皆さん、こんにちは!
えんがわ家女将、カノンです。
昨日からスタートしました、私たちの挑戦。
「住み開き」をするわたしたちの家は、今までもすでに何度か家を開いてきました。今日はえんがわ家で季節の手しごと、「梅しごと」を行ったのでその様子をお伝えします。
今回は、このプロジェクトのリターンにもご協力いただいているippo食堂のこてやすこさんに、漬け込みの仕方や、梅干しの豆知識、季節の食材などについて教わりながら漬け込みました!女将特製の梅干しを漬け込みましたよ…!
まずは梅についている「なりくち」(ヘタ)を一つずつ丁寧に取り、拭いていきます。そうすることによって、腐敗するのを防げるのだそうです。その後は取ったなりくちの部分にホワイトリカーをつけ、お塩と一緒にジップロックへ。
ここから数日後には梅酢があがって、ヒタヒタになって、夏が始まる頃に天日干しをして半年ほど置くと美味しい梅干しになるそうです!
梅干しは最初から赤いわけではないのです。最初からしょっぱいわけでもないのです。花が咲いて実がなって、その実を漬けて天日干しをすることで「梅干し」になるのです。
えんがわ家にある立派なお庭は、そういう、わたしたちが目にしている「当たり前」の背景を知り、作ることの過程を味わえる空間にしたいとも思っています。
具体的には季節を楽しめる植栽をすること。今も杏子の木がありますが、その他にも季節の植物や食材を植えていくことで人と人が交わって、新たな経験や体験ができる空間にしようと計画しています。現在は工学院大学の建築学科の学生を中心に、近所の子どもたちとも話をしながら、設計のアイディア出し中です!
みんなが集って、みんなで作って、みんなで食べる。手間はかかるけど、その手間の中に「便利」なものでは味わえない、心の豊かさを育む時間があると考えます。えんがわ家をシェアすることで、そういった便利なものに隠れてしまっている「小さな豊かさ」もシェアしていきたいです。
*これから定期的に私たちの活動の様子・今回のプロジェクトの想いなどをお伝えしていきます。どうぞよろしくお願いします!
女将カノン