枠組みというものは今いる状況に安住することなく、そこから成長するためのアーティストたちへのチャンスでもあります。
「そのチャンスを受け取ったメンバーたちの化学変化を鑑賞者には楽しんでもらいたい」「アートをアートに関心のない人に伝えたい」という思いのみを共通点として、
新陳代謝を繰り返し、成長し続ける生体、それが「霜焼組」であります。
▼これまでの活動
それでは、これまでの展示会の紹介をさせてください!
第1回目2014年「混ぜてるもう危険」展 art café gallery yokohamaにて。
ルール「自分の中の『混ぜてはいけない』を 2つ以上含んだ作品を発表せよ」
参加アーティスト:霜焼きトマト、コヤマイッセー、セキグチリンゴ、三ツ井優香、水尻千裕、鴨川輝、Buffi
trailerリンク先: https://www.youtube.com/watch?v=pOrBwEBWgkg
記念すべき第1回目は制作におけるコンセプトを混ぜる、素材を混ぜる、など作家それぞれがルールを解釈して作品を発表しました。「エロス」と「子供時代」を合わせたり、「思春期女子」と「宗教女」を混ぜたり、「リンゴの事情」と「トマトのフィルター」を掛け合わせて「潜在的不安」を導き出したり。作家同士、作品同士の化学反応を大事にする霜焼組のモットーを象徴した展示会のスタートでした。
第2回 2015年青域展示会(セイイキテンジカイ)」 浅草橋todays gallery studioにて。
ルール「照明、青色以外、 使用シテハナラナイ」
参加アーティスト:霜焼きトマト、コヤマイッセー、セキグチリンゴ、三ツ井優香、水尻千裕、岡本洋平、 Seishun Nakano、百、たかはしゆか、酒井遥
trailerリンク先: https://www.youtube.com/watch?v=xkoF5rd79a4
取材記事:http://ure.pia.co.jp/articles/-/50043?page=2
展示会場は青色の照明に限定され、青白い光の中で怪しく浮かぶ作品群は生と死、無言の悲しみと怒りが感じられるものが多くなりました。暗い空間の中での展示会という特徴がSNSで拡散され、普段展示会などには行かないという多くの鑑賞者が来てくださいました。
第3回 2016年「約1m³展示会」 目黒HOTEL CLASKA, The8th galleryにて。
ルール「与えられた空間で作品を展示せよ」
参加アーティスト:霜焼きトマト、コヤマイッセー、セキグチリンゴ、三ツ井優香、
水尻千裕、たかはしゆか、Seishun Nakano、岡本洋平、木村宙、猪俣知明、しめじちゃん、KOBA、菊池鮎子、橋本佐枝子、カワムラユイ
trailerリンク先:https://www.youtube.com/watch?v=dIEAX_g3Qo4&t=10s
展示会ホームページ:http://shimoyaki.com/1m3/
第3回目は作品の大きさと展示方法を制限したルールでした。自動販売機と同じ大きさの白い箱が並ぶ静粛な雰囲気と、扉を開けた時に飛び出す異世界感は圧巻でした。箱の中は一変して作家の内的な世界が凝縮されていました。また、扉を開けるのは鑑賞者であり中を見るか見ないかは鑑賞者の判断に委ねられ、参加型の鑑賞形態を作りました。
第4回 2017年「不可思議な世界展」原宿デザインフェスタギャラリーにて。
ルール:「題名が『不可思議な世界』である作品を制作せよ」
参加アーティスト:霜焼きトマト、コヤマイッセー、セキグチリンゴ、三ツ井優香、
岡本洋平、Seishun Nakano、木村宙、猪俣知明、CROQUETTE s.、橋本佐枝子、カワムラユイ、長井美紀、清水智和、井川和希、田中ゆりな
展示会HP:http://shimoyaki.com/fukashigi/
作品の題名が全て「不可思議な世界」という作品が一同に並びました。題名ありきの作品か、作品ありきの題名か。題名が作品の前に決められている状況、作家以外に作品に誰かの圧力が及ぶという苦しさ、一方で作品は題名からは自由なのか。。作品自体と題名との関係を考える展示会となりました。鑑賞者には題名から作品の意図を汲み取ろうとすることが難しくなる、という体験の中で作品と向き合う新鮮さを感じて頂きました。
▼このプロジェクトで実現したいこと
そしていよいよ、2019年第5回「一触即発展示会」です!
会期は2019年3月29日(金)から4月3日(水)の6日間
場所は新宿眼科画廊
今回のルールは「一部分でも触れる作品を制作せよ」
鑑賞者は作家の指定した作品の一部分(もしくは複数部分)を触ることができます。アートの展覧会に置いて、基本的に作品に触れることはタブーです。作品が破損してしまう恐れがあるからです。しかし、今回の展示会は作家の指示する場所であれば触ることができます。アートと鑑賞者を近づける物理的にも近づける試みです。
作品に触ること、怖いでしょうか?それともワクワクしてきますか?
視覚、聴覚だけではなく、触覚を研ぎ澄まして作品に向き合う、新たな鑑賞体験をお約束します。ぜひ、展示を見に、触りにきてください!
参加アーティストは以下の16名です。
霜焼きトマト、コヤマイッセー、セキグチリンゴ、三ツ井優香、
中野正俊、木村宙、橋本佐枝子、長井美紀、清水智和、田中ゆりな、
かたやまかほ、シトロ、瑞慶山香佳、びと、aza、HUAN-XU
そして霜焼組史上最大規模の今回の展示会場は新宿眼科画廊です!
新宿眼科画廊は現代美術を中心にしたギャラリーです。
今回は新宿眼科画廊さんを全館貸し切りさせていただくことになりました
新宿眼科画廊ホームページ:https://www.gankagarou.com/
今回は皆様に支援していただいた金額を主に会場のレンタル代に使わせていただきたいと考えています。
▼資金の使い道
新宿眼科画廊のレンタル料
DM制作費
クラウドファンディングのリターン制作料
クラウドファンディング手数料17%
<さらに支援が増えたらできること>
作品輸送代
作品制作費用
▼リターンについて
3000円:お礼のメール
霜焼組オリジナルステッカー1枚
*これまでの霜焼組展示会のメインビジュアルと今回の展示会に関する
オリジナルステッカーです(何が当たるかはお楽しみ!)
5000円:お礼のメール
霜焼組オリジナルステッカー5枚セット
7000円:お礼のメール
霜焼組オリジナルステッカー5枚セット
会場にお名前プレート
全アーティストによる手作りの支援者様のお名前プレートを展示します。
プレートは展示後お渡しできます。
※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。
記入のない場合はCAMPFIREのユーザー名を掲載いたします。
ご了承ください。
8000円:お礼のメール
霜焼組オリジナルステッカー5枚セット
霜焼組組員限定Tシャツ(フリーサイズ)
10000円:お礼のメール
霜焼組オリジナルステッカー5枚セット
お好きなアーティストによるドローイング1枚
*お好きな作家については、支援時、備考欄にご希望のアーティスト名をご
記入ください。展示会で作品を見てから選んで頂く場合はメールにて確認
させて頂きます。
・参加作家コヤマイッセーのドローイング例
・参加作家瑞慶山香佳のドローイング例
・参加作家かたやまかほの作品例
・参加作家 清水智和の作品例
30000円:お礼のメール
お好きな作家の1点ものの作品もしくは作家からの特別プレゼント
*お好きな作家については、支援時、備考欄にご希望のアーティスト名をご
記入ください。展示会で作品を見てから選んで頂く場合はメールにて確認
させて頂きます。
・参加作家橋本佐枝子の作品例
・参加作家霜焼きトマトからの特別プレゼント
霜焼きトマトが火曜日のみオーナーを務める秘密喫茶ArTc(アルテカ)にて、お腹も心も満足できるおもてなしを致します!
秘密喫茶ArTc(アルテカ)について:http://eurekart.yokohama/secret-tea-room-artc
・参加作家かたやまかほの作品例
・参加作家 清水智和の作品例
50000円: お礼のメール
霜焼組オリジナルステッカー5枚セット
霜焼組組員限定Tシャツ(フリーサイズ)
お好きな作家の1点ものの作品もしくは作家からの特別プレゼント
*お好きな作家については、支援時、備考欄にご希望のアーティスト
名をご記入ください。展示会で作品を見てから選んで頂く場合は
メールにて確認させて頂きます。
*本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
▼最後に
組長の霜焼きトマトからのお願いです。
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どうも、組長です。
このグループでの企画も、早いもので5回目となりました。
…はたして早いのか…どうなのか…そんな気持ち
「芸術が身近なものになる」そんなきっかけになる事が、実は最終目標としてある霜焼組なのです。
どうしたらいいか悩み
しっかり準備して
作品と貴方と作家が出会い
伝えたいこと伝える
そんな機会を作るコト
結果、やるべき事を責任もってお届けする
真っ向勝負となりました。
こんな事を考えている人たちがいる、もっと皆んなに自分たちを知って欲しい
その為に展示を開いています。
今回の展示会はリスクを伴おうとも必ず開催しますが、皆さんの応援を糧に今後の活動に繋げていきたいと思っています。
ぜひお力をお貸しください
ご協力おねがいします。
そして、なにより
貴方のご来展をお待ちしております。
組長、霜焼きトマト
最新の活動報告
もっと見る展示会が無事終了しました!
2019/04/06 00:134月3日に展示会が無事終了しました!来場して頂いた方、応援してくださった方、誠にありがとうございました!新宿という場所柄、通りすがりに鑑賞してくださる方や外国人の方、twitterで展示会を知って来場してくださった方など、これまでで最も多くの方に作品を見て頂けました。それでは、今回の作品をご紹介します!『煙の人』霜焼きトマト『青い日々』セキグチリンゴ『1+1でもなお1の世界』コヤマイッセー『気配』三ツ井優香『顔見知りの像vol.1』 Seishun Nakano『nostoogy』 シトロ『みりたりー・ばらんす』木村宙『kiyai』 aza『触らぬ紙に祟りなし』 長井美紀『櫻の樹の下には』 橋本佐枝子『煙る大地F30号』清水智和『私が女だから』HUAN-XU『桜と抱負〜三色団子を添えて』田中ゆりな『Buddha』かたやまかほ『シュレディンガーの猫Box−ただし猫は死なないものとする』瑞慶山香佳『かけめぐれおしり』びと以上16組でした!!そして、次回第6回霜焼組展示会の題名は「私たちのついた一番大きな嘘」ルールは「嘘をつくこと」です。今後とも霜焼組にご注目ください。なお、リターンの作家の作品を希望された方でどの作家に決めていらっしゃらない方は後日メールでご連絡させて頂きます!よろしくお願い致します。 もっと見る
レセプション、トークショー、そして!
2019/04/03 01:04第5回霜焼組「一触即発展示会」が3月29日に無事スタートしました!30日にはレセプションが、31日にはキュレーターの山内舞子さんをお迎えしたトークショーが開催されました。トークショーでは「作品説明に書いてある文章について話すのは時間が勿体無いので、そこに出てこないような所を作家さんと一問一答の形で行うのはどうでしょうか」という山内さんからの提案で、トークショーは作家と山内さんの面接のような一問一答形式で行われました。表現形態、経験、技術など全く異なるアーティスト達に対して、暖かくも鋭いコメントをたくさん頂きました。今後の霜焼組にとって大変勉強となる時間となりました。また、4月2日にはAbemaTVのAbemaPrimeさんに取材をして頂きました。22時45分からという生放送でしたが、関心を持っていただけて嬉しかったです。こちらの見逃し放送でも見ることができます。1時間35分頃に映りますので、ぜひご覧ください!https://abema.tv/channels/abema-news/slots/8nhRC6G1QZMH4Kそれでは、残り1日となりましたが、最後まで応援よろしくお願いします! もっと見る
本日最終日です!
2019/03/22 13:03霜焼組「一触即発展」クラウドファンディング、本日最終日です!今日までたくさんのご支援を頂きまして、まことにありがとうございました!まだ、迷われている方はお急ぎください!一触即発展のトレイラー公開です!霜焼きトマト作、音楽はセキグチリンゴ作です↓↓youtu.be/zvocbglRdmw もっと見る
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