2014/10/09 14:45
11/15変更
11/15日の活動報告内容によりこの記事の一部修正を行いました。
具体的には装置そのものでの安全性が確保できるため、保護メガネは付属しなくなります。
安全性についてご指摘を頂きましたので活動報告にて
記載させていただきたいと思います。
具体的な加工事例を多く紹介して、安全性についての記載が甘かったというのは
現実問題、記事として問題がありました。お詫び申し上げます。
○レーザーの光について
Podeaレーザー加工機は多くの点がユニークに設計されており
安全面も考慮されています。
その一つに極めて短い焦点距離(9㎜)があげられます。
これは加工能力を向上させる手段の一つでもあるのですが、
安全性を高める一つの工夫でもあります。
具体的には下記画像がレーザーが射出される部分の断面図となります。
レーザー光のエネルギーは加工時熱に変換され、残りのエネルギーは
反射となり防壁内に戻ります。防壁内で減衰した光が
防壁-素材間隙間(2㎜)の間で光が多重に減衰しながら外部に出ます。
構造上、ほとんどの散乱光は外部に出るまで大幅に減衰されます。
また、2㎜という狭い空間での加工は、素材に対して発火防止のための十分な
エアブローをしつつ、指などを入れることができない構造になっています。
現在ロット生産時の組立性とコストダウンそして、機能改善改良の
2次試作設計を行っており、下側が箱形状の物を作成中です。
箱型構造にすることで、防壁と素材間の2㎜の隙間から出てくる
減衰された光も加工機内で収束し安全性が確保されます。
上記改善内容でレーザー光は十分減衰し、安全性は確保されますが。
安心してお使いいただけるよう、
11/15変更 追加の活動報告により、構造上保護メガネが不要となります。
○ガスについて
波長の関係上この機械ではレーザー加工機で最も良く加工される樹脂、アクリルが加工できません。
アクリルの加工を考えてらっしゃるかたには残念なのですが、パワーも光の種類も加工に適合しません。
作例の中にアクリル樹脂加工例がないのはそのためです。
このレーザー加工機は毒性や汚染性が低い、木や革等の天然素材が加工の対象です。
このような要素は書きつくそうと思っても書きつくせないぐらい
伝えたいことがありますが、非常に長くなってしまうためここで一旦終了いたします。
ご指摘やご質問は随時承っていますので、お気軽にお問い合わせください。