クラウドファウンディング最終日となりました
まちなーれ ArTreasure WalkとCCMメディアアート展の動画をアップすることが出来ました
真鶴まちなーれ ディレクター平井さんのガイドで真鶴町を歩きながら話す真鶴について、アートの真摯な説明を何処で切ったらいいか判断出来なかったので、1時間30分の長編になってしまいました。
空き家の活用クラウドファウンディングなので、真鶴の空き家の活用の重要性について触れたいと思います
「真鶴の月」という伊藤隆治さんの作品を展示していた場所からは真鶴が一望することが出来ます。上から見た真鶴町の家の屋根の色は非常に統一感があります。高層マンションが無く、なだらかな坂に肩を寄せ合うように家が立ち並んでいます。日当たりが良くなるような町並みです。
平井さんが町の屋根の色から真鶴まちなーれのテーマについて話してくれました。
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色を統一してしまえば、非常にきれいな町並みになるかもしれないんですが、
真鶴はあえて「ふさわしい色」というゆるやかな言い方でこの町を作っているんです
これが今回の(真鶴まちなーれ)の「沸き起こる色」というテーマの根底にある考え方なので、是非この町並みを見てこの町の中に下っていきましょう。
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真鶴町人口ビジョン 真鶴町まち・ひと・しごと創生総合戦略 というレポートが公開されています。
2014年 第1回真鶴まちなーれでは人口8000人とガイドブックに書いたそうです。2017年に過疎地域と指定され、2019年には7300人になってしまいました。
真鶴町独自推計シミュレーションでは、2030年には6000人、2040年には4109人になってしまうというグラフがあります。
700人減った現在でも空き家に関するプロジェクトが立ち上がるくらいです。さらに1000人減った時にどれくらいの空き家があるのでしょうか。
ツアー中背戸道を歩いている時に平井さんから真鶴の空き家についてのお話がありました
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道っていうのは基本的に4メートルないと道とみなさないんですね。ここ(背戸道)なんてのは4メートルないので1回家を壊してしまうと、接道には家を建てることが出来ません。
今空き家になっているところの家を壊してしまうと、さっき上から見たキューっとなっている家並みというのがどんどんなくなってしまうんですね。
だから真鶴は高齢化の問題もありますが、これからドンドン増えてくる空き家というものも考えていかないと、上から見たような肩を寄せ合う町並みもドンドン歯抜けになってしまう。
そういうような難しさもあります
もちろん自分の土地を削って道幅を広くして道幅を確保すれば(セットバック)家を建てていい訳ですけど、こういうような土地でセットバックする意味があるのだろうか
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真鶴の美しい町並みは、新しく建て直すということが出来ないという課題を抱えているのです。
しかし、そのような課題を楽しんで変えることが出来る存在がいます
今回の[真鶴まちなーれ]や、[CCM アートメディア展]では空き家や空き店舗に作品を展示しました。
大半の人は
「沢山の空き家があって大変だ。どうしよう。。。」
作品を作れる人というのは
「こんなに沢山キャンバスがある。何を描こうか!」
捉え方次第ではこの空きスペースが沢山あるというのは、たくさんのチャンスが生まれる場所に変えることが出来るのです。
「創り出すことが出来る人」はこれから活躍する場が沢山あります
真鶴はこれからの可能性が沢山ある場所として活躍してみるのはどうでしょうか?