鳥取県中部、倉吉市を震源に震度6弱の大地震がありました。現地では今も余震が続いています。
心配してくださる方からの問い合わせをたくさんいただいているのですが、わたしたち鳥取荒神神楽研究会が活動している鳥取県西部では、当日以来、体感できるような地震はありませんので、そこはご安心ください。
▲写真うしろの山が霊峰伯耆大山です。
さて、荒神神楽の伝わっている地方では、太古の昔より生命の根源を「荒神」と考え、嵐や川の氾濫、日照り、疫病、そして地震などの天変地異なども「荒神が荒ぶる」ことによって起こると考えました。そのため、そういったことがあったときに荒神神楽を行って、荒神の神慮を慰めて平和を祈ったのです。
大神楽に出演する国指定重要無形民俗文化財「比婆荒神神楽社」は、古くは餓死(がしん)神楽とも呼ばれ、人々の命を脅かすようなことが起きたときに荒神の神慮を慰めるために行われてきた歴史があります。そして、その伝統を今もきちんと継承されています。
今回の鳥取県中部地震の震源地である倉吉市は、大神楽開催地である霊峰伯耆大山のふもとになります。つまり、大地震という天変地異が起こった土地で、それを鎮めるための大神楽が開催されることになるわけです。
これは偶然なのでしょうか?
地震は荒ぶる荒神のまさに象徴です。今回の大神楽では、荒神の神慮を慰め、地震を鎮めることを祈念して精一杯舞わせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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