皆さん こんばんはいかがお過ごしですか?最近観たふたつの映画は偶然にも、50年代、60年代の東京が舞台だった一本は小津安二郎監督『東京物語』もう一本は成瀬巳喜男監督『おかあさん』である成瀬ならば、変わっていく東京の中で、まるで取り残されたように変わらずにあるものが亡びていく時間が描かれている小津ならば、やはり変わっていく東京と変わらずにある東京の相克がフィルムの中で平衡を保っているように見える『東京物語』は、変わっていくのは東京の風景とそこに住む家族だった。『おかあさん』は、変わっていく東京の中で消えていくのは女性たちと彼女たちが生きた恋愛だった。『東京の光』は何を映し出し、何が変わっていくのだろう今年の初めに脚本を書き終え、撮影場所を決めるために外に出たなぜだか、東京タワーが中心と決めつけ、その周りをぐるぐると廻りはじめたのだぐるぐると廻って、どんどん中心から外れていったその遠心力で、気がついたら東京郊外が主な舞台となったそこから見える東京タワーはとても小さかったなんだか、導かれてそうなったと思ったおもしろいなと思ったそして、ことごとく撮影した場所は、あと数年したらその光景を失ってしまう場所だった別に、これは悲観的に捉えることではないのだでも、当たり前のことでもない『東京』≒『私たち』どうにかこうにかやっていますとてもおもしろいものができそうです※CAMPFIREからも告知がありましたが、6/4の午後で支援が終わります迷われている方、最近知った方など、残りわずかですあたたかいご支援よろしくお願い致します!






