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今回は、日本人セラピストが海外で仕事をするにあたり一つの壁となる「語学力」について。
今回のお話は私個人の経験談が主となりますので一般的な考え方や就労方法とは異なっていると思いますのでその点を踏まえた上でお読み下さい。
海外で生活するにあたり語学力は必要?
まず、仕事をする前に生活を営まなくてはなりません。ここでのポイントは
「どこまで自分でやるか?」です。
これは仕事以外でも留学に来る場合も同じです。
例えば、生活には住む場所が必要です。
その際の家や部屋探しをする時に自力で探して交渉するのかエージェントに任せて決めてもらうのかによって必要な語学力が大きく変わります。
私の場合、エージェントを全く使わず探しましたので英語での交渉が必須でした。
また、食事に関しても基本は自炊なので食料品の買い物に行くわけですが、その際は全く語学力は入りません。日本でも一人でスーパーに買い物に行く際に会話は必要ないですよね。
レジに出せば会計してくれますし。その金額を支払うだけ。
いざ、レストランの予約やら現地の美容室に行くとなるとそれなりには必要ですが、あくまでこちらがお客の立場なので片言だろうが問題なく汲み取ってくれます。
自力で探す、交渉などをする場合はそれなりの語学力が必要、というわけです。
仕事では英語が必要?
重要なのが仕事での語学力ですが、もし現地のマッサージ店や医療系施設で働くとなると面接や職場でのコミュニケーション等が必須なのでもちろん語学力も必須です。
しかし、いざ個人で行うとなると話が変わります。
個人での場合、クライアントの接点が
・予約時
・訪問時
・施術時
・施術後
くらいですので、日常的にはほぼ英語を使いません。
言ってしまえば、上記の状況に置ける専門用語や定型文さえ分かっていればなんとかなります。
私の場合、問診等では英語で質問したり症状を確認しますが、施術中はクライアントから何か話されない限り基本的には喋りません。それは日本にいた時も同じです。
もちろん、その都度感覚の確認をすることはたまにありますがそれくらいです。
ただ、施術後のアフターケアとして症状や状態の説明はします。
その後、メール等で文章にしてそれを送ります。(写真も添付したりします)
文章化することで語学力の低さをカバーしつつ、現状を知ってもらう&価値を上げています。
仕事の性質上、言葉よりも技術を求められる仕事(特に技術を売りにする作戦にしてます)なので専門用語とその派生した述語以外はさほど必要を感じません。
もちろん、よりクライアントに寄り添う為には語学力を磨くことは大切なのですが、やはり一番大事なのは絶対的な技術と知識です。
土台である技術と知識が無ければ、いくら英語が上手かろうがその内飽きられます。
逆に土台がしっかりしていれば何とでもなります。
ですので、ぜひ海外でセラピストとして働くのであれば、日本にいるう内にしっかり勉強と練習を重ねる方が圧倒的に生きていけますし、信頼されます。
真摯にコツコツと行うのが当たり前なんですが、それが一番大事なんですね。
ぜひご参考まで。
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