クラウドファウンディングが始まりました!
発起人の岩間達也です
真鶴で出会った魅力的な人や真鶴の魅力についてお伝えします。
最初に紹介するのはYouTubeチャンネル「しげさんとなかまたち」を一緒に運営している「しげさん」こと草柳 重成さんです。しげさんは草柳商店という真鶴港からすぐ近くの酒屋を営んでおり、作詞作曲をして歌も歌えるシンガーソングサカヤ―です。草柳商店は昔から真鶴に住んでいる人たちと、最近真鶴に住み始めた人たちが気兼ねなく楽しめる空間です。
地元の酒屋店主とクリエイターのコラボをライブ配信
2018年5月に開催されたCreators Camp Manazuru 2018でライブペイントをライブ配信するという目的で「しげさんとなかまたち」というYouTubeチャンネルを開設しました。しげさんの演奏に影響を受けてライブペイントで出来上がっていく絵、そしてしげさんの演奏に反応する映像が幻想的に彩りました。真鶴にずっと住み続けているしげさんと、Creators Camp Manazuruをきっかけに初めて真鶴に来たクリエイターがコラボレーションして作品を生み出すことが出来る光景を見られました。
「神奈川県初の過疎地域 真鶴町 ○○からお送りしております!」
イベントが終わった後も、真鶴に昔から住んでいるしげさんだからこそ知っている真鶴の面白い場所や、草柳商店を拠点にして真鶴の魅力を発信していくことになりました。
動画の最初では「過疎地域」という言葉をあえて強調しています。「過疎地域」という言葉はメディアでネガティブに取り上げられます。実際に真鶴に住んでみると、メディアで取り上げられている印象とは全然違っていて、漁師町だからこその明るさや、人が少ないからこそ人間関係が密接で、楽しく生活しています。今回のクラウドファウンディングの自己紹介のところで書いた「人間らしい生活」というものが真鶴で偶然にも出会うことができました。実際に住んでみないとメディアの印象と違うことに気付けませんでした。YouTubeという個人から発信できるメディアを通して、しげさんの周りで起こる真鶴のありのままの姿を発信し続けたことで、最近では「真鶴に行ってみたい!」と動画をきっかけに少しずつ足を運んでもらえるようになってきました。
子供たちのヒーロー LOVEを感じる
モアイの動画を撮る前にしげさんが12年前に作詞作曲した「LOVEを感じる」という曲のCDを渡されました。毎回動画の初めに使っていたところ、子供たちが「LOVEを感じる」の演奏を聴きにまだかまだかと最前列に並んでいました。真鶴の子供たちがYouTubeの動画を見ていて、しげさんが子供たちのヒーローになっていたことに初めて気づきました。この頃から近所の面白いおじさんがタレントのようになったり、映りたくないけど映ってもいいよ、自分たちも参加したい、という周りの理解が得られるようになってきました。
真鶴の取り纏め役
活動を続けていると、しげさんは真鶴の主要なポジションにいることが分かってきました。真鶴では7月の27日、28日に「貴船祭り」が執り行われます。「貴船祭り」は日本三大船祭りとして真鶴で一番盛り上がるお祭りです。しかし、「貴船祭り」は神事として執り行われるので、普通であれば真鶴に来て1年も経たない人間では、貴船神社の中に入って神輿の傍で撮影させてはもらえません。しげさんと活動していることで、神輿の最前列で撮影させてもらったり、アクションカメラを担ぎ手に付けさせてもらって、海に神輿が入る瞬間を撮影することが出来ました。真鶴の取り纏め役として、上の世代や下の世代からも慕われているしげさんだからこそ撮影できる場面が沢山ありました。
真鶴のスーパースター 32年続く GREEN AID 真鶴
真鶴には32年続く GREEN AID 真鶴というイベントがあります。「GREEN AID真鶴に参加するアーティストは夏に真鶴の海岸清掃に参加する」という条件があります。真夏の太陽が降り注ぐ中で、汗だくになりながらも楽しそうにゴミを拾って結束を固めていました。
32年間続くイベントというのはスゴイです。高校生の時初めて出演したアーティストは新社会人になり、親子で共演していました。しげさんは【サナギメン】というバンドのギター&ボーカルです。サナギメンが演奏を始めると一気に会場が盛り上がります。イベントの最後には「緑のメロディー」という曲を出演者全員で歌います。32年間手作りで続けて来たからこその一体感がありました。
GREEN AID 真鶴はしげさんから実行委員長の引き継ぎが行われて、次の世代が運営していました。自然や文化を次世代に引き継いでいく土壌があることに真鶴の凄さを感じました。
真鶴愛
2019年に入ってから真鶴から飛び出て撮影をすることが多くなってきました。真鶴で制作活動をするイラストレーターの山田君が展示をしたことがある「アートスナック 番狂せ」のお店の人やお客さんが真鶴にスケッチをしに訪れました。真鶴に来た時に書いたスケッチを「アートスナック 番狂せ」で開催しているので「真鶴のことを描いているのだから撮影しにいこう!」ということになりました。
真鶴港のすぐ近くで商売をしているしげさんは、書いた人によって違って見える真鶴港に感動していました。生活している人とは違った視点というのは、生活している人たちにとっては新鮮だし、生活していない人も真鶴という場所に新鮮さを感じて作品を作れる。お互いに作品を通じて真鶴の良さを共感できる。四谷三丁目に向かう電車の中でしげさんが「真鶴愛」という言葉を使ったのが印象的でした。真鶴愛があるからこそお互いに作品を通じて分かり合えるのではないでしょうか。
しげさんとなかまたち
しげさんと一緒に真鶴で起きている日常を撮影していくことで、真鶴のことを知ることが出来ました。それでもまだ1部ですし、これから生まれてくる真鶴愛のある作品が沢山あります。これから人口が減少していき過疎地域はどんどん増えていきます。ポジティブに過疎だけど楽しんでいる姿を発信して、人が遊びに来てもらえる草柳商店のような場所は過疎地域の希望の光ではないでしょうか。
真鶴という場所やなかまたちにフォーカスを当てて、真鶴に今回の空き家の活用の必要性が伝わるように活動報告を書いていきます。
よろしくお願いします。