内装モデリング1
内装のアタリをとっています。
一部寸法のわかるパーツを利用しながら、複数の参考画像と比較しながら作っていきます。
この工程は非常に地味で見栄えもしませんが、ここで間違えた形状は最終形まで残っていくことになるため、時間と手間を惜しめない作業の一つです。
運転席周りはインゲームでも目立つ部分なので、専用カメラを設置し実物との違いを出来る限り潰していきます。
技術的なお話 3Dは後戻りができない
3Dモデリング・デジタル作業と聞くとかなりの方が後々の修正が効きやすい=粘土や現実の模型より簡単 という印象を持たれるかもしれません。
しかし実際にはほとんどの3Dソフトは複数処理を重ね続けると簡単にPCの限界を超えてしまうため、ヒストリ(作業工程)をすべて削除しながら進めて行くことがほとんどです。
作り込んでしまったデータを直すことがゼロからつくるより(時間的にも精神的にも)大変なのは珍しくありません。
とはいえ、デジタルですのでセーブデータで足跡を残すことや、修正を想定した設計を開発してある程度無駄な直し作業を省くことが現場では行われている(はず)です。
ちなみに現在のセーブデータ数 : 272個