離陸時の強烈な洗礼を受けた吉浦ファミリー。
しばらくすると息子が目を覚ました。
ニコニコ顔で動画を鑑賞する。
さっきの大号泣はどこ行った??(苦笑)
この切り替えの速さは私も見習いたいところだ。
そうこうしているうちにフランス・シャルルドゴール空港に到着。
繋がってるものが大好きな息子は、手荷物ベルトコンベヤーを見ながらご機嫌だ。
スーツケースを電車に見立てて、息子が一両目に座る。
一両目と二両目はぴったり『繋がって』いなければならない。
ちょっとでも離れようものなら、息子の逆鱗に触れる(苦笑)
ここ数日はパリ郊外に滞在するから、鉄道はフリーパスが便利だ。
フリーパス購入には証明写真が必要とのことで、周囲には証明写真機がいくつも設置してある。
証明写真機で手早く写真をゲットしてもいいのだが、せっかくなので自分たちで手作りしてみる。
一眼レフを取り出し、互いを手早く撮影、モバイルプリンターで打ち出した。
ホームに列車が入ってきた。
ドアにスイッチが付いている。
これを押すと、ドアが開くようだ。
細かいところに各国違いがあるものだなぁーと感心しながら、大量のスーツケースとともに乗り込んだ。
列車はパリ中心街に向かう。
妻純子の友人家族が今まさにパリを旅行中なのだ。
今夜の宿は、その友人が借りているアパートにご一緒させてもらう。
列車は地下を走り続け、目的の駅に着いた。
薄暗い階段を登り、地上に出るとそこには、圧巻のパリの夜景が!
この景色を見れただけでも、今日の苦労が報われた気がした。
Googleマップを頼りに、アパートを探す。
少々手こずったが、何とか合流を果たし、2階の部屋に上がる。
友人も妻も料理学校の卒業。
絶品の手料理とシャンパンを準備してくれていた。
眠さと疲れで限界だったが、それだけに友人と囲む手料理は格別だった。
パリの夜景に、乾杯!